・官庁訪問って?
・総合職と一般職の違いは?
・両方に共通することは何?
こうした疑問に答えていきます。
私が両方の官庁訪問を受けるときに調べたことを紹介していくので情報は信用できるものになっています。
本記事の内容
- 官庁訪問の概要
- 総合職と一般職の官庁訪問で違うこと
- 総合職と一般職の官庁訪問での共通すること
記事を読み終えると、総合職と一般職の違いがわかって、対策がしやすくなります。
官庁訪問とは
官庁訪問とは、国家総合職と国家一般職の試験のみ行うことになる面接試験になります。
官庁訪問は自分の志望する省庁へ自分をアピールして採用してもらえるかを決めるために行うものです。
このアピールがうまくいき省庁とのマッチングが成功すれば内定・採用されて、晴れて公務員として働くことになります。
国家総合職の官庁訪問
国家総合職には、クール制度と呼ばれる特別な制度があります。
ココでは説明しきれないのでこちらの記事を参考にしてください。
関連記事 3分でわかる総合職と一般職の官庁訪問違いとは?【国家公務員試験】
関連記事 【国家総合職内定者の官庁訪問体験談】質問集・クールの雰囲気を説明
国家一般職の官庁訪問
国家一般職の官庁訪問は、説明会での情報収集が重要になります。
その理由は、受けれる省庁がたくさんあるからです。
説明会の重要性を下の記事に書いてあります。
関連記事 国家一般職の官庁訪問は面接前に始まっている? 合格のための重要な点
国家総合職と国家一般職の官庁訪問それぞれの違い
総合職と一般職の違いは2点あります。
それは
- 訪問期間の違い
- 地方の出先機関での採用があるかないか
この2点になります。
この違いについて説明していきます。
訪問期間の違い
国家総合職と国家一般職の官庁訪問の期間が全然違います。
総合職は内々定がいただけるまでに合計5日かかり、一般職は1日で終了します。
かける日数が全然違いますよね。
総合職は「法律を企画立案できる能力があるか」や「受験者が省庁の雰囲気に合っているか」を時間をかけて確認していきます。
時間をかける理由はいざ入ってすぐにやめられてしまっても困っるのは勿論のこと、キャリア組ですので優れた人材であるかをじっくりと見るためです。
一方で一般職は、「事務処理能力があるのか」や、「転勤は大丈夫か」など業務的なことを確認されます。
ノンキャリアですので、法律の企画立案をしないのでそこまで深い面接はしないです。
このように面接の内容の濃さが違うため、官庁訪問の総合職は長く、一般職は短くなっています。
地方の出先機関での採用があるかないか
もう一つの違いに地方の出先機関での採用があるかないかです。
総合職は本省のみ、一般職は本省と出先機関で採用されます。
総合職は政治家と協力して法律を作り上げていく人材の確保をすることが目的です。
そのため本省庁でのみ採用活動を行っています。
一般職は適切な事務処理を起こって総合職の作った法律を全国で適正に使われるようにすることが仕事です。
全国に周知するためにいちいち本省庁から通知をするわけにはいきません。
だって本省の仕事は忙しいので、わからないことがあり聞かれても悠長に答えている暇はないですから。
それを解消するために一般職では出先機関での採用があります。
国家総合職と国家一般職で共通して行うべきこと
国家総合職も国家一般職も共通して行うべきことは、以下の通りです。
- ホームページや新聞等で情報収集
- 白書の熟読
- 面接カードの記入
- 業務説明会に参加
この4点を行なってください。
ホームページや新聞等で情報収集
官庁訪問前にはホームページや新聞等で情報収集をしてください。
なぜなら、官庁訪問では今まで自分が行ってきた省庁に関する知識が求められるからです。
総合職でも一般職でも採用されたい省庁の情報を多く知っていて、熱意のある説明をした人が合格します。
情報を知らなければ、熱意も持てないですし面接官へのアピールも不十分です。
その不十分をホームページや新聞等で知識を補ってください。
最新の政策などがホームページや新聞では、紹介されているので確認していくことでいろいろな知識を獲得することができますよ。
白書を熟読
白書の熟読を行なってください。
白書では、今までの省庁の働きを確認することができます。
また、今ホットな政策なども載っているので白書を読むことで省庁の基礎知識がどんどん吸収できます。
私も官庁訪問の前には、採用されたい省庁の白書を読み込んだことで面接官からの質問に答えることができ、逆質問も的確におこなえました。
ですので白書は熟読しておいてください。
面接カードの記入
二次試験後は新たな面接カード書かなければなりません。
これは省庁ごとに異なってくるので、省庁ごとに行っている政策や達成しようとしている目標を書かなければなりません。
ここでは二次試験面接よりも掘り下げられて質問されるのでより綿密に作り上げてください。
けど、政策や達成目標などと重要度で比較して考えると見劣りしてしまいます。
政策や策や達成しようとしている目標は、自分がアピールしやすい内容を書いてください。
朝のニュースや新聞でかじった程度の知識を書くのはやめてください。
本気で受かりたいなら省庁で重点的に取り組んでいて、自分が最大限アピールしやすい内容を話していきましょう。
業務説明会に参加
官庁訪問前に合同説明会や個別説明会が開催されます。
この説明会には絶対に参加してください。
なぜなら、説明会に参加することで各省庁の詳しい業務内容や有益な情報を知ることができるからです。
説明会に行くことで志望度が増したり、新しく訪問先の省庁が見つけることができます。
個別業務説明会は、参加しないと内定をもらえない可能性がありますので、積極的に参加していってください
国家総合職・国家一般職の官庁訪問の違いまとめ
- 官庁訪問は省庁とのマッチング
- 総合職と一般職の違いは、試験期間の長さと出先機関での採用の有無
- 共通してやるべきことは、ホームページ等の確認・白書の確認・面接カードの記入・説明会への参加
国家総合職と国家一般職の官庁訪問は同じように見えて意外と違います。
違いを理解したうえで総合職用・一般職用の対策をしてください。
しっかりとした対策を重ねていけば官庁訪問は意外と簡単に合格できると思います。
それぞれの官庁訪問について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
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