国家公務員の面接カードとは?
書くうえで気をつけることは?
記入する際のアドバイスは?
項目はなにがあるの?
おすすめの参考書は?
こうした疑問に答えていきます。
国家公務員試験の面接をすべて経験した私が書いた記事なので信頼性は保証します。
本記事の内容
- 国家公務員の面接について
- 書く時に気をつけること
- 記入項目の詳しい説明
- 書くうえでのコツ・アドバイス
- おすすめの参考書について
読み終えると、国家公務員の面接カードについてわかるので、どのように書けばいいかわかります。
国家公務員の面接カードとは
面接カードは一般企業ではES(エントリーシート)にあたるものです。
その中身は試験によって違いますが、志望動機や学生時代のことについて聞かれます。
国家公務員試験の面接では、時間が約15分と短いため基本的に面接カードに沿った質問が行われます。
ですので面接カードには、アピールポイントを詰め込むことが重要です。
そうしなければ、面接でいい評価をもらうことは難しいでしょう。
いい評価をもらうために面接カードは、じっくり時間をかけて慎重に仕上げてください。
国家公務員の面接カードを書くうえでの注意
面接カードを書くときには気をつけなければ、いけないことがいくつかあります。
そのようなものがある理由は、面接試験での評価ポイントになるからです。
いい面接カードを作った人と残念な面接カードを作った人では、明らかな差ができてしまいます。
なので面接カードでも気をつける必要があるんです。
そんな面接カードの気をつけるべき点は、以下の4点になります。
- 大きな字で丁寧に書く
- 文体を「です」「ます」調で統一する
- 全体のバランスを意識して書く
- 誤字脱字を無くす
これらの点を意識するかしないかで評価が変わってきます。
ではどう注意するのかを細かく説明していきます。
大きな字で丁寧に書く
面接カードの字は大きく丁寧に書くことを考えてください。
なぜなら大きく丁寧に書くことで、面接官が見やすい面接カードになり、印象がよくなるからです。
面接官は1日に何人もの面接カードを見ます。
そのため面接カードの字が細かく、適当に書かれたものは読む気も起こりません。
読まれても面接官をかなり疲れせるため、印象が悪くなってしまいます。
たった2つのことで印象が変わるので、面接カードの字は大きく丁寧に書いてください。
文体を「です」「ます」調で統一する
面接カードの文体は「です」「ます」で統一してください。
「です」「ます」で統一する理由は、それがルールだからです。
面接カードは報告分ではないし、目上の人に見てもらうものになります。
それを「で」「ある」調で書くと失礼ですよね。
面接官もそう感じるはずです。
なので「です」「ます」調を心がけましょう。
全体のバランスを意識して書く
面接カードは全体のバランスを意識して書きましょう。
なぜなら全体のバランスがきれいな面接カードのほうが、面接官に読まれやすいからです。
面接官も人間になります。
きれいな面接カードと汚い面接カードなら、きれいな面接カードを読みたいですし、採用したくなりますよね。
だから字の大きさや余白を揃えることなど統一することを意識して、きれいな面接カードを書くんです。
面接官に見やすい面接カード提供して、評価をあげていきましょう。
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誤字脱字を無くす
面接カードで誤字脱字は絶対にいけません。
なぜなら誤字脱字は、減点の原因になるためです。
誤字脱字があるということは、自分の文をよく読んでいません。
人生を変える大事な試験に、不完全なものを出す人間は組織には必要ないわけです。
つまり少しの誤字脱字でも、面接官にあまり良くない印象を与えてしまいます。
わすかな誤字や脱字で合格できないこともあるので、しっかり誤字脱字のチェックをしてください。
以上のことに意識して面接カードを書き上げよう!
国家公務員の面接カードの記入項目
国家職の面接カードは、5つの各項目があります。
地方公務員の面接カードとは違い、すべての試験が一定の型で固定です。
なので、一度書いてしまえばあとはそれを流用するだけで面接カードが書けてしまいます。
その代わりしっかり練っておかないと、ずっと最低な面接カードを作り上げてしまいます。
それを避けるために面接カードの項目を見ていきましょう。
その項目以下の5つになります。
- 学業や勤務においてこれまで取り組んだ活動や体験
- 社会活動や職務においてこれまで取り組んだ活動や体験
- 日常生活その他(資格、特技、趣味、社会事情など関心のあること)についてこれまで取り組んだ活動や体験
- 志望動機
- 志望官庁(総合職・一般職のみ)
被っていそうな部分やわかりにくい部分があると思います。
それを解消するため各項目の書き方を説明していきます。
1学業や勤務においてこれまで取り組んだ活動や体験
この欄にはゼミや卒業論文について書きましょう。
正直な話、学業でのアピールポイントはこれぐらいしかありません。
ゼミで特殊な取り組みをやっていたり、おもしろい論文を書いていたならアピールチャンスになります。
ですが基本この部分は技術系でない限り、あまり聞かれることはありません。
なのであまり気合いを入れて書かなくてもいい分野です。
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2社会活動や職務においてこれまで取り組んだ活動や体験・3日常生活その他についてこれまで取り組んだ活動や体験
この2つの項目を書く上で、皆さんに経験していただきたいのは、アルバイトとボランティア活動、サークル活動になります。
なぜなら3つを経験していれば、ここの活動や体験の欄はすべて価値のあるもので埋まるからです。
極端な話ですが、AとBの受験生がいて、面接官が日常生活の活動について質問したとします。
その時に
どちらの人の話をより聞きたいと思いますか?
もちろんBの人の話を聞きたいですよね。
面接官も同じ気持ちです。
ありふれた体験より、唯一無二の経験を聞きたいはずです。
とくにボランティア活動は、国家公務員の人はほとんどやってきていません。
そのためとくに聞かれやすくなります。
またアピールもしやすいため、一石二鳥です。
ボランティアに限らず、他の活動でもアピールしやすいので、アルバイト・ボランティア活動・サークル活動はしておきましょう。
4志望動機
志望動機は自分の強みを踏まえた書き方をしてください。
そうすることで、自分の公務員に対する想いと採用することによるメリットを同時にアピールできるからです。
国家公務員の面接は、とにかく時間がありません。
15分という短い時間で、面接官に自分を多く売り込む必要があります。
そこで志望動機の欄で強みを書くことで、同時にアピールできて短い時間でも2つのことを売り込めます。
補足 総合職・一般職を受験する方は、志望動機に官庁訪問先を絡めてください。
そうすることで志望動機が話しやすくなりますし、面接官にしっかり考えて選んでいると思ってもらえます。
官庁訪問先でも話を広げやすくなるのでオススメです。
これらを踏まえることで、多くの点で有利になるためきちんと意識してください。
5志望官庁(総合職・一般職のみ)
志望官庁は、実際に官庁訪問する予定の省庁を書くようにしてください。
どうしてかというと、おそらく官庁訪問先にも皆さんの面接カードが渡ることになるからです。
官庁訪問に来て面接カードに訪問先の官庁が書いてあったら『この子は本気なんだな』と思ってもらえます。
そう思ってもらえたら話が弾むこと間違いなしです。
合格する可能性が大きく上がります。
なので官庁訪問に行くことも考えて、面接カードを作っていってください。
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国家公務員の面接カードを書くうえでのテクニック
面接カードを書くうえでのテクニックを紹介します。
それは面接官を誘導する内容の面接カードの作成になります。
なぜなら誘導することで、アピールしたいことや聞かれたくないこと分けることができるからです。
この使い分けができることにより、効率的に自分のことをアピールできます。
その結果、高い評価がもらえますよ。
その誘導するテクニックはこの3つです。
- 聞いて欲しくないところは簡素に書く
- 結論をはじめに書く
- 記入欄にはワードだけを詰め込む
この3点を意識して面接カードを書くことで面接が楽になります。
では詳しく説明していきます。
聞いて欲しくないところは簡素に書く
聞いてほしくないことは、簡素に書いて内容を薄くしましょう。
そうすることで、その内容についての質問をさせないようにできるからです。
面接カードを書いていると、質問されても答えられないというところが出てくることがあります。
そんなときは、聞いてほしくない質問欄にはあまり書かないようにすると、興味を逸らすことができます。
私は学業関係の欄でアピールができないと感じたので、所属していたゼミの名前と卒業研究の内容だけ書きました。
そうしたことで、深く突っ込まれることなく面接を終えることができました。
結果、アピールできない質問の時間を大幅に短縮できたので、面接が成功したと思っています。
なので、質問されて困る欄は簡素に書くようにするといいですよ。
結論をはじめに書く
面接カードには結論を最初に書くようにしてください。
結論を最初に書くことで、インパクトが残る内容になるためです。
AとBの2つの例を比べてみます。
A:私は野球サークルに所属していてキャプテンをしていました。
そこで○○という経験をしたのでリーダーシップがあります。
B:私の強みはリーダーシップです。
その理由は○○という経験をしたからです。
この2つだとBのほうがインパクトは大きいですよね。
また導入でアピールポイントを話しているため、面接官も話を聞きやすくなります。
このようにアピールすることで、面接官の印象にも残りやすくなるんです。
だからこそ、結論を最初に書いてください。
記入欄にはキーワードだけを詰め込む
記入欄にはキーワードを詰め込んで、具体的なことをなるべく書かないようにしてください。
理由として面接官は、その具体的なことを聞くために質問をするからです。
面接官が『どうしてこの経験をしたのだろう』『なぜこのように感じたのだろう』と気になってくれたら質問してくれます。
そうすれば、あとは自分のアピールしたいことを話していくだけで合格できるので、かなり楽な面接になります。
逆に詳しい内容を書いてしまうと、言いたいことがわかってしまいあまり質問されません。
そうなるとアピールが不十分になってしまう可能性が高いです。
なので面接カードには、キーワードのみを詰め込むようにしてください。
国家公務員の面接カードが書きやすくなる参考書
私が実際に使っていた参考書を紹介します。
面接カードの書き方がわからなかった私が、高評価をもらえる面接カード書けるようになった本です。
公務員試験 現職人事が書いた「自己PR・志望動機・提出書類」の本
現職の人事が書いた高評価の面接カードが書けるようになる本
この本は面接のコツや面接カードの書き方など細かく載っています。
その中でもとくに注目すべきが、いろいろな人の面接カードが載っていることです。
合格・不合格の面接カードが両方載っているため、どの部分に気をつければいいかよくわかります。
さらに書き方のアドバイスや注意点も載っているため、面接カードが簡単に書けます。
少し残念なところは、書き方が乱暴なところです。
説明が煽っていると思われても仕方に文章なので、不快に感じる方がいるかもしれません。
ですが内容に関しては、一流ですので買っておいて損はない1冊になっています。
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国家職の面接カードについてまとめ
- 国家職の面接カードは民間でいうエントリーシート
- 書くうえでの注意点は「大きな字で丁寧に書く」「文体を「です」「ます」調で統一する」「全体のバランスを意識して書く」「誤字脱字を無くす」
- 国家職の面接カードは、総合職も一般職も専門職も大体同じ
- 面接官を誘導する面接カードを作ると合格しやすい
項目と書き方面接カードは面接をするうえでとても重要になるものです。
最初から構想を練って書き上げることで面接が楽になります。
さまざまな国家公務員試験の面接を受けると、聞かれることもほぼ一緒になるので合格できる可能性が上がりますね。
皆さんも面接カードから対策をしっかりとして、高評価をいただきましょう。
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