・求められる能力や資質は?
・試験突破に必要な能力は?
・試験に必要な資格はあるの?
・公務員は能力主義なの?
こうした疑問に答えていきます。
実際に公務員として働いたことのある私が紹介しているので役に立つ情報が載っています。
本記事の内容
- 公務員に求められる能力・資質
- 試験合格のための能力と公務員に求められる能力は違う
- 公務員試験に必要な資格はあるのか
- 公務員は能力主義か否か
記事を読み終えると、合格に必要な能力や業務遂行のための能力がわかり公務員になりやすくなります。
公務員として業務遂行に求められる能力・資質
公務員として働いていくためには、いくつか必須の能力と資質があります。
なぜいくつか必須の能力と資質があるかというと、その特定の能力を保持していないと業務遂行に支障が生じるためですね。
スムーズに業務遂行をして、国民や県民のために以下のものを身につけましょう。
- 柔軟性
- コミュニケーション能力
- 強い使命感
- 専門性
ではこれらの能力・資質が必要になるかを説明していきます。
柔軟性
公務員に必要な能力一つ目は、柔軟性になります。
必要になる理由は、常に法律や規則は変わっていくものだからです。
法律や規則は、世界的災害などの国際的なものから、総理大臣の変更等の国内的な要因でも簡単に変わっていきます。
また新しい機器の導入により業務体系が大きく変化することもあります。
最近でいうと、紙申請しかダメであったものが電子申請も対応可能になったりなどですね。
その変化に公務員が対応できないと、業務の遂行に支障をきたしてしまいます。
業務の遂行に支障をきたし、業務が遅れると国民や県民の不利益になることは明白です。
行政の遅滞で不利益を生じさせるのなんて、言語道断であるため、柔軟性は必要なものになります。
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コミュニケーション能力
公務員に必要な能力二つ目は、コミュニケーション能力になります。
なぜ必要になるかというと、公務員は多くの人の意見を聞いて国や県をよくしていくものだからです。
公務員は、人々がより暮らしやすい世の中にするために仕事をします。
暮らしやすい世の中にするためには、当然そこで暮らしている人の意見を聞く必要があります。
その意見を聞かなければ、国民・県民の求めているものがわかりませんからね。
この意見の吸い上げをスムーズに行うためにコミュニケーション能力が必要になるんです。
仮にコミュニケーションが低いと相手の要望を引き出せずに、中途半端な仕事をしてしまいます。
また公務員は集団で仕事をしていくので、コミュニケーション能力が低いと行政内部認識のすれ違いから、大きな失敗をしてしまうこともあるんです。
そのため公務員として必要な能力としてコミュニケーション能力があげられます。
強い使命感
公務員に必要な能力と資質の三つ目は、強い使命感になります。
その理由は、使命感がなければ行政の仕事は務まらないためです。
行政は、自分の仕事ぶりによって法律や規則を変えて、国民・県民に順守させます。
その作業は膨大で難しいため、生半可な覚悟で務まるものではありません。
残業したり、国民や県民からの反発を受け止めたり大変な作業が伴います。
もし公務員に強い使命感がなければ、仕事とはいえその重大な業務の途中で放り出したくなるでしょう。
逆に強い使命感を持って仕事に臨めば、大変な業務でも耐えることができます。
公務員になると、このような大変な業務は絶対に経験することになるため、強い使命感が必要になります。
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専門性
公務員に必要な能力と資質の四つ目は、専門性になります。
なぜなら公務員は、法律等の専門的な知識が活用して仕事をしていくからです。
公務員は法律のスペシャリストになります。
どのようなことも法律に則って仕事をするため、根拠を明確に示す必要があるんです。
その根拠を示すためには、専門的な知識が必要になります。
なので、公務員には高度な専門性が求められます。
公務員に求められる能力と合格するための能力は違う
公務員として必要な能力と公務員試験に受かるための能力はまた違います。
なぜなら公務員試験に受かるための能力には、専門性や柔軟性などはいらないからです。
専門性や柔軟性で合格しているとしたらどんな人が受かるでしょう?
おそらく院卒者や専門学校生、高偏差値の大学生など限られた人たちになってしまいます。
でも実際の公務員はそんなことはありません。
多種多様な人が公務員として働いています。
といことは、公務員として働くために必要な能力と試験に合格する能力は違うということですね。
では面接試験に合格するために必要な能力・資質を説明します。
面接で求められる能力・資質は、コミュニケーション能力と誠実さです。
この2点が面接を突破するために必要になる能力になります。
その理由はこちらの記事に説明をしていますので、参考にしてみてください。
公務員試験で絶対に必要な資格は存在しない
公務員で絶対に必要とされる資格はありません。
えっ!と思いませんか?
例えば国税専門官なら絶対に簿記の資格が必要だと考えますよね。
しかしその考えは間違いになります。
入庁後の研修などで補ってもらえるので、特別な資格はいらないんです。
特別な資格はいりませんが、取っておくと役立つ資格はあります。
その資格は以下の2つです。
- 簿記
- TOEIC
この2つは試験でも役立ちますし、合格後の業務にも役立ちます。
その理由を次から説明していきます。
簿記
簿記は試験にはあまり役立ちませんが、業務の遂行に大きく役立ちます。
なぜなら、どんな仕事でも簿記の知識を使わないことはないためです。
公務員の仕事は幅広く、大企業から一般家庭に至るまで、さまざまな会計に触れる機会があります。
その会計に触れる機会は、会計内容を細かくチェックするので、簿記の知識の有無で仕事のミスや効率に大きな差を生みます。
簿記の知識があって素早く仕事を行えば、他の業務を行うことができて残業などもする必要がありません。
ですが簿記の知識がないと、いちいち簿記の本を開かなければならないため多くの時間がかかります。
こういった仕事のできるできないの差は人事の評価に関わります。
つまり、出世に大きく関係するんです。
出世するためには素早い業務遂行が必須。
なので簿記は持っておいた方がいい資格になります。
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TOEIC
TOEICは、試験でも試験後でも役に立ちます。
その理由として、試験では点数の底上げになり業務上ではどんな仕事でも行えるようになるためです。
公務員として仕事をしていくうえで、英語を喋れるといろいろな点でとても有利になります。
まず試験の場合は一次試験では、点数が加点されるため、大幅に合格する確率が上がります。
二次試験では、面接の時はネタになり話が弾むことは間違いありません。
合格後の仕事面でいえば、海外出張や部署移動の際の制限がなくなります。
つまり仕事の幅を広げることができて、自分が政策の一部に大きく関与できるというわけです。
このように英語の出来で試験が有利になり、仕事の自由度も増すため、TOEICは取っておいた方がいい資格になります。
公務員は能力主義か否か
公務員は能力主義だと思いますか?
多くの人はみんなで並んで仕事をしているから能力なんて関係ないと思いませんか?
私はそう思っていました。
でも実際はそこまで甘い世界ではありません。
公務員であっても能力主義です。
仕事がよくできる能力のある人間が、一部の役職のある立場に付くことになります。
しかしそれ以外の人は、一般職員として働いていきます。
管理職の椅子は限られていますからね。
能力を上げて出世するために入庁後のスキルアップは欠かさず行いましょう。
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公務員に必要な能力についてまとめ
- 公務員に求められるのは「柔軟性」「コミュニケーション能力」「強い使命感」「専門性」
- 公務員として働くために必要な能力と合格するために必要な能力は違う
- 合格するために必要な資格はない
- 公務員も能力主義
公務員として必要な能力と合格するための能力は違うということが分かったと思います。
この違いを履き替えて不合格をする人が多いので、しっかり確認しておきましょう。
合格後に有能な職員となれるかは当人の努力次第。
合格後も管理職を目指して頑張っていきましょう‼
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