- 簿記1級でおすすめのテキストは?
- 選ぶものは何を基準にすればいいの?
「簿記1級に受かる人は何を買うの?」「多すぎて選ぶことができない…。」など簿記1級のテキストで何を選べばいいのか決められない人は大勢いると思います。
簿記1級のテキストは多く、自分に合ったものを選ぶことが難しいことも事実です。
実際に私も悩んでいましたが、情報収集を重ねて自分に合ったものを決めていました。
そこで本記事は、どんな人にも当てはまる簿記1級のテキストをの絶対に失敗しない選び方を説明しています。
こんな人にオススメ!
- 簿記1級を受ける人
- 一発で受かりたい人
この記事を読めば、簿記1級のテキスト選びに失敗することなく、自分に合ったものを探し抜けます。
- 1 簿記1級おすすめテキストランキング
- 1.1 1位:日商簿記1級とおるテキスト 商業簿記・会計学
- 1.2 日商簿記1級とおるテキスト 工業簿記・原価計算
- 1.3 2位:簿記の教科書 日商1級 商業簿記・会計学 損益会計・資産会計編(みんなが欲しかった! シリーズ)
- 1.4 簿記の教科書 日商1級 工業簿記・原価計算 総合原価計算・標準原価計算編(みんなが欲しかった! シリーズ)
- 1.5 3位:合格テキスト 日商簿記1級 商業簿記・会計学
- 1.6 合格テキスト 日商簿記1級 工業簿記・原価計算
- 1.7 4位:スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学
- 1.8 スッキリわかる日商簿記1級 工業簿記・原価計算
- 1.9 5位:サクッとうかる日商1級 商業簿記・会計学
- 1.10 サクッとうかる日商1級 工業簿記・原価計算
- 1.11 6位:【検定簿記講義】 1級商業簿記・会計学
- 1.12 【検定簿記講義】1級工業簿記・原価計算
- 1.13 7位:究極の計算と仕訳集 日商簿記1級 商業簿記・会計学
- 1.14 究極の会計学理論集 日商簿記1級・全経上級対策
- 1.15 8位:合格するにはワケがある脳科学×仕訳集日商簿記1級
- 1.16 9位:森を見て木を見る 簿記1級
- 2 テキストを選ぶ際に考えること
- 3 簿記1級おすすめテキストまとめ
簿記1級おすすめテキストランキング
受かる人が使っているテキストを中心に「内容の詳しさ」「わかりやすさ」「コスパ」の項目から評価しました。
そのランキングが以下の順番です。
1位:日商簿記1級とおるテキスト シリーズ
2位:簿記の教科書 日商1級 シリーズ
3位:合格テキスト 日商簿記1級 シリーズ
4位:スッキリわかる日商簿記1級 シリーズ
5位:サクッとうかる日商1級 シリーズ
6位:【検定簿記講義】 1級 シリーズ
7位:究極の計算と仕訳集 日商簿記1級 シリーズ
8位:合格するにはワケがある脳科学×仕訳集日商簿記1級h3
9位:森を見て木を見る 簿記1級
なお7位から下は補足的なものになるので、点数とランキングの順位は低くしてあります。
純粋なランキングは1位から6位であるので、必ず検討してほしいです。
各テキストについて詳しく説明していきます。
1位:日商簿記1級とおるテキスト 商業簿記・会計学
日商簿記1級とおるテキスト 工業簿記・原価計算
リンク
内容の詳しさ | 4.7 |
わかりやすさ | 5.0 |
コスパ | 4.7 |
総評 | 4.8 |
▶図やイラストベースのテキスト
▶理解を深めるよりは広く知識を獲得する系統に特化
良い点
▶難しい説明がなくスピード感がある
▶理解ポイントや重要ポイントがわかりやすく表記
▶完璧にするなら他のテキストも必要
こんな人におすすめ
▶独学を考えている人
▶広く知識をインプットしたい人
口コミ
他テキストでは難しくて理解できなかった問題もこれだと楽に理解できました!
20代:男性
テキストではよくある単語の説明の省略がなく、丁寧に書かれていてよかった。
40代:男性
筆者の評価
独学者や初心者に配慮したテキストであり、簿記を受けたことない人でも理解しやすいです。
これを選んでおけば、簿記1級の基礎は完璧に理解できます。
2位:簿記の教科書 日商1級 商業簿記・会計学 損益会計・資産会計編(みんなが欲しかった! シリーズ)
簿記の教科書 日商1級 工業簿記・原価計算 総合原価計算・標準原価計算編(みんなが欲しかった! シリーズ)
内容の詳しさ | 4.8 |
わかりやすさ | 4.8 |
コスパ | 4.7 |
総評 | 4.7 |
▶資格大手のTAC監修
▶図&イラストベースのテキスト
良い点
▶PDFにより外にいてもスマホで学べる
▶基本問題により知識の定着を確認できる
▶少し解説が突き放す場所がある
こんな人におすすめ
▶ある程度簿記1級に理解がある人
▶簿記2級まで完璧な人
口コミ
わかっていること前提の部分があるからもう少し丁寧な解説が欲しい。
40代:男性
出張が多いからPDFでいつでもどこでも学べるのはとても良かった。
20代:男性
筆者の評価
図・イラストベースのテキストであり、視覚的に理解しやすいです。
しかし簿記2級までの知識については説明が省かれている部分があります。
3位:合格テキスト 日商簿記1級 商業簿記・会計学
合格テキスト 日商簿記1級 工業簿記・原価計算
内容の詳しさ | 4.9 |
わかりやすさ | 4.7 |
コスパ | 4.6 |
総評 | 4.7 |
特徴
▶資格学校大手のTACが昔から出版しているシリーズ
▶図・イラストベースのテキスト
良い点
▶過去3年間分(全9回)から傾向を予測・対策してくれる
▶発展的な内容を補足説明で補ってくれる
▶程よい設例による理解度チェックができる
▶TACの講義でも使われるためTAC生向けの説明がある
こんな人におすすめ
▶0から簿記1級を攻略したい人
▶TAC生である人
口コミ
まさに初心者向けという感じでイラストも丁寧でわかりやすかった!
20代:男性
TAC生向けの説明があったけど問題なく勉強できました。
補足の発展的な内容のおかげで点を取れた部分もあり、最高のテキストです。
20代:男性
筆者の評価
長い間最前線を走っているTACが改定しながら出版しているだけあり、他のテキストよりもわかりやすく洗練されたものになっています。
4位:スッキリわかる日商簿記1級 商業簿記・会計学
スッキリわかる日商簿記1級 工業簿記・原価計算
内容の詳しさ | 4.4 |
わかりやすさ | 4.7 |
コスパ | 5.0 |
総評 | 4.7 |
特徴
▶テキストと問題集が一体になったテキスト
▶図・イラストベースで初学者向け
良い点
▶問題集を買わなくても演習ができる
▶専門用語を一般用語に置き換えている
▶このシリーズだけで高得点は難しい
こんな人におすすめ
▶なるべく安く済ませたい人
▶高得点を取ることはしない人
口コミ
売り上げNo.1なだけあってめちゃくちゃわかりやすかった!ただ演習は足りないから問題集は別で買うべきです。
20代:女性
簿記だと専門用語が多くて調べながら勉強しなければいけないけど、それがなくてストレスフリーでした。
20代:男性
筆者の評価
テキストと問題集が一体となっているので、これを買っていれば最低限本試験で戦える準備はできます。
しかし演習は簡単な物が多いので、絶対に受かりたい人は追加で問題集を購入しましょう。
5位:サクッとうかる日商1級 商業簿記・会計学
サクッとうかる日商1級 工業簿記・原価計算
内容の詳しさ | 4.6 |
わかりやすさ | 4.5 |
コスパ | 4.7 |
総評 | 4.8 |
特徴
▶シンプルにまとめられている
▶イラストが多く視覚的に理解しやすい
良い点
▶イラストとシンプルな文字の説明で要点をすぐ覚えられる
▶本自体が小さく軽いので持ち運びに便利
▶全経にも対応しているため日商の範囲が縮小
▶シンプルすぎて説明がわかりにくいところがある
こんな人におすすめ
▶時間をかけたくない人
▶細かい説明が嫌な人
口コミ
日常から簿記関係に触れていたのでシンプルな説明がわかりやすくて良かった!
30代:男性
裏紙が透けるところは好ましくなかったが、内容に関しては不満はなし。
40代:男性
筆者の評価
時間をかけずに基本的なことがわかるようになるテキストです。
ここの基本を覚えて問題を説けばまず合格できますが、人を選ぶので注意してください。
6位:【検定簿記講義】 1級商業簿記・会計学
【検定簿記講義】1級工業簿記・原価計算
内容の詳しさ | 4.7 |
わかりやすさ | 4.5 |
コスパ | 4.7 |
総評 | 4.6 |
特徴
▶日商簿記の出題に完全準拠
▶硬い表現の文字主体テキスト
良い点
▶過去3回分の附属問題が付いている
▶細かなところまで説明されている
▶説明が簿記1級書学者向けではない
▶説明不足感が否めない場所がある
こんな人におすすめ
▶ある程度簿記1級を知っている人
▶論理的で硬い説明が好きな人
口コミ
イラストが嫌いな人には、ピッタリな本です。説明も計算式を使ってくれるので、わかりやすいと思います!
20代:女性
説明が難しく何を言っているのかわからない。別の本を使い合格した後に見て初めて理解できた。
40代:男性
筆者の評価
硬い解説が特徴であり、が人によってかなり好き嫌いが分かれるテキストになります。別の本の方が初学者はわかりやすいと思います。
7位:究極の計算と仕訳集 日商簿記1級 商業簿記・会計学
究極の会計学理論集 日商簿記1級・全経上級対策
内容の詳しさ | 4.3 |
わかりやすさ | 4.8 |
コスパ | 4.4 |
総評 | 4.5 |
特徴
▶左ページに問題、右ページに解答・解説が載っているテキスト
▶Q &A方式で知識を確認
良い点
▶ワンポイント解説で僅かな疑問も残さない
▶○×で問題が構成されているので難しくない
▶過去に用語説明されたページを参照しにくい
▶工業簿記・原価計算はわからない
こんな人におすすめ
▶手軽に復習をしたい人
▶電子書籍を持っている人
口コミ
解答に前のページで説明されたことは省かれているし、該当ページの詳細もないため不便。
20代:男性
○×形式で解きやすく時間もかけずサクサク勉強できるため最高!
20代:男性
筆者の評価
手軽さを求めたテキストであり、このシリーズで完結を目指すものではありません。
あくまでも知識の補完とすると、とても良いテキストになります。
8位:合格するにはワケがある脳科学×仕訳集日商簿記1級
内容の詳しさ | 4.4 |
わかりやすさ | 4.9 |
コスパ | 4.0 |
総評 | 4.4 |
特徴
▶仕分けの基本から応用まで網羅
▶説明が大人向けのテキスト
良い点
▶流れが「問題→図を用いた解説」でわかりやすい
▶会計学の空欄補充問題にも対応
▶印刷のズレがある本が存在する
▶言うほど脳科学ではない
こんな人におすすめ
▶Kindleを持っている人
▶社会人や転職者
口コミ
脳科学かどうかはわからなかったけど、図を使った説明がとてもわかりやすかったです。
30代:男性
Kindleじゃなくて紙の本を買ったけど、印刷が滲んでいて萎えた。
20代:女性
筆者の評価
仕訳で満点を取ることに特化しているテキストです。
会計学にも使えるので買っておいて損はない一冊でしょう。
9位:森を見て木を見る 簿記1級
内容の詳しさ | 3.2 |
わかりやすさ | 3.5 |
コスパ | 4.4 |
総評 | 3.6 |
特徴
▶基礎を詰め込んで整理したテキスト
▶Kindle Unlimitedの人限定
良い点
▶全体像が見える
▶内容が薄い
こんな人におすすめ
▶簿記1級の始まりを理解したい人
▶Kindle Unlimitedを使っている人
口コミ
初歩の初歩を教えてくれるテキスト。これの他に知識を補完するテキストを買う必要がある。
20代:女性
ボリュームは少ないためサクッと読める。初めに学ぶ本としてはGOOD。
30代:男性
筆者の評価
知識を詰め込むタイプではなく、勉強の前段階を教えてくれるテキストです。用語の解説や財務諸表を見ていくため、勉強していく中でイメージが湧きやすくなります。
テキストを選ぶ際に考えること
テキストを選ぶときには、適当に選ぶことは許されません。
仮に適当に選んだとすると、途中で学習ペースが落ちて受かることはないでしょう。
そこで一発で受かるテキストを選ぶために、自分の中で選ぶ基準を必ず作ってください。
「でも、どんな基準を決めればいいの…。」
そう思う人も多いと思います。
実際私が中々どういった基準を選択すればいいのかわかりませんでした。
そこでここでは合格者が選ぶときの基本的な基準を2つ紹介したいと思います。以下がその基準です。
- 文章派かイラスト派か決める
- 自分の実力にあったものを選ぶ
- 値段だけで決めない
ここで紹介するのは、最低限の基準になります。
できればこれに加えていくつか自分で基準を作成してください。
各基準についてはこれからどこを意識するか詳しく説明していきます。
文章タイプかイラストタイプか決める
テキストには文章タイプとイラストタイプの2つあるので、どちらで勉強するのかあらかじめ決めてください。
そうしないと、学習の効率が下がってしまいます。
皆さんも学習する際に、好きな言い回しや学習の進め方などあると思います。
好きなものであった場合は、集中力が長く続いたり楽しんで学習を続けることができませんか?
仮に合わないものであれば、その逆となり学習効率は大きく下がるでしょう。
そこで学習効率の低下を防ぎ最短で受かるために、まずテキストの学習タイプを選択してほしいんです。
各タイプの説明ですが文章タイプでは、イラストが少なく細かなところまで説明されていることが多いです。
その反面、視覚的な情報がないため、理解することに時間がかかります。
イラストタイプでは、図や絵を多く使っているため、すんなり知識が入ってきます。
しかし、細かな説明まではされないため、問題演習がより重要になるんです。
この選択をミスすると、学習が進まなかったり時間がかかることが多くなります。
最適な選択をして楽に学習していくために、まずはどちらのタイプのテキストを選ぶか決めてください。
自分の実力にあったものを選ぶ
自分の実力に合ったテキストを選ぶようにしましょう。
なぜ自分の実力を考慮するかというと、途中で確実に理解できなくなっていくからです。
簿記1級のテキストには、様々な種類があり、言い回しや考え方もいろいろあります。
例えば、学生向けの物、社会人向けの物、経営者向けの物などがあった場合。
学生が「詳しそうだから」という理由で、経営者向けのテキストを使ったらどうなるでしょうか。
最初は理解できても後々、必ず理解できなくなります。
これは経営者界隈では常識の単語ばかり出てくるので、学生にはわかりづらいためです。
補足説明の文章も経営者にしかわからない例を用いるため、理解することが困難になります。
だから、自分にテキストは自分に合ったものを選ぶ必要があるんです。
自分に合ったものを選べれば、最短で受かることも可能になります。
自分の今の状況にあった実力に近いテキストを選んでください。
値段だけで決めない
これを一番守ってほしいのですが、値段だけで即決しないでください。
値段で決めると、100%後悔することになります。
簿記1級のテキストに限った話ではありませんが、「高いからいいテキスト」というわけではありません。
値段が安くても良い物はいくらでもあります。
その逆で、高い値段なのに内容が薄いようなテキストも存在しています。
だから値段で決めてほしくないんです。
中身の良さやレビューなども確認すると良い物が選べます。
例えば、Amazonのレビューや中身を少し見れる機能を使ってみるのも一つの手でしょう。
まずは内容を確認して、そこから値段を考えながら決めてください。
簿記1級おすすめテキストまとめ
- 簿記1級おすすめテキスト9冊
- テキストは適当に選ぶことは避ける
簿記1級は難しい試験であるため、テキスト・問題集などの参考書選びがとても大切です。
自分に合ったものを選んで、しっかりと対策をしていきましょう。
そうすれば受かることは難しくありませんよ。
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