簿記3級は本当に難しいのか?他試験と比較して理由と解決策を超解説

  • 簿記3級って難しいと言われていけど理由は何なの?
  • 全体の試験の中で難しさのランクはどれぐらい?

「自分で学習しようと思っているけどできるのかな?」「ネット試験って難しいの?」と簿記3級の評判に不安になっている人も多いと思います。

簿記3級は難しいと言われており、誰もが受かる試験ではありません。

事実、私の後輩は簿記3級に2回落ちています。

 

そこで本記事は、簿記3級が難しいと言われている理由や独学で攻略は可能かどうか、新形式の難しさなどを細かく紹介しています。

オススメの人

  • 簿記3級の情報収集をしたい人
  • 難しさの理由を知りたい人
  • 新形式の難しさを知りたい人
  • 独学で挑もうとしている人

 

記事を読めば、簿記3級が難しいと言われるワケを知ることができ、攻略の糸口が掴めます。

簿記3級について

簿記3級について

簿記3級は、会社を運営していくうえで必要になる日々の取引を仕訳、経理関連の書類などを作成する能力があるか図る試験になります。

簿記の資格はどんな業界でも必要とされるスキルであり、取得していて損になることは一つもないものです。

 

就活生や転職しようとしている人にとっては、企業にアピールできるポイントにもなります。

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持っているだけで有利!

簿記3級の難しさのランクを比較

簿記3級の難しさのランクを比較

実際に簿記3級の難しさのランクを見てみましょう。

その方がより簡単なのか、難しいのかわかると思います。

 

今回は「簿記3級」に加えて、みんなよくとる資格である「公認会計士」「行政書士」「FP2級」「宅建士」「危険物取扱者乙種4種」で比べてみたいと思います。

資格名難易度5段階偏差値合格率(H30)
簿記3級★★4637.3%
公認会計士★★★★★7311.1%
行政書士★★★★6012.7%
宅建士★★★5515.6%
FP2級★★★5339.4%
危険物取扱者乙種4種4439%

※上記の表は「受験者数」「合格率」「資格取得者数」「平均学習時間」等の多くの情報から判断しています。

どうでしょうか?さまざまな資格と比べても簿記3級はそこまで難しいものではないとわかりましたね。

上記で挙げた資格試験以外のものと比較しても、簿記3級はかなり簡単な部類に入ります。

偏差値換算しても50は絶対にないので、真剣に学習すれば受かる範囲です。

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意外と簡単か…?

簿記3級が難しいといわれる理由

簿記3級が難しいといわれる理由

その他の試験と比べても特段難しいとは思わない簿記3級。

ではなぜ、多くの人が難しいと感じているのでしょうか?その理由は以下のものが挙げられます。

  • 簿記の専門用語
  • 貸方借方の対応関係
  • 7割合格というハードル

主な理由を絞るとすると、この3点に収束します。

ではなぜこの点について、多くの人が難しいと感じているかを説明していきます。

簿記の専門用語

簿記3級が難しいと言われる理由その1は、簿記特有の専門用語にあります。

簿記には数多くの専門用語が出てきます。

例えば、「貸方・借方」「貸借対照表・損益計算書」「減価償却」など他にも多数あります。

 

簿記3級は、簿記資格取得の最初の試験であるためこれらの用語を全て覚える必要があります。

初めて触れる膨大な量の用語があるため、簿記3級は難しいと言われるんです。

 

冷静に考えてみると当たり前ですが、内容は難しくなくても、見たことない言葉が多い試験は難しいと感じますよね。

知らないものが多いと苦手意識も出てきます。

そのため、「簿記わからない」=「簿記苦手」=「簿記難しい」という図式が完成し、簿記3級が難しいというイメージになったんです。

貸方借方の対応関係

簿記3級が難しいと言われる理由その2は、貸方借方の対応関係の差です。

 

仕訳や試算表、精算表を作るときに貸方と借方が合わないことがあります。

これの何がまずかというと時間がとにかくムダになることです。

貸方借方の差は解いている最中には気づかないので、最後になって気づくことが多いです。

そうなると初めに戻って、問題をやり直すということになります。

 

仕訳の段階ならばいいですが、試算表や精算表で合わないと時間が足りなくなり、得点が低くなることも多々あります。

1から解きなおさなければいけないため、やる気も大幅にDOWN。

そうして試験に受からずに、やる気もなくなり難しいと感じている人いるわけです。

7割合格というハードル

簿記3級が難しいと言われる理由その3は、7割という合格点の高さです。

簿記3級の試験は100点満点で行われます。

その中の7割といえば、70点以上を取る必要がある。しかも中には難しい大問があるため、その問題が全然わからなければ、ほぼ落ちるということになります。

 

この7割以上得点しなければならないといったラインの結果、難しいという印象が持たれるわけです。

でも、この7割ラインは字面が難しそうなだけになります。

先程も見てもらったように、7割合格であってもかなりの人が受かっています。

そのため怯える必要はありません。正しく学んでいれば必ず受かりますから。

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理由は以上の3点だ!

簿記3級を難しいと感じなくする方法

簿記3級を難しいと感じなくする方法

簿記3級を難しいと思う理由がわかったら、次は難しいと思わなくする方法を知りましょう。

そうすれば、苦手意識も生まれずスムーズに学習に取り組めるはずです。

多くの人を見た結果、難しいと感じなかった人の特徴から以下のようなことをしましょう。

  • 落ち着いて問題を解く
  • テキストだけでなく問題集もやる
  • 電卓の使い方をマスター

この3点を行うだけです。詳しく説明していきます。

落ち着いて問題を解く

まずは何よりも落ち着きましょう。

慌ててしまうと、頭は回らなくなり解ける問題も解けなくなってしまいます。

 

どんな試験でもそうですが、リラックスしていないといつもの力は発揮できません。

特に簿記は計算をしたり、仕分けなどの高度な技術を必要とするので焦っていいことは0。落ち着いて試験に挑める人だけが受かります。

 

私や友人で受かった人は、どんなにわからない問題が出てもみんな落ち着いていました。

逆に、一度でも焦った人は7割ほどが不合格。

多くの場合で実証されていますが、焦っていいことはないので落ち着くことを心がけましょう。

テキストだけでなく問題集もやる

簿記3級を難しいと感じなくするために、テキストだけでなく問題集も行いましょう。

その理由は、簿記の専門用語も貸方・借方も慣れれば、難しいと感じることも解けないことも無くなるからです。

 

難しいと感じている人の多くは、簿記3級に苦手意識を抱えている可能性が高いです。

そのように苦手に感じている人は、総じて問題集をあまりやっていない傾向にあります。

 

問題集はインプットではなく、アウトプットの作業です。

アウトプットを行えば、専門用語や貸方借方のわからないところを発見して、潰すことができます。

そうしてどんどんアウトプットの作業をこなしていきましょう。徐々に苦手意識もなくなり、難しいと感じることもなくなっていきます。

電卓の使い方

これはおまけ的なものですが、電卓の使い方も慣れておけば難しさは少なくなっていきます。

簿記3級は電卓を使用して、問題を解きます。

 

皆さん、今まで電卓って触る機会ありましたか?社会人ならあるかもしれませんが、学生さんはあまり使ったことないのではないでしょうか。

馴染みのない道具である電卓を叩かなければいけないということも難しいと感じる要因でもあるんですね。

そこで少しでも電卓を触っておけば、学習するスピードも本試験時の時間も少なくすることができます。

いいこと尽くめなので、電卓の使い方も学んでおくと良さそうです。

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簡単と言っていた人たちはこの3つが完璧!

自分で一人での学習は難しいか否か

自分で一人での学習は難しいか否か

自分一人での学習で簿記3級に受かるかどうかですが、難しくはありません。

しかし、根性が必要になります。

なぜなら講義を受ける場合に比べて、多くの時間を学習や情報取集に使わなければいけないからです。

 

自分一人で学習を進めていく場合、すべて自分で行わなければいけません。簿記の学習、試験の申込準備、参考書探し、試験の情報取集などこれらをすべてです。

どの作業も力を抜くことは許されず、そのどれもが多くの時間を必要とします。

独学者の学習時間は150~200時間といわれています。

 

それに比べ講座受講者は、100時間程度。

Max100時間程度の差が生じます。つまり時間が掛かるだけで、試験に受かることはできるんです。

根性のある人は受かり、途中でサボったり辞めてしまう人は受からない。そのため自分で学習して受かることは、難しいと思われているのでしょう。

ターナー
諦めなければ確実に受かります。

簿記3級の新形式は難しいの?

簿記3級の新形式は難しいの?

簿記3級では新形式として、ネット試験が追加されました。ネット試験とはどのようなものなのか見てみましょう。

形式:試験会場にてPCで回答

出題問題:CBT多岐選択式+記述式3問以内

時間:60分

電卓:有

簡単に紹介するとこのような感じになります。

従来の方式との大きな違いは、時間と出題数です。

 

時間は60分なので従来の方式が120分なので、試験時間は約半分になっています。

そのためより早いスピードでの、解答が求められるんですね。

 

出題数も従来は5題出ていましたが3題になっています。

しかし問題数は少なくなっても、従来出題されているものが混ざっています。簡単になっているとはいいがたいです。

 

しかし、ネット試験が特別難しいわけではありません。

私の後輩で2回、簿記3級に落ちた子も試験範囲を見直して、ネット試験を受けたら合格できていました。

しっかり対策ができていれば、結局は合格できます。

なので安心してネット試験に臨んでください。

簿記3級は難しいのかまとめ

  • 簿記3級はさまざまな場面で活躍できるもの
  • 他の資格と比べても難しいわけではない
  • 難しいといわれる理由は3つ
  • 克服するには2つのことをすればok
  • 自分で学習しても努力次第で受かる
  • 新形式も難しいものではない

簿記3級は決して難しい試験ではありません。

しかしそれは努力をしてきた人だけが感じるもの。

そこまでに至っていない人が難しいと感じるのです。

あなたは難しいと感じなくなるまで、学習を重ねて試験には余裕で合格しましょう。

 

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