簿記1級の独学での取得は難しいではなく無理⁉真相がココでわかる!

  • 簿記1級は独学でも受かるの?
  • 0からはじめても無理ではない?

 

「簿記1級を独学で受かっている人はいるの?」「無理と言われている理由は何?」など簿記1級を独学だと無理ではないかと思う人は大勢います。

 

実際のところ、多くの人が「簿記1級を独学で受かるのは不可能」と言っていました。

 

そこで簿記1級を独学で受かる可能性、その方法を以下の順で紹介しています。

 

 

この記事を読むことで、独学に可能性があるのか、自分がどのような選択肢を取るべきかわかります。

簿記1級の独学は無理なのか?

簿記1級の独学は無理なのか?

簿記1級を独学で取得することは無理だと言われていますが、本当のところはどうなのか気になりませんか。

正直に話してしまうと「難しいけれど受かることはできる」と言えるでしょう。

 

しかし、これは並々ならぬ努力と多くの時間を費やした末にできるということです。

簿記2級までの知識を完璧にして、教材を整えるなどの下準備も必要。

一筋縄でいくものではありません。

 

ここで私の友人で簿記1級に挑んだ人の結果を少し紹介します。

来歴受験回数学習期間
MARCH卒3回1年半
旧帝大卒1回9ヶ月
一般私大卒4回1年8ヶ月

上の3人は簿記1級を独学でクリアしていますが、かなり苦戦していました。

 

それほど独学は厳しい挑戦になります。

簿記知識0でも大丈夫なのか

「簿記3級も持ってないけど、独学で受かる?」と思っている人もいるでしょう。

断言しましょう。不可能です。

正確には2~3年以上の長い時間をかければ、受かることはできます。

 

ですが1年未満での合格は、相当頭の出来が良くない限り実現することはありません。

簿記1級はすべての簿記系資格の頂点に君臨する資格になります。

簿記1級取得には簿記系統の知識が総動員されるので、2級までの知識がかなり大切なんです。

 

知識0の状態からはじめると、とてつもない時間と労量を要します。

結果的に長期間の学習ができず、途中であきらめる人が多いです。

これが1から独学をはじめて受かることが不可能な理由になります。

ターナー
根性があれば不可能ではない。

独学が不可能と呼ばれるワケ

独学が不可能と呼ばれるワケ

独学が不可能であると言われる理由は3つあります。

3つの理由を確認しておかないと、独学をするかどうか、どのように独学を進めるかわかりません。

 

以下の3点については、必ず確認しておいてください。

  • 範囲が広い
  • 試験回数
  • 足切の存在

各項目について簡単に説明していきます。

範囲が広い

簿記1級では試験範囲がかなり広くなります。

簿記2級までの商業簿記と工業簿記に加えて、2科目プラスされるんです。

 

その簿記1級の試験科目がこの4教科になります。

  • 商業簿記
  • 会計学
  • 工業簿記
  • 原価計算

会計学と原価計算が新しく追加されています。

新たに2科目追加されるだけでなく、商業簿記と工業簿記の範囲も2級よりも広くなっています。

 

しかも内容はより深く難しくなるんです。

毎日、会計に触れているような人でさえ、戸惑うような内容が簿記1級になります。

ターナー
内容がありえないほど濃い…。

試験回数

簿記1級は試験回数が簿記2級・3級と違い、1年のうちに2回しか試験がありません。

試験回数が1回減るため、単純に挑戦する機会が少なくなってしまいます。

 

試験の時期も6月と11月の開催なので、新しい試験範囲が発表されてから対策する時間があまりありません。

つまり試行回数も学習に割く時間も少ないんです。

 

それに加えて、簿記1級でネット試験も実施されていません。

ネット試験はいつでも開催されている試験であるため、受験生は準備ができタイミングで試験を受けられました。

しかし簿記1級ではネット試験がないため、必ず決まった時期に試験を受ける必要があります。

 

また簿記2級の合格率ベースで比べると、2倍の合格率をネット試験は誇ります。

単純に簡単な試験がなくなっていることも難しさに拍車をかけているんです。

ターナー
ネット試験がないことが一番大きい理由かな。

足切の存在

簿記1級では足切りラインが存在します。

簿記2級までは全体を通して、70点以上を獲得すれば合格になりました。

 

しかし簿記1級では、すべての科目で一定以上の点数を取らなければ合格できなくなったんです。

合格基準は70点で変わりありませんが、1科目ごとの得点で40%以上は取らければ不合格になってしまいます。

足切りラインは各科目が25点満点なので、その40%は10点以上。

つまり各科目10点以上獲得し、なおかつ総合で70点以上を取得する必要があるんです。

 

例えば、以下の場合だと不合格になってしまいます。

科目点数
商業簿記25点
工業簿記25点
会計学25点
原価計算9点

仮に合計点数84点でも、原価計算で10点を超えていないので不合格になってしまいます。

 

一方で、以下の場合は合格できます。

科目点数
商業簿記25点
工業簿記15点
会計学15点
原価計算15点

合計点数がギリギリの70点でも、全科目10点以上取っているためこの人は合格できるんです。

 

このように足切りがあるため、得意を伸ばしつつ苦手を消さなければ、試験に受かることはできません。

足切りがあることで試験への敷居が高くなっているところも難しいですね。

簿記1級の独学無理を可能にするために

簿記1級の独学無理を可能にするために

厳しいですが、完全に独学が不可能というわけではありません。

しっかりとした準備と効率的な対策を行えば、独学で受かることも十分に可能です。

 

無理を可能にするために以下のことは必ず実行するようにしてください。

  • 良い教材を選ぶ
  • 学習の間をあけない
  • 小まめな復習を欠かさない
  • 簿記2級までの知識を完璧にする

各項目について具体的にどうするのか説明していきます。

 

良い教材を選ぶ

独学で受かるための必要なこと1つ目は、良い教材を選ぶことになります。

良い教材を選ぶ理由は、独学では使う教材で合否が大きく変わるからです。

 

独学は資格講座と違い、知識のインプットとアウトプットを自身で行わなければいけません。

誰も教えてくれないため、理解しやすい説明なども期待できない。

すべてを教材で補強する必要があります。

 

そこで良い教材を使うことができれば、丁寧な説明にわかりやすい図解が記してあり、イメージがつかみやすいです。

プラスして、コアな情報を教えてくれる時もあり、意外なところで点数を取ることができます。

 

反対に悪い教材を使用すると、説明が難解であったり、解説が足りないことがあるんです。

時間はかかるし、知識は身に付かないしでいいことなんてありません。

余計独学の難易度が上がってしまいます。

 

少しでも楽に受かるためにテキスト・問題集などの教材はしっかり良いものを選んでほしいんです。

時間をたっぷりかけて選んでください。

 

厳選を少しでも楽にするために≪2023年度対応‼簿記1級おすすめテキストランキング+補足本3冊≫の記事でテキストの紹介を。

 

【2023年度対応】失敗しないための簿記1級おすすめ問題集10選≫の記事で問題集の紹介をしています。

 

合格者が使用したものを取り上げていますので、できるだけ楽に選びたい人は覗いてみてください。

学習の間をあけない

独学で受かるための必要なこと2つ目は、学習の間をあけないことです。

 

人間は怠けやすくサボりやすい生き物になります。

少しでも学習の間隔をあけてしまうと、それに慣れてしまいます。

「今日は疲れたから明日でいいか…。」と。

 

1日の休みが、2日の休みに。2日の休みが1週間の休みに。後はこれの繰り返しです。

最終的には、学習をすることを辞めてしまいます。

 

だからこそ学習の間をあけないように、毎日勉強をしてほしいんです。

仕事で疲れても、残業しても、遊びに行っても、必ず1時間は机に向かう。

 

そうすれば、怠けることなく受かるまでの学習を完遂することができるでしょう。

ターナー
学習の習慣をつける。

小まめな復習を欠かさない

独学で受かるための必要なこと3つ目は、小まめな復習を欠かさないことになります。

その理由としては、長い期間復習をしていないと簡単なこともわからなくなるからです。

 

人は記憶を整理して生きています。

印象の薄いもの、難しいもの、生きていくために必要のないものを完全に覚えておくことはできません。

簿記の知識は人が生きていく中で必要なく、極めて難しい知識であるためかなり早く忘れてしまいます。

 

実際私がそうでした。

模試でも満点近かった会計学を2か月間、1度も勉強しなかった結果、簡単なことも間違えるようになってしまいました。

忘れた知識を取り戻すのも簡単ではなく、余計な時間を使ったと思います。

 

ここでは「絶対解ける問題を毎回解きなさい!」と言っているのではありません。

適度な復習を心がけてほしいんです。

復習の目安としてはどんなに得意でも、2週間に1度は目を通すようにしましょう。

簿記2級までの知識を完璧にする

独学で受かるための必要なこと4つ目は、簿記2級までの知識を完璧にすることになります。

なぜなら簿記1級は、簿記2級、簿記3級までの商業簿記・工業簿記の土台の上に成り立っているものだからです。

 

簿記1級は簿記最高難易度の内容になっていますが、中身は今までの知識の集大成になります。

商業簿記でいえば商業仕訳からはじまり連結会計、工業簿記でいえば工業仕訳からCVP分析まで。

すべての知識が繋がっているんです。

 

そのため簿記2級までの知識が薄い人間は、1級の範囲を理解することが難しくなります。

不完全であればあるほど、知識の飲み込みが遅く時間だけがかかるようになってしまいます。

 

しかし簿記2級までの知識があれば、意外と楽に理解できるようになるんです。

だからこそ簿記1級に挑む前に、簿記2級までの知識を完璧にしておいてほしいんです。

 

そこで以下の2つの記事に情報をまとめてみました。

【まとめ記事】簿記2級ってどんな試験なの?全ての情報をここに集結≫では簿記2級に関する情報を。

【まとめ記事】簿記3級が簡単に取得するための準備や方法を大放出≫では簿記3級に関する情報を載せています。

 

効率的な勉強法やオススメの参考書も紹介しているので、まだ資格を取得していない人はこちらを先に読んでください。

簿記1級独学がどうしても難しい時の選択肢

簿記1級独学がどうしても難しい時の選択肢

「何をやっても簿記1級の取得が無理!」となった時は通信講座を考えてみましょう。

 

通信講座は専門の講師陣が効率的な解き方で、簿記1級の取得をサポートしてくれます。

通信講座はメリットもあればデメリットもあるので、安易に決定せず慎重に講座は選んでください。

 

具体的なメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット

  • 効率的な解き方がわかる
  • 学習時間の短縮
  • 各種のサポート体制
  • 試験の情報提供

 

デメリット

  • お金がかかる
  • 講座を探すのに時間がかかる

軽く挙げるとこのようなところです。

いろいろ考えるところはあると思いますが、確実に合格する確率はUPします。

 

もしどうしようか悩んでいるのであれば、無料の資料請求をしてみましょう。

講座の詳しいことがわかりますし、試験についての情報ももらえます。

 

簿記1級の独学は無理かどうかのまとめ

  • 独学が不可能なわけではない
  • 無理と言われる理由は大きく3つ
  • 不可能を可能にするために4つのことを意識
  • 無理な時は独学でなく通信講座も考える

簿記1級は独学でも無理なわけではありませんが、かなり難易度が高くなっています。

私としては独学に頼らず、講座を使ったほうがいいと感じてしまうほど難しいです。

それでも独学がいいという方は、入念な準備をして勉強をはじめてください。

 

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