・公務員試験の面接カードって?
・書き方に決まりはあるの?
・注意点は?
・コツはあるの?
こうした疑問に答えていきます。
面接カードを国家試験の面接の時、面接官に称賛された私が紹介するので有益な情報を保証します。
本記事の内容
- 公務員試験の面接カードについて
- 面接カードの書き方
- 書くうえでの注意点
- 高評価を取るためのコツ
この記事を読み終えると、面接官に好印象の面接カードの書き方がわかり、面接試験に楽々合格できます。
この記事を書いている人
元公務員ターナーの自己紹介
高学歴、法学部出身というわけではありませんが、大学2年の時から資格を取得しつつ、公務員の勉強を開始。 結果=国家公務員総合職に現役で合格。 他にも(一般職・国税専門官・県庁・市役所)などにも内定しているので、公務員志望者の不安や疑問点を解消します。 — 知識図書館(公務員試験・資格ブログ) (@TandH_blog) November 7, 2020
公務員試験の面接カードについて
公務員の面接カードは、面接試験の時に参考されて面接されるものになります。
民家企業でいうところのES(エントリーシート)と呼ばれるものです。
質問をするための重要な資料なので、アピールポイントを詰め込むことが重要になります。
そんな面接カードには、主に以下のようなものを書きます。
- 学業・勤務での経験
- 社会活動や職務での経験
- 日常生活での経験
- 志望動機
- 長所・短所
概ね以上のような項目について書くことになります。
職種ごとに書く内容が少しずつ違うので、受験先の面接カードはしっかり確認しておきましょう。
面接カードの形式が大きく違うものを下のリンクに張っておきますので、一度確認してみてください。
公務員の面接カードの基本事項(書き方)
面接カードは適当に書いていいものではありません。
実は決まった書き方があるんです。
決まった書き方に沿って面接カードを書かないと、せっかくのアピールが不十分になってしまいます。
面接官に効率よく質問してもらい、多くのアピールをするために面接カードの書き方をマスターしておきましょう。
面接カードの書き方は以下の二点を意識して書いてください。
- 起承転結を意識
- 自分の長所を書いてから出来事を書く
どのように書くべきなのか次から説明していきます。
起承転結を意識
面接カードは起承転結を書いて話しましょう。
起承転結を意識しないカードは、読みにくい面接カードになるからです。
あなたは物語小説を読んだことあるでしょうか?
ほとんどの物語小説は起承転結が順守されています。
推理小説を例に挙げてみましょう。
推理小説の起承転結は「起:現状紹介」「承:事件が起きる」「転:捜査」「結:犯人逮捕」です。
これからズレた小説なんて見たことないと思います。
仮にズレていたら、事件が起きた後に自己紹介とかになってしまい、どう考えてもおかしいものになってしまいます。
面接カードも同じです。
小さな枠の中に起承転結を詰め込むんです。
面接カードの起承転結をアルバイトを例にして説明してみます。
「起:アルバイトをしようと思った動機」「承:自分の中での課題を発見」「転:問題解決に向けて何をしたか」「結:感じたこと、学んだこと」になります。
見てわかるように基本的に面接カードも起承転結なんです。
この型からズレてしまうと、読みにくく容量の得ない面接カードになってしまいます。
読みにくい面接カードは評価が低くなることがほとんど。
どれだけ内容が良くても意味がありません。
正当な評価を得るためにも、起承転結は意識して書きましょう。
自分の長所を書いてから出来事を書く
面接カードは自身の長所を書いてから、出来事を書くようにしてください。
そうすることで、長所が面接官の印象に残るからです。
自分の長所(アピールポイント)は、出来事(エピソード)よりも大切なものになります。
アピールポイントは、面接官が採用するときの基準だからです。
エピソードはただの補足説明になります。
なので、アピールポイントを面接官の印象に残らせるために、一番に持ってきましょう。
またほかの利点として、面接官が話を理解しやすなるという点もあります。
普段、社会人は結論ファーストの文ばかり読んでいます。
だからこそ、面接官は長所が先の文の方が、エピソードを詳しく理解できて、評価もしやすいんです。
面接では、わかりやすさが1番大切になります。
そのためには、長所を最初に書くようにしましょう。
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公務員の面接カードを書くうえでの注意点
公務員の面接カードにはいくつか気をつけるべき注意点があります。
その注意点を知らずして、面接カードを書くことは無謀です。
注意点を無視した書き方をすると、点数が大きく下がります。
なので公務員の面接カードは注意点を意識してください。
- 大きな字で丁寧に書く
- 文体を「です」「ます」調で統一する
- 全体のバランスを意識して書く
- 誤字脱字を無くす
一つずつ詳しく紹介していきます。
大きな字で丁寧に書く
面接カードを書くときの注意点一つ目は、大きな字で丁寧に書くになります。
その理由は、大きな字でないと面接官が読みにくいからです。
面接試験は面接カードを読んでもらってからはじまります。
読んでもらう時点で米粒ほどの字だったら面接官はどう思うでしょう?
おそらく読む気をなくすと思います。
読む気をなくす=面接の気力をなくすことになります。
面接カードの時点で差が出てしまうと嫌ですよね。
また面接官の方は、老眼の方が多くいます。
大きな字で書かないと全然見えません。
読みたくても読めないんです。
つまり評価のしようがない。
せっかく面接カードにいいことが書いてあっても、読まれなければ意味がありません。
面接官に読ませるためにも、大きな字を心がけましょう。
文体を「です」「ます」調で統一する
面接カードを書くときの注意点二つ目は、文体を「です」「ます」調で統一するになります。
なぜなら面接カードは、目上の方に読んでもらうためのものだからです。
面接カードは論文ではありません。
読みたい人は読んでのスタンスではなく、読んでくださいのスタンスなんです。
商品を売り込むセールスマンがタメ口で商品するでしょうか?
絶対にしませんよね。
丁寧な口調でアピールポイントを説明していると思います。
面接カードもそれと同じです。
相手に自分を売り込むための資料なので、下手に出て「です・ます調」で書くことは当たり前になります。
面接官を不快にさせることを避けるためにも、「です・ます調」にしましょう。
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全体のバランスを意識して書く
面接カードを書くときの注意点三つ目は、全体のバランスを意識して書くことになります。
全体のバランスを整えることで、見やすい面接カードを作り上げることができるからです。
面接カードも第一印象が大切。
面接官が見やすいと思うカードを作ることで、面接官の面接に対する気持ちも前向きになります。
一日に何十枚という面接カードを読んでいる面接官は、読みやすいカードを欲しているんです。
読みやすいカードが直接評価に響くことはありませんが、読みやすい方が絶対に印象は良くなります。
なので、全体のバランスを意識して面接カードは作りましょう。
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誤字脱字を無くす
面接カードを書くときの注意点四つ目は、誤字脱字を無くすことになります。
誤字脱字がある面接カードだと、やる気のない受験生と判断されてしまうためです。
公務員の発出する文書は公文書と言われるものであり、公文書は政府や県、市の意向となります。
しかも一度発出されると、取り戻しが効かないものです。
誤字や脱字があったから、この文書は無かったことにしてくださいはありえません。
公務員として、この注意深く確認する能力を確認されるため、誤字脱字は許されないです。
そうでなくても試験という体をとっていますが、就職活動の一環になります。
誤字脱字がある面接カードを出す受験生なんて、やる気がないと思われても仕方がないと思いませんか?
いきなり不合格はないですが、最後の一人の合格者を決めるときには間違いなく弾き出されます。
確実に合格するためにも誤字脱字はないようにしておきましょう。
3点を意識すれば高評価!面接官が食いつく面接カードのコツ
面接カードは注意点だけを意識して書いても、評価は人並みのままになります。
重要なのはこの面接カードで他の人と差別化を図ることです。
うまく差別化ができれば、合格率が飛躍的に上がります。
そんな面接カードで取り入れれば高評価間違いなしの技術を紹介します。
その技術は以下のものです。
- すべてを書かない
- 面接官が気になるワードを入れる
- 聞かれたくないことの内容はスカスカにする
どの点を意識すればいいか。イメージしにくいと思います。
一から説明していきますので、高評価をもらえる技術を身に着けて楽に面接を突破しましょう。
すべてを書かない
面接カードを書くときのコツ一つ目は、すべてを書かないことになります。
なぜならすべて書いてしまうと、面接官に質問されなくなってしまうからです。
面接は、面接官に質問されながら自身を売り込んでいくものになります。
面接官が知りたいと思ったことだけを質問され、それに答えていく。
要は言葉のキャッチボールなんです。
そこでどんな出来事があったか1から100まで書いてしまったら、面接官が話すことがなくなってしまいます。
質問をされないということは、アピールの時間が減ってしまうということです。
これでは他の受験生にアピールが負けてしまいます。
なので、面接カードに書くことはすべて書かないようにしましょう。
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面接官が気になるワードを入れる
面接カードの中に面接官が食いつきそうなワードを入れておきましょう。
そうすることにより、ワードを入れた項目に対して質問がされやすくなります。
面接試験は、基本的に面接官が質問したものについてしか話してはいけません。
聞かれていないことまで話してしまうと、相手に不快感を与えてしまいます。
つまり自分がアピールしたいことを、自分で選べるわけではないんです。
では聞いてもらうためにはどうすればいいでしょうか?
答えは聞きたくなるようなワードを散りばめておくんです。
散りばめることで断片的な情報しか面接官は知ることができません。
面接官はもっと知りたいという気持ちにさせられて、確実に質問してくれるようになります。
私はこの手法で多くのアピールポイントを面接官に聞かせました。
面接のしゃべり方でも少し工夫がいりますが、面接カードだけでも興味を惹かせることは可能です。
皆さんもワードを散りばめて、面接官に多くの質問をさせましょう。
補足ですが、面接官が食いつきそうなワードの例を紹介しておきます。
参考にしてみてください。
面接官の食いつきそうなワードや話は以下のものになります。
- アルバイトでの自分が行った改革や経験
- ボランティア活動での感じたこと
- サークル活動で自身が行ったこと
以上のような自身しかない経験を書くことで面接官の気を引くことができます。
聞かれたくないことの内容はスカスカにする
面接の中で聞かれたくないことはスカスカの内容にしておきましょう。
内容をスカスカにすることで、面接官に聞かれにくくすることができるからです。
公務員試験の面接試験の時間は、短いところで15分しかありません。
短い時間で多くのアピールができたものが合格します。
聞かれやすい内容を考えることも大事なんですが、それと同じぐらい聞かれない内容を作ることも重要なんです。
わざわざアピールできない内容を充実させるより、自分のアピールしたいところを重点的に紹介する方が評価は高くなります。
だから、アピールできないところは簡素で構わないんです。
実際に私は、学業の欄でゼミのことを書いたのですが、活動をほぼサボっていたので何も書くことがありませんでした。
聞かれてもアピールできないので、学業の欄は「何の専攻であったのか」「卒論のテーマは何なのか」だけを書いて面接に挑んだんです。
他の欄と比べて圧倒的な中身のなさから、ほとんどの試験で聞かれませんでした。
もし聞かれても情報を一切出さず、専門用語で押し切れば相手は諦めます。
聞かれたくないことは簡素に書き、効率的にアピールできたので面接試験はいい結果を残して合格しました。
皆さんも高い評価を獲得したいなら、アピールできない欄はスカスカにしましょう。
面接カードの大原則まとめ
- 面接カードは民間企業におけるESのようなもの
- 面接カードの書き方は「起承転結を意識」「自分の長所を書いてから出来事を書く」
- 注意点は「大きな字で丁寧に書く」「文体を「です」「ます」調で統一する」「全体のバランスを意識して書く」「誤字脱字を無くす」
- 面接カードを書くときのコツは「すべてを書かない」「面接官が気になるワードを入れる」「聞かれたくないことの内容はスカスカにする」
面接カードは面接官に、最初に見てもらう資料になります。
その資料は、言ってしまえば自分の顔。
人は第一印象が9割と言われます。
なので面接カードを作り込むことで、面接試験がうまくいくことは間違いありません。
皆さんも面接カードを作り込み高評価をもらい合格を掴み取りましょう。
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