・面接はいつからスタート?
・身だしなみは整えるの?
・受付や廊下は評価対象?
・待機時間は何をしてもいいの?
・入退室はどうする?
・気をつけるべき点は?
こうした疑問に答えていきます。
私が面接時に実践したことです。国家総合職や地方上級で高評価をもらっているので参考になります。
本記事の内容
- 【公務員二次試験】面接試験は面接会場に入るときからはじまっている
- 公務員試験面接時は服装や髪型を整えてから挑むこと
- 公務員二次試験の意外な盲点!面接会場~待合室までのマナーも見られている⁉
- 公務員試験面接前の待合室での待機時間のマナー
- 面接で重要な必死知識!公務員二次試験対策に礼の3種類を学ぶ
- 公務員二次試験は暗記して臨むべし!面接で間違えてはいけない入退室の所作
- 二次試験を始めて受ける人は要注意!面接中は座り方に気をつける
- 公務員面接試験での3つの重要なポイント
この記事を読み終えると、面接試験でのマナーを完璧に学ぶことができ、面接で減点されることはなくなります。
この記事を書いている人
元公務員ターナーの自己紹介
高学歴、法学部出身というわけではありませんが、大学2年の時から資格を取得しつつ、公務員の勉強を開始。
結果=国家公務員総合職に現役で合格。
他にも(一般職・国税専門官・県庁・市役所)などにも内定しているので、公務員志望者の不安や疑問点を解消します。
— 知識図書館(公務員試験・資格ブログ) (@TandH_blog) November 7, 2020
【公務員二次試験】面接試験は面接会場に入るときからはじまっている
公務員試験の面接では、1日中気を抜かないでください。
なぜなら公務員の面接は、面接会場に入った時点で始まっているからです。
公務員の面接は来年から同僚となる人を決める大事な試験になります。
これから何年も付き合っていくことになるので、面接官だけでない人たちからの監視の目も強くなっています。
なので面接会場に足を踏み入れたら、一日中気を張り巡らせておきましょう。
そうすると、いろいろな場面でよい印象を面接官に与えれる舞いをができます。
では今から公務員の面接の注意点を説明していきます。
公務員試験面接時は服装や髪型を整えてから挑むこと
面接官に会う前の最低限のマナーとして身だしなみを整えておいてください。
どうしてかというと、服装や髪形などの身だしなみも評価の対象になるからです。
面接官はあなたに初めて会います。
第一印象というのは、その人をどのように評価しようかと指針となってしまいます。
よって第一印象が悪ければ、いい評価をつけたくなくなるため身だしなみは極めて重要になります。
また、身だしなみを整えてから人に会うことは、社会人として当然です。
身だしなみが整っていない人は、社会人として失格なので面接官も採用することはないでしょう。
悪い評価をつけられないためにも、身だしなみには気を使っておきましょう。
より詳しいことはこちらの記事に書いてあるので参考にしてみてください。
公務員二次試験の意外な盲点!面接会場~待合室までのマナーも見られている⁉
面接の際は、受付から気合を入れておきましょう。
なぜなら試験は、受付の段階からはじまっているからです。
受付から気をつけておかないと、思わぬところで差がついてしまいます。
ですので面接試験の時は、受付の段階から気合を入れて臨んでください。
次から受付でのマナーや待合室での過ごし方について話していきます。
受付でのマナー
受付の人やすれ違う人には、良く通る声ではっきり挨拶をしてください。
挨拶した人が「面接官だった」「人事の関係者だった」ということがよくあるためです。
もし面接の担当者だった場合、挨拶をしていれば第一印象はとても良くなります。
第一印象で「この受験生は、基本がしっかりできていて、見ていて清々しい」と思っていただけたら、その後の面接は結構楽になります。
なので面接でいい評価を取るために、受付の人やすれ違う人には、良く通る声ではっきり挨拶をしてください。
受付でのマナーを少し書いておきますので参考にしてみてください。
このように会話が進んでいきます。
しっかりと挨拶とお礼を伝えるようにしましょう。
これだけで面接官への印象が良くなります。
誰もやってなかったら、評価を上げるチャンスです。
廊下での立ち居振る舞い
廊下でも気を抜いてはいけません。
その理由は、廊下ですれ違う方には、人事課の方が多いからです。
上でも説明したとおり、廊下の立ち居振る舞いでも他の受験生に差をつけることができます。
そうでなくても、これから同僚になる人達なので挨拶をしてください。
挨拶を行えば評価が上がることはありますが、下がることはありません。
なので、廊下ですれ違う人にもしっかりと挨拶をしてください。
公務員試験面接前の待合室での待機時間のマナー
待合室の待機中は、変な行動はしないようにしてください。
どうしてかというと、待機時間中も面接官の評価の対象になる可能性があるためです。
私の場合は緊張をほぐすために、近くの人と話していました。
このしゃべること自体は悪いことではないのですが、しゃべりすぎて悪い印象を持たれてしまったことがあります。
また携帯の電源はOFFにしておかないと、急に鳴って減点される場合があります。
電源の切り忘れは当然として、もちろん待ち時間で携帯を触ることは許されません。
それをしてしまうと面接前にマイナス評価がつけられるでしょう。
なので待合室でしゃべるのは少なめにして、携帯は触らずに持ってきた資料を見返すなど、節度ある行動を心がけてください。
面接で重要な必死知識!公務員二次試験対策に礼の3種類を学ぶ
面接時に使う3種類の礼は絶対に覚えてください。
なぜならそれぞれの礼は、要所要所で使い分けが必要になるからです。
この礼の使い分けができていないと「面接練習してこなかったんだな」と面接官に思われますよ。
また礼は、評価の対象にもなるため対策はしっかり立てる必要があります。
では必要になる3種類の礼を紹介していきます。
【会釈】
【敬礼】
【最敬礼】
この3種類に分けられます。
男性の場合は手を横に、女性の場合は手を前(おへその下あたりの位置)に組むようにしてください。
3つの礼が使い分けられるように、鏡や動画を撮って確認するようにしましょう。
公務員二次試験は暗記して臨むべし!面接で間違えてはいけない入退室の所作
入退室の所作も絶対に身に着けておきましょう。
なぜ入退室が重要かといえば、この入退室も面接の一部であるからです。
本当の面接は、入退室からはじまっています。
そこから正式な評価が下されるので入退室を覚える必要があるんです。
でも何も知らない状態で、いきなり入退室をしろと言われても、できる人はいないはず。
ですので、私が教わり試験本番で行った入退室の方法をお教えしようと思います。
ここでやり方を覚えて、面接のスタートラインに立ってください。
入室時の所作の流れ
ここでは細かく6つの工程に分けて説明していきたいと思います。
意識するべきことも書いていきますので要チェックです。
1ドアをノックする
ノックは必ずしましょう。
いきなり面接室に入るのは論外、即不合格でしょうね。
この時ノックする回数は2~3回です。
少なすぎても多すぎてもいけませんよ。
2面接官の「どうぞ」の声が聞こえたら、「失礼します」といって中に入る
ドア越しで声が通りにくいので、大きな声を出してください。
またどの試験でも、声はよく聞こえる方が好印象をもらえます。
3ドアを両手で閉めて、ドアの前で「失礼します」と言い一礼(敬礼)する
ドアを閉めた流れで「失礼します」というのではなく、一呼吸置いてからいうようにしてください。
どうしてかというと、面接官に丁寧な印象を与えることができるからです。
4椅子の横に立ち、受験番号と名前をいう
大きな声で面接官を見て、挨拶をしてください。
ここで注意してほしいことは、自分の大学名を言わないことです。
どうしてかというと、言ったら最後確実に不合格になるからなんです。
公務員試験は公平を重視する試験なので、学歴で区別することは許されません。
だから大きな声で挨拶しても、大学名は控えてくださいね。
5「本日はよろしくお願いします」と言い、一礼(最敬礼)する
言いながら一礼するのではなく、言い終わってから一礼してください。
ここも緊張から流れでやってしまう人が多いです。
しっかりと練習して体に染み込ませておきましょう。
6面接官に「おかけください」と言われたら、「失礼します」と言って着席する。
落ち着いて、ここまでやってくださいね。
退室時の所作の流れ
退室時の所作を説明していきます。
1面接官に「これで終わります」と言われたら、立ち上がり椅子の横に立つ
この時は、もたつかずにスッと立ちましょう。
2面接官に「ありがとうございました」と一礼(最敬礼)
面接官への感謝を込め、大きな声を出してお礼を言ってください。
面接官へお礼を言った後に礼をすることで、丁寧な印象を与えられます。
3ドアの前まで進んでいき、面接官の方向に向きを変えて「ありがとうございました」「失礼します」と言って、一呼吸おき一礼(敬礼)
これもしっかりとお礼の言葉と敬礼を分けてください。
流れでお礼を述べると印象が悪くなります。
4両手でドアを開けて丁寧に閉める
この時面接官を見て、締め終わる直前に軽く会釈をすると好印象です
最後まで気を抜かずに、面接官へのアピールを続けましょう。
以上が入退室の流れになります。
挨拶をするべき場所など細かいところも紹介したので後は練習あるのみです。
考えずにできるぐらいまで体に染み込ませましょう。
他に面接試験での基本的な注意点など知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事 意外と知らない公務員試験の服装・髪型・持ち物を紹介【国家・地方】
二次試験を始めて受ける人は要注意!面接中は座り方に気をつける
面接は受け答えだけの正しさだけで、合格できるわけではありません。
座り方でも面接官への印象は変化します。
どうしてそういわれるかというと、面接官はだらしない格好でふんぞり返っているやつを、採用したくはないからです。
公務員としてしっかりとした人に来てほしいので、面接官もいろいろ見て判断しています。
変なところで減点されたくないと思うので、座り方までしっかり覚えてください。
意識するだけで大幅に面接がうまくなりますよ。
男性と女性で座り方が少し違うので分けて説明します。
面接時の男性の座り方
膝を拳一つ分開け、手を軽く握り膝と太ももの中間ぐらいに置きます。
このどちらか側に置きすぎると、姿勢が悪くなってしまうので注意が必要してください。
膝からつま先までの角度は90°になるように座ると、綺麗に見えます。
面接時の女性の座り方
座り方は膝を閉じて、手は組み膝と太ももの中間程度の位置に置きます。
膝とつま先は直角にして、足は斜めに流さないようにしてください。
膝からつま先までの角度は90°より少し内側を意識すると奇麗に見えます。
公務員面接試験での3つの重要なポイント
座り方をマスターしたらもう後は怖いものはない!と思っている人、それは正解ではありません。
なぜなら公務員試験の面接は、話し方や目線も重要なポイントになるからです。
そこで減点の材料をなくすため、面接中に気をつけるべきポイントをお教えします。
そのポイントがこの3つです。
- 目線
- 声量
- 話し方
このポイントを押さえることで、面接官としっかりと対話している雰囲気を作り、いい評価をもらいやすくなります。
ここのコツをつかめば、悪い評価をもらうことはまずないでしょう。
ではいい評価をもらうための、重要なポイントを説明していきます。
面接官と目線を合わせて高評価
面接でのアイコンタクトはとても重要になります。
どうしてかというと、面接官としっかりと対話する環境を作ることで、面接の雰囲気が柔らかくなるからです。
目を見ることができなくて、目線がばらついてしまうと「落ち着きがない」「何も考えていないのかな」と思われます。
そう思われると高評価を取ることは難しいです。
なので絶対に目線は合わせるようにしましょう。
しかし、他人の目をずっと見ることが苦手な人は多いと思います。
そういう人は、面接官のネクタイの結び目を見てください。
ネクタイの結び目を見ることで、目を合わせている感じになります。
面接官側から見ても意外とわからないのでオススメですよ。
適切な声の大きさを心がける
面接時は適切な大きさの声を心がけてください。
なぜなら小さすぎると暗いイメージを持たれますし、逆に大きすぎると相手に不快な印象を与えるためです。
大まかな基準を作ると、体育会系の人は声を抑えめにして喋るぐらいが、ちょうどいいと思ってください。
体育会系以外の方は自分の中での大きな声で話をすると、ちょうどいい音量です。
あくまでも目安なので練習をしながら確かめていきましょう。
面接試験の効率的な練習を知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてください。
関連記事 たった5分でわかる‼国家公務員試験の面接に合格するための方法
関連記事 【地方上級・市役所】地方公務員の二次試験対策・面接の練習法を紹介
話し方で気を付けるべき点
自分の口癖に注意してください。
話していると口癖は、かなり気になる点だからです。
たとえば、話しはじめるときに「え~」「その~」といった口癖や「失礼しま~す」などの語尾を伸ばす人がいます。
これらは自分では気づきにくいですが、面接時にはかなり気になります。
弱々しい印象やだらしないイメージを面接官に与えてしまうので注意をしてください。
私も話はじめに「え~」をよく使っていましたので、注意して面接に向かいました。
【公務員二次試験】面接でのマナーまとめ
- マナーは大切なもの
- 身だしなみは整えてから
- 面接は会場からはじまっている
- 待合室では目立つ行動はNG
- 入退室は順序を覚えて正しく行う
- 座り方・目線・声の大きさ・話し方には気をつける
面接は質問に対する答えだけを用意するだけではありません。
しっかりとマナーを守ったうえでやっと評価される土俵に立てます。
なので、面接のルールを覚えて面接攻略の第一歩としていきましょう。