- 簿記2級って履歴書に書いてもいいの?
- どうやれば履歴書を見てもらえる?
簿記2級などの資格を履歴書への書き方がわからず、こう考えている人はいませんか。
筆者も正しく書く方法や評価される方法などがわからず多く悩んでいます。
見てもらえるものにするために、多くの時間を使って調べていました。
その疑問を解決するために、簿記2級の履歴書への書き方と高評価をもらうための8ポイントを説明しています。
この人に向けて書いています
- 簿記2級を持っている人
- 履歴書の書き方を知りたい人
- 書類選考で高評価を貰いたい人
読み終えると、履歴書の書き方のポイントがわかり、書類選考を楽に突破できるようになります。
簿記2級は履歴書に書いてもいいの?
最近よくこんな話を耳にします。
これは全てウソ!
騙されないでください。
簿記2級はぜひとも書いてほしい資格の1つなんです。
簿記を履歴書に書いてほしい理由
- どんな企業でも戦力になる
- 粘り強さをアピール
- 他の就活生に差をつけられる
ビジネスシーンではどこに勤めていても、求められるスキルが簿記です。
業種・職種の垣根を超えて使える資格なので、取得して履歴書に書きましょう。
【簿記2級】履歴書での正しい書き方
履歴書に資格を記入する時、何も考えずに「簿記2級 取得」などと書いている人はいませんか?
もし、このように書いている人がいれば、絶対にやめましょう。
その書き方は間違いであり、減点対象です。
簿記2級の資格を持っている場合、必ずこの3点に目を向けてください。
- 正式名称で記入
- 西暦と和暦の統一
- 合格証書の日付を記入
当たり前のようですが、意外とミスをする人が多い部分です。
正しい書き方で正しく評価されてください。
正式名称で記入
簿記には日商簿記・全経簿記・全商簿記があり、それぞれ正式名称があります。
正式名称
- 日商簿記:日本商工会議所及び各地商工会議所主催 簿記検定試験
- 全経簿記:公益社団法人全国経理教育協会主催 簿記能力検定試験
- 全商簿記:全国商業高等学校協会主催 簿記実務検定試験
ただこれは長すぎるため、履歴書ではこのような書き方が推奨されています。
履歴書記入
- 日商簿記:日商簿記検定試験○級
- 全経簿記:全国経理簿記検定試験〇級
- 全商簿記:全国商業簿記検定試験〇級
これが最も一般的な書き方になります。
正式名称で書くことが、一般的な就活・転職時のマナーです。
不用意な省略をすると、思わぬマイナス評価をくらいます。
ただあれ以上省略してしまうと、
と逆に良い印象を持たれません。
省略もしすぎないようにしてください。
西暦と和暦の統一
取得している資格が簿記以外にもあるならば、西暦と和暦の統一が必要です。
西暦と和暦を統一すれば、履歴書は一気に見やすくなります。
西暦と和暦が混合だとこのようになってしまうんです。
見にくいですし、平成30年と2020年ってどちらが先か考えませんか?
それは採用担当者も同じことを思います。
そして
となることもあるんです。
そんなことで落とされては、泣くに泣けません。
書いていれば違和感に気づきますので、すぐに修正してください。
合格証書の日付を記入
資格取得日には、合格証書に記載してある日付を記入してください。
簿記2級では合格書が発行された日付が正式な資格取得日になります。
試験日や合格証書が届いた日ではありません。
これだけ覚えておきましょう。
なお、ネット試験ではすぐに合格証書が発行されます。
その場で発行されるため、試験日と合格証書の日付はあまりズレません。
後日、紙媒体での発行を依頼しても、合格証書の日付は試験日になります。
ネット試験で取得した人は、少し気を付けておきましょう。
簿記2級のネット試験は履歴書に書けるか?
簿記2級は筆記試験とネット試験で評価に差はありません。
なんてことはなく、ちゃんと評価されるので安心してください。
企業側の評価ポイント
これだけが企業にとっては重要な部分です。
必要最低限の知識があると、企業側は分かれば問題はなし。
筆記試験とネット試験に優劣はないということです。
履歴書に書くこと際も、ネット試験とわざわざ書くことはありません。
通常どおり、「日本商工会議所簿記検定〇級 合格」と書いてもらえればOKです。
ネット試験でも問題なく評価されるので、そこは安心してください。
高評価を狙う履歴書記入の5つのポイント
資格を履歴書へ書く際に、気をつけることは他にもあります。
追加で気をつけるポイント5選
- 「取得」「合格」の使い方
- 原則取得順で書く
- 低レベルや趣味資格などは書かない
- 読みやすいで記入
- 丁寧さを重視
この点を重視することで、ほとんどの書類選考を突破できます。
すべて意識できている人は少ないので、ライバルに差をつけましょう。
「取得」「合格」の使い方
資格によって、「取得」と「合格」の表記方法があります。
簡単に分類すると、検定に受かったものが合格、免許を取ったものが取得となります。
よく書かれる資格はこのような分類です。
取得
- 普通自動車第一種運転免許
- TOEIC
合格
- 簿記
- FP
- MOS
- 宅建
この使い方は基本マナーとなりますので、間違えないようしてください。
なお、勉強中の資格がある人は、その資格も書いておきましょう。
書き方としては
が一般的です。
向上心のアピールにも繋がるので、書いた方が得になります。
原則取得順で書く
取得している資格は、原則として取得順で書くことが暗黙の了解となっています。
例えば、「簿記」→「TOEIC」→「FP」の順番で取ったとしたら、上から順に
日本商工会議所簿記検定〇級 合格
TOEIC公開テスト 〇点 取得
〇級ファイナンシャル・プランニング技能士試験 合格
と書きましょう。
これが基本的なルールです。
ただ例外的もあります。
それは資格が多すぎて書けない場合は、取得順でなくてもいいということです。
資格が多い人が記入する場合、最後の方に取ったものは書けなくなってしまいます。
その時、省かれた資格が企業にとって評価されるものだったら、もったいないですよね。
それを防ぐために取得順の原則の例外を使います。
例えば、税理士事務所での採用を考えているとして、簿記2級と漢検2級ではどちらの方が評価されるでしょうか。
もちろん簿記2級です。
その場合、先に漢検2級を取ってても、簿記2級を書いて漢検2級は書かないことにします。
企業に応じて、どの資格を優先するかはよく考えてください。
低レベルや趣味資格などは書かない
資格を持っていれば、何でも書いていいわけではありません。
関係ないものを書いていると、読み見にくくなってしまいます。
企業に関係のあるものやアピールしたいものを書くことを意識しましょう。
書かない方が良い資格
- ペン字
- 日本漢字能力検定3級以下
- 実用英語技能検定3級以下
- 柔道や空手の段位
- ネイリスト
この辺りは資格欄に書かない方が無難です。
それよりもこれらの資格は、趣味の欄に書いておくのが良いでしょう。
話のネタになりやすく、
と採用担当者も話しやすくなります。
何も考えずに全て書くのはNG。
不要なものは極力取り除きましょう。
読みやすいで大きさで記入
採用担当者は毎日毎日、多くの履歴書を読んでいます。
日に100枚とか読んでいるとこんな風になります。
その時に字が小さいか、枠からはみ出したものがくるとしましょう。
そんな履歴書は読むのが面倒くさいのですよね。
だから
こう思うわけです。
志望者はたくさんいるので、1枚の履歴書に努力して読み解く価値はありません。
ならばこちらは、読んでもらえるように書く必要があります。
手書きとネットで違い、目安としてはこれを意識してください。
手書き
- 氏名:1cm程度
- 学歴&資格欄:0.5cm〜0.7cm
ネット
- 氏名:14pt〜18pt
- 学歴&資格欄:10.5pt〜11pt
これ以上でも以下でも読みにくくなります。
字が読みやすければ、採用担当者の目にも止まりやすいです。
適切な文字の大きさでスルーされないようにしましょう。
文字の丁寧さを重視
ここでいう丁寧さは文字の綺麗さのことではありません。
どれだけ真剣に書き上げたかということです。
手書きの履歴書は、必ずその人の熱量が文字に現れます。
それに採用担当者も必ず気づきます。
なので履歴書を見た時に
字は並み
1文字ずつ丁寧に記入
と
字は達筆
流れの中で書いている
この2人のどちらかを採用する場合、必ず前者が選ばれるわけです。
採用担当者も選考を辞退されたくありません。
熱意がある人間は、内々定後に辞退しにくい。
そのような熱意のある人間を採用担当者も取りたいものです。
採用担当者に自身の熱量を伝えるためには、文字は綺麗さよりも丁寧さが大切なんです。
なお、これはネットで履歴書を作る時には関係ありません。
手書きする際に気をつけましょう。
書類選考を90%以上突破した話
私は紹介してきた8つのポイントを意識して、多くの会社の書類選考を突破しました。
その結果がこれです。
応募企業数 | 15 |
不採用企業数 | 1 |
書類選考突破率 | 93%以上 |
申し込んだ企業数に関しては、国家公務員志望なので少なめです。
業種の指定は特になく、販売職、コンサルティング会社、企業経理など様々でした。
ただ、どの企業も8つのポイントを意識するだけ。
その他に余計なことは一切していません。
もちろん、自己PRや志望動機もしっかり組み立てる必要があります。
ですが、そこさえしっかりしていれば、落ちることは絶対になくなります。
簿記2級ネット試験の履歴書への書き方まとめ
- 簿記2級は就職で有利になる
- 履歴書は「正式名称」「暦の統一」「日付」を特に意識
- 追加の5ポイントも忘れない
- 8ポイント押さえれば90%以上で書類選考を突破
簿記2級はどのようなであっても重宝される資格になります。
履歴書には必ず書き、正しい評価を貰いましょう。
そうすれば書類選考では、確実に無双できてしまいます。
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