- 簿記1級ってどれぐらいの時間がかかるの？
- 社会人だと余計時間がかかるって本当？
「簿記1級の合格時間2000時間って聞いたけど…。」「勉強時間を短縮する方法はないの？」など簿記1級の勉強をはじめたいけど、どれだけの時間が必要かわからないから不安という人も多いと思います。
実際に私も「簿記1級は時間がかかる」という漠然とした情報しかなく不安でした。
そこで簿記1級取得にかかる時間と少しでも勉強時間を短くする方法を以下の順で説明しています。
この記事を読めば、簿記1級取得に必要な時間が分かり、学習計画が立てやすくなります。
簿記1級取得に必要な勉強時間について
簿記1級取得の目安は、およそ1000時間となっています。
1000時間といってもピンとこないと思いますので、日数に直してみましょう。
1日の勉強時間が3時間で約1年の時間が必要であり、5時間で6ヶ月半、10時間で3ヶ月程の日数になります。
これだけ聞くと「ヤバいほど時間がかかる資格」と思いますよね。
ですがこれは目安であり、すべての人が1000時間で受かるわけではありません。
早いとそれこそ300時間を切る人もいますし、遅い人だと2000時間かかる人もいます。
その人のポテンシャルや環境によって、大きく必要な時間が異なってくるんですね。
1000時間は目安であるため、誤解はしないようにしてください。
簿記2級を取得した人はどれぐらいかかる？
簿記2級を取得していれば、およそ500~700時間で1級に受かります。
1日の勉強時間を3時間としたら半年から8ヶ月、5時間で3ヶ月半から4ヶ月半かかる計算です。
これでもかなり早いですね。
しかしこれは資格を保有していれば、500〜700時間で受かるという話ではありません。
資格保有の有無ではなく、しっかりとした知識があること大切です。
簿記2級取得後すぐにはじめた人や普段から簿記に触れている人はこの時間で受かるでしょう。
逆に簿記2級に満点で受かっても、長らく簿記から離れていた人はもっと時間がかかるということです。
早く受かりたいのであれば、知識がたくさんあるうちに勉強をはじめましょう。
まだ簿記2級を持っておらずと悩んでいる人は≪【まとめ記事】簿記2級ってどんな試験なの？全ての情報をここに集結≫の記事で基本を押さえてください。
社会人と学生で簿記1級の勉強時間は違うのか
社会人と学生では必要な勉強時間は大きく変わり、社会人の方がより長い期間の勉強が必要になります。
その理由としては、社会人がまとまった時間が取れないからです。
社会人になると日々の仕事が18時頃まであり、残業などもあるため長く仕事に拘束されます。
多くの時間が勉強以外のところに費やされてしまうわけです。
なので学生と比べると、相対的に1日の勉強時間が短くなってしまいます。
1日の勉強が短いため多くの場合は、復習だけで平日は勉強が終わるでしょう。
先の単元に進めたとしても、完璧な理解まではできません。
そして休日に何時間もまとめて勉強しようとする。
これだと復習にかかる時間が膨大になってしまい、その分勉強時間が増加してしまうんです。
また知識がぶつ切りであるため、必ず復習しなければいけませんし、新しいことを覚えても定着率が悪い。
結果的に学生に比べて、社会人の方が勉強時間が長くなってしまいます。
どれぐらいの時間が必要か
社会人が簿記1級取得に必要な時間は、職種や残業の有無などによって変化するので一概には言えません。
ですが、あえて平均的な社会人の勉強時間を出そうとすると、およそ1200時間です。
全体の平均的な勉強時間より少し多い感じになっていますね。
上でも説明したように、復習の時間分が少し加算されるため、勉強時間も長くなっています。
ただ本人の置かれた環境によって、その時間も大きく変わることも確かです。
仮に経理関係や税理士事務所などで働いていたら、もっと短い時間で済みます。
逆にブラックな企業で働いていたら、資格勉強の時間が取れないため、何年も資格取得に時間がかかります。
当人の環境によって大きく変わってくるので、あくまでも目安ぐらいに考えておいてください。
簿記1級の勉強時間を最短にするためにはコレ！
簿記1級の勉強時間を最短にさせる方法は、ズバリ1つだけです。
その方法とは通信講座に頼ることになります。
なぜかというと通信講座であれば、簿記1級専門の講師陣がすべて管理して教えてくれるからです。
簿記1級は2級よりも難易度が上がり、内容も複雑化しています。
自分一人で勉強しても、コツを掴み中身を理解するまでの道のりが長いです。
とにかく簿記1級は理解しにくく、膨大な時間がかかります。
でも通信講座を使うことで、簿記1級の勉強をかなり楽にすることができるんです。
通信講座では何年も簿記1級を教えている講師により、わかりやすい説明をしてくれます。
加えて、「裏ワザ的な解き方」を教えてくれる講師もいるため、合格率も必然的に上がります。
それは何千人もの合格者を輩出した講義であり、実績も十分なものです。
テキスト・問題集などの参考書についても、受験生が躓くところを解決するものになっています。
こうした講義と参考書を組み合わせた勉強で学習時間は圧倒的に短くなるんです。
さらに充実したサポート体制により、疑問点は即時に解決してくれます。
簿記1級取得に燃える仲間も見つけることができ、モチベーションを維持することも簡単です。
様々な点で良い効果をもたらしてくれて、結果的に勉強時間が短縮されます。
だからこそ、通信講座が合格への最短ルートになるんです。
通信講座については≪2023年度はこれで決まり！簿記1級おすすめの通信講座ランキング6選≫の記事で安くて良質な講座を中心に紹介しています。
資料請求だけでも過去問がもらえたりするので、資料請求してみてはいかがでしょうか？
少しでも勉強時間を縮めるために
少しでも勉強時間を縮めるためにやった方がいいことを2点だけ紹介します。
基本的なことだけど重要なことです。
難しくないので以下のことを頭の片隅で意識してください。
- 教材の厳選
- テキストを確認の後すぐに問題を解く
この2点を守るだけで、勉強時間が8割程度の時間になることは確実です。
ポイントごとに詳しく説明していきます。
①教材の厳選
ポイントの①は、教材の厳選を行うことです。
厳選することで余計な知識を省き、効率よく勉強を進めることができます。
簿記1級は1年ごとに出題範囲が改定され、試験問題もそれに伴い変更されます。
改定箇所を把握していない参考書を購入すると、必要な知識が足りません。
そればかりか、いらない知識を詰め込むことになってしまうんです。
知識は多い方が良いですが、合格だけを目指すのであれば変更された場所の知識はいらないものになります。
合格までの時間が余計にかかるだけです。
またテキストや問題集の説明がメチャクチャな物も世の中には存在しています。
わかりにくいならまだしも、それにより不合格になることも無い話ではありません。
これらの事態を防ぐためにも、テキストや問題集などの参考書は厳選してほしいんです。
なお、通信講座などを受けている人は、テキストを購入する必要はないですが、問題集を1冊は買っておきましょう。
簿記1級は特に過去問など、問題を解いた回数が合否に直結します。
この厳選を少しでも楽にするために≪2023年度対応‼簿記1級おすすめテキストランキング＋補足本3冊≫の記事でテキストの紹介を。
≪【2023年度対応】失敗しないための簿記1級おすすめ問題集10選≫の記事で問題集の紹介をしています。
合格者が使用したものを取り上げていますので、参考書選びに時間をかけたくない人は覗いてみてください。
②テキストを確認の後すぐに問題を解く
ポイント②は、テキストを確認した後、すぐに問題を解くことです。
これは知識の確認と定着に大きな影響を及ぼします。
人間という生き物は記憶を長い間、持っておくことができません。
エビングハウスの忘却曲線によると、勉強後20分で42%の内容を忘れてしまいます。
さらに1日経つと67%、1週間後には75%のことを忘れてしまうんです。
このように、復習が遅れれば遅れるほど定着率は低く、再確認に時間が取られてしまいます。
しかしエビングハウスによれば、学習後24時間以内に1分間の復習すれば、知識は100%戻るとされています。
すぐに問題で確認すれば、簡単に知識が定着するんです。
またすぐに問題を解くことで自分の理解していない部分も確認できるため、単純に得点を伸ばすこともできます。
早く確実に知識を身につけたい人は、すぐに問題を解いてください。
簿記1級の勉強時間まとめ
- 簿記1級の勉強時間は平均1000時間
- 社会人は平均よりも長めの勉強が必要
- 最短で受かりたいなら講座を使うべき
- 講座を使わないなら2点を意識で勉強時間を短縮
簿記1級の取得にはかなり長い時間がかかります。
そのため根気強く勉強できる精神力が大切です。
しっかりと計画を立てつつ、集中力を切らさずに勉強を重ねていきましょう。
人気記事 2023年度対応‼簿記1級おすすめテキストランキング＋補足本3冊