簿記2級を独学で突破したい人の勉強方法!失敗しない魔法の4法則

  • 簿記2級独学の勉強方法は?
  • 独学前の準備とかってあるの?

簿記2級は合格率30%台の試験であり、決して簡単な試験ではありません。その簿記2級を独学で取得するための勉強方法がわからない人もいるでしょう。

 

簿記2級を取得するための勉強方法については、具体的なことや本当に知りたいことが書いていないことが多く、私も初めて勉強した時をすればいいかまったくわかりませんでした。

 

その疑問を解消するべく、不合格から合格した筆者の勉強方法と失敗しないための準備など成功するための方法を紹介しています。

 

この人に向けて書いています

  • 独学で受かるのか知りたい
  • 簿記2級の勉強方法を知りたい
  • 勉強スケジュールを参考にしたい
  • これから勉強をはじめようと考えている
  • 独学者の参考書を知りたい

 

この記事を読めば、簿記2級を独学で受かるために必要な勉強方法を知ることができます。

簿記2級を独学で勉強する前に必要な準備

簿記2級を独学する前に必要な準備

独学だからいきなり挑戦!

というわけにはいきません。

簿記2級に限らず独学をはじめる前には、必ず準備が必要になります。準備を怠ると、時間、お金、合格、すべてを逃すこともあるので注意が必要です。

 

私がこれから紹介する3点は、最低限守って欲しいことです。

  • 情報収集
  • 参考書を選ぶ
  • 簿記3級を学ぶ

実際に私が準備を怠って落ちた理由もこの中にあります。必ず守って欲しいので実際に見ていきましょう。

 

情報収集

独学において簿記2級に関する情報は大切なものになります。

情報収集を怠っていると、勉強してきたことがムダになることも少なくありません。

 

情報収集するべき事柄

  • 試験時間:90分
  • 試験日程:6月・11月・2月
  • 試験科目:商業・工業簿記
  • 改定範囲:年度により変化
  • 受験会場:申込地域による
  • 持ち物:受験票・電卓・筆記用具・身分証

最低でもこの辺りは、必ず確認しておかなければなりません。より細かいことについては、各自で調べてください。

 

有益な情報があれば、自分の勉強に役立ち、より手軽に素早く合格に近づきます。

独学では講座とは違い、簿記2級合格に必要な情報教えてくれる人はいません。情報の有無で試験の有利不利も大きく変化するので、情報取集は怠らないようにしましょう。

 

参考書を選ぶ

テキストと問題集を含めた参考書は時間をかけて良いものを選んでください。

参考書は独学をする上で、すべての知識を担うものになります。

 

良い参考書選ぶ条件

  • 最新シリーズかどうか
  • 説明がわかりやすい
  • 何度も出版されているか
  • 自分の求めているものか確認

独学において参考書はあなたの先生となるものです。1から説明をしてくれて、要点を押さえたものになっています。

 

教えてくれる先生によってやる気や成績が変わるように、どのような参考書を選ぶかでもあなたの学習理解度は大きく変化。良い参考書を選ぶことができれば良い結果が、良くない参考書を選ぶと悪い結果に繋がります。

だからこそ、参考書は4つのポイントを押さえたものを選ぶ必要があります。

 

でも、何が良いのかわからない。

そもそも時間をかけたくない!

そう思われる人もいると思います。

以下の2つの記事に合格者が選ぶおすすめのテキストと問題集についてまとめましたのでご覧ください。

【2023】買い直しなし!簿記2級テキストおすすめランキングTop5

【2023】簿記2級問題集おすすめランキングTop5と効果的な使い方

簿記3級を学ぶ

簿記2級の内容は、簿記3級の内容の続きとなるものです。簿記3級という基礎をしっかりさせなければ、その上に簿記2級の知識は不完全なものとなります。

 

不完全な状態で勉強を進めても必ず

これは簿記2級の範囲じゃないぞ?

と勉強する手が止まってしまいます。

 

さらに簿記2級では、3級の内容を発展させたものです。

商業簿記の内容は、連結会計などが追加されより高度に。工業簿記に関しては、まったく新しい考え方を取り入れなければなりません。

 

つまり簿記2級は

3級の内容の続き+新たな発展論点

を学んでいくものになり、簿記3級の前知識が必須になります。

3級の資格を取る必要はありません。それに相当するだけの知識をつけてください。

 

簿記3級については、≪【まとめ記事】簿記3級が簡単に取得するための準備や方法を大放出≫の記事にすべてのことをまとめてあります。

まだ、3級の勉強をしていない人はこちらの記事から勉強をはじめましょう。

簿記2級を独学で取得する勉強方法

簿記2級に独学で成功した人の勉強方法

独学での簿記2級合格は難しいですが、不可能ではありません。

実際、一度私は独学をして試験に落ちており、その後自分の勉強方法を見直して、合格をしています。

 

その時に意識していた4STEPの勉強方法を紹介します。

簿記2級勉強4STEP

  1. 重要論点を掴む
  2. 各項目の理解
  3. 問題集を解く
  4. 模試で確認

各ステップについて、何をするのか丁寧に説明していきます。

 

① 重要論点を掴む

本試験で出題される問題の80%以上は、重要論点から出題されます。つまり、重要論点は何であるのかが分かれば、点数が取れるというわけです。

 

その際、商業簿記と工業簿記で以下の点を特に意識すると、より学習効果が上がります。

商業簿記

仕訳は商業簿記の全ての根幹をなすところです。

ここの理解が出来ているかどうかで、後々の点数に大きな影響を及ぼします。

勘定科目と計算式が理解できれば、マスターしたと判断してもいいでしょう。

 

工業簿記

工業簿記にはシュラッター図や勘定連絡図など多くの図が出てきます。

この図を書けるか、理解できるかどうかで、工業簿記の得意不得意の8割が決まります。

図の形を覚えてどの数値を入れるか覚えられたらマスターできています。

単語については読んで、図については書くことで時間をかけずに理解を深めることができます。

 

「ここが重要ポイント!」と自分で判断できるようになれば、ここでのステップは完了です。すべてを完全に理解する必要はありません。1周読んだら次のステップへ進みます。

② 各項目の理解

重要論点の確認で掴んだイメージを基に、各項目について細かく確認していきます。大雑把な流れの理解に加え、単語の意味や計算式を理解していきましょう。

 

ここでは「単語」「計算式」に目を向けて、勉強に取り組んでいきます。単語がわからないければ問題文の理解が、計算式がわからなければ問題が解けません。

逆にこの2点がなんとなくでも分かっていれば、初見の問題が出てきても対処できるようになります。

 

その際、一点だけ気をつけて勉強してください。

コツ

流れを意識しよう

簿記2級は独立した項目は少なく、すべて何かしらの流れの中で問題を解いていきます。1つの単語及び計算式を完全に覚えていても、それを繋げられなければ、高得点にはなりません。

 

ただ流れを意識していれば、感覚で次に使う計算式や答えが自然と分かるようになります。

完全でなくともある程度の知識が身についたと思ったら、次のステップに進みます。

③ 問題集を解く

①と②のステップではインプットを中心に行い、基礎的な知識を身に着けました。

 

しかし、基礎的な知識をインプットしただけでは、その知識の使い方が分からず、問題の趣旨は理解できても問題を解くことはできません「理解できるけど問題が解けない状態」から「理解して考えて解ける状態」にするために問題集を解き、アウトプット力を上げる必要があるわけです。

 

がむしゃらに勉強しても実力は付きますが、以下の順で意識を持ちながら勉強するとよりアウトプット力早く身に付きます。

解き方

  1. 参考書や解答を見ながら解く
  2. 何も見ずに解く
  3. 出来なかった問題のみを解く
  4. すべての問題を解き直す

 

意識すること

解き方のルールを覚える

テキストで覚えたことを理解して、すぐに問題に生かせる人は少ないです。もし、解けてもまぐれの場合が多く、2回目解いてみると「どうやったっけ?」なんてこともよくあります。

4つの行程と意識をしっかり持って問題を解いてください。

 

なお、すべての行程が終わったら、③と④を繰り返すこと。

最初から、問題を解ける必要はありません。最終的に完璧に解けるようになればOKです。

④模試で確認

模試はダメ押しの一手となるものであり、出来ればやってほしいというものになります。

模試では多くのことを学ぶことができます。

  • 時間の使い方の練習
  • 実際の問題演習ができる
  • 実力の再確認
  • 最新傾向の対策ができる

模試では本番と同程度、もしくはそれよりも難しいものが出題されます。

 

模試を簡単に解ければ実力は十分。本試験に受かる準備はできたと判断できます。

反対に解けなければ、自身の弱点に気づくことができ、さらに得点を伸ばすことに繋がる。

さらに独学だと気づきにくい、時間の使い方や実際の試験感覚を養うこともできます。

 

模試を解くことはメリットしかなく、デメリットの側面は0です。苦手をなくして得意を強める模試は受けておいた方がいいと個人的に思います。

【勉強方法】簿記2級に独学+講座で受かった話

【勉強方法】簿記2級に独学+講座で受かった話

私は一度、簿記2級のネット試験に落ちており、独学の勉強に加えて通信講座を受講していました。その際の独学で勉強していた部分について、実体験を話したいと思います。

 

私は平均勉強時間300時間以上の試験を、96時間という短い時間で一度目の試験を受けました。

一度目の試験まで

試験当日までは1日4時間の勉強を1ヶ月程度行い、総勉強時間96時間で試験に挑戦。

 

ほどほどに勉強していたと思っていたので、

受かるでしょ!

と根拠のない自信を持って試験に挑みました。

 

ですが、すべての範囲で学習不足がわかり、結果は50点で不合格

しばらく席を立つことが出来ませんでした。

一度目の試験後

3日間絶望して後に、もう一度頑張ろうという気になり、自分の勉強を見直しました。

そして

コレがダメだったんだ!

と落ちた理由に気づきました。

 

その落ちた理由とは「簿記2級の試験範囲改定」と「勉強のやり方」を知らなかったからでした。

この時の私は数年に一度起こる大改訂があったことを知らずに昔の参考書を使って、何も考えずにがむしゃらに勉強していたんですね。

 

こんな勉強では試験には受かるわけがありません。翌日からは参考書を買い直して、もう一度勉強を始めていきました。

再勉強から50時間

勉強をはじめてから50時間までは、テキスト読みながら、軽く問題集を解いていました。

ここではさっき紹介したステップ①②の方法を重点的に確認。1周目は全体をサラッと流して、全体の流れを理解。2周目から真剣に覚えはじめます。

 

特に時間をかける2周目は重要単語は音読して、図については紙に書き起こして、頭と手と耳を使って脳内に記憶していきました。

そうすることで目だけで見て覚えるよりも2倍・3倍もの知識を覚えることが出来ました。

 

そうして2周目を終えた頃には6割ほどをぼんやりと覚えている状態になります。

同時並行でテキスト付属の確認問題で軽く復習して、次の本格的な問題集解きに入っていきます。

 

この時、私が使っていた参考書はこの「パブロフシリーズ」を使いました。

イラストと図が豊富であり、初心者でも理解しやすいものになっています。

50時間〜200時間

知識のインプットは前回で終了したので、次はアウトプット力を鍛える問題集を力を入れて解き始めました。

 

ここではステップ③のやり方を実践。

  1. 参考書や解答を見ながら解く
  2. 何も見ずに解く
  3. 出来なかった問題のみを解く
  4. すべての問題を解き直す

で勉強を進めていきました。

 

わからないところがあれば、テキストや解答を見ながら再度解き直しました。そうして3周ほどしているうちに、問題と解答を覚えて、それが自分の中で一つの図として記憶

少しぐらい数字が変わっても、対応できる力を身につけられます。

 

ここでは商業簿記と工業簿記のバランスにも注意です。

どちらか片方だけを勉強していると、もう片方の知識が疎かになり、後々

なんだっけこれ?

となることもあります。

 

実際、私がそうでした。

一度の試験は商業簿記に力を入れすぎて、工業簿記を疎かにしてしまい、第4問8点第5問6点という点数を叩き出しています。

 

両方で得点を取らなければ、合格することはできません。バランスを持った勉強を心がけてください。

 

なお、この時私が使っていたものは「みんなが欲しかったシリーズ」です。

 

問題数が多くアウトプット力を高めることができ、解説も丁寧なことが特徴です。

200時間以降

200時間以降は模試を2回とひたすら問題集を解きました。

模試では理解できていない部分の発見と新問題への対処力の確認を重点的に行います。

模試で点が取れていない分野は、問題集を使って知識を再インプット&アウトプット。これを行うだけで点数はグンっと上がりました。

 

準備を重ね終えて、二度目の試験では78点でしっかり合格。

簿記2級の資格を取ることが出来ました。

独学の勉強方法だと簿記2級が受からないなら

独学の勉強方法だと簿記2級が受からないなら

独学だと全然わからない…。

点数がいまいち伸びない…。

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メリット

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  • 優れた教材が配布される
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  • 学習時間の短縮

などのメリットがあり、勉強の進捗率は一気に上がります。何より受講生の合格率は、独学生よりも高いので一発で受かりやすいです。

 

でも、お金がかかるんでしょ…。

もちろんお金はかかります。

 

しかし通学の講座に比べて、通信講座は比較的値段は安いです。どんな講座でも約2万円は、通学講座に比べて安くなります。講座を使えばお金はかかっても、時間を減らして確実に合格まで突っ走ることができます。

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他の通信講座については≪【2023最新】簿記2級通信講座のおすすめ7社を経験者が完全分析!≫で紹介していますので、一度ご覧ください。

簿記2級の独学勉強方法まとめ

  • 最初は情報収集・参考書・簿記3級の取得
  • 勉強方法は4つ工程をするだけで良い
  • 2度の挑戦で受かった話&勉強方法
  • 独学でムリそうなら講座を検討

独学での合格はかなり難易度が高いです。

ですが、必ず受からないものではなく、勉強をすれば不可能ではありません。

今回紹介したのは、私や受かった人の実体験からまとめたものです。これを参考にしながら、自分に合う勉強方法を見つけてください。

 

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