・一次試験は何を勉強すればいいの?
・足切りラインって?
・オススメのテキストや問題集は?
・他の受験生より高得点を取りたいんだけど?
こうした疑問に答えていきます。
私が国家総合職に合格した時に調べたことや勉強方法などを紹介しているので、絶対に役に立ちます。
本記事の内容
- 国家公務員総合職一次試験は専門科目から勉強する
- 国家公務員総合職試験には足切りが存在する!!その基準は?
- 国家公務員総合職の参考書を買う上で気をつけること【テキスト・問題集】
- 公務員総合職の専門試験の勉強は全法律の基本である憲法からだ!
- 他の受験生との差をつけるためには新判例と新しい法律を勉強しろ!
- 公務員総合私欲の教養試験では3教科が大事!3つの教科の勉強方法
記事を読み終えると、どの科目から手をつけ、どんな流れで勉強していけばいいのかわかります。
この記事を書いている人
元公務員ターナーの自己紹介
高学歴、法学部出身というわけではありませんが、大学2年の時から資格を取得しつつ、公務員の勉強を開始。
結果=国家公務員総合職に現役で合格。
他にも(一般職・国税専門官・県庁・市役所)などにも内定しているので、公務員志望者の不安や疑問点を解消します。
— 知識図書館(公務員試験・資格ブログ) (@TandH_blog) November 7, 2020
国家公務員総合職の一次試験は専門科目から勉強する
国家公務員総合職の試験には、一次試験と二次試験があります。
今回説明する一次試験には、基礎能力試験と専門試験(択一)の2つの試験があります。
一次試験は専門試験から、勉強してください。
なぜなら、基礎能力試験と専門試験を比べてみると、専門試験のほうが配点が高いからです。
専門試験から勉強すべき理由は、2019年のデータからわかります。
2019年の国家総合職の配点図(大卒)
大卒程度試験 | 試験科目 | 配点 | 時間 | 問題数 |
1次試験 | 基礎能力試験 | 2/15 | 3時間 | 40問 |
専門試験 | 3/15 | 3時間30分 | 40問 |
2019年の国家総合職の配点図(院卒)
院卒者試験 | 試験科目 | 配点 | 時間 | 問題数 |
1次試験 | 基礎能力試験 | 2/15 | 2時間20分 | 30問 |
専門試験 | 3/15 | 3時間30分 | 40問 |
2019年のデータでこのようになっています。
どちらも専門試験のウエイトが高いことは一目瞭然。
表からわかるように教養試験よりも専門試験のほうが高得点を狙えるんです。
なので専門試験科目を重点的に勉強してください。
国家公務員総合職試験には足切りが存在する!!その基準は?
あなたは足切りラインというものを知っていますか?
「なんだそれ?」という人のために軽く説明してみます。
足切りとは、一定の点数のライン(基準点)を超えていないと合格できないボーダーラインのことです。
1つでもこの基準点を下回った科目があれば、たとえ総合得点で合否ラインを越えていても不合格となってしまいます。
大卒程度なら「12点」、院卒なら「9点」以下を取ったら不合格になります。
これは基礎能力試験と専門科目のどちらかで、満点を取っていても落ちてしまうんです。
問答無用で不合格にならないために足切りラインは絶対に越えてください。
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国家公務員総合職の参考書を買う上で気をつけること【テキスト・問題集】
では、本記事のメインとなるテキストや問題集などの参考書について話していきたいと思います。
あなたに気を付けておいてほしいことは、ただ1つ「最初に国家総合職用の参考書を買わないこと」です。
なぜなら、国家総合職試験の問題は応用問題が多いからです。
応用問題は、法律に対する基礎知識がないと太刀打ちできません。
まったく分からない状態で総合職の勉強をはじめても、効率が落ちるどころか点数が下がる危険もあります
だから、基礎となる学力をつける前にテキストと問題集は総合職用のものは買わないでください。
国家公務員一般職の参考書を買おう
参考書をかうなら国家一般職のテキストや問題集を買うようにしてください。
なぜ一般職がいいかいうと、一般職の問題で勉強すれば多くの問題が解けるようになるからです。
一般職で出題される問題は、基本部分がしっかり勉強できていないと、解けないことが多いことが特徴です。
そのため、テキストや問題集は基本的なことをしっかり説明してくれているものが多くなっています。
だから、一般職の勉強をすれば基礎知識が身につき、多くの問題が取れるようになります。
より詳しくことはこちらの記事に書いてあるので参考にしてみてください。
公務員総合職の専門試験の勉強は全法律の基本である憲法からだ!
専門試験の勉強は、まず憲法からはじめてください。
なぜかというと憲法は、すべての法律の基礎だからです。
憲法を勉強することで、法律の勉強がどのような感じなんかわかります。
そのため、憲法を理解することで法律科目の理解速度が格段に早くなります。
また憲法は、法律の中でもひねった問題を出すことが難しいので、簡単な問題が多いことも特徴です。
つまり、一番の得点源になる教科といっても過言ではありません。
このように多くの利点があるため、憲法の勉強を最初にはじめましょう。
参考書や勉強を詳しく知りたい人はこちらをチェック!
憲法の次に勉強するのは民法と行政法
憲法の勉強が終わったら、民法と行政法を勉強していきましょう。
その理由として民法と行政法は、国家総合職で得点が取りやすく、ほぼ絶対に解かなければいけないものだからです。
総合職の試験は応用問題が多いことが特徴ですが、法律科目は応用問題が作りにくいです。
他の数字を使う教科よりは点が取りやすくなっています。
なので、民法と行政法も得点源にしやすい教科になります。
民法と行政法についての勉強法や参考書はこちらの記事を参考にしてみてください。
他の受験生との差をつけるためには新判例と新しい法律を勉強しろ!
ほかの受験生と差をつけるために新判例、新しくできた法律を覚えてください。
どうしてかというと、総合職試験では毎年出題されるからです。
総合職試験では、多くの人は基本的な問題で点を取ってくるので、あまり差がつかないことが多いです。
そこで合否を分けるのが、新判例と新しい法律になります。
この2つは、かなり時間をかけて分析・勉強していなければ解けません。
そのため、大きな差がここでは生じます。
総合職試験の難しいと言われる理由は、ここにあるのだと私は思っています。
なので他の受験生と差をつけるためにも、新判例や新法は意識して勉強していってださい。
新判例・新しい法律を勉強するために
どんな判例が出題されるかを予想することは非常に難しく、どうすればわからない方も多いでしょう。
そんな人は予備校などの講師の方から予想問題を教えてもらい、学習することが最も良い勉強になると思います。
講師の方々は、何年も公務員の講師をしているため問題の傾向を熟知しています。
また、実績が収入に関わってくるので問題のチェックも万全です。
そのため、予備校の講師の人から教えてもらうことが、総合職攻略の近道になると私は思います。
予備校などに行かずに独学で勉強している方は、各予備校が模試を実施していると思いますので最後の模試だけでも受けてみてください。
予想の問題が何問か入っていることがあります。
この予想問題は本試験に出る確率が高いので、勉強して損をすることはありません。
新判例と新しい法律の問題を攻略し、高得点を狙っていきましょう!
おすすめの予備校や模試についてはこちらをどうぞ
公務員総合私欲の教養試験では3教科が大事!3つの教科の勉強方法
教養試験は、やるべきことがはっきりしています。
数的処理と文章理解、時事問題を勉強してください。
なぜならこの3教科は、問題数が多く得点源に一番なるところだからです。
その理由を説明していきます。
文章理解・数的処理
文章理解と数的処理は、絶対に勉強しておきましょう。
どうしてかというと、この2教科は解答が必須であり得点も半分近く割り振られているからです。
そのため教養科目は、この2教科をいかに攻略できるかで、試験の合否が変わってきます。
試験に合格するためにも早めの対策をしておいてください。
文章理解・数的処理の詳しいことが知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
時事問題
時事問題もよく勉強しておきましょう。
なぜなら、時事問題も教養科目の中で出題数が多く、点が取りやすい分野になるからです。
時事問題は、ニュースや新聞を見ていればわかることが多く、学んでいて苦になる教科ではありません。
効率よく勉強したい方は、下にある速攻の時事を買ってよく読んでください。
なぜならこの本は、近年の時事が簡潔にまとめられていてとてもわかりやすい本になっているからです。
また、重要なキーワードを覚えやすくするために、どのような経緯でキーワードが設定されたのかなど、歴史の流れが書いてあるので覚えやすいです
国家総合職一次試験の勉強まとめ
- 足切りラインを回避しましょう。
- 一次試験は専門試験と教養試験から構成されている。
- 自分の区分の問題配分を理解しましょう。
- 配点の高い専門試験の勉強をしよう。
- 参考書は基礎的な知識をつけられる一般職の参考書を勉強する。
- 新判例と新しい法律を覚えて高得点
- 専門試験は憲法から、教養試験は数的処理、文章理解、時事から勉強する。
総合職試験は難しくボリュームも多いため、勉強は一筋縄ではいきません。
ですが勉強をしたら、した分だけ結果となって返ってきます。
あとは努力次第です。
未来の官僚となっている自分を想像して頑張っていきましょう!!
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