・文章理解ってなに?
・出題傾向はどんなものが出るの?
・解答の順序や意識する点はあるの?
こうした疑問に答えていきます。
国家総合職に合格した私が本試験で高得点を取った解き方なので、実績は裏付けされています。
本記事の内容
- 公務員試験における文章理解とは
- 文章理解の出題範囲
- 文章理解の解き方
記事を読み終えると、文章理解の文章理解の解き方がわかり、試験本番で高得点が取れること間違いありません。
知らないじゃすまされない!文章理解の出題範囲
文章理解とは、公務員試験で必ず解く教養必須科目の1つです。
文章理解の内容は、現代文・古文・英文の3項目に分かれています。
この3つを解くものが文章理解になります。
多くの受験生が得点源とする教科なので、点を落とすとだいぶ痛いです。
点を取るためにも、しっかりとした解き方や勉強法を学ぶ必要があります。
今回はその勉強法を紹介していきます。
勉強方法やおすすめの参考書が知りたい方はこちらの記事をチェック!
関連記事 公務員試験一般教養の要!文章理解で点を稼ぐ効果的な勉強法・参考書
知っているのと知らないのとでは大違い!公務員試験における文章理解出題範囲
文章理解の出題範囲を知ることで勉強方針や解き方がわかりやすくなるので、実際にどんなものか見ていきましょう。
- 内容把握:「問題文の内容と合致するものとして、最も妥当なのはどれか」
- 要旨把握:「問題文の一番言いたいこととして、最も妥当なのはどれか」
- 空欄補充:「問題文中の空欄に当てはまるものとして、最も妥当なのはどれか」
- 文章整序:「選択肢を並び替えて、問題文の後に続く文章を作る場合、最も妥当なのはどれか?」
以上の4つに出題傾向が分かれています。
この出題範囲を理解することで、解き方を決めることができますね。
出題範囲を知っているのと知らないのでは得点に大きな差が生まれます。
文章理解の解き方は2種類ある
今回は、大きく2つに分けて解き方を紹介していこうと思います。
その分け方は
- どの問題にも当てはまる大原則の解き方
- 個々の問題についての解き方
に分けて説明していきます。
文章理解の問題の解き方【大原則】
文章理解の問題の解き方はこの順番に解いてください
- 選択肢を読む
- キーワードを探す
- 本文を読む
この順番を意識することで問題を解くスピードや正答率が格段に上昇するからです。
ではなぜ意識するとスピードや正答率が格段に上がるのか、ひとつずつ詳しく説明していきます。
1選択肢の文を読む
まず問題を解きはじめる前に、選択肢の文を読んでください
なぜ選択肢の文を読むかというと、選択肢の文は問題文の要約がされているからです。
また選択肢の文を先に読むことで、解答時間を短くしたり、問題の理解度を高めることができます。
選択肢の文は、問題文の流れや筆者の言いたい重要な部分も要約が書かれているものになります。
正解の選択肢には、正しい要約が載っていることは当然ですが、不正解の選択肢も問題文の要約をしてあるものがほとんどです。
だから選択肢の文を読んでから問題文を読むと理解がしやすいんですよね。
実際に私は最初、選択肢の文を読まずに解いていました。
その時に模試の点数が1番悪く、文章理解の点数が1点でした。
ですがこの方法を使ってからは、問題の正答率も上がり、試験時間の短縮にもつながっています。
このように問題文を理解したうえで解くことで、試験に合格できる可能性が上がるため、まずは選択肢を読んでください。
2キーワードを探す
問題文を読む前にキーワードを探してください。
なぜかというと、キーワードが問題の答えになっているものがあるからです。
本文中のキーワードには、筆者の特別な思いが込められています。
筆者が1番言いたいこと、注目してほしいからキーワードとして、言葉を変えながら何回も登場させたりします。
そんなアピールしている言葉があるなら、それが答えにならないわけがありませんよね?
よほど意地が悪くない限りは、正解になることは間違いありません。
答えを簡単に導き出して、確実に正解するためにもキーワードを探してください。
3本文を読む
上の2つの工程を終えてから本文を読んでいきましょう。
おそらく、問題文は読みやすくなっていると思いますし、ある程度の答えの予測がついてくると思います。
逆にこの順番を守っていないと、時間をロスしたり、間違えた解答をしやすくなります。
私は1番最初の模試の時に、問題文をいきなり読んで解いていました。
そうしたら、何回も問題文と選択肢を往復して時間は多くかかるわ、誤答を連発するわで最悪の結果になりました。
本番でこんなことにならないように、順番を守った解答をしていってください。
文章理解の解き方【各項目】
さて大原則の解き方がわかったらあとは個別の特徴を理解していきましょう。
この特徴を理解する=解き方がわかるということになります。
- 内容把握:「問題文の内容と合致するものとして、最も妥当なのはどれか」
- 要旨把握:「問題文の一番言いたいこととして、最も妥当なのはどれか」
- 空欄補充:「問題文中の空欄に当てはまるものとして、最も妥当なのはどれか」
- 文章整序:「選択肢を並び替えて、問題文の後に続く文章を作る場合、最も妥当なのはどれか?」
の順番で解き方を説明していきます。
内容把握
内容把握は、消去法で解いていってください。
なぜなら、内容把握は選択肢に答えが必ずあるわけではないからです。
次に紹介する要旨把握は、問題文の中に必ず答えはありますが、内容把握はそうではありません。
問題文に答えのないことがほとんどです。
そのときに1番効果的な方法が消去法になります。
答えを見比べて、外れていると思っているものを省いていく方法が1番得点をとりやすいです。
なので高得点を取りたいのなら、消去法で解いてください。
要旨把握
要旨把握は、とくにキーワードに注意して解いていくようにしてください。
なぜかというと要旨把握は、筆者の言いたいことを答える出題意図だからです。
筆者の言いたいことというのは、言葉を変えて何回も出てきたり、特殊な言葉に変えられて登場しています。
逆にキーワード意識していないと、正解の答えがわかりにくいですし、答えを出せても時間がかかってしまいます。
キーワード意識していないと、正解の答えがわかりにくいですし、答えを出せても時間がかかってしまいます。
なので、要旨把握はキーワードを意識して解くようにしてください。
空欄補充
空欄補充は、「接続詞」と「対比の文」に注意して解いていきましょう。
なぜなら、これらの点を意識することで文のつながりがわかるからです。
接続詞は前の文を受けることにより、その役割が決まります。
例えば逆接の文を作りたいなら「しかし」、順接の文を作りたいなら「ならば」などです。
この接続詞に気を受けるだけで答えを導き出せる問題があります。
もう1つの意識する点である、対比の文は筆者が強調したいために使う文です。
対比を意識することで筆者の言いたいことがわかるため、それと反対の語句を入れればそれが答えになります。
つまり答えになる可能性が高いんです。
以上紹介したように接続詞や対比の文を意識することで問題を解きやすくなります。
文章整序
文章整序は、接続詞や指示語に注意してください。
なぜなら、接続詞や指示語を意識することで、「文」と「文」の繋がりがわかるからです。
接続詞や副詞を含む文は、話の起点になることはありません。
必ず前の文があり、それを受けて文章がはじまります。
ということは、接続詞や指示語から前の文の内容を予想できたり、前後の文に何が来るかわかるんです。
仮に判断がつかなくても、重要なヒントになることは間違いありません。
つまり勝手に答えまでの道がわかります。
文章整序を簡単に解くために接続詞や指示語には注意していきましょう。
総合職でも通じる文章理解の解き方まとめ
- 文章理解は一般教養科目で落としてはいけない教科
- 出題傾向は「要旨把握」「内容把握」「空欄補充」「文章整序」の4つ
- すべてに共通する解き方の順番は「1選択肢を読む」「2キーワードを探す」「3本文を読む」
- 各出題傾向ごとに解き方がある
以上紹介した大前提の解き方と各項目の解き方を意識することで、解くスピードも点数も飛躍的に上昇します。
私や友人がいろいろな本を読み、多くの問題を解いたことでこの答えにたどり着きました。
この解き方で実際に高得点をとれたので、あなたも試してみてください。
必ず合格できる点数を取ることができますよ。
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