- 簿記2級は転職に必要？
- 未経験でも大丈夫なの？
「筆記試験とネット試験って評価に差はあるの？」「男性・女性で受かりやすいにくいはある？」など簿記2級の転職に関する疑問は多いと思います。
簿記2級は転職でどのような評価を受けるのか企業ごとに違いがあるので、心配される人が多いことは事実です。
実際、簿記2級を要件にしている企業がわかりづらく、取得しても評価されるのかわからいことが実態になっています。
そこで本記事は、簿記2級の転職における必要性から転職の際の注意点まで広く解説しています。
こんな人にオススメ！
- 簿記2級を使って転職を考えている人
- 転職をしようかどうか迷っている人
記事を読めば、簿記2級が転職にどれだけ有利になるのか、転職で失敗しないためにはどうすればいいかわかります。
簿記2級について
簿記2級は商業簿記と工業簿記を解ける知識の有無を測る試験です。
商業簿記はすべての企業で使われている簿記であり、企業が行う仕入れや販売活動を記録・記帳し、組織の実態や活動内容把握をするために使われます。
工業簿記は工場などのラインが一貫している業種で使われる簿記であり、材料の仕入から製品の製造、販売までの一連の流れを記録し、経営活動や営業活動の実態を把握するために使われます。
簿記2級は3級よりも、多くのビジネスシーンで使用できる万能の資格となっており、年々需要が高まっている資格の一つです。
株を行う人であれば、ほぼすべての企業の経営状態がわかるため、お金を儲けやすくなるといった副次効果も期待できます。
簿記2級は転職に利用できるのか
簿記2級は転職に使うことのできる資格になります。というか、まず持っておくべき資格といってもいいかもしれません。
なぜならば、転職希望者の多くが簿記2級を取得しているからです。
先ほども説明したように、簿記2級はどのビジネスシーンでも使用できる有用な資格になります。
どこでも使えるということは、「とりあえず取っておけば評価される」ということです。
そんな資格があれば、多くの人はどう考えるでしょうか。
他の人に差をつけられないために、簿記2級取得に躍起になるのではなるでしょう。
現に明確な志望先がない人の多くが取得している現実があります。
実際に私の友人でも、転職をはじめる前にとりあえず簿記の資格を取得していました。
そのため持っていないと、スタートダッシュに遅れてしまうことも…。まず最低限のスタートラインに立つために、簿記2級は取得しておきましょう。
ネット試験は評価されるのか？
多くの試験でネット試験は筆記試験に比べて簡単だと言われています。
当然のことながら、簿記２級もネット試験の方が簡単であると言われているんです。
そこで疑問になるのが、ネット試験は転職時に評価されるのかどうかですよね。
仮に、ネット試験の評価が筆記試験よりも下であると、転職で使いたい人は取得の意味がありません。
さて、その使えるか使えないかの答えとしては、「ネット試験でも正当な評価がされるため使える」です。
評価されると言い切れる理由として、企業としての仕事の判断基準があります。
企業としては最低限の知識があればよく、完璧を求めることはまずありません。
仕事は試験ではないので、簿記でわからないことがあれば調べればよく、業務をこなしていく中でステップアップしていけば良い。
このように企業は考えるため、合格できる知識があると判断できればいいんです。
簡単かどうか問題ではありません。
また、履歴書でネット試験かどうかなんて書きませんし、面接でわざわざ聞いてくることもまずないです。
転職では志望動機等の重要なところが見られるため、資格の詳しい内容はそこまで重要視されていないでしょう。
これらのことより、簿記2級はネット試験であっても転職希望先にもバレることはありませんし、正当な評価をされます。
簿記2級があれば30代・40代の未経験でも転職できる！
簿記2級の資格が必要とされる仕事は、未経験でもかなりの需要があります。
もちろん中には経験者のみの採用の求人もあります。しかし、それよりも遥かに未経験者でも歓迎の求人が多いんです。
転職の場合、前職と関係のない仕事をする人も少なくありません。
そういうこともあり、未経験でも関係なく雇用されるチャンスはあるんですね。
なお、男性・女性の縛りはなく、年齢も30代以上の人の求人もあります。
情報収集のやり方にもよりますが、基本的に簿記2級を持っていれば雇用のチャンスが十分あるので安心してください。
簿記の資格を生かせる転職サイト3選
転職を考えている人は、必ず転職サイトを活用するようにしましょう。
転職サイトを使うことで探す時間を省略でき、埋もれている優良求人に出会える可能性が上がります。
しかし転職サイトもピンキリであり、良い物もあれば悪いものもあるんです。そこで転職サイトの中でも、特に評価の高い3サイトを紹介します。
- リクルートエージェント
- dodaエージェントサービス
- マイナビ転職
1サイトごとの軽い説明をしていきますね。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、専門の転職エージェントが企業とのマッチングを図ってくれる形式の転職サイトになります。
サイトへ登録すると必ず1人エージェントがつき、履歴書の添削、面接指導や企業探しなど転職に必要なことを1からやってくれます。
そのため希望業界とのマッチング率が高く、転職業界において高い満足度を誇っているんです。
それに加えて、求人数も公開求人12万件以上、非公開求人18万件以上の計30万件を超える求人も魅力の1つ。
北海道から沖縄、さらに海外地域の企業も求人をしており、一生働ける企業に出会うことができます。
内定が複数出てしまった時に必要な辞退の電話も肩代わりしてくれるサービスも。
転職希望者には、かなり手厚い仕様になっているサイトが、リクルートエージェントになります。
難点を挙げるとすれば、転職エージェントに当たりはずれがあるということです。
ほとんどのエージェントはしっかりと仕事をしてくれますが、中には適当な求人を持ってくる人もいます。
そんな時はすぐに担当をチェンジしてもらい、別の担当者に切り替えるようにしましょう。
dodaエージェントサービス
dodaエージェントサービスも、専門の転職エージェントが企業とのマッチングを図ってくれる形式の転職サイトになります。
転職エージェントの質が良いことはもちろんですが、なんといっても独自イベントの数々がdodaは素晴らしいんです。
第一にイベントの数がズバ抜けて多く、他の転職サイトに比べて生の情報を多く素早く効率的に入手することができます。
その場には求人サイトに出ていない非公開の求人もあるため、珍しい業界の仕事に就ける可能性があるんです。
また求人数も15万件超と業界でもトップクラスの多さを武器に、誰もが知る大企業から日本を支える中小企業まで幅広い求人が載っています。
条件を絞ったわかりやすい検索機能で、数分とかからずに自分の志望企業を見つけることができるでしょう。
懸念点があるとすると、地方の求人が少ないところです。
他のサイトに比べると、大都市やその近郊の求人が多くなっています。
都市部で仕事をしたい人は使い勝手が良いと思いますが、どうしても地方で働きたい場合は別のサイトを検討すると良いでしょう。
マイナビ転職
マイナビ転職も、専門の転職エージェントが企業とのマッチングを図ってくれる形式の転職サイトになります。
マイナビ転職では若い層向けの求人が多く、35歳以下の登録者が全登録者の60%以上を占めている若手特化のサイトです。
若手の採用が多いため、自身のレベルアップや正社員を希望する人に高い人気を誇っています。
求人情報が書かれている中身も良いところだけでなく、匿名で社員が内情を赤裸々に語ってくれるので、入社後のギャップを感じることはありません。
キーワード検索で簡単に企業を調べられるため、すぐに好みの企業も発見することができます。
また履歴書添削や面接対策も行ってくれており、転職活動を有利に進めることも簡単です。
3100人以上在籍しているエージェントにより、満足のいく転職をすることができるでしょう。
転職のための最低限の準備
転職サイトで転職先を決定したら、念入りな準備を忘れないようにしましょう。
気にするべき点は多くありますが、その中でも特に気をつけるべき点を3つ紹介します。
- 辞めた理由の明確化
- 資格とマッチした志望動機
- 履歴書を丁寧に記入
この3点を疎かにすると、選考にどれだけ進んでいても関係なく落ちます。
一発不採用を防ぎ、良い職業を獲得するためにも気をつけてください。
次から具体的に気をつける点を詳しく説明していきますね。
辞めた理由の明確化
第一の準備は、辞めた理由を明確化しておきましょう。
なぜなら明確化しておかないと、相手に悪い印象を充てる可能性がありからです。
企業を辞めるのには何かしらの理由があるかと思います。
例えば、自分のやりたいことと違う、成長を見込めないなどですね。
ここを明確せず、企業になんとなく辞めたというイメージを持たれると、転職がかなり厳しくなってしまうんです。
企業も自分の会社に入れて、「仕事に飽きたから辞めます」とか言われたらたまったもんじゃないですからね。
まずどんな企業であっても採用することはないでしょう。地雷の採用を無くすために、必ず辞めた理由を聞いてきます。
嘘をつきすぎるのはいけませんが、多少の嘘を混ぜて話すのはokです。
「コレが原因で辞めました！」というものは必ず作っておきましょう。
私としては「キャリアアップを考えた結果」という考えが良いと思います。
前の会社と悪い関係で辞めたわけでなく、転職先が素晴らしいと言えるためですね。
企業とマッチした志望動機
第二の準備は、企業とマッチした志望動機の作成になります。
なぜ重要なのかと言えば、志望動機で一番見られるポイントになるからです。
企業へのアピールをする一番の場所は、志望動機になります。志望動機は熱意・希望・天望…など、すべてが自分を紹介する材料です。
その志望動機であなたの企業への志望度が測られてしまいます。
ここで企業とマッチしていない志望動機を書いてしまうと、まず当該企業への採用は期待できません。
マッチしていないと、企業の考えは「熱意がない」→「ウチじゃなくてもいい」→「採用する意味がない」という考えになります。
この考えになると、マイナスのイメージを与えてしまうため採用は絶望的。
前企業で輝かしい成果を出していたら、良いかもしれないですがそれ以外は不採用でしょう。
希望の企業へ入るために、必ず志望動機は企業とマッチさせましょう。
履歴書を丁寧に記入
最後の準備は、履歴書を丁寧に記入することになります。
なぜなら履歴書の書き方によって、相手方に志望度がわかってしまうからです。
基本的に履歴書ではすべて大切であり、手を抜くポイントはありません。
そこで意外と手が抜けがちなのが、文字の丁寧さになります。
字が奇麗か汚いかでいえば、奇麗な方がよいですがここではそうではなく、どれほど時間をかけているかを伝えることです。
奇麗な字を書く人でも、軽く書いた字はすぐにわかり、志望度が低いのではないかと疑われます。
反対に字が汚くても、見やすく字を大きくし時間をかけた字は、面接官にも伝わり評価も高くなりやすいです。
転職の場合、一日に何枚も履歴書も書くため、一枚一枚の履歴書が雑になりやすい。
その中で丁寧に履歴書をかけて人が、チャンスをものにしています。
必ず履歴書の字は汚くとも、丁寧な記入を心がけてください。
簿記2級転職まとめ
- 簿記2級はどのビジネスシーンでも使える
- 転職であるならば持っておきたい資格
- 未経験でも2級を持っていれば転職しやすい
- 転職する場合は転職サイトを使う
- 転職する時は最低でも3点に気をつける
簿記2級を持っていれば、どんな人にもスタートダッシュで負けることはなくなります。後は自分自身のアピール力が大切。
気負わずに行けば転職に失敗することはありません。
第一歩として、簿記2級の取得頑張ってください。
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