公務員試験の憲法は簡単な教科?出題範囲や学び方など解説【まとめ】

  • 公務員試験の憲法っていったいどんな教科なんだろうか?日本国憲法と違うのか?
  • 県庁を受験したいんだけど憲法は本当に重要なのか?

 

「時間かけずに簡単に勉強する方法はあるんだろうか」「勉強を進めても全然理解できないんだけど何かコツなどはあるのか?」など憲法についてなにもできないと不安だと思います。公務員試験における憲法は、すべての法律科目の基本であり最初に学ぶ教科になります。仮に憲法で躓いてしまうと、その後の法律科目の理解が難しくなるということも確認されています。

 

私は憲法をはじめに学び、正しい方法で丁寧に学習していたので国家総合職でも満点をとって合格しています。

そこで本記事は、私の経験則から公務員試験の憲法を学ぶ上で絶対に知っておかなければならない出題範囲や満点を取るための勉強方法、勉強を快適にするためのコツを紹介しています。

こんな人にオススメ!

  • 憲法についてなにも知らない人
  • 憲法の勉強方法がわからない人
  • 参考書選びに迷っている人
  • 参考書の使い方がわからない人

 

この記事を読めば、憲法の知識が0の人であっても、憲法の基本事項がわかるだけでなく、参考書などを使い実力をメキメキと挙げられます。

公務員試験の憲法とは

公務員試験の憲法とは

公務員試験の憲法とは、日本国憲法を基に正しい解釈や裁判例を選択する科目になります。

問題の内容としては、「日本国憲法1条から103条までの憲法の条文の正しい解釈ができているか問うもの」「憲法判例の理解を確かめるもの」の2つに分かれます。

 

憲法はどの職種の試験でも必ず解くことになるものであり、すべての法律の基となる法律なのでとても重要です。

さらに出題数も多いので合格するためには、外すことができないため、しっかり勉強しなければいけない教科の一つになります。

 

憲法を極めて法律科目を解く足掛かりとしよう!

憲法の出題範囲

憲法の出題範囲

憲法の出題範囲は、大きく分けると「基本的人権」と「統治機構」に分けられます。

基本的人権は、私たち国民の権利を保障してくれるものであり、理不尽な抑圧から守ってくれるものです。一方の統治機構は、国や地方機関の機能や役割を規定したものになります。

 

この基本的人権と統治機構からさらに細分化されるのでそれを見ていきましょう。

基本的人権

【人権総論】:法の下の平等、外国人の人権、幸福追求権

【精神的自由】:表現の自由、信教の自由、思想/良心の自由

【経済的自由/人身の自由】:職業選択の自由、財産権、人身の自由

【参政権/社会権】:選挙権、社会権

統治機構

【国会】:国会の地位/構成/活動/権能、国政調査権、国会議員

【内閣】:内閣の構成と権能、内閣総理大臣、議院内閣制

【裁判所】:裁判所の範囲/構成/権能、司法権の独立、違憲審査権

【財政】:財政

【地方自治】地方自治

以上のように別れています。多く感じると思いますが、勉強していくと思ったよりも大変ではないので、安心してください。

憲法は全て重要な部分なので力を抜くことなく勉強してほしいですが、もしも無理な場合は「財政」「地方自治」は飛ばしても構いません。

他の分野と比べると、やや重要度が劣ります。

 

では次は試験ごとの出題数を見ていきましょう。

試験ごとの出題数

試験ごとの出題数を見て、憲法の重要性を見ていきましょう。

職種憲法/出題数(解答数)
国家総合職7問/49問(40問解答)
国家一般職10問/80問(40問解答)
特別区10問/55問(40問解答)
東京都ⅠB1科目/10科目(3問解答)
国家専門職3問/70問(40問解答)

記述式1問(必須解答)

裁判所7問/40問(30問解答)

記述式1問(必須解答)

地方上級4問/40問(40問解答)

上記の表を見ると、どの試験でも必ず出題されており出題数も多いため、憲法はとても重要な教科であることがわかりますね。

中でも国家一般職や東京都特別区では、1/4が憲法の問題であるので目指す人は、絶対に勉強しなければならない教科の一つになります。

逆に国家専門職に関しては、そこまで重要な教科ではないのでどうしても苦手なら、解かないことを検討してもいいかもしれません。

ターナー
抜くことはあまりオススメしません。

 

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効率よく学べるテキスト・問題集

効率よく学べるテキスト・問題集

憲法には効率よく勉強を進めるためのテキスト・問題集が存在します。実際に私が使ってみたテキスト・問題集を「公務員試験憲法で実用的に使える参考書10選を評価して徹底解剖‼」にまとめています。

 

良質なテキストや問題集を使うことで、理解が早まり本試験でもミスのないパフォーマンスができます。

そのため、テキストと問題集を選ぶのには細心の注意を払いましょう。考えなしに適当に選ぶと、後で痛い目に見ることになりますよ。

 

特に自分に合ったテキスト・問題集を知りたい人、これから買う際の参考にしたい人、自分の使っているものがどんな評価か知りたい人にオススメの記事です。

公務員試験の憲法は絶対に基本的人権から

公務員試験の憲法は絶対に基本的人権から

憲法は「基本的人権」と「統治機構」のどちらから勉強するかといえば、「基本的人権」から勉強してください。

どうしてかというと、「基本的人権」はすべての法律の基礎となるものだからです。

 

基本的人権は国民の権利についての条文であり、私たち国民が読んでも比較的わかりやすくなっています。短いですし、難しい言葉もありません。

基本的人権という比較的わかりやすいところで、法律の学び方を知るんです。そうすることで、「統治機構」もよりわかりやすく理解できるようになります。

 

反対に統治機構は、国内部の話なのでいまいち掴み切れないといった特徴があり、いきなり理解するには時間が掛かります。

効率よく勉強するためにも、憲法の最初の勉強は「基本的人権」から進めてください。

ターナー
基本的人権で足掛かりを作ろう!

公務員試験の憲法で重要となる勉強のコツ

公務員試験の憲法で重要となる勉強のコツ

憲法の勉強にはコツがあります。

このコツを知っているのと知らないのでは、勉強効率や点数に圧倒的な差が出てくるので絶対に実践してください。

 

私が紹介するコツは2つです。

  • 判例にイメージをつける
  • 問題集は国家一般職向けのものを買う

説明していきます。

判例にイメージをつける

判例にプラスのイメージかマイナスのイメージをつけましょう。

なぜならイメージをつけることで、判例の流れと最終的な結果を簡単に思い出せるようになるからです。

 

プラスとマイナスのイメージのつけ方には2種類の方法がります。

それが「合憲違憲でイメージ」「制限を基にイメージ」の2種類です。

「合憲違憲でイメージ」の例は、家永教科書裁判は合憲判決だからプラスのイメージ」となります。

 

もう一方の「制限を基にイメージ」は「○○裁判は最初、人権を制限してるのでマイナスだけど、最終的には制限していないのでプラスのイメージ」という風につけます。

実際に私はこのようにイメージをつけて覚えていたので、本試験でも悩むことなく問題が解けました。このように判例をイメージで覚えると、キーワードを忘れても流れは思い出しやすくなります。

 

ここでのイメージの例はあくまで例です。覚えやすくするためにも自分流で構わないので、判例にイメージをつけましょう。

ターナー
プラスとマイナスのイメージを決めて高得点を狙いましょう!

問題集は国家一般職向けのものを買う

総合的な問題集は、自分の受ける試験の難易度に合わせたものを買ってもらってもいいのですが、私がオススメするのは国会一般職のレベルです。

 

地方上級用や市役所用だと問題のレベルが低い場合があり、本試験で対応できない場合があります。

それだと本末転倒だとは思いませんか?

 

ですが国家一般職の問題集を解いていればそのようなことは起こりません。

難易度過多な気がするかもしれませんが、実は型に従った模範的な問題が多く、難易度も皆さんが思っているほど高くありません。

たまに応用問題があるぐらいです。

 

国家一般職の問題は、基礎から構成されるとても重要な問題が多いため、問題になれることができればほとんどの試験で対応できる力がつきます。だからこそ、問題集は国家一般職向けのものを買いましょう。

ターナー
私はこの方法で地方上級や国家専門職の試験に合格しました。

公務員試験に合格できる!憲法の勉強方法を4ステップで解説‼

公務員試験に合格できる!憲法の勉強方法を4ステップで解説‼

憲法勉強の基本は、テキストを読み学ぶことになります。

それを分解し、初学者であっても憲法が得意になるステップが以下の4ステップになります。

  1. 憲法のキーワードを理解する
  2. 判例についての知識をインプット
  3. 過去問で判例とキーワードのアウトプット
  4. 問題集で総仕上げ

この勉強法の流れだとすらすら頭に入ります。

「具体的にどんなことするのかわからん!」という人もいるでしょう。

そんな人は「公務員試験の憲法は4stepで完全攻略‼最強無敵の勉強方法を伝授」に細かくに何をすればいいのかまで書いてあります。

 

一度学んだことある人はもちろんのこと、初めての人であっても苦になりません。

実際に私は公務員試験の勉強を行うまで、憲法に触れたこともありませんでした。ましてや法学部でもなかったため、知っていたのは憲法9条ぐらいだったんです。

それぐらい憲法について分からなかった私でも、最終的に国家総合職の試験で満点を取ることができました。

 

憲法の取っ掛かりがわからない人、今までのやり方に疑問がある人、点数が伸び悩んでいる人にオススメです。

公務員試験の憲法の勉強方法まとめ

  • 憲法は外せない重要な教科
  • 出題範囲は「基本的人権」と「統治機構」に分かれる
  • テキスト・問題集は慎重に選ぶ
  • 勉強方法は4ステップに分かれる

公務員の専門試験でも1番重要といっても過言ではない憲法について話してきました。

今回紹介した勉強法は、確実に高得点が取れるものになっています。

紹介させてもらった参考書と合わせて勉強することで、憲法は誰にも負けないようになります。

さあ、今すぐ勉強をはじめてライバルたちを蹴落としましょう!!

 

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たった一冊で公務員になれる確率が上がる無料本をご紹介

※無料で入手可能な最強本

公務員の試験や内容を知っていても、公務員に合格するためのシステムをしっかりと知っていますか?

私も大学生の時に講座内容や先生から聞いた情報だけで、「公務員のシステム」を理解している気になっていました。

私がわかった気になっていたのは、皆さんも知っている公務員の試験や内容だけです。

「公務員のシステム」をしっかり理解していないと、合格する確率は低くなってしまいます。

 

そんな「公務員のシステム」を理解するのにオススメなのが、【公務員転職ハンドブック】です。

この本は、転職者への説明がメインとなっていますが、講座や先生からの情報と合わせることで、誰でも「公務員のシステム」を理解することができるようになります。

 

転職ハンドブックって何?」と思う方もいると思いますので、少し説明します。

この本は、公務員試験で高い合格率を出しているクレアールが出版している本です。

 

主な内容は以下のものとなっています。

  • 勉強しにくい教養試験・論文試験の例題と回答がついています。
  • 詳しい公務員のシステムや知識を学ぶことができ、面接試験対策を行うことができます。(面接試験の例題と回答のポイントもあり)
  • 合格者がどのようにして合格したのか自身の合格体験記(合格のノウハウが詰まっている)を掲載しています。

など。

これ以外にも合格に役立つ情報がのっています。

無料で入手可能なのにこの本を読まないのは確実に損です。

私の大学では、国家総合に合格した人たちの中で詳しさから話題に上りました。

 

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