・宅建試験の科目は何がるの?
・宅建試験の科目は何から重点的に勉強すべき?
・捨てるべき科目はあるの?
宅建試験を受ける前に独学で「宅建をどう攻略していくか」を真剣に考え、その戦略通りに勉強して合格しているので信頼性は高いです。
本記事の内容
・宅建試験の科目内容と難易度
・宅建の科目にかけるそれぞれの時間
・難易度から考える勉強スケジュール
・宅建試験に捨て問は存在するの?
・権利関係で躓いたら
となっています。
記事を読み終えると、宅建試験の各科目にかけるべき時間と労力がわかります。
それでは見ていってください。
宅建試験の勉強を始める前に下の記事をご覧ください・
宅建の試験科目
宅建試験の試験科目は、4つで問題数は合計50問、そして1問1点の配点となっています。
試験形式は四肢択一で出題科目と問題数は以下の通りです。
出題科目 | 問題数 |
権利関係 | 14問 |
宅建業法 | 20問 |
法令上の制限 | 8問 |
税金その他 | 8問 |
宅建試験の軽い概要
問題数 :50問
試験時間: 2時間
合格点:35点~37点(年によってまちまち)
受験資格:誰でも受験可能
足切りライン:なし
おおよそ取得に必要な勉強時間:300時間
それでは各科目について話していきます。
権利関係の内容・難易度と勉強時間・目標点数
権利関係の出題範囲は、「民法」・「借地借家法」・「区分所有法及び不動産登記法」などで、ここから14問出題されます。
この中でも特に民法は、しっかり本質を理解していないと正解が選べないため、難易度が高い科目となっています。
また近年では、応用的な理解ができていないと解けない問題が出るため、要注意です。
権利関係の難易度・勉強時間
宅建の科目の中で、権利関係は最も難しい科目となっています。
そのため、多くの勉強時間をかける必要があります。
勉強時間を確保するために権利関係から勉強するようにしてださい。
具体的に必要な勉強時間は、理解できるまでです。
権利関係の目標点数
権利関係の目標点数は、最低でも7点は欲しいです。
近年、宅建の合格点というのは、上昇傾向にあるため権利関係で7点は必要となってきます。
昔は権利関係や民法は、捨てるという決断ができたのですが、それでは厳しい試験に変わってしまいました。
ですから、7点取れるようには頑張ってください。
宅建業法の内容・難易度と勉強時間・目標点数
宅建業法の出題範囲は、「宅地建物取引士」についてや「35条書面」、「37条書面」など宅建士として働くうえで必要な知識となっています。
毎年20問前後出題され、宅建試験で一番の得点源となります。
暗記中心の科目であるため、満点をとれるといわれがちですが、最近満点を取ることは難しくなりつつあります。
宅建業法の難易度・勉強時間
宅建業法の難易度は難しくありません。
むしろ簡単なので、得点源にしてください。
得点源だからと言って、宅建業法に時間をかける必要はありません。
宅建業法は、暗記さえすれば得点が簡単に取れます。
なので勉強時間は、個人的に1か月ぐらいで十分かなと考えています。
しかもその1か月とは、「法令上の制限」と「税金その他」を同時に勉強しての時間です。
宅建業法の難目標点数
宅建業法の目標点数は17点は欲しいところです。
20問のうちの17点って?思うかもしれません。
ですが、得点しやすい宅建業法の17点は、十分可能な点数です。
なので、ぜひ本気で暗記してください。
法令上の内容・難易度と勉強時間・目標点数
法令上の制限の出題範囲は、「土地計画法」・「建築基準法」・「国土利用計画法」・「農地法」です。
出題範囲は広いですが、たった8問しか出ません。
そして、この科目も結局は暗記科目です。
ですが細かい数字など覚える必要があるため、論点をしっかり押さえ、語呂合わせで覚えることをおすすめします。
法令上の制限の難易度・勉強時間
この科目の難易度は、宅建の試験科目のうちで権利関係の次に得点が取りにくいです。
ただ暗記さえできれば、得点はできるのでそれほど心配する必要はありません。
勉強時間も権利関係が終わってからの1か月で十分です。
法令上の制限の目標点数
法令上の目標点は6点は欲しいです。
少しきついかもしれませんが、ここで6点を取っておかないと権利関係で楽ができないので、6点は目指してください。
コツは語呂合わせで覚えることです。
税金その他の内容・難易度と勉強時間・目標点数
税金その他の出題範囲は、「税法」や「不動産評価」・「不当景品類及び不当表示防止法」・「土地・建物」などです。
これも基本暗記科目で、8問でます。
またその他にあたる5問は、免除対象科目です。
最近の傾向的に基本さえ、覚えればそれなりに点数はとれるので、心配しないでください。
税金その他の難易度・勉強時間
難易度は高くありません。
税金はそれなりに暗記しないと得点をとれませんが、その他の範囲は感覚で解ける問題もあります。
だからと言って、勉強しないという選択肢を取らずに頑張ってください。
勉強時間は1か月もやれば、十分です。
税金その他の目標点数
税金その他も6点は欲しいです。
税金は少し難しいですが、その他に関しては十分満点も狙えるので、そこまで身構える必要はありません。
各科目の難易度から考える勉強スケジュール
各科目の難しい順番は下の表の通りです。
権利関係 (14問)
法令上の制限(8問)
税金その他(8問)
宅建業法(8問)
正直に言えば、宅建で難しいのは権利関係だけです。
そのため、勉強時間は圧倒的に権利関係に割く必要があります。
実際に私も4月から勉強を始め、宅建試験の1か月前になるまでは権利関係しかしていません。
なので、皆さんにも権利関係中心の勉強スケジュールを組むことをおすすめします。
実際に私の宅建勉強については下の記事をご覧ください。
宅建試験の捨て問は存在しないのか
宅建科目に捨て問は存在しません。
しかし時間がない場合やどうしてもできない場合には、権利関係は捨ててもいいかなと個人的には思います。
なぜかというと、宅建試験には科目別の足切りは存在せず、権利関係が0点であっても合格点に届くからです。
私の周りでそうして合格した人もいました。
ですが権利関係を捨てると、ほかの科目で高得点を取らないといけないというプレッシャーに襲われるので、おすすめはしません。
あくまでも、まんべんなく勉強してください。
その中でどうしてもきつい方は、運にかけてみてもいいかもしれません。
権利関係(民法)で挫折しそうになったら
権利関係から勉強を始めて挫折した場合、挫折しているのは自分だけではないと考えてください。
宅建試験はだれでも受けることができ、出される問題はみな同じです。
なので、権利関係で挫折するのはあなただけではありません。
そういう風に考え、何度も権利関係に挑戦してください、
権利関係ができるかどうかが合格への近道です。
もしそれでもだめなら、わかりやすく簡単なテキストを購入してください。
基本からわかるので、困ったときにおすすめです。
実際に私も使いました。
民法がわからない人におすすすめの「民法がわかった」
宅建の試験科目のまとめ
- 宅建試験の科目で難しいのは圧倒的に権利関係
- 勉強スケジュールは権利関係を中心に組むべき
- 宅建に捨て問は存在しないが、場合によってはやってみてもいい
- 権利関係でつまずいても、決してあきらめない方がいい
宅建の試験科目で苦労する科目は、権利関係以外に存在しません。
なので、皆さんも権利関係を意識した勉強をすることをおすすめします。
権利関係ができれば、宅建はそこまで難しい資格ではありません。
頑張ってください。