- 簿記3級は履歴書に書くべきものじゃないって聞いたけど書けるの?
- 書けたとしてそれはどれぐらい評価されるものなの?
「簿記3級は就職に有利になるんだろか…。」「書く場合は略式でいいのか、正式名称でないといけないの?」と簿記3級が就職にどれぐらい影響のあるものなのか気になりますよね。
簿記3級は資格なので評価されます。しかし正式名称は何なのかわかっていない人は数多くいます。
私も正式名称って何なのか、実際に履歴書に書いていいのかわからず模索していました。
そこで本記事は、簿記3級が履歴書に書けるのかやどれぐらい評価されるのかなどを「新卒」「転職者」などと区別しながら説明しています
こんな人にオススメ!
- 簿記3級が使える資格か知りたい人
- 新卒・転職者の人
- 履歴書への書き方で困っている人
記事を読めば、簿記3級がどれぐらい使える資格なのかどうか、履歴書への正しい記入方法などを知ることができます。
簿記3級について
簿記3級は簿記の入門的立ち位置となる試験です。
会計の基本知識と経理事務の知識、企業の経理状況の読み取り方を学習できどの企業でも使えます。
またそこまで難しいものでもないため、手軽さも相まって人気の資格です。
様々な場面で重宝されるので、どこの会社でも腐ることはない便利なものになります。
簿記3級は履歴書へ書けるのか?評価はされるのか?
皆さんの一番の疑問点は、履歴書に簿記3級が書けるかどうかだと思います。
結論から言いますと、簿記3級でも履歴書に書くことができます。
簿記3級であっても、資格は資格なので所持している限り記入することができるんです。
書かないことはただ損をするだけになります。だから資格を所持している人は、必ず記入するようにしましょう。
ここで一つの疑問が生まれます。
履歴書には書けても、評価はされないんじゃない?という疑問です。
この疑問の答えとしては、そんなことはありません!ということです。
簿記3級は、しっかり評価される資格になっています。
私の友人も就活時に、面接官に「簿記持っているんだね。」と触れてもらっています。
また入社後にも、簿記のスキルを買われて経理の部署に配属になったといっていました。
なので、簿記3級=評価されない資格ということはないんです。
勘違いしている人が多いので、注意しておきましょう。
簿記3級は就職・転職で使える?
上で紹介したとおり、簿記3級でも評価はしてもらえます。
では新卒や転職の人にはどのような評価を受けるのか気になりますよね。
そこでどのような評価なのか考えていきましょう。
新卒の場合
新卒の場合は、簿記3級を持っているだけで大いに評価されます。
なぜなら、大学生で社会人でも使える資格を持っている人はかなり少ないからです。
大学生でも資格を持っている人は、少なくなくむしろたくさんいます。
例えば、漢検・英検・秘書検・宅建etc…
でもその多くが使える職種ではなかったり、漢検・英検3級などで使い物にならない人が多いです。
そこで簿記3級を考えてみましょう。
簿記3級は、簿記の中で一番下の資格です。しかし保有していれば、会計の基礎はできているためと判断されます。
他の何も実用性のない資格を持っている就活生よりも、企業の人は魅力的に感じてくれることは間違いありません。
採用枠の残り一人を決めるときで、能力の拮抗している受験生がいたら、簿記を保有している方を絶対企業は採用します。
最後の決め手にもなる資格なので、取っておいて損になることは絶対にありません。
転職の場合
転職の場合は、あまり使えないかもしれません。
その理由は、転職者はその多くが簿記の資格を取得しているからです。
社会人として働いていくうえで、簿記の知識はかなり必要になります。
必用的になるのなら取得しないことはなく、必然的に簿記を取得しますよね。しかも3級ではなくて、2級や1級などを持っている人が多いです。
よって3級を持っていても評価が上がることは少なくなります。
しかし、ここで大きな落とし穴があります。
それは「簿記3級を持っていない=転職に本気でない」と思われることです。
必要最低限の資格を持っていない人を企業は評価しません。
あなた以外の人が保有していたら、あなたの評価はマイナスからのスタートになります。
採用される確率が下がるため、メリットはないけどデメリットはあるということになります。
そのため、転職者であっても保有しておくべきだと思います。
簿記3級の新形式は評価されるのか
簿記3級では新しい形式であるネット試験が追加されました。
ネット試験は、従来の簿記3級の試験と違い、時間が短くなり問題数も減っています。
これを聞いたことにより、多くの人はこう言っています。簿記のネット試験は評価されない。意味がないから受けなくていい!
ですがこの考えは誤りです。
ネット試験であっても、しっかり評価はされます。
そもそも簿記3級は、簿記の知識があるかどうかを測る試験です。方式による差はありません。
ネット試験を受かるだけの実力がある=簿記の最低限の知識は保有している。
知識があると証明できればいいんです。そもそも履歴書に書き込むときは、ネット試験かどうかなんて書きません。
それ以上の説明は求められません。
なので新形式であっても、簿記の資格は有効に働きます。
簿記3級の履歴書への書き方と正式名称
実際に履歴書への記入方法を確認していきましょう。
せっかく資格を取得していても、書き方がなっていないとむしろを悪い印象与えてしまいます。
それでは資格を持っているだけムダになってしまいますからね。
具体的に気をつけるべき点は以下の3点になります。
- 正式名称で記入
- 合格証書の日付を記入
- 書き方の順番を考える
どこをどう気をつけるべきか詳しく説明していきます。
①正式名称で記入
履歴書に簿記3級の資格を記入するときは正式名称で記入しましょう。
履歴書には正式名称で記入しなければ、採用担当者はどの種類の簿記資格を指すのかわからないからです。
日商簿記の正式名称は「日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験」になります。
しかしこれは長すぎるため、大抵の場合は2通りのどちらかで書きます。
日本商工会議所簿記検定試験3級
日商簿記検定試験3級
上記のどちらかで記入するようにしましょう。
略してもいいからといって「簿記3級」なんて書いてはいけませんよ。
②合格証書の日付を記入
履歴書の資格を記入する欄には、合格した日付を書くスペースがあります。
そこには必ず「合格証書に書いてある日付」を記入しましょう。
受験日や合格発表の日ではありません。
正しいのは国に能力があると認められた日です。
そこは間違えないように!
なお年を記入する際には、「西暦で記入しているなら西暦」「和暦で記入しているなら和暦」で記入しましょう。
他の資格との年号や履歴書の指定なども加味して、履歴書の年月日を記入することにしてください。
③書き方の順番を考える
これは簿記というよりは、履歴書の書き方の説明になります。
書き方の順番は、自身の受ける業界によって変えましょう。
そうしたほうが、面接官の目に留まりやすくなります。
不動産業界なら宅地建物取引士の資格、広告業界ならウェブデザイン技能検定の資格などを一番に上に書くと、有能な人材だと思わせることができます。
簿記3級はどこでも使えますが、必ず必要なものではありません。
採用選考をうまく進めたいなら、書き方を考えてくださいね。
簿記3級の履歴書まとめ
- 簿記3級は様々な場面で使える便利な資格
- 簿記3級は使えるし履歴書に書ける
- 履歴書への記載は3点を注意
簿記3級は簿記の一番簡単な試験であり、大きく評価されることは少ないです。
しかし、持っていれば最低限の知識はあるので、重宝されます。
履歴書に書ける使える資格であるので、余裕がなくても取得することをオススメします。