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簿記2級にかかる勉強時間の目安は○○時間⁉社会人も短時間で受かる

  • 簿記2級に必要な勉強時間は?
  • 社会人は平均でどれぐらい?

「社会人と学生って同じ勉強時間なの?」「ネット試験の方が簡単らしいけど時間も短い?」と簿記2級の勉強時間がどれぐらいなのかと疑問に思っている人も多いと思います。

簿記2級の勉強時間は様々な説があり、明確な時間が定まっていないことも事実です。

実際、簿記2級の合格者の勉強時間はかなり開きがあり、平均を出すことが難しくなっています。

 

そこで本記事は、簿記2級の勉強時間を筆記試験・ネット試験、社会人・学生・転職希望者に分けて解説しています。

こんな人にオススメ!

  • 受けたいけど勉強時間でビビっている人
  • できるだけ短い時間で受かりたい人

 

記事を読めば、簿記2級で自分がかかるであろう勉強時間がわかり、勉強時間を短縮させる方法も学ぶことができます。

簿記2級の合格に必要な勉強時間

簿記2級の合格に必要な勉強時間

簿記2級の勉強時間は、一般的に長いと言われています。

その受かるために必要な勉強時間は、およそ350時間~500時間です。

毎日4時間勉強したとしても、受かるまでに3ヶ月〜4ヶ月ほどかかる計算になります。

人によっては短いと思う人もいるかもしれませんが、私は長いと感じてしまいます。

 

しかし、これはあくまでも目安であり、全員がこの枠に収まるわけではありません。

ではなぜこれが目安であるのか気になりませんか。それにはこのような理由があるんです。

目安である理由

上で簿記2級の勉強時間は350〜500時間と言いましたが、なぜこれが目安でしかないのか。

それは受ける人の状況によって、勉強に力を入れられる時間が違うからです。

 

人には学生、社会人、転職希望者といったその人の状況や簿記3級の取得者・未取得者などいろいろな状況の人がいます。

同じような見た目の人であっても、生活スタイルや仕事はまったく違います。

その多くの人の様々な状況を総合すると、受かるまでの時間が大体350〜500時間となるわけです。

決して受かるための最低の時間が350時間以上というわけではありません。

 

100時間で受かる人もいれば、800時間でも落ちる人は落ちます。

人の実力や状況によってバラバラ。これが勉強時間に幅を生んでしまう理由なんです。

ターナー
人によってかかる時間は違う!

筆記とネットで違いはあるのか

筆記試験とネット試験で勉強時間に大きな差はありません。

それは試験形式が違うだけで、試験内容自体はまったく同じであるためです。

簿記2級の試験内容を見てみましょう。

第問項目配点
第1問仕訳20点
第2問補助簿の選択・記入問題

勘定記入問題

伝票会計問題

理論問題

20点
 

第3問

本支店会計

財務諸表

精算表

 

20点

 

第4問工業簿記仕訳

個別原価計算

総合原価計算

部門別計算

28点
第5問原価差異分析

直接原価計算

12点

※横にスクロールできます

この表に書いてある範囲は、筆記試験・ネット試験のどちらにも出題されるんです。

受かるために必要となる知識は変わらないため、筆記もネット試験も勉強時間は一緒になります。

 

 

でもネット試験の方が簡単だから、時間は短いんじゃ…?と思うかもしれません。

「簡単=勉強時間が少ない」というのは、簿記2級に限っては間違いです。

ネット試験が簡単と言われるのは、数値が簡略化されて計算ミスが少なくなったから。難易度自体は筆記試験と変わるものではありません。

 

上でも説明したように、必要な知識は変わらない。

だから最終的な勉強時間は、どちらの場合でも差がないと言えます。

ターナー
万全の準備をして挑もう!

簿記2級を取得の目安【大学生・社会人・転職希望者の勉強時間】

簿記2級を取得の目安【大学生・社会人・転職希望者の勉強時間】

ここでは大学生・社会人・転職希望者に分けて説明をしていきたいと思います。

各自、簿記3級の取得の有無も含めて解説しているので、参考になれば幸いです。

大学生

学生の勉強時間は、簿記3級取得者が300時間程度、取得していない人で450〜500時間程度となっています。

 

大学生といってもいろいろな状況・学年の人がいるため、人によって勉強時間はかなり変わってきます。

例えば、1年生であり大学が忙しい時であれば上の時間よりも勉強に必要な時間は増大することでしょう。

逆に4年生で特に大学に行くことがないのであれば、300時間もかけずに受かる人も中にはいます。

 

大学生ではその人の学年や私生活、単位取得状況など様々な要因で勉強時間が大きく変化します。

なので上記の時間が絶対に正しいわけではありませんが、目安としてください。

社会人

社会人の勉強時間の目安としては、簿記3級取得者で400時間程度、取得していない人で550時間超となっています。

 

社会人は学生と違って毎日仕事があり、日に何時間も時間が取れるわけではありません。

土日に集中して勉強を重ねたとしても、ぶつ切りで知識を詰め込むことになってしまう場合が多いです。

 

一定の長い時間勉強できないと、知識の定着が難しくどうしても時間がかかってしまいます。

そのため社会人は他と比べると、かなり勉強時間が増えてしまいます。

転職希望者

転職希望者の勉強時間の目安としては、社会人よりも長く、簿記3級取得者で500時間程度、取得していない人で600時間程度となっています。

転職希望者は転職先を探しながら取得を目指していたり、仕事の合間に勉強を重ねます。

そうなると、どうしても仕事や転職先の情報収集など他のことも気にかける必要が出てくるため、学生や社会人よりも長くなってしまうんです。

 

スパッと仕事を辞めて、資格取得を目指すのであれば最短で受かることはできるかもしれません。

しかしそれ以外だと、短時間での合格は難しいでしょう。

あくまでも目安ですが、時間がかかることだけは覚えておきましょう。

簿記2級の勉強前にまずやること

簿記2級の勉強前にまずやること

試験を解く上でも必要になり、勉強をする上でも必ず必要になることはあります。

以下のことができるようになってから勉強を始めましょう。

  • 電卓に慣れる
  • 簿記3級の取得

この2つをやっていないと、勉強の時間が大幅に増えるだけでなく、本試験で思わぬミスをすることがあります。

そんなことで時間を浪費するのも、点数を落とすのももったいないです。

詳しくこの2点について説明するので、勉強前にまず実行してください。

電卓になれる

まずやるべきことその1は、電卓に慣れることになります。

なぜなら簿記2級では電卓に慣れていないと、かなり厳しい試験になるからです。

 

簿記の試験では桁が大きいため、電卓を用いて問題を解いていきます。

3級では正直必要なかったという人もいるかもしれませんが、2級になると数も大きくなります。

何より試験時間が足りないことが多いです。

 

そこで電卓をどれほど使いこなせるかが重要になってきます。

打ち間違いや様々な便利機能で電卓を使いこなせれば、5〜10分は解く時間を減らせることでしょう。

また見直しも正確になるため、つまらないミスが減り、受かる可能性もアップします。

だからこそ、電卓の技術は磨いておいて欲しいんです。

 

ちなみに電卓の詳しい使い方を知りたい場合は≪簿記3級に受かるのに電卓は必要?理由・使い方・オススメ3つも紹介≫を参考にしてください。

基本技能から便利機能まで色々紹介しているので、自分の電卓を活用できる幅が広がること間違いありません。

簿記3級の取得

やるべきことその2は、簿記3級の取得になります。

なぜなら簿記2級は3級の延長であり、続けて勉強した方が知識の定着が早いからです。

 

簿記2級では簿記3級と同様に、商業簿記の勉強を行います。しかも簿記3級で習うものは、商業簿記の基本中の基本。

簿記3級を取得していない人でも、必ず学習しなければならない分野になるんです。

 

いきなり簿記2級の勉強をしても問題はありませんが、考え方がわからないと思いますし、時間もより多くかかるでしょう。

2級の知識は3級の知識の発展系。簿記3級は簿記2級を学ぶ上で、絶対に通らなければならない道なので、先に3級の範囲を攻略しておきましょう。

 

なお簿記3級については≪【まとめ記事】簿記3級が簡単に取得するための準備や方法を大放出≫で、基本情報から勉強方法に至るまで幅広く紹介しています。

まだ取得していない人は、記事を読んで対策をしてください。

勉強時間を短縮させるには

勉強時間を短縮させるには

勉強時間はおよそ350〜500時間かかると言いました。

しかしあくまで目安であり、当人の努力次第で時間を短縮させることは十分に可能です。

 

勉強時間を短縮させるためのコツ、裏技を2つ紹介します。それが以下のものです。

  • 講座を受ける
  • 簿記3級取得後にすぐ勉強

なぜ減らすことができるのか、どれぐらいの条件でやることができるのかを話していきます。

講座を受ける

短縮させる方法その1は、講座を受けることになります。

それは皆さんお分かりのとおり、講座では簿記2級に特化した勉強をしてくれるからです。

 

簿記2級に限らず、資格対策の講座ではその道のプロフェッショナルが講義を行ってくれます。

当然、講義の内容は洗練されており、何年もの間合格者を出してきた実績のある先生がわかりやすく説明してくれます。

それに加えて、支給される教材もわかりやすさを重視しつつも、細かいところまで抜かりないものです。

これらのことより、講座を受けることで合格への最短コースを走ることができます。

 

しかも最近は通信講座の発展が目覚ましく、格安でありつつもしっかりした講座が出てきました。

独学でかかる費用(参考書代)に+5,000円ほどで講座を受けることもできるんです。

格安で合格率も高い講座に関しては≪2022年受験者必見!簿記2級おすすめ通信講座7つをランキングで紹介≫でしっかりまとめました。

サービスや口コミ等も含めてランキング形式で紹介しているので、気になったところがあれば資料請求だけでもしてみてください。

簿記3級取得後にすぐ勉強する

短縮させる方法その2は、簿記3級取得後にすぐ勉強をすることになります。

理由としては先程も説明したように、簿記2級は3級の続きだからです。

 

簿記3級では商業簿記を重点的に習い、簿記2級でも商業簿記は必ず覚えなければいけないものです。

単純な発展系ではないですが地続きの知識であるため、簿記3級の基礎を覚えていれば、覚えているほど簿記2級での飲み込みが早くなります。

さらに2級で新たに課される工業簿記も、商業簿記という地盤ができているからこそ理解できるものです。

そのため簿記3級取得後に連続して勉強すれば、無駄なく知識を入れることができます。

 

仮に数ヶ月期間が空いてしまったとすると、それを取り戻すには簿記3級から学び直さなければいけません。

最低でも感覚を取り戻すのに50時間は必要でしょう。

あまりに非効率ですよね。だからこそ2級を取得するのであれば、3級取得後すぐに勉強した方が時間を短縮できるんです。

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継続的な勉強を!

簿記2級の勉強時間まとめ

  • 勉強時間は350~500時間ほど
  • 学生・社会人・転職希望者で時間が結構違う
  • 勉強の前の下準備2選
  • 時間を短縮させる裏技は2つ

勉強時間はあくまでも目安であり、必ず合格までに必要な時間というわけではありません。

自身の努力と下準備次第でいくらでも時間は短縮できます。

時間を絶対の基準とはせずに気軽に考えてみましょう。

 

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