・文章理解ってなに?
・出題傾向は?
・何問出題されるの?
・おすすめの参考書は?
・勉強方法は?
こうした疑問に答えていきます。
国家総合職試験に合格した私が、実際に行った勉強法や使った参考書を紹介するので安心してご覧ください。
本記事の内容
- 公務員試験における文章理解とは
- 知っておかなきゃ失敗する文章理解の出題傾向
- どれぐらい重要な教科なの?試験別に出題数を比較
- 実際使ってみて、おすすめの文章理解の参考書・問題集
- ライバルに勝つための簡単勉強方法
記事を読み終えると、文章理解の勉強方法や使うべき参考書がわかり、本試験への準備ができます。
公務員試験における文章理解とは
文章理解とは、公務員試験で必ず解く教養必須科目の1つです。
文章理解の内容は、現代文・古文・英文の3項目に分かれています。
あなたも経験したであろう大学センター試験の長文読解と同じようなものになります。
難易度はそれほど高いわけではありませんので、受験生の多くは得点を稼ぐ教科です。
なので、ここで点を落とすと試験を合格できるか怪しくなってきます。
知っておかなきゃ失敗する文章理解の出題傾向
文章理解の勉強は、ただひたすらに問題を解けばいいわけではありません。
出題傾向を理解したうえで、勉強を進めていかないと効果は半減してしまいます。
なぜなら、出題傾向に合わせた解き方があるからです。
この解き方がわかっていないと、時間のロスばかりか得点を落としてしまう可能性もあります。
そうならないために出題傾向は、知っておく必要があるんです。
では、そんな出題傾向を説明していきます。
出題傾向は、現代文・古文・英文のすべてに共通して4つに分類されます。
- 内容把握:「問題文の内容と合致するものとして、最も妥当なのはどれか」
- 要旨把握:「問題文の一番言いたいこととして、最も妥当なのはどれか」
- 空欄補充:「問題文中の空欄に当てはまるものとして、最も妥当なのはどれか」
- 文章整序:「選択肢を並び替えて、問題文の後に続く文章を作る場合、最も妥当なのはどれか?」
以上のように出題傾向が分かれています。
この4つしっかり意識して勉強することで、本試験でも得点が取れます。
なので、4つのことを常に頭の片隅に置いておき、勉強を進めていきましょう。
どれぐらい重要な教科なの?試験別に出題数を比較
どれぐらい出題されるかで勉強時間が変わってくると思います。
勉強時間を決めるためにも、多くの人が受ける試験で出題数を見てみましょう。
- 国家総合職:(全40問)
【現代文4問】【英語7問】
- 国家一般職:(全40問)
【現代文6問】【英語5問】
- 東京都Ⅰ類:(全40問)
【現代文4問】【英語4問】
- 特別区Ⅰ類:(全40問)
【現代文5問】【英語4問】
- 地方上級:(全50問)
【現代文3問・古文1問】【英語5問】
どの試験でも20%以上出題されている事がわかると思います。
ということは、かなり重要な教科になってきます。
合格するためにしっかりとした対策が必要です。
実際使ってみて、おすすめの文章理解の参考書・問題集
私が使っていた中でとくにオススメする文章理解の参考書と問題集はこの3つです。
- 公務員試験 無敵の文章理解メソッド
- 公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈
- 速読速聴・英単語 Core1900 ver.5
一つひとつおすすめの点や使ってみた体験を載せて解説していきます。
公務員試験 無敵の文章理解メソッド
文章理解の解答方法とテクニックが学べる本
無敵の最強メソッドは問題集ではありません。
解答を導くうえで絶対に必要になる見るべき点やテクニックが載っている本です。
絵や図が載っているので、本を見ることが苦痛の人でも、サクサク読めます。
私の実体験ですが、この本を読んでから問題を解いたら解答時間は少なくて済み、正答率は大きく上がりました。
試しに私の友人にも進めてみたところ、友人の正答率も大きく上がっていました。
この実績からわかるように文章理解で高得点を取るためには、欠かせない1冊になっています。
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6 文章理解・資料解釈
文章理解の王道本
公務員試験の過去問と言ったらみんな買っているこの一冊。
国家総合職や国家一般職といった難しい試験から地方上級まで幅広い問題をカバーしてくれています。
また、1問1問丁寧な解説と1選択肢ごとになぜ間違っているのか解説が入っているため、テキストとしても極めて優秀な一冊です。
少し残念な点を挙げるとすると、職種に応じた問題数が多くはないことです。
いろんな職種から問題を抜粋しているので、幅広い問題を解けますが1つの試験についての勉強用ではありません。
その場合は、別の試験用の問題集を買えばいいと思いますので、買っておいて損はないですよ。
問題集を選ぶ場合は、まずこの本を買って勉強を進めましょう。
速読速聴・英単語 Core1900 ver.5
英語を解くために欠かせない英語力を鍛えるための本
公務員試験の英語に必要なのは、単語力と長文読解力になります。
この単語帳は、絶対に知っておかなければいけない重要単語から、実用的な単語まで幅広く対応しています。
幅広く単語をカバーできるので、他のどの単語帳よりも単語力が上がるんです。
加えて英文も収録されているため、長文読解にはもってこいの一冊になります。
この本を読み終えたときには、単語力はもちろんのこと英文を速読できるようになるため、本試験の時間の節約にも役立ちます。
ライバルに勝つための簡単勉強方法
文章理解の勉強方法は下記の2点を守ってください。
- 問題の解き方を覚えること
- たくさんの問題を解くこと
絶対にこの2点を守ってほしいので丁寧に解説していきます。
問題の解き方を覚えること
まず初めに問題の解き方を覚えましょう。
なぜなら、出題テーマごとに解き方の方があるので、解き方を覚えずに勉強してもまったく効果がないからです。
文章理解は論理的に答えを導き出すものになります。
きちんと順序だてて問題を解いていけば、解けないことはありえません。
しっかりと点を取るためには、出題テーマごとの解き方を覚える必要があります。
仮に解き方を覚えずに勉強をすると、時間をムダどころか間違えた解き方をして返って、点数を下げる要因にもなります。
そんなことを引き起こさずに本番で高得点を簡単に取るためにも問題の解き方を覚えてください。
ここで使える参考書が先ほど紹介した公務員試験 「無敵の文章理解メソッド」になります。
たくさんの問題を解くこと
文章理解は問題をたくさん解いてください。
そうすることで、問題の傾向が見えてきて解くスピードが上がります。
先ほども説明した通り文章理解には決まった解き方があります。
その解き方を身に着けるためには、問題を解くしかありません。
法律科目は、テキストを読んでいれば知識は身につきますが、文章理解はそうではありません。
実際に問題を見て演習をしなければ、絶対に文章理解の解き方は身につかないものです。
演習を重ねていけば、解き方を覚えることができるため、問題を解くスピードも格段に上がっていきます。
解くスピード上がることは、時間をそんなにかけれない一般教養試験において、大きなアドバンテージになります。
本試験で時間をかけずに得点を取るためにも、たくさんの問題を解くようにしましょう。
総合職でも通用する解き方や勉強方法を詳しく知りたい人はこちらをチェック!
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文章理解についてのまとめ
- 文章理解は教養科目で重要な教科
- 出題傾向は「要旨把握」「内容把握」「空欄補充」「文章整序」の4つ
- どの試験でも20%は超える出題率
- 買うべき参考書は「公務員試験 無敵の文章理解メソッド」「スーパー過去問」「速読速聴・英単語 Core1900 ver.5」
- 勉強は「問題の解き方を覚える」「多くの問題を解く」の2点
文章理解は公務員試験の中でも欠かすことのできない科目の1つです。
正直な話文章理解と数的処理を攻略できるかどうかで足切りされるかが決まるといっても過言ではありません。
本試験までの勉強をムダにしないためにもしっかりと解き方を覚えください。
これで合格まで1歩前進ですよ!!
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