・公務員試験なのに捨て科目はアリ?
・捨て科目のメリット・デメリットは?
・捨て科目を作って本当に合格するの?
・オススメの捨て科目は?
・捨て科目の作り方は?
こうした疑問に答えていきます。
実際に私も捨て科目を作り、さまざまな公務員試験を突破してきたので参考になると思います。
本記事の内容
- 捨て科目は作っていいのか?
- 捨て科目を作ることによるメリット・デメリット
- 捨て科目の作り方と捨てる教科
- 捨て科目を作ったことによる合格例・不合格例
記事を読み終えると、捨て科目を作ったほうがいいのか自分で決められる材料が揃います。
公務員試験なのに捨て科目なんてつくっていいの?
公務員試験なのに大丈夫?試験官に悪い評価を与えられないの?と疑問に思っている人は多いと思います。
ズバリいうと、
公務員の試験だからこそ、捨て科目を作るべき!
なぜなら捨て科目を作ることによるメリットはとても大きなものになるからです。
試験官には捨て科目を作っていることなどわかりませんし、ましてや減点することもありません。
それどころか捨て科目を作ることにより、点数が大幅に上昇するでしょう。
だからこそ、捨て科目はつくる必要があるんです。
では、次から詳しくメリットやデメリットを説明していきます。
公務員試験で捨て科目を作るメリット・デメリット
捨て科目を作るメリットとデメリットは必ず確認しておきましょう。
確認しておかないと、自分が捨て科目を作るべきか作らなくてもいいのかわかりません。
それにより獲得できる点数が大きく変わります。
そのためメリットとデメリットは確認する必要があるんです。
その捨て科目を作ることによるメリットとデメリットはいくつかあります。
先にメリットの方から紹介していこうと思います。
捨て科目を作るメリット
捨て科目を作るメリットはこの3つになります。
- 勉強の負担が減る
- 本試験の回答時間の増加
- 買う教材を少なくできる
これらのメリットでどのように有利になるか話していきます。
勉強の負担が減る
公務員試験は出題範囲が膨大であり、いろんな科目を勉強する必要があります。
そのため時間や体力の負担が膨大になりがちです。
ですが、捨て科目を作ることで勉強の負担を減らすことができます。
勉強の負担を減らすことによって、何がメリットかというと集中力が上がり効率的な勉強を行うことでリフレッシュする余裕が出てきます。
このリフレッシュが意外と重要で、あると無いとではやる気や集中力など、さまざまな面で有利に進むんです。
そうした勉強をすることで、どんどん頭に知識が入って行きますよ。
本試験の回答時間の増加
捨て科目を作ることで本試験の解答時間が増加します。
これの何がいいかというと、時間が足りないことによる点数の低下がないことです。
本試験のとくに教養試験は、問題数が多いので大抵の場合、時間が足りません。
3時間で40問全問解答するのですが、ミスの確認作業を考えると1問あたり3分のペースで解答しなければいけないんですよ。
その解答時間の中には、数的処理や文章理解など時間のかかるものも含まれています。
なので、悠長にわからない問題だけに時間をかける時間はないんです。
その時に捨て科目を作っておけば、問題文をざっと読んでわからなければ即マークし、時間を確保できます。
そして、浮いた時間を他の科目に使うことができ、すべての問題をマークすることが可能になります。
本番では緊張もあるので、時間が絶対に足りなくなりますが、捨て科目を作っておけばこのような事態になることはありません。
買う教材を少なくできる
捨て科目を作るということは、勉強する教科を減らすということ。
つまり、教材に使うお金を削減できるんです。
公務員試験は10科目以上も勉強する試験もあるので教材の量も膨大な量になり、教材費だけで数万円かかります。
アルバイトをすることも難しい受験生には、かなり手痛い出費です。
しかし、捨て科目を作ることで不要な教材を買わずに済むのでひと科目につき、5000円~10000円ほど経費を削減できてしまいます。
お金を節約することで力を入れている教科にお金を回せますし、卒業旅行に行く準備もできます。
ですのでお金の問題というのは、かなり大きいメリットの1つです。
捨て科目を作るデメリット
捨て科目を作ることのデメリットは、ただ1点だけになります。
それは得点源を失ってしまうことです。
勉強していない教科を作るということは、どんな問題が出ても解けないということになります。
勉強をしていないので、とても簡単な問題が出ても答えられません。
つまり、他の受験生より点数が低くなってしまうわけです。
もしかしたら、その一問が合否を分ける問題になる可能性もあります。
そのため捨て科目を作ることを躊躇う人が多いことも事実です。
捨て科目を作ることでこのリスクを背負うことになります。
公務員試験捨て科目の作り方
さてここまで話してきて「捨て科目を作ろう!」と思っても実際どのように作ればいいかわからないと思います。
ですのでみんながよくやる捨て科目の作り方を紹介します。
捨て科目の作り方はこの2パターンです。
- 苦手な科目を捨てる
- 配点が低い科目を捨てる
どういうことなのか、説明していきます。
①苦手な科目を捨てる
1つ目は苦手な科目を捨てて、自分の解ける科目にのみ力を注ぐやり方です。
この方法は勉強するうえでのストレスが少ない方法になります。
そのため比較的多くの人が選択する方法です。
ただこの方法は、気を付けなければならないがあります。
それは「捨てる科目に制限があること」です。
いくら自分が苦手で解きたくなくても、配点の高い科目は捨てることができません。
それを許してしまうと、試験合格が困難になってしまいます。
この方法で捨て科目を作る場合は、捨てる科目に気を付けて作るようにしてください。
そうすると、うまく捨て科目を作ることができます。
②配点が低い科目を捨てる
2つ目は配点が低い科目を捨てて、配点が高く問題数の多い教科に力を注ぐ方法です。
この方法は効率よく勉強できる方法になります。
また、試験本番でも高得点を一番獲得しやすい方法になります。
しかし実際にこの方法をとれる人は、少ないのが現実です。
そもそもこの方法がとれる人は、捨て科目を作らなくても問題ないですしね。
知っていないと公務員試験に確実に落ちる!捨ててもいい科目・捨ててはいけない科目
捨て科目の選び方までわかったら、次はどの科目を捨ててもいいか見ていきましょう。
どうして知らなければいけないかというと、本試験で知らないうちに必要科目を捨ててしまうかもしれないからです。
捨ててはいけない科目を捨ててしまうと、点数を取ることが難しくなるため不合格になる確率が高くなります。
不合格にならないためにも捨て科目は慎重に選んでいきましょう。
では絶対に捨ててはいけない科目を紹介していきます。
捨ててはいけない科目
公務員試験において絶対に捨ててはいけない科目は専門科目と教養科目で分かれています。
その教科は以下の教科です。
- 専門科目
- 憲法
- 民法
- 行政法
- ミクロ経済
- マクロ経済
- 経営学
- 教養科目
- 数的処理
- 文章理解
- 時事問題
なぜこれらの科目を捨ててはいけないかというと、ほとんどの試験でも解くことになり点が取りやすいためです。
法律系の問題は、一度覚えてしまえばどんな試験でも絶対に出題されるので完答できれば、4割の点数が取れます。
教養科目の数的処理や文章理解は絶対に解かなければいけない科目なので、抜くことは許されません。
私の実体験ですが、これらの捨てててはいけない教科を重点的に勉強していたので、他の教科をあまり勉強していなくても合格できました。
このように捨ててはいけない教科を勉強していれば受かるので、絶対に勉強をしておきましょう。
逆に捨てていい教科は、今紹介した教科以外のものになります。
先ほど説明した捨て教科の作り方を参考にして、自分の捨て教科を作りましょう。
国家総合・一般に合格した私が実際に公務員試験で捨てた科目
私は教養科目を捨てる勉強をしていました。
どうしてかというと、公務員試験では専門科目の配点が高いからです。
また、専門試験で細かいところまで覚えようとすると、教養科目の勉強に多くの時間を割けません。
だから、教養科目を捨て科目にしていました。
その教養科目の中でも、人文科学の文学芸術や世界史の細かいところを捨てました。
人文科学などは出題範囲が広い割に出題される問題は1問、年度によっては出題されない年もあるので非常にコスパが悪いからです。
なので、教養科目の中でも人文科学の科目を捨てていました。
このような基準で私は捨て科目を選んでいました。
国家総合職を勉強していた他の人は捨て科目を作っていたか?【友人】
私と一緒に国家総合職の勉強していた友人たちも捨て科目を作っていました。
しかし、捨て科目を作っていた友人たちでも受かった人・落ちた人がいます。
その受かった人・落ちた人の捨てた科目の紹介をします。
友人Aの場合
総合職に合格した友人Aは、先ほど挙げた①のタイプでした。
捨てた科目は「世界史」「芸術文学」「思想」などの教養科目です。
そして余った時間は、専門科目で高得点をとるために使っていました。
その結果、専門試験の点数が8割ほど、教養試験の点数は6割で見事合格していました。
これは効率のいい勉強をしたのと捨てる科目がよかったことが関係しています。
このように捨て科目をうまく使うと総合職の試験であっても楽に合格できます。
友人Bの場合
友人Bも友人Aと同じ①のタイプでした。
同じタイプなら合格するはずでは?
そう思いますよね。
しかし友人Bは不合格でした。
なぜなら、捨てた科目が最悪だったためです。
友人Bが捨てた科目は「経済原論」「時事」「文章理解(英語)」でした。
友人Bが捨てた経済原論は、専門科目であり教養科目の2倍の点数で問題数も多いものです。
この科目を捨てた場合、他の専門科目で得点を取りに行くことはかなり厳しくなります。
また、時事と文章理解(英語)は教養科目の中でも問題数が多く、比較的得点しやすい分野です。
ですが友人Bは「総合職の時事と英語は意味が分からん」ときっぱり勉強をやめてしまいました。
その結果は皆さんの想像通り不合格でした。
友人Bは配点が高く、問題数の多いものを捨て科目にしてしまったため、不合格になってしました。
公務員試験で捨て科目を作るべきかのまとめ
- 捨て科目は公務員試験だから作るべき
- メリットは勉強時間の減少・回答時間の増加
- デメリットは解答できる科目の減少
- 捨て科目を作るパターンは「苦手な問題を抜く」、「配点の低い問題を抜く」の2つ
- 友人の捨て科目作ったことによる試験の明暗
捨て科目を作ると他のいろいろな教科に力を注ぐことができるようになります。
でも捨て科目を作るかどうかは、自分次第です。
私は捨て科目を作りましたが、作らなくても合格した人はいましたし、作っても落ちた人は大勢います。
自分の勉強スタイルや勉強の進行度に合わせてどうするかを決めるといいかもしれません。
公務員試験はなによりも努力!
捨て科目を作るにしても頑張って勉強しないといけませんよ。
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