・公務員の仕事って?
・仕事ができる人とできない人の差は?
・勉強にも通じるものはあるの?
こうした疑問に答えていきます。
国家総合職を経験した私が仕事上での有能な人の条件と勉強への流用方法を紹介します。
本記事の内容
- 公務員の仕事について
- 公務員の仕事ができる人・できない人の特徴と事例など
- 仕事ができる人は公務員の勉強もできる!勉強への応用編
この記事を読み終えると、公務員になれる人の特徴を知ることができます。
この記事を書いている人
元公務員ターナーの自己紹介
高学歴、法学部出身というわけではありませんが、大学2年の時から資格を取得しつつ、公務員の勉強を開始。
結果=国家公務員総合職に現役で合格。
他にも(一般職・国税専門官・県庁・市役所)などにも内定しているので、公務員志望者の不安や疑問点を解消します。
— 知識図書館(公務員試験・資格ブログ) (@TandH_blog) November 7, 2020
公務員の仕事について
公務員の仕事は、国民や県民、市民が少しでも過ごしやすい世の中にすることになります。
主な業務は、法律の制定やさまざまな安全などに関するガイドライン等の作成、困っている事象への対処などさまざま業務です。
例えば、窓口での対応や申請の認可、各団体への指導者とかですね。
ざっくりと言えば、みんなが幸せになるような仕事をしているのが、公務員になります。
公務員の仕事ができる人・できない人の特徴と事例など
ではここから本題の仕事ができる公務員の特徴について話していきます。
あくまでも、私が働いてきて感じたことですので、参考程度で考えてください。
以下のものが、公務員の仕事ができる人の特徴になります。
- 計画を立てる
- 一定ラインまでやり切る
- なるべく早く行動する
- 人に聞く
- 考えて行動する
この5点になります。
詳しくどんな人であるのかを説明していきます。
計画を立てる
仕事ができる人の特徴①は、計画を立てて仕事に臨む人になります
なぜなら、先のことを見通して行動ができているためです。
公務員の仕事は無尽蔵に発生する場合もありますが、ある一定のパターンに沿って行っていきます。
例えば、法令作成や補助金事業などです。
それらの業務は、ある程度の流れが最初から決まっています。
例年ずっと同じような業務があるんですね。
ここで仕事ができる人は、最終日から逆算して日程を組み立てて仕事を行うんです。
日程を立てることで、自分のやることがはっきりしますし、見落としがなくなります。
逆に計画を立てれない人は、期限を過ぎて不祥事に発展したり法令の施行が遅くなったりして、国政に影響が生じてしまいます。
そのような人は、昇進させたら後々影響を及ぼす危険があるため出世できない、、、。
つまり仕事ができない人にジャンル分けされて、給料も安くなってしまいます。
仕事ができる人になりたい人は、必ず計画を立てて仕事に臨むようにしましょう。
一定ラインまでやり切る
仕事ができる人の特徴②は、一定ラインまでの仕事をやる切ることになります。
その理由は、一番早く仕事を消化できる効率の良い方法だからです。
公務員の仕事は、マルチタスクに向いている仕事ではありません。
いくつもの法令を扱っても、間違いがないように対処していくことが求められるからです。
仕事を間違いなく正確にこなすためには、紙に穴が開くほど読み込まなければなりません。
そこで飽きてしまい、全く別の仕事をしたらどうなるでしょうか?
そう。今まで考えてきた一連の流れが飛んでしまいますよね。
飛ばないにしても、最初からどういう流れで正しい事務を行うべきか理解する時間がかかります。
これがホントに非効率。
私の同僚でも仕事がたくさんくるため、3つの仕事を同時にこなしている人がいました。
業務の違いはありますが、私や他の人に比べて1.5倍ぐらいの時間がかかっていたんですね。
ここまで見たらわかると思いますが、連続性のない仕事をしていると通常の業務よりも時間がかかるので意味がない。
できる職員になるために、一つの仕事をやり切って、次の仕事に行きましょう。
早く行動する
仕事ができる人の特徴③は、早く行動することになります。
理由として、早く行動することで、ミスをしても修正ができて正しい文書、法令の作成ができるからです。
早く行動に移すということは、それだけで価値があります。
私の実体験ですが、ある文書を作成していた時にその仕事が嫌すぎて、後回しに後回しにしたことがありました。
そうしてやり始めたのが期限ギリギリ。
私の作成文書にミスもあって上司に迷惑をかけて、めちゃくちゃドタバタしてました。
文書は完成して最低限のラインは留めましたが、上の方から色々言われましたね、、、。
その後は心を入れ替えて、嫌な仕事でも後回しにせずサクサクと業務をこなしました。
ですが、心を入れ替えず後回しにしていると、仕事のできない人判定されてしまうので、要注意です‼︎
考えて行動する
仕事ができる人の特徴④は、考えて行動することになります。
なぜなら、考えて行動しない人は自分から何も学ばないからです。
公務員の仕事は、型にはまった仕事が多いですが、自分で考える仕事も意外とあります。
例えば、県庁や市役所なら県民にさまざまな制度を紹介する、国家公務員なら新しい法律を策定するなどです。
これらの仕事は、最初から型にはまっているものはなく、自分から上司に提案して行動に移さなければいけません。
提案して行動を起こすためには、考えて行動する必要があるはずですよね。
また、自分が初めて大きな仕事をする時は、さまざまな資料引っ張り、法的に正しいものを作らなければいけないので、これも色々な事象を考える必要があります。
主事や技師などの最初の階級の時からやっていれば、難なくこなせるようになりますが、考えていないとそうはいきません。
必ず苦労します。
後々のことを考えても、普段から考えて仕事をしていきましょう。
人に聞く
仕事ができる人の特徴⑤は、人に聞くことになります。
理由として、人に聞かなければわからないこと、見つからないことがあるためです。
わからないことを人に聞くことは、何も恥ずかしいことではありません。
むしろ聞かずにミスをする方が恥ずかしいです。
仕事ができない人は、反対に人に聞くことが恥ずかしいと思っているんですよね。
私の同僚で一人そのような人がいました。
わからなくても聞かないので、ミスが生まれて時間をロス。
提出された資料は、ズタボロで見るに堪えないものでした。
そうしていくうちに、重要な案件を振られなくなっていき、仕事を辞めてしまったんですね。
逆に、かなり歳を取った人でも分からないことがあれば、聞いていた人は出世も早くて仕事もできる人でした。
私も公務員を辞める前の数年間は、年齢や勤続年数に関係なく、いろいろな人にわからないことを聞いていました。
仕事に対する時間効率も良くなりますし、ミスも発見できるため一石二鳥です。
ちなみに人に意見を聞けない人は、高学歴の方が多いらしいです。
働く上では、学歴の差は関係なくなるので聞きたいことは、聞いて忠実に仕事をしていきましょう。
できる人から考えるできない人の特徴
上で紹介したできる人の特徴でしたが、これをひっくり返すと仕事のできない人の特徴になります。
少し見てみましょう。
できない人の特徴
- 後回しにする
- 関連性のない仕事を同時に行う
- 脳死で仕事をする
- その場でやる仕事を決める
- 意見を求めない
以上のようになります。
私が見てきた人の中でも、大体がこの中の3つは持っている人が仕事ができていません。
この特徴は、自分の意識次第で全然改善の余地があるもの。
自分の意識一つで変えることができるものなんです。
あなたが今、公務員であるならば以上の点が大丈夫かどうか。
これから公務員になろうとしている人は、こんな職員にならないように一年目から頑張りましょう。
仕事ができる人は公務員の勉強もできる!勉強への応用編
上記で紹介したできる人の特徴を勉強に取り入れることで、効率を最大限あげることができます。
上であげた中からを3勉強用に変えてみます。
- 計画を立てる
- 一定ラインまでやり切る
- 考えて勉強する
勉強にどのように反映するのかどうか説明していきます。
大学生、高校生などこれから公務員試験の勉強を行う方は参考にしてみてください。
計画を立てる
まず一つ目の計画を立てることです。
勉強の計画を立てることで、自分が何をするべきかわかり苦手を潰すことができます。
公務員試験の勉強は、復習の面もありますが自分の知らないことや苦手な問題を潰すことに意義があります。
一番点数が伸びやすい方法ですから。
そこで計画を立てるんです。
計画を立てる過程で、自分に足りない勉強を客観的に見ることができます。
さらに、1日1日のスケジュールを決めることで、楽な勉強に逃げることも休憩時間を取りすぎることもありません。
勉強をする上で欠かせないです。
ここで一つ注意点があります。
それは決められたライン以上の勉強をしないことです。
なぜなら、次の日の勉強で甘えが出て、最終的に何もしなくなる可能性があるからです。
皆さん、いつもより多く勉強したら、休みたくなりませんか?
「昨日は3時間多く勉強したから、今日はマイナス3時間」「さっきは休憩少なくしたから、今度は多めに取ろう」など。
大抵の人はこのように考えると思います。
この考え方はとても危険。いつか自分自身に甘えが生まれてしまうからです。
ほとんどの人が甘えに負けて、どんどん勉強時間を減らしていきます。
結果的にやらなくなって試験に不合格。最悪のパターンですね。
勉強しなくなるなら、むしろ計画を立てずに勉強した方がいいです。
実際に私は、勉強しなくなるのが怖かったので、やる教科だけを決めていました。
やる教科と最低限の問題数を解いて、余った時間で復習を行ってなんとか合格まで持って行った記憶があります。
このように計画を立てても破綻しそうな人は、計画を立てないのも一つの手です。
一定ラインまでやり切る
二つ目は、一定ラインまでやり切ることになります。
その理由は、やり切ることで怠け癖をつけさせないことができるからです。
私の実体験になりますが、勉強が最後の1問2問になると猛烈にやる気が下がりました。
やる気がなくなるので、一旦休憩して残った問題を解き切って、もう一回休憩。
1日に何回もこの勉強方法を行なっていたため、なかなか点数が上がらず困っていました。
それもそのはず、本番形式の模試の時でさえその癖が出てしまったからです。
でもそうしないと、解き切ることができませんでした。
点数が上がらなかったので、流石にまずいと思いやる気がなくても解き切るようにした結果、本試験時には解くのにかかる時間が少なくなり、正答率も上がっていました。
なかなか珍しいパターンだと思いますが、これで悩んでいる人は意地でも解き切るようにしてください。
自ずと点数は上がっていき、合格ラインまでいくと思います。
考えて勉強する
三つ目は、考えて勉強することになります。
なぜなら考えても勉強することで、記憶に残りやすいためです。
問題を解いていると、やった気になります。
でも、頭の中にインプットしようと思っていないことは、記憶に残らない。
極端なことを言うと、その場合は勉強していないのとほぼ同じなんです。
皆さんも経験があるんじゃないですか?
「何回やっても頭に入らない問題がある」「いつもこの問題で間違える」など。
結局それは、覚える気がないんです。だから覚えられない。
覚えていないため、本試験では解けません。
点数が伸びることはありませんね。
そこで考えて勉強をすることが大事となってくるんです。
考えて勉強していけば、自分がなぜ答えに辿り着いたかの道筋が分かります。
また、悩めば悩むほど記憶には刻まれやすく、同じような問題を解く時には、ほぼ必ず正解しているようになります。
実際、私も脳死で勉強している時としっかり時間をかけて考えている時では、知識の入り方が全然違いました。
模試の結果でしたが、受けていくたびに一教科あたり3問正答率がアップしていったのを覚えています。
私の経験なのでなんとも言えませんが、頭に入りやすくなることは確実。
皆さんも怠くても眠くても、しっかり考えて勉強を行いましょう。
公務員の仕事ができる人・できない人まとめ
- 公務員の仕事は国民や県民、市民の暮らしをよくすること
- 仕事ができる人は「計画を立てる」「一定ラインまでやり切る」「なるべく早く行動する」「人に聞く」「考えて行動する」
- 仕事ができる人のやり方は勉強にも使える
勉強が効率よくできる人は仕事も効率よくできる人です。
社会人の人はできる人に、学生の人は勉強を完璧にできるようにしておきましょう。
そうすれば将来の管理職も夢ではありませんよ。
人気記事 公務員試験が不安なきみへ!落ちた時の保険になる民間就活サイト5選