- 簿記2級試験に受かる気がしない..。
- どうやって勉強すればいいの?
こんな気持ちになり、簿記2級の試験を受けることを辞めようと思っている人はいませんか。
簿記2級は簡単な試験ではなく、その気持ちは何もおかしいことはありません。
実際に私も受験前は、受かる気がまったくありませんでした。
この記事は、簿記2級に受かる気がしない人に多い特徴と合格のための勉強方法を実体験も交えて紹介していきます。
このような人に向けて書いています
- 自分に自信を失くしている人
- 試験を不安に思っている
- 試験を間近に控えている人
このページを読むことで、自信がない理由・受かるための勉強方法を知ることができます。
簿記2級に受かる気がしない理由
これから簿記2級を受ける人に話を聞くと、「受かる気がしない。辞めようかな…。」という話をよく聞きます。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ターナー
試験前の私もそうですが、多くの人はこのようなことが原因となっています。。
- 学習時間が少ない
- 問題演習が不十分
- 簿記3級の理解が不十分
- 合格者の話を鵜吞みにしている
- 合格率の低い回を意識している
どういうことなのでしょうか。
自信を失くしてしまっている理由を探していきましょう。
学習時間が少ない
一般的に簿記2級の取得に必要な学習時間はこのような時間になっています。
- 日商簿記3級合格者:350〜400時間
- 簿記初学者:400〜500時間
- 通信・スクールなどを利用:150〜250時間
学習時間が少なければ、試験突破に十分な実力を見つけることは不可能です。
覚えていることも基本的なことまで。
問題を解けるレベルに達していないことも多いです。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ターナー
理解が不十分だと問題集を解いていても、解ける問題が少ないです。
それに気づかず勉強を進めると、結果的にわからない場所が増えていきます。
そして試験の前の日になると、
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
となるわけです。
こうして最終的に自信を無くしていきます。
問題演習が不十分
これは多くの人が勘違いをする部分になります。
テキストで知識を高めることは確かに重要です。
基本的な知識がないと、問題を解くことができません。
ただ、問題演習をしていなければ、本当に理解できているか確かめることができません。
例えばこんなことありませんか?
テキストを何周もして
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
と思っていても問題に挑戦してみると、
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
これは意味は理解できていますが、解き方がわかっていないから点が取れていないんです。
簿記2級は単純な暗記教科ではありません。
必ず知識のアウトプットを行う必要があります。
簿記3級の理解が不十分
簿記2級は、簿記3級を発展させた試験です。
簿記2級の商業簿記は簿記3級が発展したものになります。
ベースである簿記3級が疎かなのに、その発展知識を理解することなんてできませんよね。
加えて工業簿記でも、その基礎的な知識は簿記3級が根底にあります。
だから簿記3級の知識が不十分だと、2級の理解なんてできないんです。
理解ができていないとこのように、
と自分で追い込んでしまいます。
こうなってしまっては、もう受かる気がしないのは自然なこととなります。
合格者の話を鵜吞みにしている
皆さん成功体験ばかり見ていませんか?
成功体験が多いのは、自分の成果をアピールしたいから。
しかもだいぶ盛っているものも多いです。
よくこんな人を見かけませんか?
なんて書いている人、Twitterやネットにたくさんいますよね。
でもこんな人が何人もいるわけないじゃないですか。
だって簿記2級の合格率って平均18%程度ですよ。
おかしいですよね。
でも、それを信じていると、
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
と受かる気がしなくなるのは当然のことです。
それよりも失敗談や合格率とかを見るほうが重要です。
合格率の低い回を意識している
簿記2級の筆記試験では、合格率を公開してくれています。
その合格率がこれです。
皆さんこの合格率が低い回に注目していませんか?
特に第157回や第160回。
これらの回は、たまたま難しかっただけです。
いつもこんな激ムズ難易度ではありません。
それなのに難しいところばかりに注目していると、戦意を喪失するのは当たり前。
注目するのは良いことですが、ほどほどにしておきましょう。
受かるための5つの方法
簿記2級に受かる自信がないなら、受かる実力をつけてしまえば解決です。
私が自信をつけて、受かった時の方法があるので紹介したいと思います。
自信をつけて合格する方法
- スケジュールを組む
- 問題集・過去問集・模試を解く
- 簿記3級の復習
- 情報収集を徹底する
- 図を書いて正確に覚える
何をどうするか見ていきましょう。
スケジュールを組み
スケジュールを組むことで、学習時間が不足することを防ぐことができます。
先ほどのもう一度、平均的な学習時間を見てみましょう。
- 日商簿記3級合格者:350〜400時間
- 簿記初学者:400〜500時間
- 通信・スクールなどを利用:150〜250時間
この学習時間を基に、スケジュールを組めば時間が不足するなんてことはありえません。
私もスケジュールを組んで、2回目の挑戦で受かることができています。
その時のスケジュールがこれです。
- 10/2:工業簿記3時間、商業簿記1時間
- 10/3:工業簿記問題集2時間、商業簿記2時間(新規、復習)
- 10/4:工業簿記2時間(苦手範囲のみ)、商業簿記問題集1時間
正確なほどいいですが、コレぐらいざっくりでも十分。
学習状況も目に見えるので、モチベーションも上がりませんか?
スケジュールを組めば、学習時間の不足は簡単に解消できます。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
確かに人によって学習環境にバラつきがあります。
そのせいでスケジュールを組むことが難しいですよね。
そんな人は≪簿記2級にかかる勉強時間の目安は○○時間⁉社会人も短時間で受かる≫の記事をチェック!
釈迦人や学生など、その人にあった状況で学習時間がわかり、スケジュールを組む助けになります。
問題集・過去問集・模試を解く
問題集・過去問集・模試を解きましょう。
問題集・過去問集は最低でも3周、模試は必ず1回受ければ最低限の知識が身につきます。
これらの教材には各々役割があります。
問題集
- 効率良く1単元を復習することができる。
- 知識を効率良く高め、アウトプット力が大きく向上する。
過去問集
- 簿記2級では過去問の出題率が高いので、アドバンテージが取れる。
- 解説も時間を意識した試験攻略に適したものが多い。
- 出題傾向の確認ができる。
模試
- 時間管理、解答順番などを確認できる。
- 本試験と同様の緊張感を味わえ、プレッシャーにも強くなる。
- 隠れた弱点の発見が可能。
このように、各教材とも良い点がものすごくあるんです。
上記の教材を使い、インプットだけでなくアウトプットにも力を入れましょう。
そうすることで、本試験でも確実に点数が取れる実力が身に付きます。
ちなみに私は過去問・問題集は5周、模試は2回受けました。
やっていくたびに解ける問題が増えるから、実は結構楽しいですよ。
そのおかげか本番では、ちゃんと合格できています。
≪受かる人は100%使う‼簿記2級問題集おすすめランキング2022≫の記事では合格者が使っていた問題集を中心に紹介しています。
過去問・模試一体型など、用途別の紹介もあるので、本選びに迷っている人は参考にどうぞ。
簿記3級の復習
先ほども言ったように、簿記2級の知識は簿記3級が根底にあります。
だから簿記3級をもう一度学習しなおせばオールオッケイ!
ゆっくりでもいいから理解することが大切です。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
というわけではありません。
論点だけを再インプットできれば、問題ないんです。
簿記の理解を深められたらそれで大丈夫。
振り返って自分がよくわかっていないところを再インプットしましょう。
一度、勉強していれば、理解するまで時間は多くかかりませんよ。
情報収集を徹底する
簿記2級などの資格試験は、特に情報取集が大切です。
それによって、試験のイメージが大きく変わってきます。
先ほどの合格率の図で考えてみます。
見てもらったら分かる通り、実は低難度の試験も少なくありません。
10回中、6回は25%を超えています。
中でも第159回を見てください。
合格率が30.6%もあります。
表面的な情報だけだと、勘違いしやすいです。
でも、しっかりと情報を精査することにより、本当の試験が見えてきます。
特に気をつけるべき情報は「試験内容」「合格率」「体験談」などです。
理解をしていればしているだけ、気持ち的に楽になります。
図を書いて正確に覚える
問題を解く際に図を書いていると、問題のイメージが付きやすいです。
そしてイメージが付くことで、問題理解のスピード上がります。
簿記2級の工業簿記では、様々な図が出てきます。
例えば、ボックス図や勘定連絡図、シュラッター図などが代表的な例ですね。
どれもが混乱しやすく、図を書いていないと整理しにくいものになっています。
ですが図を書いていれば、整理が容易になりミスが減るんです。
見直しもスムーズになることも良い点ですね。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
確かに図を書くのは時間はかかります。
でも慣れてしまえば数十秒の差にしかなりません。
図を書くことで点を落とさなければ、図を書いた方がよくないですか?
確実に合格するためには、図を書くことが有効ですので、皆さんもぜひ書いてみてください。
他の人より自信をつけるための方法
ここまでやってもまだ自信がない人もいることでしょう。
そんな人には2つの方法で自信をつけることができます。
とりあえず延期しよう
継続的に学習はしているけれど、自信がない時は試験を延期しましょう。
時間に追われてムリに試験を受ける必要はありません。
簿記2級が評価されるのは、持っているかどうかです。
試験回数などはまったく関係ありません。
ムリに挑戦してお金を浪費するよりは、延期したほうが賢明でしょう。
ネット試験もあるので、3ヶ月に1回という縛りもありません。
私も2回、当初の試験日を延期したことがあります。
自信が付いてから挑戦しても良いと思います。
通信講座を使おう
どうしても受かる気がしない人、何度も落ちてしまう人もいることでしょう。
そこで通信講座を使ってみてはいかがでしょうか。
通信講座を疑問に思う人もいるかもしれませんが、こんなことができるんです。
- 専門講師による講義
- 効率的な学習法の確立
- 全面的な学習サポート
- オリジナル過去問・問題集
- 模試による実践演習
ここまでやってくれるなら不安な気持ちもなくなるでしょう。
そして気持ちだけでなく実力もかなりついています。
![](https://edublog.jp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
特に≪スタディング≫はその中でもコスパ最高の講座です。
簿記2級講座が19,800円と業界1の安さを誇っています。
それにもかかわらず、講義・サポートの質は極めて高いです。
スマホを使った学習が魅力であり、忙しい人のための講座と言えるでしょう。
他にも≪2022年受験者必見!簿記2級おすすめ通信講座7つをランキングで紹介≫の記事で安くて評判の良い通信講座を紹介しています。
簿記2級受かる気がしない人についてまとめ
- 自信のない人には明確な理由がある
- 学習時間の増加などで試験に合格できる
- 自信がなければ試験の延期、通信講座に頼るのもアリ
自信がない人には何かしらの小さな理由があることがほとんどです。
その引っ掛かりを無くせば、実は簡単に試験を突破できたりします。
継続して学習を重ねていけば、楽に試験に合格できるようになります。
まずは自分に自信を持って勉強しましょう。
人気記事 2022年受験者必見!簿記2級おすすめ通信講座7つをランキングで紹介