- 簿記3級ってどんな試験?
- 簿記3級で意識するべきところはどこ?
「簿記3級ではどこがポイントになるの?」「まずやるべきことってなんだろう?」と簿記3級についてわからず何をすればいいのか戸惑う人も多いと思います。
実際に初学者の人が簿記3級の情報収集をするのに手間がかかり情報の精査も難しいです。
事実、私も学習当初は情報の収集に多大な時間を使い、大変な思いをしました。
そこで本記事は、簿記3級を取得する際に行うべきことや必要な教材など様々な情報をまとめて紹介しています。
こんな人にオススメ!
- 簿記をはじめて学習する人
- 簿記3級を受かった人の情報を集めている人
記事を読めば、簿記3級に関するすべての情報を入手することができるの、本件で失敗することはなくなります。
簿記3級とは
簿記3級とは、商業簿記の基本的な知識が揃っているかどうか、経理書類の処理や様々な経理関係の書類作成能力を測る試験です。
簡単に説明してしまうと、企業の決算や書類整理が最低限こなせる能力の有無を調べる試験になります。
簿記3級の試験時間は60分で大問3つに分かれています。
第問 | 項目 | 配点 |
第1問 | 仕訳 | 45点 |
第2問 | 補助簿の選択・記入問題 勘定記入問題 理論問題 伝票会計問題 | 20点 |
第3問 | 精算表 財務諸表 | 35点 |
比較的簡単な試験と言われますが、合格率は平均43.4%となっている難関試験です。
新傾向ネット試験
簿記試験では、2021年から新傾向としてネット試験が開始されました。
ネット試験では、CBT方式と呼ばれるパソコンを使った試験が行われます。(※Computer Based Testingの略称で、PCを用いた試験方式)
試験終了後、ボタンを押せば採点されるので、すぐに合否がわかることが特徴の試験です。
その他にも試験形式、出題範囲、日程etc…。
筆記試験とは違ったいろいろな部分が違っています。
より詳しい違いを知りたい人は≪【まとめ記事】簿記3級ネット試験の悩みも疑問もスパッと解決!≫ の記事で紹介しています。
ネット試験のイロハから受かるまでの道筋をすべて網羅している記事です。
簿記3級学習前の準備
簿記3級を学習していくうえで、まず準備することが3つあります。
この準備を怠ってしまうと、余計な時間やお金がかかってしまうばかりか、不合格になってしまう可能性もあります。
実際、私の友人は何も意識せず学習を進めてしまい、試験に2度落ちています。
友人のような不合理な結果にならないように、以下の3項目は絶対に最初に決めておいてください。
- 独学か講座か
- 申し込み方法の確認
- スケジュール管理
各項目については各記事を作成してありますので、そちらをご確認ください。
まず①独学か講座の決め方についてです。
独学のポイントやメリット・デメリットは≪【簿記3級独学まとめ】7点を意識するだけで簿記3級が独学で受かる‼≫にまとめてあります。
格安の講座やその評価などは≪最新2021年度版!簿記3級おすすめの通信講座7つを5項目で評価≫にて確認してください。
上記の記事を参考にしていただいて、まずは独学か講座かを選択しましょう。
次に②申し込み方法の確認です。
申し込みは一歩間違えると、試験を受けられなくなってしまうこともある要注意ポイント。
気をつけるべきポイントや簡単な申し込み方を≪【2021年】簿記3級の申し込みで失敗しない正当な方法を紹介!≫で紹介しています。
最後は③スケジュール管理です。
簿記合格者の学習パターンをまとめ、そこから割り出された学習時間を≪簿記3級を取得するまでの勉強時間を2パターンで徹底比較していく!≫で紹介しています。
学生・社会人など様々な系統の人の学習時間を知ることができる記事になっています。
それ加えて、合格率から自分の学習スタイルの決定をすることも忘れずに。
≪簿記3級合格に必要な情報‼合格率・得点・学習の時間まで徹底解説≫の記事でイメージを膨らませてもらうといいと思います。
自身が使う学習書・学習道具の選択
学習でどのような道具を使用するかは慎重決めましょう。
決めておかなければ、必ずあなたの試験結果は悪くなります。
ここでいう道具は「テキスト」「問題集」「電卓」の3つです。
「テキスト」「問題集」は、知識を蓄えるために必要なもの。「電卓」は本試験で問題を解くために必要なものになります。
どれも何も考えずに選んでしまうと、ひどい結果を生む原因にもなってしまいます。
受かっている人達は、自分に合った学習本を時間をかけて選択しているんです。
でも、多くの人はそこまで時間がないと思いますので、以下の記事にいろいろまとめておきました。
簿記3級合格者が使用していた参考書を≪2021年度版‼️簿記3級を受かりたいならこの10冊の参考書を選べ‼️≫で紹介しています。
実際に私が使用して、一発合格したものや合格者の観点から見た評価を上げています。
また電卓は≪簿記3級に受かるのに電卓は必要?理由・使い方・オススメ3つも紹介≫で説明。
安さや使いやすさの観点や必要な機能に重きを置いた記事です。
一発合格した人の学習方法
簿記は通信講座でも独学でも学習方法には一定の法則があります。
その法則を無視してしまうと、通信講座使っているのに独学の人よりも取得までに時間がかかってしまうことも。
誰にでも合うというわけではないですが、多くの人が実践して受かっている勉強法を知りたい人は≪働いててもできる!簿記3級に一発で受かる勉強方法5ステップを≫の記事をご覧ください。
楽な道ではないですが、確実に実力は身に付きます。
ここで+αとして、2級と3級の同時受けが現実的かどうかも説明しておきます。
かなり厳しいですが、同時受けを行うことも可能です。しかし、あまりオススメはできない受け方なのは事実になります。
その理由を≪簿記3級と簿記2級の同時受けは可能⁉︎級飛ばしの受験はできるのか⁇≫にて説明しています。
同時の受験を検討している人は一度目を通して考えてください。
就職や転職に有利なのか?
簿記の資格を取る人の中には、就職や転職に生かしたい人がいると思います。
資格の中には、「取得してみたら意外と使えない資格だった」ということも多々あります。
その中で簿記3級は資格としてどうなのか。
就活の時にアピールした人の話や転職での使い方などを≪簿記3級を取得で就職が有利に‼驚くべき理由とアピール方法を伝授!≫と≪簿記3級を持っていると転職が有利になる?簿記が活かせる仕事も紹介≫の2つの記事で紹介しています。
また取得していても、履歴書への記入の方法一つで資格が無意味に期すこともあります。
履歴書記入の注意点や書き方は≪簿記3級は履歴書に書けないダメ資格⁉正しい書き方知りたくないか?≫の記事で説明しているので、記入の仕方で迷っている方は参考にしてください。
簿記3級まとめ
- 簿記3級の試験は基本的な商業簿記の知識を測る
- 学習前の準備は怠らない
- 教材は慎重に選ぶ
- 学習法で一発合格も可能
- 就活・転職での使い方
簿記3級は多くの人が持っており、ビジネスシーンで多用することになり資格です。
就職後の業務効率にも差が出るので、必ず取得をしておきましょう。
情報収集等の下準備を重ねて、簡単に資格を取得してください。