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簿記2級の勉強スケジュールはマネればOK!独学社会人も楽に受かる!

  • 簿記2級勉強スケジュールはどう作る?
  • 社会人や大学生はどんな感じなの?

簿記2級を学ぶ際に勉強スケジュールを組むべきとよく言われますが、実際に作る意味があるのか分からないですよね。

私もそのように思い、勉強スケジュールを作らずにやっていましたが、一度試験に落ちています。

 

この記事では、そのような失敗から学んだ勉強スケジュールと作る上でのポイントを解説しています。

 

この人に向けて書いています

  • 作り方を知りたい人
  • なぜ作るのか知りたい人
  • 合格者のスケジュールを知りたい人
  • 社会人と学生の違いを知りたい人

記事を読めば、失敗しないコツがわかり、あなたに最適な勉強スケジュールを組めるようになります。

簿記2級取得に必要な時間

簿記2級取得に必要な時間

簿記2級に受かるために必要な平均的な勉強時間は350~500時間です。

 

社会人や学生など人によって時間のばらつきは生じますが、概ねこの時間となっています。

試験によっても難易度に差があり、もっと長い時間が必要な場合や短い時間で済む場合もあります。

筆者の簿記2級の勉強スケジュールを公開

筆者の簿記2級の勉強スケジュールを公開

私は1度試験に落ちており、その後通信講座を使いながら、簿記2級に合格しました。

落ちる前と後の勉強スケジュールを両方を紹介します。

 

スケジュール

  • 不合格前の勉強
  • 1ヶ月目(〜50時間)
  • 2ヶ月目(〜200時間)
  • 3ヶ月以降(~200時間以上)

上記の時間を足して合計で400時間ほどで合格しました。

 

私は5ヶ月で受かることが出来ましたが、早めたい人はどんどん早めて、最終ステップやその前のステップの比重を高くしていきましょう。

不合格前の勉強

私が1度目の試験を受けた時は、特に何も調べずに参考書を買って学習を開始。工業簿記が苦手だったので、商業簿記で点数を稼ごうと商業簿記に力を入れました。

 

そして参考書を2周し終えたところで試験に挑戦。

時間にして96時間。期間で言ったら1ヶ月でした。当然、その程度では受かるわけはなく不合格でした。


ターナー
ここで心を入れ替えて再挑戦します。

1ヶ月目(〜50時間)

再始動から50時間までは、パブロフシリーズと通信講座を使って知識のインプットを行いました。

まずは分からなくてもいいので、全体の雰囲気を軽く掴みます。細かな部分は後で見ることで、まずは流れを意識しました。

 

そうすることで

次の考え方はコレ!

と感覚でわかるようになります。

 

通信講座では目と耳で覚え、テキストは音読しながら知識を記憶。特に一度目の試験でひどい点数だった工業簿記は念入りに勉強を重ねました。

そうして1周目終わったら、ある程度の知識がついています。

 

2周目は細かな部分の知識をインプットしていきます。1周目の知識が残っているので繰り返す頃には、どんな問題でも比較的分かるようになりました。

 

ここで筆者が使っていた教材がこのパブロフシリーズの二冊です。

初心者でもわかりやすく丁寧イラストが多い教材になるので、疑問を感じることなく勉強を進めることができます。

2ヶ月目(〜200時間)

テキストでの勉強が終わって200時間目からは、問題集を使った演習に入っていきました。

ここでは通信講座とテキストで覚えた知識をアウトプットして、自分の中に知識を落とし込んでいきます。

 

アウトプット手順

  • 答えやテキストを見ながら問題を解く
  • 答えを見ないで問題を解く
  • 解けなかった問題を解く
  • すべての問題を解いてみる
  • わからなかった問題集を解く

この順番で解くとただ解いているよりも知識が身につきます。

 

初めのうちは覚えたばかりの知識多く、定着率が低く解けるものは少ないです。

ですがここでは、問題の解ける解けないは重要ではありません。解き方を覚えることが最も重要なプロセスです。

一回の答え合わせを丁寧に行い、苦手をなくしながら、点数を上げていきましょう。

 

なお、筆者が使った問題集はこの

になります。

 

基本問題と応用問題のバランスがよく、問題数も多いのでより多くの演習を積むことができる一冊です。

3ヶ月以降(~200時間以上)

3ヶ月目に入ったら、残りは最終仕上げとなる模試や模擬試験での見直し&最終確認を行います。

 

模試のメリット

  • 時間の使い方の練習
  • 実際の問題演習ができる
  • 実力の再確認
  • 最新傾向の対策ができる

模試や模擬試験は本試験と同じ形式で進めるものであり、本試験と同じ感覚で解くことができるものです。

苦手な問題を見つけ、正確な時間感覚を身に着けることができるので、点数が一気に上がります。

 

ただ、ここの模試は必ず受けなければいけないものではありません。試験に挑むまでに時間がある人には、受けてほしいものになります。

 

ここで注意

筆記試験の申し込みを行う

筆記試験は4ヶ月に一度の試験であり、その1ヶ月前は申し込みがあります。ここで申し込み忘れてしまうと、もう4ヶ月待たなければいけません。

 

ただネット試験であれば、申し込みはいつでも行えます。

筆記試験をどうしても受けたい!

と思っている人以外は、ネット試験でも問題ないでしょう。

筆者が利用した通信講座

筆者は数ある通信講座の中でもクレアールを使っていました。

クレアールはWeb講義中心の講座であり、いつでもどこでも勉強可能。独自の勉強方法である非常識合格法で受かるために必要な部分だけを学べるので、短時間で合格することもできます。

 

価格は53,000円と平均的な料金ですが、常に割引が適用されており、約65%の料金で受けることができるため、かなりオトクな講座です。

 

下からクレアールをチェック

クレアール

 

60年以上の長いノウハウを持つ
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他の通信講座については≪【2023最新】簿記2級通信講座のおすすめ7社を経験者が完全分析!≫で紹介していますので、一度ご覧ください。

【簿記2級】勉強スケジュールを組むメリット

【簿記2級】勉強スケジュールを組むメリット

勉強のスケジュールは、ただ毎日やることを決めるものではありません。スケジュールを組むことで、試験に受かる可能性が大きく上昇します。

 

  • 本試験までの予定が決まる
  • 明確な目標がわかるためやる気が続く
  • 焦りが生まれる

ざっくり分けると3つのメリットが存在します。

 

本試験までの予定が決まる

本試験までの予定が決まれば、試験日までを逆算で、大枠の予定を決めることができます。大枠を決めれば日々のやるべきことが明確化され、ムリなく記憶に根差した知識を身に着けることが可能です。

 

例えば、こんな感じで予定を決めてください。

  1. 12月10日までに最低でも工業簿記テキストのp〇〇までやる。
  2. 12月1日までに商業簿記テキストは終わらせておく。
  3. 11月15日から日に3時間の勉強をする

まずはこのようにざっくりと予定を決めてください。そして後々、細かな予定を決めれば良いのでこれぐらいで問題ありません。

 

本試験までの予定を決めて、学習量やその内容が偏ることを防いで、本番で力を発揮できるように準備しましょう。

やる気が続く

スケジュールを組むことで、目の前にタイムリミットが明確化されます。それにより途中で集中が途切れることなく、やる気が続きやすいです。

 

皆さん、終わりの見えないことに対して常ににやる気を持つことはできるでしょうか。

例えば、期限は設けないけどレポートや書類をまとめることで考えてみます。

 

期限を特に指定されないと

期限はないし明日でいいや。

今日はほんの少しだけで…。

とかっていう気持ちになりませんか?

皆さん一度はこのような経験があるはずです。やる気のない状態で、仮に学習を続けても知識が頭に全然入りません。

 

しかし、本試験という明確な日付が決まることで、ダレることなく学習に打ち込むことができます。いつか受ける試験のための簿記2級の勉強をしている時は全然覚えられません。

 

でも、

期間は長くても次の試験を受ける!

と決めたら、その後はめちゃくちゃ勉強が捗ります。そうすれば、自然と学習効率は上昇。普通に続けているだけで試験に受かる実力が身に付きます。

焦りが生まれる

焦っている時は人が最も集中でき、知識を蓄えられる時間になります。

 

皆さんも試験前の記憶って鮮明ではありませんか?

例えば、「試験前の最後の復習した箇所」「試験前日のワークの答え」など直前の記憶です。

その時の状況は「焦ってため、集中力・記憶力が上がっている状態」なんです。

目の前に明確な終わりが見えているからこそ、発揮されるもの。勉強スケジュールを組むことにより、終わりが目に見えて感じられるので、集中力・記憶力が上がった状態を維持できます。

 

学習効率を上げつつ、最後までスパートをかけ続けることができます。

簿記2級の勉強スケジュールを組む時の注意点

簿記2級の勉強スケジュールを組む時の注意点

勉強スケジュールを組むときには、4つポイントに注意するポイントがあります。

  • ムリなスケジュールを組まない
  • アウトプットに時間をかける
  • 適度に見直す
  • 盛り込む内容の精査

 

ムリなスケジュールを組まない

やる気を出してムリなスケジュールを組む人がいますが、それは辞めましょう。

 

勉強は一瞬で終わるものではなく、継続して時間をかけて行います。長い期間を毎日全力で頑張り続けることなんて、どんな人であっても出来ません。

ムリなスケジュールを組んでしまうと、まず遂行不可能。どこかのタイミングでサボりだしてしまいます。

そして一度サボると

一日ぐらいいっか…。

二度目以降は、自分の気持ちに負けて簡単にサボってしまいます。

 

こうなってしまうと、最終的には途中でリタイアしてしまいます。それより一日二時間程度でいいので、続けられる日程を組んでください。

アウトプットに時間をかける

勉強においてはインプットよりもアウトプットの方が重要です。

インプットは知識をただ入れるだけでいいですが、アウトプットはその知識を呼び起こし活用しなければなりません。

その作業は短時間で出来るものではなく、多くの演習をする必要があります。特にアウトプット力を鍛えられる問題集であれば、最低でも三周以上は行ってほしいです。

 

そのためには多くの時間が必要。だからこそ、インプットよりもアウトプットに多くの時間を取る必要があります。

学習のスキマを作らない

簿記2級などの科目は毎日継続的な努力を行うことで、理解がより深まります。

反面、少しでも時間が空いてしまうと、前のことを忘れてしまい覚え直しになることもあります。

 

より効率よく学習を行うために、1日少しでもいいので時間を確保してください。仕訳を見直すなどの簡単なことで構いません。

学習習慣も身につくため、学習習慣も身につくので、途中でサボり癖がついて途中リタイアすることもないです。連続して学習することで効率は上がり、点数もうなぎ上りになります。

適度に見直す

簿記2級試験は、幅広い知識を要するため、最初に組み立てた予定通り進められないことは珍しくありません。

勉強スケジュールの修正せずに進めてしまうと、知識に穴が生まれたり、理解が不十分になってしまう部分が生じてしまいます。それを防ぐために、適度に見直す必要があります。

 

見直しの流れ

  • 過去の勉強時間を振り返る
  • 現在の勉強スケジュールを洗い出す
  • 不足している科目を特定する
  • 優先順位をつける
  • スケジュールを立て直す

この流れに沿って作成すれば、ズレた分を修正して適切なものに直せます。

 

もし、予定通りに進まなければ、以上の流れを参考の上で修正してください。

盛り込む内容の精査

簿記2級試験に必要な科目や範囲を確認し、勉強スケジュールに盛り込むことが必要です。

 

簿記2級では1年に一度範囲の改定があり、それを把握できていないと点数を取ることが難しいです。

実際に私は、必要な科目や範囲を確認することをせずに初めてしまったので、試験範囲の改定を知らずに試験に一度落ちています。

 

また点数の配分が高くない部分に多くの時間をかけても、あまり意味がありませんそれより苦手分野を潰したり、配分が高いところの理解を深めたほうが良いです。

適切な時間配分を行い、勉強する科目や範囲を明確にしておきましょう。

【社会人+学生】独学者の簿記2級の勉強スケジュール

【社会人+学生】独学者の簿記2級の勉強スケジュール

先ほどまでは筆者の勉強スケジュールを紹介しました。

今度は、「社会人」「学生」の2人の合格者のスケジュールを紹介します。2人とも、簿記3級に受かった人であり、前提知識はある人物です。

 

受かるまでの学習予定

  • 1~2ヶ月:情報収集&テキストをインプット
  • 3ヶ月:軽く問題集で確認
  • 4~5ヶ月:問題集のアウトプット練習で仕上げ
  • 6か月:模試で最終チェック

 

  • 1~2ヶ月:テキストでインプット
  • 3ヶ月:問題集スタート
  • 4ヶ月:1周問題集を終える
  • 試験不合格
  • +2ヶ月:再勉強

それではまずは社会人から説明をしていきます。

社会人

社会人で取った私の学習期間は6か月です。

 

まず6か月前は、情報収集と参考書の選定、試験概要の確認をしました。

独学では試験に関する情報や良い参考書選びは自分でする必要があり、そこで躓くとすべてがダメになるので、手は抜かず時間をかけます。

ネットで試験について調べたり、人から話を聞いたり、とにかく方法は選ばず多角的に情報を集めました。

 

そして情報収集が終わった後は、選んだテキストを軽く見て全体像を確認。1周確認後はより細かな知識を入れるため、じっくり読み進めます。

これを2ヶ月間かけてじっくりやりました。

 

試験の3ヶ月前は、テキストを一通り終えて問題集に取り組み始めます。この時は、完全に解くことを目標にするのではなく、解き方や使いどころを覚えることを重視しました。

そうすることで、どのような問題であっても対応できる力が身につきました。

 

2~1ヶ月前は、問題集をひたすら解いてテキストは確認程度でしか使用しません。解き方を頭に入れるために、基本的には手を動かして覚える。これだけに集中して理論もどんどん頭に入れました。

 

そして残りの1ヶ月は、苦手箇所の復習と模試で最終チェック。

最後まで気を抜かずに、間を開けずに勉強することで一発で合格しています。

学生

私は5ヶ月で簿記2級に合格しました。大学生にしては遅いと思われるかもしれませんが、それは私が1回試験に落ちているためです。

 

まず最初の1ヶ月は、お店で売っていた分かりやすそうな参考書を買い、1日2時間のペースで進めていました。

毎日勉強するのも大変だったし、やる気もそこまでなかったので、「30分やって10分休憩」というように、ぶつ切りでの勉強です。

 

3ヶ月に入るぐらいでテキストが終わったので、問題集をスタート。

余裕でしょ。

と思っていましたが、最初の方が全然思い出せなくて、テキストに戻りながら徐々に問題集を進めていきました。

 

そうして1ヶ月かけて何とか問題集を1周終わらせて、と筆記試験に挑戦しましたが、結果は散々で30点。

そこから心を入れ替えて、新しい参考書を購入し5ヶ月目まで日に7時間の学習を重ね、テキスト・問題集共に4周して何とか、次に受けた試験は見事合格できました。

 

簿記2級の勉強を通じて思ったことは、「継続と情報収集」の大切さです。参考書も学習法もわからなかったので、感覚を掴むまでに苦労したし、継続的な学習がなかったから知識が断裂していました。

この2つがしっかりとできていれば、もっと短い時間でも十分受かることができると思います。

 

簿記2級の勉強スケジュールまとめ

  • 必要な勉強時間は300~500時間
  • 筆者は5ヶ月(400時間)で合格
  • スケジュール管理をすると3つの利点がある
  • スケジュール作成時は4点に注意
  • 社会人と学生の勉強スケジュール

講座・独学に関わらずスケジュール管理をすることは、合格に向けて近づく行為になります。

最初に作っておけば、自分が甘えることを無くし、良い結果に結びつきます。

学習をはじめる前にまずは、予定を組み立てて計画性を持ってください。

 

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