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公務員試験マクロ経済学は5ステップで高得点‼時間節約の勉強方法

  • マクロ経済学って勉強方法とかあるの?
  • 文系だけどマクロ経済学は解けるようになるの?

「マクロ経済学が苦手なんだけど何とかならない?」「合格者の勉強方法を知りたい!」と数学的な考えが必要になるマクロ経済学に苦戦している人も多いと思います。

マクロ経済学は計算を必要とする教科であり、苦手な人も多い教科ですが得意になれば試験を有利に進められるという事実もあります。

実際私はマクロ経済学をはじめとする経済学系教科を総合職試験において、8割取ったのでかなり試験は楽に進められました。

 

そこで本記事は、初学者でも苦手な人でも文系の人でもマクロ経済学を得意にできる勉強方法を紹介しています。

こんな人にオススメ!

  • マクロ経済学をはじめて勉強する人
  • 自分の勉強方法が信用できない人

 

記事を読めば、国家総合職試験でも通用するようになるマクロ経済学の勉強方法がわかるため、試験を有利に進めることができます。

マクロ経済学とは

マクロ経済学とは

マクロ経済学は、国単位で経済の動きを観察する教科になります。

例えば、国全体の最低賃金が上がると国民の労働意識はどのように変化するのかなどです。

 

そのマクロの出題範囲は、【消費者理論】【完全競争市場の生産者理論】【市場理論】【不完全市場の生産者理論】【市場の失敗】【国際ミクロ経済】の6つに分かれています。

どれもスケールが大きく概要をつかめきれないため、苦手としている人が多いのも事実。でも、理解できれば得点を重ねられる科目です。

 

必ずできるようにしましょう。

マクロ経済学の勉強方法5ステップ

マクロ経済学の勉強方法5ステップ

マクロ経済学は、適当に勉強していても解けるようになる教科ではありません。しっかりとした準備をしなければ、時間を浪費するだけになってしまいます。

そこで経済学が苦手な人でも、1番の得意教科になる勉強方法を5つのステップに分けてみました。

  1. 微分と関数を確認
  2. 記号の意味を覚える
  3. グラフの読み方と数式のインプット
  4. 学者の考え方を勉強
  5. 過去問を解いて傾向を覚えよう

上記の順番で勉強を進めていきます。

これはテキスト・問題集を使用した時も同様に進めていきます。

なのでまだ購入していなかったり、どんな物を買うか目星をつけていない人は、先に参考書を購入しましょう

 

『いきなり買えって言われても何買えばいいか分からん!』という人は、≪公務員試験マクロ経済学はこの10冊の参考書で簡単攻略できる≫の記事で筆者とその周りの人が使ったマクロ経済学の本をまとめてあります。

使用者の声や本ごとの特徴、いい点・悪い点など見やすく整理してあるので、そちらで確認してください。

 

では次から各項目ごとの詳しい説明をしていきます。

①微分と関数を確認

最初は、微分と関数を勉強しなおしてください。

なぜなら、ほとんどの問題で計算やグラフを用いるので、まったく微分や関数が理解できていないと問題を解けないからです。

 

マクロ経済学の出題範囲を見てもわかるように、○○曲線や○○計算などほとんどすべての分野で数学的知識が必要とされています。

その計算は微分をすることが前提であり、グラフも曲線なので確実に関数グラフが出題されます。

つまり、微分と関数がわかっていないことには、問題を解くことはできません。だからマクロ経済学で点を取るには、微分と関数が必要なんです。

 

では微分とグラフについて説明します。

微分

y=x2

=2x

グラフの形

一次関数: y=ax+b【原点を通る直線】

二次関数: y=ax2  【原点を通る曲線】

これぐらいで知っていれば最低限理解はできます。

必ず覚えましょう。

②記号の意味を覚える

微分と関数グラフを確認した次は、記号の意味を覚えましょう。

なぜかといえば、ほとんどの問題で記号を使うことになるからです。

 

マクロ経済学は数学系の教科といわれ、数式を使って問題を解いていきます。その式はすべて記号で構成されているため、記号の意味をしっかり理解しておく必要があります。

この記号を覚えることをサボってしまうと、数式が何を表しているのか理解できず勉強が進みません。

 

それではやるだけ時間のムダとなってしまいます。なのでがむしゃらにはじめるのではなく、記号の意味を最初に理解しましょう。

最低限理解すべき記号は以下のものになります。

AD:総需要

AS:総供給

C:消費

c:限界消費性向

EX:輸出等

G:政府支出

I:投資

L:実質貨幣需要

M:貨幣供給(=マネーサプライ)

N:労働投入量

P:物価

r :金利

S:貯蓄

Y:GDP、生産量、国民所得

なるべく完璧に覚えるようにしましょう。

第二ステップの勉強方法

記号の覚え方は基本的に音読です。

音読であれば時間はかかりませんし、記憶にも残りやすいです。

音読でも覚えきれないものは実際に書いてみるといいでしょう。

 

後は、数式と対応して覚えるのもいいと思います。数式で用途を覚えれば漠然と記号の意味を覚えるよりも、限定的なので覚えやすいです。

例えば、インフレギャップ・デフレギャップの考え方はYd=C+I+GとYs=Yとの差になる。

【Yd=総需要】【C=消費】【I=投資】【G=政府支出】【Ys=総供給】【Y=国民所得】

こんな風にすれば結構感覚を掴めませんか?

私は数式と対応させながら覚えたので、この方法もオススメです。

③グラフの読み方と数式のインプット

記号を覚え終わったら、次はグラフの読み方と数式をインプットしましょう。

その理由は、マクロ経済学を解くうえで必ず必要になるからです。

 

マクロ経済学は文字だけの理論問題というものはほとんどありません。出題される問題の多くがグラフや数式を使う問題になります。

 

また、一見グラフや数式を使わないように見える理論の問題であっても、多くの場合はグラフや数式を使えることがあります。

理論の問題でもグラフなどの知識を駆使することで、問題の正誤が導き出せるんです。

 

実際、私も本試験の際には理論系の問題で合ってもグラフと数式を使い、確認しながら問題を解いていました。

その結果、多く試験でケアレスミスを防ぎ点数を加算することができました。

 

さまざまないい結果をもたらすので、グラフと数式のインプットは必ず行いましょう。

第三ステップの勉強方法

グラフと数式はバラバラではなく、一緒に覚えるようにしましょう。

グラフと数式はテーマごとの決まった形があるので、その点を意識すれば意外と簡単に覚えられます。仮に数式とグラフを対応させて覚えないと、マクロ経済学は解くことができません。

 

ここでのポイントとしては、数式は完璧にグラフはなんとなく覚えていれば結構です。

数式は覚えていないと問題が解けないため必須、グラフは形で理解していれば正誤の判断はできるので、軽く覚えていればok。

 

実際に手を動かして、どのようなものなのか書きながら覚えるようにしましょう。

④学者の考え方を勉強

③のステップが終わったら、次は学者ごとのマクロ経済学の考え方を勉強しましょう。

マクロ経済学はミクロ経済学と比べて、理論の暗記が多くなるためこの学者の考え方が必要になります。

 

マクロ経済学は国と国を繋ぐ大きな学問で時代によってさまざまな考えの人間が出てきます。

この出てくる人間の考えを問う問題というのは、どんな試験でも1問は出題されるんです。

また学者の考え方を知っていると、解きやすくなる問題も存在します。

 

だからこそ、学者の考え方を学ぶだけで点数をとることができ、試験をかなり有利に進めることができます。

 

重点的に覚えて欲しいものは、以下のところです。

  • 短期消費関数
  • 長期消費関数
  • 相対所得仮説
  • 恒常所得仮説
  • ライフサイクル仮説
  • 流動消費仮設
  • 投資の限界効用理論

この辺りは頻出なので、絶対に覚えるようにしましょう。

第四ステップの勉強方法

ここでは学者の考えと数式・グラフと対応させて勉強してください。

対応させることで理解が深まりますし、実は理論を覚えやすくもなるんです。

 

経済学者の考え方は、正直言ってわかりにくいです。現在の経済の考え方と違いますし、馴染みがなさすぎて理解することも苦痛。

さらに似たような考え方が乱立しているため、訳が分からなくなりやすくなります。

ここでグラフを使うことで、混乱しやすいものを馴染みやすくして理論が覚えやすくなります。

目で記憶することができるので、かなり記憶には残りやすくなるわけですね。

 

数式とグラフを書きながら、理解していくとほんと簡単に整理できるのでオススメです。

 

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⑤過去問を解いて傾向を覚えよう

最後はここまでの総復習です。過去問を解きまくって、知識の定着&拡充をしましょう。

そうすることで、点数を飛躍的に伸ばすことができます。

 

インプットばかりして、アウトプットをしない人は点数が伸びない傾向があります。

なぜそのようなことが起きるかといえば、知識が自分のものになっていないから。自分の知識になっていないのに、問題を解こうとしても解けないのは当たり前ですよね。

 

よくあるパターンとして、数字が変わったり追加の条件が付与されると途端に解けなくなることが多いです。

これを防ぐためには、過去問でアウトプットを重ねて自分の知識にしていくことになります。

 

またマクロ経済学の多くは過去問の数字を変えて出題される傾向にあります。そのため過去問を解けば、本試験前に試験問題を解いているのと同じ状態なんです。

 

実際に私が受けた時も、前に出題された問題が形を変えて出題されていました。

以上の点から過去問をたくさん解いた者が合格に近づきます。

第五ステップの勉強方法

過去問集は以下のようにして解きましょう。

  1. 普通に解く
  2. 答えを見ながら考えが正しいか確認する
  3. もう一度普通に解く
  4. 解けなかったものを再確認

マクロに関しては、この順番で学習していけば確実に点が伸ばせます。

①で普通に解いて解けた問題はその後も解ける可能性が高いです。

しかし、解けなかった問題はそのまま解き直しても記憶に留まることが少なくなります。

そこで次は②の答えを見ながら解くことで、自分の考えを確認します。

この②では考え方が正しいか確認するためなので、間違えたものだけをします。

 

③でもう一度解き、④で解けなかったものだけを解く。

後はこれを繰り返すだけです。

そうすれば定期的に考えが正しいかチェックできますし、苦手も苦手ではなくなります。

 

はじめは時間がかかるかもしれませんが、勉強すればするほど時間は短縮されていくので心配いりません。

ターナー
最終的に理論問題は30秒、計算は1分30秒で解けるようになります。

マクロ経済学の勉強方法まとめ

  • マクロ経済学は国単位の大きな枠組みの経済活動を調べるもの
  • 勉強は5ステップで完全攻略可能

マクロ経済学は難しいと思われがちですが、型に当てはめていけば簡単に解ける問題ばかりです。

怠けずに勉強していれば、必ず高得点が取れるようになります。

 

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