・国家一般職の教科は?
・国家一般職の勉強でさまざまな試験に合格できるの?
・総合職にも合格できる?
・どんな勉強方法をすればいい?
こうした疑問に答えていきます。
私が実際に国家一般職の勉強をして、国家公務員一般職試験や地方公務員試験に合格した理由をお教えします。
本記事の内容
- 国家一般職の概要
- 国家一般職試験で対象となる教科
- 公務員試験の勉強は国家一般の勉強でまかなえる【事実】
- 国家総合職試験も国家一般職の勉強をするだけで合格できる?
- 国家一般職の勉強方法
この記事を読み終えると、国家一般職の勉強がいかに重要かわかり、地方上級の勉強が不要になります。
国家一般職の概要
国家一般職とは、専門的な知識を活用して政策を適正に運用されるように事務処理をする仕事です。
仕事場所は霞ヶ関の本省と全国の出先機関で働くことになります。
詳しいことはこちらの記事に書いてあるので参考にしてみてください。
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国家一般職試験で対象となる教科
国家一般職で解くことになる教科は行政職と専門職によって違います。
今回は受ける人が最も多い行政職についての説明です。
行政職の試験で解くことになる教科は、これらの教科になります。
- 専門科目
憲法/民法/行政法/ミクロ・マクロ経済学/財政学/経営学/統計学/政治学/行政学/社会学/国際関係論/労働法/刑法/商法
- 教養科目
文章理解/判断推理/数的推理/資料解釈/自然科学/人文科学/社会科学/時事
となっています。
すべての教科を解くわけではありませんが、これらの多くの教科を解くことになります。
勉強法などの詳しいものはこちらの記事を参考にしてみてください。
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公務員試験の勉強は国家一般の勉強でまかなえる【実体験】
タイトルを見て「本当に国家一般職の勉強だけでほとんどの試験に受かるの?」と思っている人も多いでしょう。
これが真実かどうかは実際に試験を受けた人しかわかりません。
国家一般職の勉強で受かる理由は3つあります。
- 基礎を重点的に学べる
- 国家総合職の次に難しい公務員試験であるから
- ほぼすべての試験の試験科目に対応している
具体的なことがわからないためイメージしにくい人も多いでしょう。
だからどうしてこの3点なのか1つずつ説明していきますね。
基礎を重点的に学べる
国家一般職試験の勉強をすると、基本的なことを学べます。
なぜなら、国家一般職試験はスタンダードな問題が多く出る試験だからです。
国家一般職の問題は、基礎的な知識がしっかりしていないと解けない問題が多いです。
これらの問題を解くためにテキストや問題集は、基本的なことをしっかり書いているものになっています。
なので国家一般職の勉強をして問題を解くことで、スタンダードな知識が身につくわけです。
また応用問題も少し出題されますが、基礎から少し捻っただけなので、応用としては優しいものが出題されます。
そのため、応用問題を解いても基礎的な知識が補強されていきます。
以上のことが国家一般職の勉強をすると重点的に基礎を学べる理由です。
国家総合職の次に難しい試験であるから
国家一般職の試験は、国家総合職の次に難しい試験と言われています。
なので国家一般職の勉強をすることにより、それよりも簡単な試験にも対応できる力がつきます。
私の実体験なのですが地方上級の試験を受けるとき、国家一般職の勉強のみで1回も地方上級の問題を解きませんでした。
そんな状態で地方上級の試験受けましたが、余裕で一次試験を合格できました。
数的処理や英語などの問題をみるとわかるのですが、問題のレベルが全然違います。
すごく簡単に感じます。
このように国家一般職の試験は難しいため、勉強を重ねることでそれよりレベルの低い試験に対応できる力がつくんです。
ほぼすべての試験の試験科目に対応している
国家一般職試験は、ほとんどの試験で課される教科が出題されます。
そのため国家一般職の勉強をしていれば、ほとんどの試験で対応できる力が付きます。
だから、国家一般職試験の勉強のみでいいわけです。
とくに地方公務員試験(地方上級・市役所)はまるまる出る範囲が同じです。
そのため国家一般職の勉強で色々な試験が突破できるんですね。
でもここでは注意点があります。
それは国税専門官試験や財務専門官試験などの国家専門職試験についてです。
国家専門職試験には、会計学や労働法などの教科が別であるためその勉強はしなければなりません。
ですが、国家専門職の試験であっても一般職で解く教科は似ているので勉強をしておいて損することはないです。
ほぼすべての試験に対応しているからこそいろんな問題に対応できる力が身につきます。
国家専門職である国税専門官について詳しく知りたい人はこちらをチェック
国家総合職試験も国家一般職の勉強をするだけで合格できる?
じゃあ、国家一般職の勉強をしていれば総合職も簡単に受かるんじゃないか?
と思う人がいるかもしれません。
その考え方は絶対に違います。
国家総合職を受ける場合は、国家総合職用の勉強をする必要があるんです。
どうしてかというと、総合職の問題は覚えるだけでなく本番にその場で考える問題が多く、イレギュラーな問題が出題されるからです。
総合職の問題は、基本的な知識で解ける問題はほとんどなく、応用力がかなり必要になります。
そのため基礎をよく聞いてくる一般職の問題を解くだけでは、対応できないことがほとんどです。
また、新判例や細かい知識を聞いてくる王道と外れたイレギュラーな問題がよく出題されます。
そうすると、手も足も出ずに試験が終了することも珍しくありません。
なので、国家総合職を受ける人は国家総合職用の勉強が必要になってくるわけです。
国家総合職の他の試験との違いをまとめた記事がこちらにあるので、詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
関連記事 専門科目を徹底分析‼国家総合職試験は本当に難しいのか?
国家一般職はどんな勉強をすればいいのか
勉強の方法はいろいろありますが、国家一般職に限っていえば問題集を解くことがおすすめです。
その理由は国家一般職の問題集の場合、問題集の解説も基本に沿って書かれているためテキストを読んでいるのと、ほとんど同じものになっているからです。
問題集の解説を読んでもテキストを読んでもほぼ一緒なんだよね。
もちろん知識をインプットする段階では、テキストを使って基礎を積み上げていきます。
最低限の知識を身に着けた後は、すぐに問題を解きはじめて基礎を固めてください。
そうすることが最も効率のよい効果的なやり方になります。
国家一般職の勉強だけで合格できる理由まとめ
- 国家一般職は政策実現のために事務処理を行う仕事
- 国家一般職の勉強のメリットは基本的なことを学べる・ほぼすべての試験科目に対応・総合職の次に難しい試験のため有効
- 国家総合職に受かりたいなら、一般職の勉強以外に総合職用の勉強を進める必要がある
- 勉強方法はひたすら問題集を解く
国家一般職試験は、決して簡単なものではありません。
ですが基礎的なものが多いことも事実であり、しっかり対策を重ねることで地方試験などは楽に突破できる力はつきます。
私もいろいろな試験を受けて、その多くを時間を半分を残し退出しても楽に合格できました。
皆さんも国家一般職の勉強で多く合格して多くの選択肢の中で、自分の仕事を選んでバラ色人生を歩みましょう!
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