・公務員って人気なの?
・人気の理由は?
・不人気な理由は?
・国家と地方だとどちらが人気?
こうした疑問に答えていきます。
実際に公務員であった私が感じたことや後輩や同僚、上司の話を聞いてまとめています。
本記事の内容
- 公務員は人気か不人気か
- 不景気時に人気の理由
- 不人気な理由
- 国家公務員と地方公務員の人気について
この記事を読み終えると、公務員が人気な理由がわかり自分に合っているか判断できます。
みんなの疑問?公務員は人気なのか不人気なのか
公務員は人気なのでしょうか、不人気なのでしょうか。
それは時代によって違うため、一概には言うことはできません。
しかし2020年の情勢から鑑みると、人気な職業なのだと思います。
人気の理由は不景気だからです。
不景気の時は世の中が予想を上回るほど荒れます。
その時に公務員はよく安定していると聞きませんか?
みんなこの安定を求めて、公務員を目指してきます。
みんな公務員を目指すため、民間企業と比べて人気な職業になるんです。
安定だから人気といわれても、あまり理由がわからないと思います。
次から人気な理由に加え、不景気以外に不人気な理由を説明していきます。
不景気の時に大人気‼公務員が好かれる理由
公務員は世の中が不景気の時に人気になる傾向があります。
上でも説明したとおり、安定しているからです。
ではどのような点が安定していて人気なのか説明します。
- 給料が安定している
- リストラされる心配がない
- 結婚しやすい
大まかにこの3点が不景気の時に人気になりやすいようです。
詳しくどういうことなのか説明していきます。
給料が安定している
公務員は給料が安定しているため、不景気の時にはとくに人気になります。
安定している理由は、公務員の給料が民間の給料の平均で決まっているからです。
給料が民間企業の平均ということは、不景気の影響を受けることには受けてしまいます。
ですが、景気の変動で一定の民間企業の売り上げが下がっても、全体してみればそこまで下がっていないことが多いです。
だから、普通の民間企業ほどの影響は受けないんです。
また、ギリギリ保っていた民間企業などが淘汰されることも下がらない理由の一つですね。
給料の低い企業がなくなれば、平均から給料が決まる公務員にとってはありがたいですから。
公務員の給料は、不景気であっても給料が安定している場合がほとんどです。
リストラされる心配がない
公務員が人気である理由二つ目は、リストラされる心配がないことになります。
なぜなら公務員は、利益を出す必要がないので、クビにする必要がないためです。
民間企業は不景気の時、社員を大量にリストラします。
リストラしなければ運営資金が足りなくなり、会社がつぶれてしまいますからね。
民間企業とは反対に、公務員は資金が足りなくなることはありません。
運営や給料支払いに必要な資金は、国民の税金で賄われているからです。
なのでリストラされる心配がありません。
では公務員がリストラされるときは、どのような時でしょうか。
公務員がリストラされるのは、不所持を起こしたときのみになります。
例えば、死亡事故や公序良俗に反する行為をしたときなどです。
普通に生活していれば、大抵のことには当てはまらないので安心してください。
結婚しやすい
不景気の時に公務員は、かなり結婚しやすい傾向にあります。
理由として、給料が安定しており、リストラの心配がないためです。
結婚し共に生活してうえで、夫や妻が突然クビになってしまったらどうなるでしょう。
一人分の稼ぎで二人分の生活費を工面しなければならず、生活は貧乏になっていきます。
仮に両方がクビになってしまったら、どちらも生活することができません。
このような心配が公務員ではないんです。
公務員では上で説明したように、リストラの心配がなく給料も安定しています。
そのことをほとんどの人が知っていますよね。
だから不景気の時ほど公務員が人気であり、結婚しやすくなるんです。
また好景気の時でも、現代の人は不景気の恐ろしさを知っています。
恐ろしさを知っているため、好景気の時でも結構、結婚しやすいそうです。
公務員を選ばない人による公務員が不人気な理由
公務員は人気な時期ばかりではありません。
不景気でなければ、逆に不人気な職場になります。
バブルの頃は、それは公務員に人気がなかったようです。
では公務員がどのような理由で不人気になるかを紹介します。
主にこの4点が不人気な理由になります。
- 給料が高いわけではない
- ブラックな勤務体制(諸説あり)
- 非効率な業務があること
- 国民・県民から不満を言われる
私が当時思っていたことや実際にデータを収集して調べたことを参考にこれから説明していきますね。
給料が高いわけではない
公務員の給料は高いわけではありません。
なぜなら公務員の給料は、民間企業の平均的な給料となっているからです。
これは給料が安定しているという利点でもあります。
反面、給料が上がりにくい理由でもあるんです。
どれだけ景気が良くても、民間企業の給料が急上昇しても、公務員の給料はそこまで上がりません。
精々上がっても上の役職の人で数万円程度でしょう。
なので公務員の給料は高いわけではないんです。
「でも公務員と民間企業だと公務員のほうが給料高くない?」と思う方もいるでしょう。
そんな人は次の記事を見てみてください。
公務員の給料が高く思える理由や民間企業とどちらが高いのかなど、皆さんが気になるところを紹介しています。
ブラックな勤務体制(諸説あり)
「公務員はホワイトだからずるい」と勘違いされている方がたまにいます。
実は、公務員すべてがホワイトな職場というわけではありません。
民間と同じぐらいか、それ以上の残業をしているところも存在しています。
国家総合職の場合は、議員の答弁の準備や新しい法律の施行準備など高度な業務が多いため、残業せざるを得ません。
地方公務員の場合であると、一般の国民への対応や補助金等により残業が発生する場合があります。
なので、公務員だからホワイトなんてことはないんですよね。
このことが徐々にみんな知ることとなって公務員の人気に歯止めをかけています。
非効率な業務があること
民間から転職された方がよく公務員の中には、非効率な業務があると言います。
なぜ非効率な業務あると言われるかといえば、前例主義や判子行政にあると言われるからです。
公務員は過去と現在で国民に対して、扱いを変えてしまってはいけません。
変えてしまうと、公平性に欠けてしまうからです。
公平性に欠けた扱いをすると、最悪訴えられることだってあります。
それを防ぐための前例主義や判子行政になります。
前例に従えば同じ扱いができるので不公平な判断することはありません。
判子行政で上司の人に判子をもらえば、間違えたものを送ることもありません。
なので前例主義や判子行政が行われているんです。
しかし、前例主義や判子行政は、間違いや訴えられる可能性は極めて低くなりますが、時間がかかってしまいます。
時間がかかるからこそ、業務が非効率と言われています。
国民・県民から不満を言われる
これは主に市役所勤めの人に多く当てはまることです。
市役所で窓口対応などをしていると、さまざまな人が訪れてきます。
その中には、日ごろから行政によくない感情を持っている人も大勢来ます。
そのような人から、いろいろな不平不満を言われることが結構あるんです。
実際に私は、公務用の車に乗っていただけで文句を言われたことがあります。
その内容は、どれも自分とは関係のない公務員全体に対しての不満でした。
このように窓口対応でなくても、不満を受けることは十分にあります。
この国民・県民から不満を言われることも不人気な理由の一つになります。
国家公務員と地方公務員はどちらが人気
国家公務員と地方公務員では、どちらが人気なのでしょうか。
最近は、地方公務員のほうが人気の傾向にあるんです。
人気の理由として「地元で働ける」「国家公務員ほど忙しくない」という理由が挙げられます。
現在、公務員の間でも残業を減らす改革が進められています。
ですが国家総合職などは業務の高度さから、いつも定時で帰れるわけではありません
一方地方公務員は、部署によってある程度違いますが、定時で帰宅できる場合が多いです。
また地方公務員の面接で、志望動機が話しやすいということもあります。
さまざまな理由で地方公務員が人気なようです。
公務員が人気かどうかについてまとめ
- 公務員は不景気の時に人気になる
- 人気の理由は「給料が安定している」「リストラされる心配がない」「結婚しやすい」
- 不人気の理由は「給料が高いわけではない」「ブラックな勤務体制(諸説あり)」「非効率な業務があること」「国民・県民から不満を言われる」
- 地方公務員のほうが国家公務員より人気
公務員が人気であるのか不人気であるのかは時代によって違います。
公務員にも民間企業にもいいところ、悪いところは必ずありますから。
最後に公務員を受験するかどうか決めるのは自分です。
人気かどうかにとらわれることなく、自分の道を突き進みましょう。
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