- 行政法って意味わからない単語多すぎ…。
- 何を意識すればいいの?
「行政法を理解できなんだけど決まった勉強方法ってあるの?」「苦手な人でも得意することはできる?」と法律科目の中でも難しい行政法で苦戦する人は多いと思います。
事実、行政法が解けないから飛ばしてしまう受験生は大勢います。しかし、得意科目にすれば大きな武器になる教科です。
そこで本記事は、行政書士試験の行政法で点が取れなかった筆者が国家総合職の行政法で9割取った方法を紹介します。
こんな人にオススメ!
- 行政法をはじめて勉強する人
- 点数が伸び悩んでいる人
記事を読めば、行政法の勉強で自分に足りないものがわかるため、必ず点数を伸ばせます。
公務員試験における行政法とは
まず前提として、行政法という教科は存在しません。
行政に関するルールが合わさったものが、行政法として公務員試験の科目になっています。
その行政法は、「国と私人の関係性」や「行政組織の在り方などについて記したもの」になります。
スケールのかなり大きな話です。
スケールが大きすぎるために、苦手な人が多い教科になります。しかし攻略できれば、憲法とは違いライバルに差をつけられる得点源になるため、一気に合格できる可能性が上がります。
これよりも詳しい出題範囲や本試験時のコツなどは≪公務員試験行政法の基本情報を範囲やコツなどすべて解説【まとめ】≫でまとめています。
自分の受ける試験が必要なのか、本試験時のコツやポイントはどんなところなのか知りたい方は要チェック!
公務員試験で得点できる行政法の勉強方法
行政法は勉強をして、簡単に解けるようになるものではありません。しっかりと何をするか、目標をどうするか明確に決めておかないと時間だけかかってしまいます。
時間は有限。計画は立ててから勉強をはじめましょう。
でも勉強のやり方なんてわからない!そう思う方もいると思いますので、私がどの試験でも9割の点数を取った勉強法を紹介します。
- 流れを意識する
- 重要なキーワードを理解する
- 判例の理解をする
- 過去問を解いて理解を深める
この順番で勉強を進めました。テキストや問題集を使っても使わなくても、この方法で勉強をすれば嫌でも得点は伸びます。
ちなみに私がどんな種類のテキストや問題集を使っていたか知りたい人は、≪公務員試験行政法が苦手な人も得意になる参考書を評価して10冊紹介≫で10冊厳選して紹介しています。
レビューや口コミ、どんな特徴があるの参考書なのか詳しく説明しているので、迷っている人は見てみてくださいね。
ここからは、どのような流れで勉強していくのか説明していきます。
①流れを意識する
まず最初に行政法には、流れが存在していることを意識しましょう。
理由としては流れを意識できることにより、その後の勉強がスムーズになるからです。
行政法は行政や国民が何かを行う上で必要なこと・対処法が書いてある法律になります。
何もないところで、突然行政法が必要になること可能性は0。つまり、行政法が必要になる流れを理解しないことには何もわかりません。
これは勉強方法というよりは、前準備のようなものになりますが、必ず意識することを心がけてください。
私はこの流れを意識することを怠っていたため、行政法がなかなか理解できずに模試でも低い点数を取っていました。
低い点数を取った後に全てのテーマを見直し、流れについて意識するようになると、点数がやっと取れるようになったんです。
後から全てのテーマを見直すのは、かなり時間がかかるので早いうちに意識する習慣をつけましょう。
第一ステップ具体的な勉強方法
ここでは「事案の発生→対処するための根拠→対処→解決・解決しない→その後」を頭に入れましょう。
上でも説明したとおり、だいたいはこの形に添って行政法の問題は作られます。
つまり勉強の段階で意識しておけば、スムーズに事が運べるわけです。感覚でいいので、頭の片隅に保存してください。
②重要なキーワードを理解する
第二ステップは重要なキーワードを理解することになります。
なぜ重要なキーワードを理解するかといえば、理解して覚えていないと問題が一問も解けないからです。
行政法を解くうえで必要になるキーワードは聞き覚えがないものが多くなっています。
それは我々の生活に関係ないものであるので当然です。
しかし知らないわからないでは、公務員試験に合格することはできません。意味を知らないと判例や問題を見ても理解することも解くこともできないからですね。
だから判例や問題をいきなり見るのではなく、行政法特有のキーワードを掴む必要があります。
できる限り理解した状態で次のステップへ行きましょう。細かい意味はわからなくても、大体キーワードの説明ができるようになればokです。
第二ステップの具体的な勉強方法h
ここでの勉強方法は音読になります。
音読が時間をかけずにキーワードを覚えるためには最適。
第二ステップは一言一句間違えずに覚えるわけではないので、なるべく時間をかけないようにして欲しいんです。
そのため文字を書くことがない音読が一番最適な手段になります。
意識する点としては、文字の意味を良く考えて覚えることになります。
行政法の単語は、単語どおりの意味であることが多いです。たまに違うものやわかりにくいものがありますけど、ほとんどはそのまま。
意識して覚えれば大幅な時間の短縮が見込めます。
③判例の理解をする
第三ステップでは判例の理解を進めましょう。
なぜなら判例は行政法の中で必ず出題されることになるからです。
公務員試験の法律科目の問題は、毎年判例が必ず出題されます。
行政法も法律としての名前はないけど、どの試験でも必ず判例が出ているんです。
特に行政救済法の分野では、判例が軸になって問題を作ってきます。
つまり行政救済法などは、判例をチェックするだけで簡単に解くことができるようになります。
簡単で確実に点が取れるので、判例は必ず覚えるようにしましょう。
第三ステップの具体的な勉強方法
ここではマップを書きながら勉強する方法をオススメします。
その方法は以下のような感じです。
これを一連書きだしてみると、わかりやすいと思います。目で見えますし、整理しやすいです。
ここでポイントとして、全ての判決文を読む必要はありません。無駄だからです。
絶対に「きっかけ」「規制内容」「程度」「判決」が焦点になり、行政法の問題が作られます。
必要で重要な部分だけを取捨選択すればok。
似たような事象は、区別しながら関連づけて覚えていきましょう。
④過去問を解いて理解を深める
最後は問題集などで過去問を解いて行政法を完全に理解することになります。
この最後のステップをどれだけ行えるかで、最終的な点数が変わっていきます。
皆さんわかっていることだと思いますが、インプットよりもアウトプットが大切。いくら知識があってもアウトプットができなければ、その知識は宝の持ち腐れです。
意味のない勉強してきたことになってしまいます。
私の友人の話ですが、バイトを最後までやっていて時間がないという理由で、問題集を3回ぐらいしか解かなかった人がいました。
その人がどうなったかというと、ほとんどの試験で不合格でした。
最終的にはある町役場に就職していたそうですが、多くの時間をかけたのにもったいないですよね。
しっかりやっていれば、国家職にはつける実力がついていたと思います。
だから試験に合格するためには、どれだけ過去問を解けるかが勝負です!
ひたすら問題を解いてアウトプットの練習をしながら、苦手なものを潰し得点を落とさないような知識をつけていきましょう。
10周ほど集中してやれば、どんな人でも公務員試験には引っかかる実力が付きます。
第四ステップの具体的な勉強方法
ここに関してはひたすら問題を解くことになります。
ポイントを挙げるとすれば、「語句を疎かにしないこと」です。
上でも説明したように行政法は、わかりにくい単語があり間違えて覚えることも少なくありません。
答え合わせの際、めんどうくさいからといって正誤だけ見るのはダメです。
しっかりあっている場合でも、解説読んで改めてインプットすることを忘れずに。そうすれば短い時間で、最高のパフォーマンスをできるようになります。
行政法の勉強方法まとめ
- 行政法は行政の在り方などを決める法律
- 勉強は4ステップで完成
行政法はつかみづらいからという理由で多くの人が敬遠して選択しない教科です。
でも一度でも理解できれば、その後ずっと使えます。
そして、公務員になった後でもずっと使うものになるので、しっかり勉強は重ねておきましょう。
必ず試験が楽になりますよ。
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