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労働基準監督官の仕事って?年収や倍率など気になる情報まとめてGET‼

・労働基準監督官の仕事や試験科目は?

・給料や年収、福利厚生は?

・倍率や採用までの流れって?

・説明会って重要なの?

 

こうした疑問に答えていきます。

労働基準監督官の後輩から集めた情報を発信しています。

 

本記事の内容

  • 労働基準監督官の仕事は労働者を守るもの
  • 労働基準監督官になるための試験科目と配点
  • 労働基準監督官の気になる年収・給料・福利厚生
  • 労働基準監督官の倍率から見る難易度
  • 労働基準監督官の採用までの流れ【2021年度版】
  • 説明会に参加で労働基準監督官への近道が⁉︎

 

この記事を読み終えると、自分が労基になろうかわかり必要な勉強の指針も立てられます。

 

この記事を書いている人

労働基準監督官の仕事は労働者を守るもの

労働基準監督官の仕事は労働者を守るもの

労働基準監督官は、厚生労働省や各地の労働局、労働基準監督署に所属し、労働基準関係法令に基づいてあらゆる職場に立ち入りを行います。

そして労務関係の書類の点検や作業環境の検査を行い、事業主に対し法に定める基準を遵守させることを目的とする組織です。

 

操作の中で労働基準関係法令に違反する悪質な事業主を摘発した場合、司法警察員として犯罪捜査を行い、書類送検することも行なっています。

ざっくりと説明すれば、労働条件の確保・向上や従業員の働きやすい環境の整備を促すことが労働基準監督官です。

 

今回はこの労働基準監督官のすべてを説明していきたいと思います。

労働基準監督官になるための試験科目と配点

労働基準監督官になるための試験科目と配点

次は労働基準監督官の試験科目を確認していきましょう。

 

試験科目をしっかり把握しておかないと、ムダな教科を勉強してしまうことや必要な教科の学び漏れがあります。

そうなると、一気に試験は不利になり不合格になる確率が大幅に上がります。

そのようなことを防ぐためにも、試験科目の確認は必要なんですね。

 

以下が労働基準監督官の試験科目とその配点です。

試験教科配点
一次試験

(労基A)

<共通>

★基礎能力試験(40問)

【知能分野 27題】

文章理解11問

数的処理16問

(判断推理8、数的推理5、資料解釈3)

【知識分野 13題】

自然、人文、社会13問(時事を含む。)

2/7
<労働基準監督官A(法文系)>

★専門試験(48題中40題解答・必須 12題)

労働法7問

労働事情5問(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、労使関係)

選択問題(36題から28題選択)

憲法、行政法、民法、刑法16問

経済学、労働経済・社会保障、社会学20問

3/7
★専門試験(2題中2題解答)

労働法1問

労働事情1問(就業構造、労働需給、 労働時間・賃金、労使関係)

2/7
一次試験(労基B)<共通>

★基礎能力試験(40問)

【知能分野 27題】

文章理解11問

数的処理16問(判断推理8、数的推理5、資料解釈3)

【知識分野 13題】

自然、人文、社会13問(時事を含む。)

2/7
<労働基準監督官B(理工系)>

★専門試験(46題中40題解答・必須 8題)

 労働事情8問

(就業構造、労働需給、労働時間・賃金、

労使関係、労働安全衛生)

選択問題(38題中32題解答)

工学に関する基礎38問(工学系に共通な基礎 としての数学、物理、化学)

 

 

 

3/7

★専門試験(記述式)

(4〜6題中2題解答)

【必須解答】

工業事情 1問

【選択解答】

工学に関する専門基礎(機械系、電気系、土木系、建築系、衛生・環境系、応用化学系、応用数学系、応用物理系等の工学系の専門工学に関する専門基礎分野) のうち3~5題出題、選択1題解答

2/7
二次試験★人物試験

人柄・対人的能力などについての個別面接

★身体検査

主として胸部疾患、血圧、尿

その他一般内科系検査

合否のみ

このようにABともにかなりの数の問題が出題されます。

計画性を持って勉強していないと、太刀打ちできないほどの量です。

 

また労働基準監督官をはじめとした国家試験は、専門試験の配点が極めて高く設定されています。

憲法や民法、労働法などの専門的な教科をしっかり勉強しておきましょう。

労働基準監督官の気になる年収・給料・福利厚生

労働基準監督官の気になる年収・給料・福利厚生

就職先を決めるために重要な労働基準監督官の年収・給料・福利厚生について説明していきます。

いくら業務が楽しくても、休暇がなかったり給料が低いと働き続けることは難しいですからね。

自身が働き口を決めるための重要な情報になるので、民間企業を併願するときもしっかりと確認をしてください。

 

労働基準監督官の年収・給料は以下の表のとおりになっています。

給料(平均)410,000円
年収7,340,000円

※上記の表は東京都の財務局の給料を参考にしています。

 

労働基準監督官の給料は、国家公務員の俸給表というもので決まっているため、他の公務員や民間企業との平均給料と大きな違いはありません。

しかし、給料が中々下がることはありません。

また地方公務員より多くのお金がもらえるので、給料の額については満足できるものであることは保証できます。

 

ちなみに、東京都の財労働局と地方の労働局では地域手当により、給料に差が生じるので注意しましょう。

具体的に言えば最大で30,000円ほどです。

 

より多くのお金が欲しいのであれば、仕事は大変であっても関東財務局の東京勤務をオススメします。

労働基準監督官の福利厚生

労働基準監督官は公務員であり、会社の労働状態を監視する立場にあるため、休暇や手当はしっかり整備されています。

指導する立場にあるものが、整備されていなければ企業は参加しようという気になりませんからね。

 

労働基準監督官が取ることができる休暇や手当を紹介します。

休暇

  • 育児休暇
  • 育児参加のための休暇
  • 時短勤務
  • 結婚休暇
  • 配偶者出産休暇
  • 子の看護休暇     

手当

  • 住宅手当
  • 扶養手当
  • 単身赴任手当
  • 地域手当
  • 寒冷地手当
  • 夜勤手当
  • 宿直手当       

 

この他にも使用できる休暇や支給される手当は多くあります。

民間企業では中々お目にかかれないレベルの高待遇。

おそらく取れて大企業の社員だけでしょう。

 

試しに民間の友人に話してみたら、「労働基準監督官ハンパねぇ」と言って転職を考えるほどでした。

このように福利厚生に関しては、国内最高クラスのものが整備されています。

 

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労働基準監督官の倍率から見る難易度

労働基準監督官の倍率から見る難易度

労働基準監督官の難易度は、一般的に難しいと言われています。

労働法の難易度もさることながら、実は倍率が大きく関係しているんです。

 

他試験に比べて高い倍率を見ましょう。

労働基準監督官【A(法律)区分】
年度受験者採用人数合格率
R21,3303583.72
R11,5603794.12
H301,7183964.34

 

労働基準監督官【B(理系)区分】
年度受験者採用人数合格率
R23501452.41
R15461942.81
H306052162.80

法律区分に限って話をすると、同じ国家専門職の財務専門官のR2年度の倍率は2.4倍でした。

それに比べて労働基準監督官の倍率は、3.72倍ということを考えると高いことがわかると思います。

 

労働基準監督官の試験の特徴として、筆記試験で落とされることは実はほとんどありません。

しかし、その代わりに面接試験がとても重要になっていきます。

 

一次試験終了後から対策をしていては、間に合いません。

みんな二次試験の対策は、何ヶ月も前から行っていますからね。

だからこそ、面接試験を舐めることなく入念な対策を重ねていきましょう。

 

しかし一次試験の問題が簡単というわけでもありません。

地方上級の試験や市役所試験と比べると難易度の高いものとなっています。

ターナー
しっかり勉強しておかないと落ちる可能性もあるので要注意!

労働基準監督官の採用までの流れ【2021年度版】

労働基準監督官の採用までの流れ【2021年度版】

今年度の試験の流れは以下のようになっています。

労働基準監督官になるためのスケジュール2021

  1. 申し込み:3月26日(金)~4月7日(水)
  2. 一次試験:6月6日(日)
  3. 一次試験合格発表:6月29日(火)
  4. 二次試験:7月13日(火)~7月15日(木)
  5. 最終合格発表:8月17日(火)

このような日程になっています。

最終合格が確定するまでには、およそ2か月間の日程です。

 

ココで私からのアドバイスは2点あります。

受験申し込みは、申し込み開始とともに申し込みを行うことと面接の練習は早めに行うことです。

まず受験申し込みについてです。

なぜ早めにやっておかなければならないかと言えば、単純にタイムアップになることを防ぐためです。

 

国家公務員試験を申し込む時は、国家公務員のシステムで自分の情報を入力しなければなりません。

その入力を怠っていると、必要な情報が分からなかったり、通信環境の問題で申し込みできないことも、、、。

それは受験主催側のせいではなく、自分のせいです。

申し込みができなければ、それを受け入れるかしかありません。

このような不幸を無くすため、早く申し込みを行う必要があります。

 

次は面接についてです。

面接の練習は早めにやっておかないといい評価をもらうことはできません。

一次試験が終わってから二次の面接試験までは1ヶ月以上ありますが、面接試験の練習を試験後に行っていると、前からやってきた人には絶対に負けてしまいます。

それほど、面接試験の対策が重要なんです。

 

実際私の友人で国税専門官を受けていた人で、面接の結果で逆転負けした人がいました。

しかも逆転で勝ったのが私の別の友人、、、。

逆転勝ちした友人は、半年前からしっかり対策をしていたので、そこが明暗を分けたことは明らかです。

 

このようなことにもなりかねないので、面接の練習は早めにらしっかりと行いましょう。

ちなみに面接の重要性などは、こちらの記事に書いてあるのでチェックしてください。

説明会に参加で労働基準監督官への近道が⁉︎

説明会に参加で労働基準監督官への近道が⁉︎

労働基準監督官に絶対になりたいなら、必ず説明会には参加しましょう。

なぜなら説明会に参加することで、合格できる可能性が上がるからです。

 

説明会では、試験や機関に関するあらゆる情報が提供されます。

試験日程や試験の形態、さらには部局の説明などかなり詳しく提供されます。

つまり説明会に行った人と行かない人では、知識に雲泥の差が生じてしまうんです。

 

また自分に本当に向いている職業かどうかを確かめる判断材料にもなります。

実際に話を聞いてみたら、志望度が高くなかったなんてこともザラです。

 

このように説明会は、かなり重要なものになります。

以下に労働基準監督官の説明会の状況のURLを載せておきます。必ず確認してください。

>>>労働基準監督官HP

 

 

加えて、労働基準監督官が務めることのなる労働局は、一定の地域に一つだけでなく各県に一つの労働局が設置されています。

その労働局ごとに固有の説明会が開かれているので、説明会を受けに行きたい人はそちらのHPも見てみましょう。

労働基準監督官についてのまとめ

  • 労働基準監督官は労働者が守られているか確かめる組織
  • A試験で受ける場合、労働法がかなり重要になる
  • 給料や福利厚生は満足いくもの
  • 倍率は他試験に比べると高く、難易度も高め
  • 受験申し込みはすぐに行うべき
  • 説明会には絶対確認するべき

労働基準監督官は働いている国民を直接守る仕事です。

そのため仕事も忙しいと言われています。

自分の行動一つで会社を変えて、人命を救うことのできる仕事でもあるので、責任感を持った仕事ができること間違いありません。

 

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そんな「公務員のシステム」を理解するのにオススメなのが、【公務員転職ハンドブック】です。

この本は、転職者への説明がメインとなっていますが、講座や先生からの情報と合わせることで、誰でも「公務員のシステム」を理解することができるようになります。

 

転職ハンドブックって何?」と思う方もいると思いますので、少し説明します。

この本は、公務員試験で高い合格率を出しているクレアールが出版している本です。

 

主な内容は以下のものとなっています。

  • 勉強しにくい教養試験・論文試験の例題と回答がついています。
  • 詳しい公務員のシステムや知識を学ぶことができ、面接試験対策を行うことができます。(面接試験の例題と回答のポイントもあり)
  • 合格者がどのようにして合格したのか自身の合格体験記(合格のノウハウが詰まっている)を掲載しています。

など。

これ以外にも合格に役立つ情報がのっています。

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