- 簿記2級に受かるコツは?
- どうしても受からない場合はどうすればいい?
「試験に受かる気がしない..。」「自信をつけるにはどうすればいいの?」など簿記2級に受かるかどうか不安になり、受けることを辞めようと思っている人も多いでしょう。
簿記2級は、3級に比べて高度な試験であり、受けることを敬遠する人が多いことも事実です。
実際、簿記2級を受けようとする人に話を聞いていると、受ける日程を先にズラしてしまう人はかなりの数います。
そこで本記事は、簿記2級に自信がないと思うワケと自信をつける方法を紹介していきます。
こんな人にオススメ!
- 簿記2級を受けたくない人
- 試験自体を不安に思っている人
記事を読めば、簿記2級に受かる自信が付き前向きな気持ちになることができます。
簿記2級について
簿記2級とは企業の経営管理に役立ち、多くのビジネスシーンで必要なスキルを身に着けられる資格です。
試験の内容としては、商業簿記と工業簿記を解く試験になります。
軽く説明してみると以下のとおりです。
商業簿記は個人商店などを想定した商業の取引や会計処理に関する中心にする記帳。
工業簿記は工企業や製造業に適用される簿記であり、内部取引や仕入れから販売までの一連の流れの記帳。
どちらも会社に必要な会計に関する知識を問われるものになります。
難易度に関しては資格試験の中でも、難しい部類に位置し平均合格率は20%前後となっています。
しかし基本的にどのような企業でも使える便利な資格です。
なので大学生・社会人ともに、ぜひ取得したい資格の一つとしてとても人気なものになっています。
なぜ簿記2級に受かる気がしないのか
これから簿記2級を受ける人に話を聞くと「受かる気がしない。辞めようかな…。」という話をよく聞きます。
確かに試験前にナイーブになる気持ちはわかります。
この気持ちは、根拠のない自信よりはよほどいいことも確か。しかしあまりにも自信のない人が多すぎです。
その人たちに話を聞いてみると、特徴的なことがありました。
その特徴と解決方法をここからは紹介していきます。
- 学習時間が少ない
- 模試を解いていない
- 簿記3級の理解が不十分
では一つずつ説明していきます。
学習時間が少ない
第一の特徴としては、学習時間が少ないことになります。
学習時間が少ないと基本的なことしか覚えておらず、問題を解けるレベルまで達していません。
この手の人は学習していっても、理解なしなければならない内容の半分しか頭に入っていないでしょう。
ですがわかった気になっているため、ドンドン学習の範囲だけ広げて先へ先へ行ってしまうんです。
こうなってしまうと、新しく学習する部分の理解も不十分になり、結果的にわからない場所が増えていきます。
加えて、そのような人は問題集も答えを見て、わかっている気になっている場合が多いです。
試験なので解き方を見てなんとなく覚えていても、使えなければ意味がありません。
学習時間が短いと基本的な知識が甘く、問題集を見てもまったく解くことができない。そして最終的に自信を無くしているんですね。
しかしこの学習時間の不足は、学習時間を延ばすことで簡単に解決できます。
平均で簿記2級の合格に必要な時間は、350~500時間と言われています。
なので、最低の学習時間でも350時間はほしいところです。
これはあくまで目安であるため、効率の良い学習やちょっとしたコツで学習時間は短くなっていきます。逆に長くなる場合もありますが…。
どちらにしても学習の時間はしっかり取りましょう。
なお、≪簿記2級にかかる勉強時間の目安は○○時間⁉社会人も短時間で受かる≫の記事で学習時間について簡単にまとめてあります。
合格者が教える時間を減らすコツなども説明しているので、少しだけでも覗いてみてください。
模試を解いていない
第二の特徴としては、模試を解いてないことになります。
なぜ模試を解かないことで自信がなくなるかというと、問題の出題される形式がわからないからです。
簿記試験は大問が5つ出題され、その大問ごとに流れで問題を解いていきます。
模試を解いていないとどのように一つの問題がその次の問題につながっていくかわかりません。
知識はあるのに解く順番がわからないため、その知識を連結させることができない。そして自分では解く能力がないと思ってしまい、自信を無くしていくんです。
さらに模試を受けない人は問題集を1周解いて満足して、自分が解けないと認めたくないと思っている場合が多いです。
解けているかどうかもわからず、自分の実力がわからない。
そうして自信をどんどん失くしていき、不安だけが募っていくんです。
この解決方法としては、模試で本試験の練習をすることで自信をつけてください。
本試験のイメージがまったくできていないからで、試験を難しいと感じてしまっています。
だから模試教材を買って自分で本試験のやり方を学んでいけば大丈夫。2~3回模試の練習をすれば、解く流れがわかり各問題への力の入れ方も想像ができるようになります。
また模試をすることで時間配分もわかるため、簿記2級でよくある時間切れを防止することもできるんです。
わからない問題を見つけたら、飛ばす判断も身につくのでいいこと尽くしです。
まずは模試をうけるようにしましょう。
なお最近では、問題集で模試を体験できるものも増えています。ネット試験であっても、自宅パソコンでCBT試験を受けることができるんです。
模試も付属している問題集を≪受かる人は100%使う‼簿記2級問題集おすすめランキング2021≫の記事で紹介しています。
資格講座で受ける予定のない人は、こちらから購入して練習してみてはいかがでしょうか。
簿記3級の理解が不十分
第三の特徴としては、簿記3級の理解が不十分であることです。
簿記2級は、簿記3級を発展させた試験になります。
商業簿記がメインの3級は簿記の基礎の試験です。
2級でも使う商業簿記・工業簿記でもその基礎的な知識はフル活用していく必要あります。
簿記3級の知識が不十分だとなず2級の範囲を理解することができないでしょう!
仮に理解できたとしてもかなりの時間がかかってしまいます。
「理解できない・理解に時間がかかる」→「自分には向いていない」→「自信がない」と悪循環になってしまいます。
これも対処は簡単です!簿記3級をもう一度学習しなおせばいいんです。
「簿記3級の試験で満点取れ!」というわけではありません。知識を再インプットして簿記の理解を深められたらそれでOK!
まずは10時間ぐらい復習に当ててみましょう。
「簿記3級をまだ持っていない!」という人は≪【まとめ記事】簿記3級が簡単に取得するための準備や方法を大放出≫の記事を参考にしてください。
私が受かるために調べた簿記3級のノウハウを詰め込んだ記事になっています。
簿記2級に受かるコツ2選
受かるために必要なことは学習を続けることですが、その時間を縮めるため合格者が知っているコツがあります。
合格者たちに話を聞くと、みんな口をそろえて同じことをいいます。
学習時間や本試験時の解く効率も上がるので、以下のことは実行してみてください。
- 教材の厳選
- 図を書いて正確に覚える
何をするのか、どういった効果があるのか簡単に解説していきます。
教材の厳選
まずは教材の厳選になります。
これは主に独学の人ですが、教材一つで自分の解く力が大きく変わってくるため教材の厳選は重要なんです。
独学の人はすべて自分の力で学習する必要があり、誰も近道を教えてくれません。
ここで良くない教材を選んでしまうと、遠回りの解き方しか知ることができないんです。
ひどいものになると、教材に書いてあることが間違っていることもあります。
ダメな教材を使うことで、知らず試験時間をオーバーしてしまうこともあります。
そして結果は不合格。最悪ですね。
しかし良い教材を使えば、悪い教材の逆の現象が起こります。
試験時間を短縮できる解き方を学べるため、見直しをして余裕を持って試験を終えられます。
また、問題を解くスピードが上がるため、勉強時間も簡単に少なくなるんです。
そして合格率がグンっと上昇します。
これが良い教材を厳選する必要がある理由になります。
講座学習の人であっても、問題集は買っておきましょう。
インプットは講座で出来ますが、アウトプットは問題を解かないと身に付きません。
正直な話、講座で支給される問題集だけだと心もとないです。
最低でもプラスで一冊買って、いろいろな問題に対処できるような力をつけましょう。
なお、テキストについては≪初心者にもおすすめ!2022年度で使える簿記2級テキストTop5≫で紹介を。
問題集については≪受かる人は100%使う‼簿記2級問題集おすすめランキング2022≫の記事で紹介しています。
参考書の良い点・悪い点、特徴、値段からオススメランキングになっています。
図を書いて正確に覚える
図を書いて正確に覚えることも、大いに有効な方法になります。
簿記2級の工業簿記では、様々な図が出てきます。例えば、ボックス図や勘定連絡図、シュラッター図などですね。
そのどれもが混乱しやすく、図を書いていないと整理しにくいものになっています。
整理しにくいものとは、理解しにくいものであるため、ミスもしやすく点を落としやすいです。
実際に私の元同期の1人で落ちた人に話を聞いてみたところ、図はめんどくさいし時間がかかるから書いていませんでした。
確かに図を書くのは時間はかかりますが、慣れてしまえば数十秒の差になります。
図でケアレスミスが防げて点数を落とさないのであれば、図を書いた方がよくないですか?
さらに図を書くことで見直しもスムーズになるため、余裕を持って試験を終えられる人もいるんです。
ケアレスミスを防ぎ、点数を上げるためにも図は書くようにしましょう。
それでもダメな時
どうしても受かる気がしない人、何度も落ちてしまう人もいることでしょう。
そのような人はお金は多少かかりますが、通信講座を使ってみてはいかがでしょうか。
通学講座では専門の講師が効率的な方法を教えてくれます。
それも長年の合格実績のある方法です。
絶対に受かる方法を教えてくれるので、それだけで自信がつくこと間違いありません。
さらに講師の中には試験の予想問題を作ってくれる人もいます。
予想問題集はなかなかバカに出来ず、かなりの確率で試験問題を的中させています。
ここまでやってくれるなら不安な気持ちも無くなりますし、かなり受かりやすくもなっているはずです。
「確かにいいけど、講座って高いじゃん」と思う人もいるかもしれません。
しかし講座の中でも通信講座であれば、通学の講座に比べて値段が安いです。
通学講座であれば30,000円かかるところ、通信講座であれば15,000円ほどで受けられます。
そして内容は合格実績に表れているように、かなり充実したものになっています。
これは資料請求などで、実際に見てもらった方が早いです。
一応≪2022年受験者必見!簿記2級おすすめ通信講座7つをランキングで紹介≫の記事で安くて評判の良い通信講座を紹介しています。
資料請求に学習法や模試がついてくるものもあるので、資料請求だけでもしてみてはいかがでしょうか。
簿記2級受かる気がしない人についてまとめ
- 簿記2級は商業簿記・工業簿記の試験
- 自信のない人には特徴がある
- ちょっとしたコツで試験が楽になる
- どうしても自身がなければ講座に頼るのもアリ
自信がない人には何かしら引っかかることがあることが多いです。
その引っ掛かりを無くせば、実は簡単に試験を突破できたりします。
自信をつけられるように頑張って学習を重ねましょう。
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