- 簿記2級のネット試験ってどんなの?
- 筆記に比べて受かりやすいの?
簿記2級のネット試験はあまり情報がなく、情報収集に難儀する人が多いことも事実です。
実際に多くの人が簿記2級の情報はあるけれど、ネット試験に特化したものがないと悩んでいます。
そこで本記事は、簿記2級がネット試験の基本情報や合格率・難易度、勉強方法に至るまで紹介しています。
こんな人にオススメ!
- ネット試験を受けようとしている人
- 簿記2級のネット試験について知りたい人
記事を読めば、簿記2級のネット試験がどんなものであるのか、すべてわかるためすぐにでも合格する準備が整います。
簿記2級ネット試験の概要
簿記2級とは企業の経理・会計の知識を確かめるための試験であり、高度な商業簿記・工業簿記の処理能力が試されます。
財務諸表から経営の状態を把握したり、会計処理から分析を行える程度の力がある人が受かるものです。
商業簿記では、個人商店などを想定した商業の取引や記帳を中心に、会計処理に関する問題が出題されます。
もう一方の工業簿記では、工企業や製造業に適用される簿記であり、内部取引や仕入れから販売までの一連の流れの記帳問題が出題されます。
その中でネット試験は最近追加された新しい形式の試験です。
ネット試験では試験会場に行き、パソコンを使って問題を解いていくことになります。
すべての解答を電子で打ち込んでいくため、人との接触を限りなく減らされた試験であることが特徴的です。
しかし出題内容や試験時間に変化はなく、今まで筆記試験の対策を進めていた人でも問題なく解けるものになっています。
加えて試験後にすぐ採点を開始して、合否がわかるため結果を試験当日に知ることもできるスピーディーさも特徴的です。
簿記2級ネット試験の合格率
簿記2級の合格率は低いことが一般的です。
第156回から第158回までの合格率の平均は、18.8%であり2割の人が受かればいい方の試験になります。
ではネット試験の合格率はどうなっているのでしょうか?
筆記試験をみるとかなり低いと思うかもしれませんが、ネット試験ではそうではありません。
簿記2級ネット試験の合格率は以下のとおりです。
試験実施期間 | 受験者総数 | 合格者 | 合格率 |
2020/12~2021/3 | 29,043人 | 13,525人 | 46.6% |
2021/4~2021/6 | 20,368人 | 9,132人 | 44.8% |
普通の試験から考えると、ネット試験の合格率の高さに驚くと思います。見てみると4割から5割の人が見事合格しているのがわかりますね。
これには単純な理由ではなく、様々な要因が隠されています。それを知らないと高い合格率を誇る試験であっても、落ちてしまうこともあるので注意しましょう。
その理由については≪簿記2級ネット試験の合格率は高いのか?合格率から受かり方を考える≫の記事で具体的に説明しています。
簿記2級の難易度は変化しているのか【ネット試験】
簿記2級の難易度は上の合格率から考えると、簡単になっていると思いますよね。
でも実は難易度自体に大きな変化はないんです。筆記試験と同等の難しさの試験が行われています。
しかしTwitterなどを見ていると、簡単になったという声をよく聞きます。
どういうことかというと、これには3つの理由が存在しているんです。
その理由が以下のものになります。
- 基礎的な問題が多い
- 数値が簡単
- 不合格でもすぐに再試験ができる
これらが受験者に難易度が低下したという認識をもたらしているんです。
具体的な変化については長くなるので≪簿記2級ネット試験は簡単?難しい?誰も教えてくれない本当の難易度≫の記事で説明しています。
単純な難易度の変化ではないので、理由についてはついてしっかり把握しておきましょう。
簿記2級の日程と申し込み方法【ネット試験】
ネット試験の申し込み方法は、何もインターネットに限るものではありません。
インターネット申し込みの他にも、電話申込や窓口申込など様々な方法があります。
中でも楽で最近多い方法がインターネットというだけなんです。
インターネット申し込みを例に挙げますが、ネット試験の申し込みはとても簡単。たったの3ステップでできてしまうんです。
その手順は以下の通りとなっています。
- 受験者登録
- 受験予約
- 領収書の発行
各手順で気をつけなければいけないこともありますが概ねこれで申し込み出来ます。
正式な手順と注意点をサラッと知りたい人は≪簿記2級ネット試験の日程は?申し込み方法は?疑問を全て解決します≫の記事で簡単にまとめてあるので参考までに。
ついでに試験日程についても書いてあるので、どの日にちで受けるかもまとめて確認しておきましょう。
簿記2級の勉強方法と試験対策【ネット試験】
簿記2級には「コレさえやっていれば、絶対に受かる!」というような勉強方法は存在しません。
自分が覚えやすい方法が、自分に1番合っているものになります。
決まった方法はありませんが、不思議と試験に受かっている人が必ずやっていることは存在しています。
逆に受かっていない人の多くは、1つもやっていませんでした。
あなたは以下の2つをやっているかどうか確認してみましょう。
- 勉強と勉強の時間を空けない
- 喋りながら勉強する
この2点をやっていないからといって、確定で落ちるわけではありません。
あくまで統計。やっている人の多くが受かっているということだけです。
具体的に行うこと、気をつけることについては≪簿記2級ネット試験の対策はコレで決まり!効果的な勉強方法を紹介≫の記事を見てください。
簿記2級の感想と落ちた人の特徴【ネット試験】
ネット試験を受けた人の感想は様々なものがありますが、難易度のところでも言った通り「簡単になった」という感想が多いです。
でもそれは受かった人の感想。落ちた人は難しかったと感じていることでしょう。
でも落ちた人の話は、中々聞けるものではありません。
私は2名だけ簿記2級のネット試験で不合格になった人を知っていました。
そこで≪落ちた人の感想でわかる!簿記2級ネット試験に受かるための教訓4選≫の記事に受かった人と落ちた人の試験の感想、当日の様子を紹介することにしました。
落ちた人の話からわかる落ちないためのポイントも説明しているので、自分の学習スタイルと照らし合わせてみてください。
簿記2級の履歴書への書き方【ネット試験】
簿記2級は就活・転職にも使えるかなり有用な資格になります。
それはネット試験でも変わることはなく、大きな評価点になることは確実です。
資格は資格であるため、正確に評価されるので安心してください。
しかし資格をとっていても、履歴書への書き方によっては悪い評価になってしまうこともあるので注意しましょう。
簿記2級は記入方法が難しい資格の一つ。しっかり履歴書への書き方は確認してください。
以下の点が守れていないと、悪い評価になりやすくなります。
- 正式名称で記入
- 合格証書の日付を記入
- 書き方の順番を考える
この点だけは必ず意識しておきましょう。評価が大幅に変わります。
より詳しく正しい書き方や評価を上げるためのテクニックを知りたい場合は≪ネット試験の簿記2級は履歴書に書けない⁉失敗しない書き方を伝授≫の記事を見てください。
【まとめ】簿記2級ネット試験まとめ
- ネット試験はパソコンを使う試験で合格率は高め
- 難易度は変化してないが受かりやすい
- 申し込みはインターネットがオススメ
- 勉強方法は3点を守ってみよう
- 受かった人・落ちた人の感想
- 履歴書へ書くときは注意が必要
簿記2級ネット試験でよく質問のあることをすべて紹介してみました。
ネット試験を受ける際は様々なことが疑問になると思います。
勉強していてよくわからないことが出てきたら、一度この記事に帰ってきて該当部分を見て疑問を解消してください!
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