- 簿記3級のネット試験って受からないの?
- ネット試験の口コミはどんな感じ?
「ネット試験での体験談を教えてほしい…。」「試験の雰囲気ってどんな感じ?」などネット試験がどのようなものかわからず、受けたくても受けられない人が多いと思います。
簿記3級のネット試験は、最新の試験なので合格者や不合格の体験談が少ないという事実があります。
実際に情報が少なく、どのような試験なのかわかりにくい状態です。
そこで本記事は、簿記3級のネット試験に関する口コミからさまざまな人の体験談を紹介しています。
こんな人にオススメ!
- 試験を受けようと考えている人
- 試験の雰囲気を知りたい人
- 実際の試験レベルを知りたい人
記事を読めば、ネット試験で失敗しないような対策取れるようになります。
簿記3級のネット試験は落ちやすい?
よく巷では「ネット試験難しすぎ…。」「また落ちたんだけど…。」という言葉を耳にします。
こういう声を聞くと、とても難しい物ではないかと思いますよね。でも実際問題として難易度は、普通の筆記試験と変わりません。
それどころかむしろ筆記試験よりも、ネット試験の方が簡単ではないかという人も少なくないんです。
理由はいろいろありますが、複雑な計算がないことや数値の簡略化がされていることが大きいと言われています。
では、なぜ「難しい」や「落ちた」の声が聞こえるのでしょうか。
その答えはネット試験に挑む姿勢が関係しています。
筆記試験と違い、ネット試験は予約ができればすぐに試験を受けることが可能です。
いつでも受けられるので、一度落ちても何ヶ月も待つ必要はありません。
そうなると受験者の中にはしっかり対策した人ではなく、行けそうだから受けた人やなんとなく受けた人の比重が多くなります。
適当な知識で受けても簿記3級のネット試験には受からず、「受からなかった」という言葉だけをTwitterなどで発信。
結果、SNSなどのネット上には落ちた人が多く、難しい試験という印象だけが残ることになります。
よって別に簿記3級のネット試験は、難しすぎる試験でも落ちやすい試験でもないんです。
言葉が一人歩きしているだけ。ネット試験を受けるか悩んでいる人は、恐れずに取りに行くことをオススメします。
簿記3級ネット試験受けた人の口コミを紹介
ネット試験を受けたことのある人10人に簡単に試験の結果と雰囲気などを聞いてみました。
いろいろな意見があり感じ方も全然違うので、ネット試験を受ける場合は雰囲気をなんとなく掴んでみてください。
Aさん
かなり簡単に感じました!
大学がオンライン授業だったので、毎日参考書を解き続けて1ヶ月で受かりました。
これで就活も有利になりそうです!
Bさん
筆記試験に落ちてネット試験に挑戦しました。
難しさはどちらもあまり変わらなかったと思います。
ですが、パソコンの扱いに慣れていなかったので予想以上に苦戦してしまいました。
Cさん
毎日の勉強は大変だったけど2週間で受かりました!
仕分けができれば基本的には大丈夫だと思うよ!
あと、電卓は忘れないようにしましょう。
Dさん
テキストと問題集を買えば意外と簡単に受かると思います。
通勤・通学の時に使えるスマホ教材もあると時間を余すことなく使えますよ。
Eさん
試験時は横に仕切りがあるから普通の筆記試験よりも集中できます。
内容に関しては数値の末尾が00に統一されていたりして、かなり解きやすかったです。
Fさん
やばい回に一回当たってしまい、普通に落ちました。
でも4日後に受けた試験では、80点台後半を取って楽々合格です。
Gさん
超余裕で合格できました。
1ヶ月の間に問題集を5周やれば誰であろうと受かる内容だと思いました。
Hさん
なんとなく理解できたので受けてみましたが全然ダメでした。
問題集を答えを見ずに答えられるようにして出直そうも考えています。
Iさん
パソコンの操作に慣れていないと時間を大幅にロスするから注意!
問題集はネット試験の形式を体験できる物を買うようにしてください!
Jさん
問題の難易度的に見れば、おそらく筆記試験と大差ないと思います。
ですが、問題集を見ても数値が簡単になっています。
いつでも試験が受けられるので、数を打てば受かるのではないでしょうか?
と以上10名はこのような反応でした。いろいろな意見がありましたがまとめてみると以下のようなになります。
- 筆記試験と比べて難しさは易〜同程度(たまに難)
- パソコンの操作に慣れておく必要がある
- 問題集はネット試験用の模試付きの物を選択
- しっかり知識を蓄えれば受かる
こんなところですね。
しっかり学んできた人で気を負わずに試験を受けられれば、比較的受かりやすい試験のようです。
簿記3級に受かった人・落ちた人の体験談を語る【ネット試験】
口コミ等でなんとなくは分かったけど、実際の試験がどのような感じかわからないと思います。
実際、ネット試験ではありませんが、私も体験談を探し求めていた時期がありました。
そこで今回は3人の体験談を紹介していきます。実際にやりとりして聞いた話です。
受かった人だけ聞いても仕方がないので、最後のγさんは落ちた後に受かった人の話をしています。
なお、3人のスペックは以下のとおりです。
αさん:30代男性:社会人
βさん:20代男性:学生
γさん:20代男性:学生
一人ずつ詳しい内容を紹介していきます。
αさん:30代男性:社会人
私は好きな時間に受けられるためネット試験にしました。
平日の昼間に有休を使い試験に行き会場へ向かいました。
会場に着くと試験部屋に入る前に荷物をロッカーに預けさせられます。
会場に私が持ち込んだのは、「身分証」「電卓」「試験会場で渡されたIDやパスワードが書いてあるバインダー」です。
他にもティッシュなど持ち込めるそうですが、持ち込む前に試験官に確認を取ったほうがいいと思います。
そして試験会場に入ると、すでに何人か試験を行っていました。
時間は結構バラバラで受けられるみたいです。
場所は自由席であったので、適当な場所に座りIDとパスワードを打って試験開始。
そこから先は1時間の勝負です。
問題は「仕分け」「勘定の転記」「貸借対照表と損益計算書、精算表の作成」でした。
第二問である勘定の転記が難しかったですが、問題集の予想模試で出た問題がほとんどで何とか解けました。
時間切れになり、答案を提出するとすぐに合格判定に。結果は85点で合格!
意外と何とかなるものです。
個人的に試験中感じたことは、出入りの音やタイピング音、人の唸り声などが予想以上に聞こえることでした。
試験場所によっては、ヘッドホンや耳栓を貸し出してくれるところがあるらしいです。
なので、次に受けるときは場所を選んで申し込もうと思います。
皆さんも受けるときは、注意してくださいね。
βさん:20代男性:学生
研究が忙しく、土曜日に申し込んで試験を受けに行きました。
試験開始15分前に着き受付開始。
注意事項の説明や誓約書へのサイン、ロッカーへの荷物片づけなど結構時間がかかりました。
申し少し早めに到着しておけばよかったと思います。
試験開始の20分前に着いていると、余裕で準備まで終えられる感じです。
なお、試験開始5分前だと資格はく奪させられることもあるので注意してくださいね。
そして試験室に入り、ヘッドホンをつけて試験を開始しました。
大問1は「仕訳」、大問2は「台帳・記帳の完成」大問3は「B/S、P/Lの完成」でした。
大問2がとても難しく後回しで解きました。
大問2には最後まで苦戦しましたが、残り5分で突然ひらめいて急いで答えを入力。
解ききることはできませんでしたが、76点で受かりました。
全体として難しい試験だったと思います。
でもしっかり勉強を重ねていれば、受かることも無理ではない試験でした。
試験前にやっておいたほうがいいことは、ネット試験のためのパソコンの練習です。
操作になれていないと、最初で躓いて最終的に時間が無くなってしまいます。
実際、結構癖する人は多いと思います。
対策としては、各資格対策講座の模試や模試付きの問題集を買ったりすること。
少しでも場数を増やしましょう。
γさん:20代男性:学生
テキストと問題集を使い独学でネット試験に挑みました。
なお、結果は受かっていません。
試験開始30分前に会場につき、会場内で最後の見直しをしようと思ったんですが、会場の中で参考書類を見ることはできませんでした。
なので、そのまま試験開始まで待って受験票だけ持って会場へ。
試験官の説明の中に「電卓」の話がなかったので私は持ち込みませんでした。
ですが、本当は説明がないだけで持ち込みはありだったようです。
そうして試験を受けたのですが、電卓も持ち込めないばかりか問題が難しすぎて解けませんでした。
問題の中身は「仕訳」、「家賃の問題」、「試算表関連」でした。
仕訳は何とか満点でしたが、第二問と第三問がボロボロ。
最終的な点数は56点でした。
私から言えることはただ一つです。テキストと問題集を2周程やったからといって、受けに行くのはやめましょう。
まず受かりません。知識の片隅になんとなく覚えている程度です。
問題集をたくさん解き、模試で対策を積んでから受けてください。
また、電卓は必ず持ち込みましょう。
試験の出来に大きな差ができてしまうので要注意です。
私は3週間後に再挑戦しようと思います。
※問題集を10周して3週間後の試験には受かったようです。
簿記3級ネット試験体験談・口コミまとめ
- ネット試験は受かりにくいものではない
- 口コミでは簡単と言う意見が多い
- 体験談は参考に学習を進めよう
今回は体験談と口コミを中心に説明していきました。
それらを見てわかるように、しっかり対策を重ねた人には比較的簡単なものだったようです。
あなたも体験談をもとに自分の学習スタイルを見直し、万全の準備を整えて試験に向かいましょう。