・宅建試験の権利関係はどんなの?
・難易度は?
・捨てることはできる?
・勉強法やコツは?
こうした疑問に答えていきます。
実際に僕が宅建の試験勉強を通じ、学んだことなので参考になると思います。
本記事の内容
・権利関係の概要と内容
・権利関係の難易度は?
・権利関係は捨てることができる?
・勉強法とコツ
となっています。
記事を読み終えると、権利関係をんどのように勉強していき、対応していかなければならないのか知ることができます。
権利関係の概要と内容
宅建試験50問のうち、14問が権利関係の範囲となります。
さらに権利関係の範囲を細分化すると以下の4つに分けることができます。
- 民法(10問)
- 借地借家法(2問)
- 不動産登記法(1問)
- 建物区分所有法(1問)
それではひとつずつどういうものか簡単に話していきます。
民法
民法は、権利関係の主役です。
範囲は広く、代理・抵当権など宅建業や不動産業で関連するものがほとんどになります。
出される問題は事例問題がほとんどですが、最近はひときわ変わった問題も出題されます。
事例問題が多く出題されるため、暗記で解くことが不可能です。
なのでしっかり条文を覚え、条文がこの問題(事例)にどのような影響を及ぼすか考えながらの学習が必要となります。
借地借家法
借地借家法は、借地権や建物の賃貸借契約、その更新などについて規定を定めた法律です。
そんな借地借家法は、旧法と現行法の2種類があります。
え、旧法?と思いますよね?
ですが、いまだに旧法が適用されているケースもあるため、学ばないといけないんです。
旧法は地主や家主が不利な規定が多いのが特徴。
現行法は、定期借地権など期限がしっかり定められているのが特徴です。
旧法は戦争の影響で地主や家主を不利にするしかなかったんですよね。
不動産登記法
不動産登記に関する法律です。
登記とは、不動産や不動産に関する権利を社会に公示するための手続きを言います。
これをすると、その建物や土地の権利や抵当権を誰でも調べることができるようになります。
飛び込み営業はその登記をみてするんですよね。
区分所有法
マンションなどの建物の権利関係や管理運営について定めた法律です。
マンションのやアパートなどの建物を、区分所有建物と言います。
権利関係の難易度
権利関係の難易度は、宅建試験の科目の中で一番難しいです。
その理由は知識を正しく理解していないと、解くことができない問題が出されるからです。
詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
権利関係を捨てることはできるのか?
結論から言って、権利関係を捨てて合格することはほぼ無理です。
なぜなら、近年の宅建試験の受験者レベルが上昇していき、それに伴って合格点も上昇傾向にあるからです。
権利関係の14問を捨てた場合、確率で点が取れても最高40点ぐらいになります。
すると、合格点はだいたい35~37点だとしたら、3点しかミスしてはいけない計算になります。
どうですか?ほぼ無理ですよね。
ですので、権利関係を捨てることは実質不可能なのです。
権利関係を捨てる場合はプランを練って
ただどうしても権利関係を捨てなければならないときってありますよね。
時間がなかったり、本当にわからなかったりなど。
そのような場合は捨ててもいいと思います。
実際に捨てて合格している人もいましたし。
けど捨てるなら、しっかり計画を練ってほしいと思います。
その計画とは、何で何点取るから大丈夫という計画です。
やっぱり頑張ろうと思う人へ勉強のコツは?
権利関係の勉強のコツは、「図を書くこと」「そういうものだと納得すること」です。
一つずつ細かく説明します。
図を書く
権利関係を学習するときは、「図を書くこと」を意識してください。
図を書くことで、登場人物の複雑な関係も理解できますし、本番時にわからなくても図を書けば「ああこのケースか」と発見することができます。
私も最初はめんどくさいなと思っていましたが、難問でも解けるようになっていったのでやっといてよかったと思います。
権利関係で苦戦している人は、ぜひ一度図を書いて勉強してください。
必ず役に立ちますよ。
そういうものだと納得する
権利関係を学習すると、理解できないポイント、わからないポイントは必ず出てきます。
その時にものすごい時間をかけて調べる必要はありません。
学習時間が減ってしまいますからね。
こうした場合はもうその問題はこうしたものと納得してください。
今がわからなくても納得するチャンスは来ます。
なので、変に考えたり、挫折したりはせずに納得すればいいんです。
実際の私の権利関係の勉強法
私は宅建試験を独学で受けています。
その時の権利関係の勉強は問題集をメインに使い、『問題集をやったらテキスト』と交互に使っていました。
交互にやったり理由は、民法の条文がどのように出題されるのか理解するため、アウトプットを高めるためでした。
問題集をやってからテキストを見るため、こうした部分が出題されるのだと理解できたので良かったです。
また問題集を先にやったことで、わからない部分の発見が早く、重点的に学習することができました。
権利関係の得点を取るには、問題集を繰り返すしかないので、早めに使いましょう。
理解しにくい人におすすめの「民法がわかった」
民法が理解できない人、わからない人はぜひこの本を使ってみてください。
皆さんが苦戦する民法をかみ砕いて説明しているので、誰でもわかりやすい一冊となっています。
私も民法でつまずくたびにこの本を使っていました。
行政書士にも使えたので、今後ほかの資格を取ろうとしている人にもオススメです。
権利関係のまとめ
- 権利関係は「民法(10問)」「借地借家法(2問)」「不動産登記法(1問)」「建物区分所有法(1問)」で構成
- 捨てるのはほぼ無理だが、プランがあればよし
- コツは「図を書くこと」と「納得すること」
- 勉強は問題集を中心にやる
- 「民法がわかった」は買うべき一冊
権利関係は、宅建の勉強をしている人のほとんどが挫折します。
決して自分だけではないことを自覚し、最後まであきらめずに学習してください。
そうすれば、必ず結果は出てきます。
根性論になりますが、大事なのは結局気持ちです。
悔いがないように学習しましょう。
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