◆今、平成20年度全国学力・学習状況調査の調査結果概況をみている。
学校というところは、この「全国学力・学習状況調査」以外にも、全国標準学力検査(集団基準準拠テストNRT&目標基準準拠テストCRT)、県学習状況調査、市学習状況調査等、あるいは、校内の定期試験、あるいは、各教科の単元テスト、毎日のドリル等、あるいは、教育課程外で実施する模擬試験、……と、年中、テストをやっているところだ。
だから、教員なら、だれでも、自校(全体・学年・学級)の学力が、全国では、どのあたりに位置するか、県では、市では……と、わかっているはずだ。
わかっていなければ、「商売」にならない。
今、わたしが手にしている「全国学力・学習状況調査」の結果についても、わたしの想定した結果以上でもないし、以下でもない。
なので、知事(大阪・橋下)が結果をみて「なんたるザマだ」と激怒しているようでは全然ダメで、それこそ「今頃、知りはって、どないしまんねん、なんたるザマでっか」……ということになる。
◆この「全国学力・学習状況調査」について、各新聞、各団体のコメントが出ているので、わたしも、アトランダムに、いくつかコメントを出すことにする。
(1)「イザ!」のコメント=「(都道府県別順位)上位、下位ともに地位は定着(常連化)している。秋田・福井・富山・石川・山形・青森・鳥取の健闘ぶりはすばらしい。3世帯同居や朝食をしっかり食べる、家で計画を立てて勉強する習慣、家庭教育の充実など地域住民の環境がよい、規律ある授業や考えさせる指導をすると成績がよいという理由が挙げられる」
青森県の健闘を讃えてくれているのは、たいへんうれしい。(ま、青森の小学生の学力が高いということは、青森県の教員としては、ずっと以前から知っていたことだが……)
ただし、教育のプロとしては、「3世代同居」「朝食」「家庭学習習慣」「家庭教育」「地域環境」「よい授業」を並列にならべられると、困る。
経験的にいって、「3世代同居」「朝食」「家庭学習習慣」「家庭教育」「地域環境」の差から出る学力差は、それほど大きなものではない。
あってもごくわずかだ。
しかし、これに対して、「よい授業」ができるか、できないか、すなわち、教師の授業力の差は、きわめて大きい。
大阪市人で、今、八戸市の教員をやっていて(しょっちゅう、行ったり来たりしている)わたしにいわせれば、「朝食」「家庭学習習慣」「家庭教育」「地域環境」に関しては、大阪も八戸もほとんど同じだ。
しかし、学力差はある。
大阪と八戸の、教師の授業力の差をうたがってみる必要がある。
◆コメントを(1)……(2)……(3)……と、書くつもりだったが、紙幅が尽きたし、時間もないし、市中体壮行式で疲れたので、きょうは、これでやめる。
今後、少しずつ、コメントをつけたしていくつもりだが、最後に1点。
今、イザ紙が青森の健闘を讃えてくれたことを喜び、また、わたし自身も(大阪などに対し)自慢っぽくコメントをしたのだが、青森にも大きな課題がある。
小学校が全国3位に対して、中学校が12位である。
実は、これも、もう10数年前から、ずっとこの傾向にあるのだ。
わかっているのに、ほとんど手がつけられていない。
本校の場合、このことにメスを入れ、原因を探り、対策(授業力向上)を立て、みなみ小の全国位置とみなみ中の全国位置を一致させる取り組みを、ここ数年、継続し、そのねらいを達成している。
全国学力・学習状況調査のコメントとともに、このことについても、後日に触れるつもりだ。
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