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簿記2級の難易度の偏差値はどれぐらい?行政書士と宅建とも比較

  • 簿記2級の難易度を偏差値にすると?
  • 難易度は上がったって聞いたけどホント?

簿記2級の試験を受けたいけど、「難しいならやめようかな…。」と気持ちが定まらない人もいると思います。

 

簿記2級は試験回によって、難易度が変化して正確な難しさを測ることが難しいです。

絶対的な情報が少なく、私も調べるとき苦労しました。

 

この記事では、偏差値という角度から調べて、簿記2級の難易度について勉強方法も合わせて紹介しています。

 

この人に向けて書いています

  • 簿記2級を取りたい人
  • 難易度の目安が知りたい人
  • 受かる方法を知りたい人

 

記事を読めば、簿記2級が難易の目安がわかり、受かるためにやるべき勉強方法もわかります。

簿記2級の難易度は高いのか

簿記2級の難易度は高いのか

簿記2級は人によって、難易度の意見が分かれます。

ある人は、

一般私大レベルだ!

またある人は、

国立大学に匹敵する。

と人によって意見はバラバラ。

 

ただ、この意見はどちらも間違いではありません。

なぜなら簿記2級は試験回によって大きく難易度が変化するからです。

合格率が40%台の試験もあれば、1ケタ台の試験も存在します。

なので「絶対にこのレベル!」というものではないんです。

 

ただ、簿記2級は公的資格でもあるため、決して簡単なものではありません。

合格するには複雑な会計処理の知識が求められます。

簿記3級を含めた知識がないと、本番では点も取れないことでしょう。

簿記2級の難易度を偏差値からチェック

簿記2級の難易度を偏差値からチェック

簿記2級の難易度を偏差値で確認します。

 

資格偏差値ランキング50~65

偏差値資格名
65社会保険労務士・全国通訳案内士
64電気主任技術者第2種・気象予報士
63国家公務員(一般職)・歯科医師
62行政書士・英検準一級
61建築物環境衛生監理技術者
60医療経営士1級
59測量士・通関士
58簿記2級・FP技能士1級
57社会福祉士・宅建
56二級建築士・測量士(一般)
55危険物取扱者(甲種)
54電気工事施工管理技士1級
53自動車整備士1級・土地区画整理士
52学芸員・消防設備士(甲種特類)
51英検準2級・臨床検査技師
50精神保健福祉士・ピアノ調律技能士2級

簿記2級の偏差値は「58」。

大学で考えてみると、東京学芸大学、愛知教育大学、熊本県立大学などが挙げられます。

 

取得難易度は、普通~難関の間といったところです。

なので

だれも取れない…。

というほど難しいわけではないありません。

 

しかし、学習なしに受かるほど、簡単な試験でもありません

偏差値50以上なので、決して取りやすい試験でなく普通に難しいです。

しっかりとした対策が必要になります。

行政書士・宅建との比較

よく簿記2級と比較される資格としては、行政書士試験と宅地建物取引士試験(以下、宅建)が有名です。

なのでその2つとの難易度を比較してみます。

 

上の評価から抜粋してみると、

資格名偏差値難易度
簿記2級58普通~難関
行政書士62難関
宅建57普通

難易度を順番にまとめてみると、「宅建≦簿記2級<行政書士」という順番になります。

 

行政書士や宅建は法律系、簿記は計算系の資格であるため、難易度比較は難しいです。

これらの資格は試験回で難易度が大きく上下するため、必ず合っているとは言えません。

 

1つの目安として、捉えることにしてください。

簿記2級の難易度は上がったのか

簿記2級の難易度は上がったのか

簿記2級の難易度は、依然と比べて上昇しています。

理由ははっきりしており、この2つが大きな原因です。

 

難易度上昇の原因

  • 簿記2級の範囲に1級が加わった
  • ネット試験が加わり選択肢が増えた

数年前と、簿記2級業界での事情が大幅に変化してきています。

 

詳しくどのように変化したのか見ていきます。

簿記2級の範囲に1級が加わった

簿記2級は2015年から2018年にかけて大改訂が行われました。

その改正により、以前は1級の内容であったところが試験範囲となりました。

 

新たに追加された範囲

  • リース取引
  • ソフトウエア
  • 税効果会計
  • 外貨建取引
  • 有価証券処理
  • 本支店会計

この範囲が2015年から、徐々に追加されています。

中でも以前は必要なかった子会社を含めた勘定が登場し、試験は一気に難しさを増しました。

 

改定の時期に挑戦していた私の友人も

範囲が激しく変わるから対策が難しい。

と嘆いていました。

 

この難化は合格率からもわかります。

まず範囲改定前と改定後の平均合格率を比較してみます。

 

10回ごとの平均合格率

  • 122回~131回の平均:31.17%
  • 132回~141回の平均:27.76%
  • 142回~151回の平均:22.03%
  • 152回~162回の平均:22.78%

見てみると「142回~151回」で平均合格率が5%も下がっています。

これは改定のはじまりが第140回頃なので、それが数値に反映されているためです。

特に完全に改定が終わった第149回試験では、15.6%という低さを記録しています。

 

元簿記1級の範囲は、様々な要因を加味して考える能力が必須です。

高度な知識と複雑な計算が必要となり、試験難度が極めて上昇しました。

ネット試験の開始

簿記2級では2021年からネット試験が開始されました。

そのネット試験の難易度は、筆記試験と比べると高くないと言われています。

ネット試験が筆記試験と比べて、難易度が低いと言われる理由を見てみます。

 

低いと言われる理由

  • 基礎的な問題が多い
  • 出題される数値が簡単
  • 不合格でもすぐに再試験ができる

ネット試験では自由に計算しにくいので、内容が比較的簡単になる傾向にあります。

 

これらを知っている人は、筆記試験を受けようとは考えません。

ネット試験で楽々合格!

と考えることでしょう。

 

反対にあまり学習を重ねておらず、情報収集の甘い人が筆記試験に集まります。

ネット試験と比較して、相対的に筆記試験の難易度が上がっているというワケです。

 

必ずしもこの理由が正しいわけではありません。

しかし、こういった準備不足の人が多いことも難易度を上げている理由の1つです。

簿記2級に受かるために意識するポイント

合格への難易度を下げるために必要なこと

簿記2級の勉強方法はこの3ポイントを意識するだけです。

  • 基礎知識入れる
  • 繰り返し問題集を解く
  • 問題の選別を行う

1度試験に落ちた私は、この3つのポイントだけ徹底しました。

結果、その次に受けた試験では合格しています。

 

必ず意識して欲しいので、下で紹介します。

基礎知識入れる

勉強において最も重要であることは、基礎知識を入れることです。

ここでは1冊のテキストを選んで、最低でも3周読んでください。

 

その際、以下の点を意識するようにしましょう。

1周目

  • 単語に注目してサラッと読む
  • 計算式は写す

2周目

  • 商業簿記は流れを意識
  • 工業簿記は図を書く

3周目

  • 意味を確かめながら読む
  • 図を書きながら理解する

最低限これをやっていれば、かなり理解は進みます。

 

これだけでいいんだ!

そう。基礎知識を入れる段階ではこれだけでいいんです。

 

後は、問題集で解けなかった時に確認すれば問題なし。

だからここでは、コレぐらいで大丈夫です。

 

なお、私がインプット用に使ったテキストはこれになります。

 

イラストが多く、説明もかみ砕いてありとてもわかりやすいです。

工業簿記にはじめて触れる人などには特にオススメになります。

 

初心者にもおすすめ!2021年度で使える簿記2級テキストTop5≫では他のテキストも紹介しています。

繰り返し問題集を解く

テキストで用語や計算式を学んだだけでは、知識は定着していません。

かなり不安定で、忘れやすい物になります。

 

その知識を定着させて、試験では生かすためにはアウトプット力を磨く必要があります。

そしてそれは問題集を何度も繰り返し解くことで成長していくんです。

 

仮にアウトプット力が足りていないと、

これどう解くんだっけ?
この計算式で合ってるの?

と必ず悩むことになります。

 

しかし繰り返し演習を重ねれば、

ここの問題はこの公式!

と悩むことはありません。

 

そして、ただ漫然と問題を解くのもNGです。

何も考えていない学習は、時間をただ浪費しているだけです。

  • 理論と解く流れを意識
  • 間違えたら答えを写す

まずは2点だけを意識!

後は最低でも3周は問題集を解けば、アウトプット力は本試験レベルまで達します。

 

このアウトプットで私が使った問題集はこれです。

テキストと同シリーズで、解説がとても細かいことが特徴です。

図解も丁寧で必要な説明の省略も少なくわかりやすいものになっています。

 

受かる人は100%使う‼簿記2級問題集おすすめランキング2021≫では他の問題集を紹介しています。

問題の選別を行う

学習を一通り終わったら、本当に苦手な問題をあぶりだしてください。

そしてその問題は捨て問にしましょう。

 

えっ?捨てていいの?

そうです。

解けない問題は解けないで終わらせていいんです。

 

簿記2級は満点を目指す必要はありません。

100点満点中70点取れば、試験には合格できます。

だったら取れるとこを確実に得点すればいいんです。

 

もちろん解けない苦手箇所を潰すことは、とても重要です。

ただ人間はすべてを完璧に解けるようには出来ていません。

どうしても苦手なところは最後まで苦手なままです。

 

解けない問題に時間を使うのは時間のムダ。

だったら「確実に取れる問題」「捨て問」を作って、点を稼ぐ方が時間もかからず合理的です。

 

問題の選別をして確実に受かるようにしてください。

通信講座を使うのも1つの道

 

どうしても勉強が難しい…。

という人は通信講座を使うのも良い手です。

 

通信講座ではこのようなことをしてくれます。

  • 専門講師によるポイントを押さえた講義
  • 効率的な学習法の伝授
  • 全面的な学習サポート
  • オリジナル過去問・問題集
  • 模試による実践演習

講座に入るだけで最低でも上記のことはしてくれます。

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簿記2級難易度まとめ

  • 簡単な試験ではない
  • 簿記2級の偏差値は58
  • 年々、難化傾向にある
  • 勉強の時には3ポイントを意識する

簿記2級の難易度は低くなく、決して簡単な試験ではありません。

偏差値は58と中堅大学レベルの難易度になっています。

しかし、勉強次第で合格することは可能です。

自分には無理と諦めることなく、着実に実力をつけてください。

 

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