・数的処理ってなに?
・出題範囲は?
・出題数は何問なの?
・どの参考書を買うべき?
・勉強方法は?
・注意点はある?
こうした疑問に答えていきます。
数的処理が苦手だった私が地方上級の模試の数的処理で、ほぼ満点を取った勉強法などを紹介しているので安心してください。
本記事の内容
- 公務員試験の数的処理とは
- 数的処理の出題範囲と出題数
- 買うべきおすすめの参考書
- 公務員試験の数的処理の勉強方法と注意点
記事を読み終えると、公務員試験の数的処理についてすべてわかり本試験で合格する確率が大きく上がります。
公務員試験の数的処理とは
数的処理は、教養試験と専門試験に分類されるうちの教養試験に属します。
数的処理は公務員試験の重要な科目の1つです。
なぜ重要な科目なのかというと、本試験で必ず解かなければならないものだからです。
数的処理は必須科目であるため逃げることは許されません。
いくら苦手であっても必ず解かなければいけないんです。
また苦手な受験生と得意な学生がはっきり分かれるため、数的処理の良し悪しで合否が変わることもあります。
ですので合格には、必ず攻略しておかなければならない重要な教科になります。
勉強前に確認!数的処理の出題範囲
数的処理の出題範囲を知ることでどのように勉強していこうか考えることができます。
他のサイトでは、大体3つに分けている数的処理の出題範囲ですが、私は数的処理4つに分けてみました。
- 判断推理:図や表を用いて解くもの
- 数的推理:数式を用いて解くもの
- 図形問題:平面・立体図形を見て解くもの
- 資料解釈:グラフや表を見て解くもの
このような出題範囲となっています。
すべてバリバリに計算していくものかと思っていたかもしれませんが、意外とパズル的な要素がある問題のほうが多いですね。
この4つの分野は覚えることが全然違いますので、脳を切り替えながら勉強をしていきましょうね。
試験で極めて重要な数的処理の出題数
数的処理が公務員試験の一般教養の中で、どれほど重要なのか知るために試験ごとの出題数を見ていきましょう。
出題数はこのような感じになっています。
- 【国家総合職】14問/40問〈数的7・判断7〉
- 【国家一般職】13問/40問〈数的4・判断9〉
- 【特別区Ⅰ類】15問/40問〈数的5・判断10〉
- 【 地方上級 】15問/50問〈数的6・判断9〉
となっています。
どの試験を見ても全体の30%以上を占めていますね。
つまり数的処理で点数を大きく落とすと、落とした分だけ合格から遠ざかります。
それぐらい数的処理は大切な教科です。
数的処理の勉強をはじめる前に参考書を買おう!
数的処理の勉強をはじめる前にはまず参考書を買いましょう。
ここでは私や友人が実際に使ってよかったものを紹介していきます。
数的処理は一定の解き方で答えを導く教科になります。
そのため、解き方の一連の流れがわかりやすくて、図なども駆使しているものを選びました。
大卒程度 公務員試験 畑中敦子の数的推理の大革命! 令和版
大卒程度 公務員試験 畑中敦子の判断推理の新兵器! 令和版
あのLEC講師である畑中敦子が監修した数的処理攻略本
講義をそのまま文章にしたような解説なのでとっつきやすいことが特徴です。
図も多用されているため、目で見ても理解しやすい内容となっています。
問題が180問もあり、解説も詳しく載っているためアウトプットに最適な1冊となっています。
数的処理が得意な人ではなく、苦手な人が苦手をなくすための本なので、数的処理に不安や苦手意識を持っている人はぜひ買ってみてください。
畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス
畑中敦子の判断推理ザ・ベストプラス
畑中敦子の資料解釈ザ・ベストプラス
こちらもLEC講師である畑中敦子が監修した数的処理攻略本
問題ごとに詳しい解き方が載っているため、解答テクニックを身に着けることができます。
丁寧な解説のため初学者が学ぶ際には、簡単に問題を解けるようになる本です。
私は最初、違う参考書を使っていましたがなかなか覚えることができませんでした。
でもこの参考書を読んだら、簡単に理解することができたんです。
私の実体験ですが、初学者や苦手な人にはとくにオススメな本になっています。
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ5 数的推理
公務員試験で必要になる数的処理の問題が詰め込まれている本
基本的な問題から応用問題まで網羅できるため、これ1冊で問題集は完結することができます。
問題の内容は基礎的な知識を前提にしているので難しめになっています。
ですので、上で紹介した2冊をクリアしてから臨むといいですよ。
やることはこの2点だけ!公務員試験の数的処理の勉強方法
数的処理の勉強法はこの2点になります。
- 解き方の手順を覚えること
- 過去問を多く解くこと
この2点になります。
では詳しく解説していきます。
解き方の手順を覚える
数的処理は解き方の手順を覚える必要があります。
なぜなら数的処理は、一定の解き方がある型の決まった教科だからです。
覚えた解き方に従っていけば、解けない問題はほぼありません。
応用問題でも決まった型をしっかり覚えていれば、数学のセンスがなくても簡単に解けてしまいます。
逆に型を覚えずに独力で解こうとしても、必ず解けない問題が出てきます。
なので、しっかりと解き方の手順を覚えてください。
そこでオススメの参考書は畑中敦子シリーズになります。
多くの過去問を解く
数的処理は過去問を多く解いてください。
公務員試験は、どの教科も過去問からの出題がありますが、数的処理はその中でも類似問題がとても多い科目です。
ということは、過去問を解くことでパターンを覚えることができ、本番でも確実に得点へ繋げることができます。
だから、過去問を多く解いてパターンを覚えて高得点を取りましょう!
そこでオススメの参考書はスーパー過去問になります。
これだけは気を付けて!本番での数的処理の注意点
数的処理の勉強の仕方は分かったと思いますので、次は本番で注意するところを紹介します。
それはこの2点です。
- 時間配分に気をつける
- 簡単な問題を落とさないようにする
この2点を守ることができなければ、数的処理はとても点が取りづらい教科になります。
時間配分に気をつける
数的処理はかなりの試験時間を使う教科になるので、時間配分を決めておきましょう。
その理由は時間を決めておかないと、試験時間が足らなくなってしまうからです。
教養科目は全部で40問あるので、1問に多くの時間かけていたらすべての問題を解けなくなってしまいます。
そうすると、簡単な問題があっても落としてしまうことになります。
簡単な問題を落としてしまったり、時間切れで全問解けないとおそらく不合格になってしまうでしょう。
だから1問あたりの解答時間を大体決めておく必要があります。
簡単な問題を落とさないようにする
数的処理では簡単な問題をとくに落としてはいけません。
なぜなら、数的処理で得点を落とすと不合格になる可能性が大幅に上がるからです。
数的処理は教養試験の中でも得点源になる教科になります。
そうなると当然、受験生は力を入れて勉強してきますよね。
そんな中で簡単な問題を落としてしまうとどうなると思いますか?
答えは明白、試験に不合格でしょう。
私の友人にも数的処理で問題を落としまくり、国家一般職には合格したけど地方上級には落ちた人がいました。
そんなことになりたくない人は簡単な問題を落とさないようにしてください。
公務員試験の数的処理についてのまとめ
- 数的処理は教養の中でも重要な教科
- 出題範囲は「数的推理」「判断推理」「図形問題」「資料解釈」の4つ
- 数的推理は総得点の30%以上を占める。
- 参考書は「畑中敦子シリーズ」「スーパー過去問」を買うべし
- 勉強方法は「解き方の方を覚える」「問題を解きまくる」
- 本番での注意点は「時間配分」「簡単な問題を落とさない」
数的処理は教養科目の中で極めて重要な教科の1つです。
その割に苦手な人が多いため、差をつけることができる教科でもあります。
私は数的処理が苦手でしたから、毎日多くの時間を数的処理に費やし試験に合格しました。
苦手な人でも総合職の一次試験を突破できる実力をつけることはできます。
あなたも勉強を重ねて得意教科とはいかなくても、他の人より解けるようにしておきましょう。
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