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公務員試験と他公務員や大学院は併願可能?併願状況で不合格を避ける

・公務員で併願するはいいの?

・併願時の注意点は?

・併願できないところはホントにないの?

・メリット・デメリットは?

 

こうした疑問に答えていきます。

民間企業と公務員、他の公務員での複数の併願を突破した私が解説していきます。

 

本記事の内容

  • 公務員は併願ができるかどうか
  • 各自の併願時の注意点
  • 併願できない場合について
  • メリット・デメリット

 

この記事を読み終えると、自分が併願してもいいかわかり併願した場合うまくいくこと間違いありません。

この記事を書いている人

公務員で併願は許されるのか?

公務員で併願は許されるのか?

皆さんは公務員で併願は許されると思いますか?

「落ちたら無職だから併願はいいんじゃない?」「公務員は誠実が一番だからダメでは」といろいろ思うことはあるでしょう。

実際に国家総合職を受けていた私が答えると…。

併願することは可能です。

 

併願することは可能ですが、いくつかパターンがあり、併願は簡単なことではないことがわかります。

次から以下のように分けて注意点を交えて解説していきます。

 

公務員と他の公務員・民間企業・大学院との併願

公務員と他の公務員・民間企業・大学院の併願

上で併願可能であり、いくつかパターンがあると説明しました。

それぞれに注意点や意識してほしい点があるので、確認してください。

 

  • 公務員と公務員
  • 公務員と民間企業
  • 公務員と大学院

この3パターンです。

 

具体的なことを今から解説していきます。

ではいってみましょう‼

 

公務員と他の公務員

他の公務員とともに併願することはもちろん可能です。

むしろ公務員試験を受ける人は、同じ公務員で併願する人がほとんどです。

 

ですが他の公務員と併願する際、面接(特に面接カード)で気をつける点が一つだけあります。

それは「併願状況は?」という質問です。

ここでの返事は、どこの試験を受けているかでかなり変わってきます。

 

大雑把に分けると2パターンに分けられます。

実際に見てみましょう。

 

国家試験を受けてる場合

国家総合職>国家一般職>国家専門職>地方上級>市役所

この順番で記入しましょう。

 

国家公務員より地方公務員を先に書いてしまうと、地方公務員が第一志望だと思われます。

また国家総合職は一番はじめに書くことがルールみたいなものなので、そこは守っておきましょう。

 

地方試験を受けてる場合

地方上級or市役所>国家一般職>国家専門職

この順番で記入しましょう。

地方公務員が第一志望だと感じさせることができます。

感じさせれば面接は有利に進んでいきますよ。

 

もう一つのポイントとして、国家総合職は書かなくてもいいということです。

公務員の最高峰の国家総合職は、全公務員の憧れになります。

 

その国家総合職を書くと、少し角が立ってしまうんですよね。

なので面接を有利に進めたければ、書かないことをおすすめします。

 

公務員と民間企業

公務員と民間企業の併願もできます。

資格学校の先生や大学のキャリアセンターから、絶対にやめろと言われてる人も多いのではないですか?

でも私は民間企業は受けるべきであると思います。

なぜなら、公務員試験前に面接の雰囲気や緊張感等を味わうことができるからです。

 

面接の雰囲気を味わう経験は、普通の練習ではなかなか味わえません。

それを公務員試験本番でなく味わえる。

これが民間を受ける最大のメリットです。

 

注意点は、時間が極端になくなることになります。

その注意点は、別の記事にまとめておきましたので、そちらを参照してください。

民間企業との併願に気をつけるべきこと、やるべきことの多くも一緒に掲載してあります。

公務員と大学院

公務員と大学院も、もちろん併願することができます。

ですがここでも一つ気をつけてほしいことがあります。

 

それは面接で併願先を言わないことです。

なぜなら大学院に行きたい人間は大学院を一番に考えていると、面接官は考えているからです。

 

大学院は自分の知識を伸ばすために進学する場所になります。

大学院に行くための試験は、下手をすれば公務員試験よりも難しいときがあるんです。

そのため大学院に進学する人は、半年から一年かけて対策を重ねています。

公務員試験と大学院との勉強をできる人はそうそういません。

 

面接時に「公務員の他に、大学院を志望しています」といっている人がいたら、面接官はどう判断すると思いますか?

「大学院が本命ではないか」と思うんですね。

公務員が本命でないと思われると、どれだけいい面接をしても不合格になってしまいます。

 

なので大学院を志望していることは言わないでおいてくださいね。

併願できないところはある?

併願できないところはある?

公務員試験は基本的に併願の制限はありません。

だから、どんなところでも併願することは可能です。

 

どこでも併願可能ですが、一部物理的に併願できない場合があります。

それは距離が近い地方自治体どうしです。

近すぎる地方自治体どうしでは、併願できない場合があるので確認しておきましょう。

 

ではなぜ距離が近い自治体どうしは、併願ができないのでしょうか?

その理由は、どこの自治体に就職するかわからないからです。

 

地方公務員試験の特徴なのですが、近場の自治体を受験する人が多くなっています。

地元の自治体に就職したい人は、概ねこのような考えを持っています。

「地元ならどこでもいい」という考えです。

有名な市や県を受けまくるんですね。

 

日程がバラバラですべて受験できた場合、受験生はどこに行くかわかりません。

受験者の動きがわからないと、受験主体である役所側は困ってしまいます。

「採用予定者を確保できるかわからない」「繰り上げ合格者を選別できない」などさまざまな弊害が生じます。

上の弊害が発生すると、県政や市政に影響が出て人々の暮らしが危ぶまれてしまうんです。

これは公務員としてあるまじきことです。

 

なので、県政や市政の停滞を防ぐため、近場の地方公務員は受験できないことになっています。

レベッカ
都庁と東京都特別区が代表例だよ。

公務員と他団体を併願のメリット・デメリット

公務員と他団体を併願のメリット・デメリット

次はメリット・デメリットについて紹介していきます。

併願するだけといっても当然メリット・デメリットは存在します。

このメリット・デメリットを理解せずに、併願を決めるのは大変危険な行為です。

なぜなら自分が併願してもいい人間かわからないからです。

 

メリット・デメリットを理解したうえで自身の必要かどうか判断して決めていきましょう。

まずメリットのほうから紹介していきます

 

メリットは以下のようになっています。

メリット

  • 勉強に身が入る
  • 落ち着いて試験を受けられる
  • 公務員の面接試験の練習ができる
  • 内定があれば無職ではなくなる

主にこの4つのメリットが挙げられます。

 

4つを集約した最大のメリットは「試験時と前にリラックスできる」ということです。

試験前のリラックスは素晴らしい効果を発揮します。

本試験で実力通りの力が出せて、焦りがなくなります。

そうすると他の受験生より点数が伸びやすいです。

つまり試験に合格できる確率がアップします。

これが併願最大のメリットです。

 

次はデメリットに行きます。

デメリットは以下のようになっています。

デメリット

  • 勉強時間が減る
  • 面接で気をつける必要がある

この2つになります。

2つといえどもデメリットは、大きなものです。

 

デメリットは絶対に知っておいてほしいので、一つずつ丁寧に解説していきます。

勉強時間が減る

デメリットその一は、勉強時間が減ることになります。

これは併願先が他の公務員、民間企業、大学院のどれであっても変わりません。

 

公務員試験にとって何よりも大事なものが時間です。

その理由は勉強する教科数が多く、公務員用の面接対策などもしなければいけないから。

でも併願を考えているならば、その分時間が減っていきます。

 

他の公務員であれば、試験ごとの専門教科やその試験に関する時事の知識が。

民間企業であれば、企業研究やインターン、民間用の面接対策など。

大学院であれば、大学院進学用の勉強が必要になります。

このように一つの公務員試験に避ける時間が併願するたびに減っていくんです。

 

自分がほかのことをしている間にライバルたちは、第一志望に受かる勉強をしてどんどん力をつけていきます。

学力に差ができて、第一志望に合格しにくくなります。

実際に私の友人で民間企業のほうに力を入れすぎて、本試験に落ちてしまった子もいました。

 

併願はもろ刃の剣。

勉強時間が無くなることは多いなデメリットだと覚えておきましょう。

レベッカ
時間が無くなるのは痛い。
ただ民家のオファー型就活サイトであれば、勉強時間を確保しながら民間企業を受けれるのでおススメです。
実際に私が現役時に使っていたものは、以下の3つです。
何があるかわからないので、早めに全部登録しておきましょう。
詳しい説明が知りたい方は記事をご覧ください。

面接で気をつける必要がある

デメリットその二は、面接で気をつける必要があることになります。

理由は上でも少し取り上げさせてもらったとおり、失言する可能性が増えるからです。

 

たくさん併願をする人は、自分の未来を決めるためにより多くの情報を集めます。

多くの情報を集めていると、集める過程で知識の偏りが発生してしまいます。

この点には気をつけなければなりません。

 

志望度がいくら高いところがあっても、併願先の方がより詳しく知っていたら、面接官は第一志望でないと感じます。

そうなるとおそらく落とされることでしょう。

 

実際に私が経験した話をしていきます。

ある小さな地方都市の公務員試験を受けたことがありました。

その面接試験で私は、ある有名な市と受験した地方都市を比較しながら、自分がどれほど地方都市に就職したいか、就職したら何ができるか話しました。

自分の中では、今までで一番いい面接をしたと思いましたが、結果は不合格になったんです。

 

私は比較して話した方が伝わりやすいと考え、比較対象の有名な市もたくさん調べました。

有名な市について喋りすぎたため、その有名な市の方が第一志望だと勘違いされて、面接試験で落ちてしまったと思います。

 

このようにどれだけいい面接をしても、一度印象づけられたものは、簡単には覆せません。

面接で不合格になるリスクが上がることも、併願することのデメリットになります。

 

併願してもうまく話せるようになりたい人は下の記事をご覧ください。

面接の基礎でありながら、うまくなるコツもまとめておいたので、役に立つと思います。

公務員試験の併願についてまとめ

  • 併願することは可能
  • 他公務員、民間企業、大学院に行く場合はそれぞれ注意点がある
  • 近すぎる地方公務員どうしは併願できない
  • メリットは「勉強に身が入る」「落ち着いて試験を受けられる」「公務員の面接試験の練習ができる」「内定があれば無職ではなくなる
  • デメリットは「勉強時間が減る」「面接で気をつける必要がある」

併願は公務員受験者ならば誰もが考える道です。

私は併願はするべきだと考えています。

誰だった無職にはなりたくないはず。

でも自分がどれだけ併願に力を使えるのか考えて行動しましょう。

そうしないと本命と併願先のどちらも失敗してしまいますから。

 

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公務員の試験や内容を知っていても、公務員に合格するためのシステムをしっかりと知っていますか?

私も大学生の時に講座内容や先生から聞いた情報だけで、「公務員のシステム」を理解している気になっていました。

私がわかった気になっていたのは、皆さんも知っている公務員の試験や内容だけです。

「公務員のシステム」をしっかり理解していないと、合格する確率は低くなってしまいます。

 

そんな「公務員のシステム」を理解するのにオススメなのが、【公務員転職ハンドブック】です。

この本は、転職者への説明がメインとなっていますが、講座や先生からの情報と合わせることで、誰でも「公務員のシステム」を理解することができるようになります。

 

転職ハンドブックって何?」と思う方もいると思いますので、少し説明します。

この本は、公務員試験で高い合格率を出しているクレアールが出版している本です。

 

主な内容は以下のものとなっています。

  • 勉強しにくい教養試験・論文試験の例題と回答がついています。
  • 詳しい公務員のシステムや知識を学ぶことができ、面接試験対策を行うことができます。(面接試験の例題と回答のポイントもあり)
  • 合格者がどのようにして合格したのか自身の合格体験記(合格のノウハウが詰まっている)を掲載しています。

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