- FP2級は就職・転職に使える?
- ムダと言われるのはなぜ?
FP2級は聞いたことはあるけれど、実際どれぐらい使えて、時間をかけて取得する意味があるのか気になりますよね。
肩書としてアピールできるFP2級ですが、取得するメリットがあるのかどうかについてはわかりにくいです。
そこでFP2級を取得するメリットを就活や転職でアピールできるか、取得することでメリットを受ける人はどのような人なのかを説明して行きます。
この人に向けて書いています
- FP2級が国家資格か知りたい
- FP2級を取得するメリットを知りたい
- FP2級を取る必要があるか知りたい
- 早く資格を取る方法を知りたい
このページを読むことで、FP2級を取得するメリットはどのようなものがあるのか分かります。
ファイナンシャルプランナー2級は国家資格なの?
FP(ファイナンシャルプランナー)2級は、紛れもなく国家資格になります。
FP技能試験に合格することで、FP技能士として公的な資格の保有が認められます。厚生労働大臣が認定した機関が試験を行うため、日本FP協会と金融財政事情研究会のどちらで受けても資格のレベルに問題はありません。
なお、FPの資格にはFP技能士以外にも、AFP・CFPの資格が存在しています。ただこの2つは民間検定であり、国家資格ではなく民間資格となります。
国家資格を取りたい場合は、注意しておきましょう。
国家資格であるFP2級を取得することで、数多くのメリットがあります。次はそちらを紹介していきましょう。
ファイナンシャルプランナー2級のメリット
FP2級を取得するメリットはいくつかあります。
その中でも代表的なものが以下の4つです。
- 就職・転職に有利になる
- 出世に役立つ
- 貯金を増やせる
- 独立開業が現実的になる
各項目について説明していきます。
就職・転職に有利になる
FP2級では金融に関するあらゆることを学ぶことになります。その知識はオールマイティなものであり、どのような仕事でも使えます。
この万能性から就職・転職時にはかなり大きなアドバンテージとなるんです。
まず、どのような仕事であっても、仕事の根幹には金融系の事情が関わってきます。
企業として新人社員には、金融系の事情を踏まえた仕事をしてもらうため、その辺りの理解をしてもらう必要があります。
しかし、それを1から教えるのにはかなり手間がかかるんです。覚えが悪ければ時間も必要なので、人事も慎重に人を選びます。
そこでFP2級の資格を持っていれば、人事に必要な知識があることをアピールできます。人事も優れて即戦力となる人材を求めているため、評価は自ずと高くなるんです。
このようなことが起こるので、FP2級の資格は就職・転職に有利に働きます。
出世に役立つ
上でも説明したとおり、FP2級の資格はどのような仕事にも使うことができます。そしてそれは出世にも役に立つということです。
企業における仕事には色々なものがあります。
企業の経理、契約における説明、決算状況からの問題解決…etc。
どのような場面でもFP2級を持っていれば、的確な行動ができることでしょう。
そして的確な行動を積み重ねれば、仕事上での評価も上がります。自動的に出世の道が作られていくんです。
その出世のための1つの道具として、FP2級はかなり良いものになります。
貯金を増やせる
FP2級では株式や資産運用、投資信託など金融商品についても深く学んでいきます。金融商品は誰でも購入することができ、大きく資産を増やすことができます。
その反面、知識が乏しいと確実に損をしてしまう難しいものです。
しかしFP2級を持っていれば、資産運用に関する知識は一通りマスターできています。
正しい知識を有しているので、着実に貯金を増やすことができるんです。
NISAやiDeCoなどの低リスクなものから、仮想通貨などの高リスクなものまで対応可能。リスクを最小限にしながら、貯金を増やすことができます。
独立開業が現実的になる
FP2級の資格を持っていると、現実的に独立して仕事ができます。
FP2級は仕事に関する知識が多く、的確なアドバイスを与えることができるレベルです。その優れた知識から依頼者の問題点を洗い出し、最適な回答を導き出すことができます。
実績を重ねていけばフリーランスになり、高収入を得ることも不可能ではありません。
もちろんFP2級の資格がなくても、独立して仕事をすることはできます。しかし経験・知識ともに乏しいため、顧客からの信頼を得ることがとても難しいです。
独立後の仕事をスムーズに行うためにも、FP2級はかなり有効な資格になります。
FP2級はムダと言われる理由
上ではメリットを紹介しましたが、なぜFP2級の取得がムダと言われているのでしょうか。
そのムダと言われるのには、3つの事実が関係しています。
FP2級単体としての資格の強さ
FPは優れた資格であり、その人の価値を証明するものになります。
ただFPの資格単体として考えた時、FPの資格だけでは完全有利にはなりません。就職・転職ではアピールの一部分です。
なので
FPの資格保有者だから即採用!
とは決してなりません。あくまで補助的な加点の資格に留まります。
反面、他の資格であれば取得していなければ、不採用というものはたくさんあります。FPにはそのような絶対的な基準がないことが、ムダと言われている理由の1つです。
独立開業に必要ない
上でも紹介したように、FP2級の資格がなくても独立開業することができます。
FP2級は知識の証明や信頼性の確保に適しています。
ですが独立開業をする個人に知名度や実力があった場合、FP2級を取る必要はないんです。独立開業をしたいのであれば、税理士などのより高度な資格の方が箔が付くことでしょう。
またFP2級を取得していなくても、FPを名乗ることができてしまいます。
法律的には「ファイナンシャル・プランニング技能士・AFP・CFP」の言葉を使っていなければ、特に問題はありません。
そのようなことを一般の人は知らないです。当然、
FPって誰でもなれる資格。
と考えるでしょう。=価値がないものという風に一般の人は思いますよね。これらのこともムダと言われる1つの原因になります。
FP2級の難易度
FP2級の難易度は、FP3級よりも高くなっています。しかし他の資格と比べてみると、実はそこまで難易度が高いわけではありません。
実際にFP2級の合格率から難易度を見てみましょう。
FP協会 | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2022年9月 | 42.16% | 56.55% |
2022年5月 | 49.20% | 62.11% |
2022年1月 | 41.51% | 56.33% |
きんざい | 学科試験合格率 | 実技試験合格率 |
2022年9月 | 15.75% | 38.05% |
2022年5月 | 22.11% | 32.80% |
2022年1月 | 19.50% | 45.34% |
2つの合格率を平均すると、40%前後というところでしょうか。
人気である簿記2級は20〜25%であるため、同じ2級でも難易度に差があることが分かります。このように他の資格より簡単であるため、FP2級を軽視している人が一定数います。
本当は役に立つのか
メリットを見てもらっても分かるように、FP2級は有効な資格です。資格として価値があることはもちろん、その知識はどこでも使うことができます。
様々な噂があって取得を悩んでいるかも知れませんが、取って損はない資格の1つです。ぜひ取得して各場面で有利に物事を進めてください。
でも、時間をかけたくない…。
そのように面倒な学習を省きたい人は、通信講座を利用してみましょう。どこでも学習でき時間も選ばないので、いち早く合格できることでしょう。
筆者のオススメの講座はクレアールです。
講座価格がお手頃であるのに、内容は充実しており、独自の学習法で他の通信講座よりも早く合格できます。
FP2級取得のメリットまとめ
- FP2級は国家資格
- 大きなメリットは4つ
- FP2級は役に立たない資格ではない
FP2級はメリットが多い資格になります。
どのような場面でも使えるため、決して腐ることはありません。
まだ持っていない人は、確実に取得しておきましょう。
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