profile biography

LD通級教室の担任となり4年。子どもたちに育てられてきた実感をもっています。そんな日々の実践を残すことで、全国の皆さんと交流出来たら嬉しいです。10日、20日、30日の更新を目標にしています。
読み終えられて、よろしければ左の「ブログ村」アイコンをポチッとお願いします。

« 視知覚・ビジョントレーニング | Main | 教室運営 »
にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村
最新記事
最新コメント
西風
出会いに感謝です (2010年01月18日)
西風
出会いに感謝です (2010年01月18日)
西風
出会いに感謝です (2010年01月18日)
ルキ
出会いに感謝です (2010年01月17日)
ルキ
出会いに感謝です (2010年01月17日)
ルキ
出会いに感謝です (2010年01月17日)
夏目徹也
出会いに感謝です (2010年01月17日)
西風
出会いに感謝です (2010年01月12日)
最新トラックバック
特別はイヤです (2010年01月20日)
「見る」ということ (2009年04月11日)
LD通級3年の総括A (2009年04月11日)
RSSアイコン

nagasaki-northstars

18年度よりLD通級教室を担任しています。SENS受講生です。
臨床発達心理士を取得しました。

ブログを見る
プロフィールを見る
バイオグラフィを見る
特別支援学級の代教 de 支援 [2009年11月30日(月) ]
入れ代わり立ち代りのインフルエンザ、収束の見通しはまだまだたちませんね。
今週に入り、季節性のインフル罹患者も報告されてんやわんやしています。

西風の通級教室に来ていただいているお子さんの中にも、兄弟児罹患で停止、引き続き本人罹患で停止、DrからのGOが出たかと思うと、学級全体が閉鎖とインフルの荒波に揉まれ、気づけば3週間もの間指導ができなかったお子さんもおられました(汗)


さて、先日特別支援学級の担任の先生がお休みを取られるとのことで、急遽代教を依頼され学級に入らせていただきました。

本来、西風は通級指導教室担当者として国から特別の予算措置により配置されている立場でもあり、他校児童の指導や、校外へ出ることが多いため、基本的に在籍校における校務分掌はほとんどない状態にしてもらっています。加えて、代教や代わりの給食指導などについても、定員どおり配置されている他の先生方で回してもらうようにお願いしているため、普通教室に指導のために入ることは基本的にありません。

元々は学級担任でしたし、普通学級のお子さんとお勉強したくてうずうずするときもあるのですが、この部分は崩すべきではないのだと思っています。

ただ、今回はあまりもの人手不足で、管理職から異例の直接オーダーを受けたもので代教をお引き受けしました(内心はかなり嬉しかったのですが・・・)

ですが準備時間は20分、支援級のお子さんは3人、担任の先生からお預かりしたのは算数のプリントが複数枚。

さて、どうしたものかと考えながら行った支援をご紹介します。

@机の配置をアレンジしました
A必要なお子さんのプリントを4分割し、10問ごとに小分けしました
Bプリントの肩に色シールを貼り、それと対応したカードを渡しました
C必要なお子さんのプリント最下部に「できました」と書き込みました
D次プリントを所定の棚に取りにいくようにしました
E遅延プロンプトを心がけました


ちょっと詳しく見ていきます。

@机の配置をアレンジしました
 教室に入ってみると座席の配置は横一列。指導のしやすさを考えてのことでしょう。
 今回は、ワークシステムを活用し自発的な学習をしてほしかったことと、視覚刺激にひきずられてしまうお子さんもおられるため、机間を空け、ちょっとだけ向きも変えました。加えて、通級教室から衝立を持ってきて、刺激の軽減も図りました。
 いわば、教師に向かって学習するスタイルから、教師が必要に応じて移動して指導するスタイルへアレンジしてみました。



Aプリントを4分割し、10問ごとに小分けしました
 準備されていた算数の計算プリントは、お子さんの実態に即した適切なものであるとおもわれましたが、B4に40問のプリントはさすがに圧迫感があります。
 そこで、4分割し10問ごとに切り分けました。
 これは3人のうち2人のお子さんに対して行いました。



Bプリントの肩に色シールを貼り、それと対応したカードを渡しました
 現在の課題が全体のどのあたりのものなのか、見通しを持って取り組んでもらうことと、Dの「自分で課題を取りにいく」に繋げるために、一枚一枚のプリントの右肩に色シールを貼りました。
 同じように、手持ちできる画用紙に、取り組む順番を色シールで示したものを渡しました。

 所定の量が終わったら、ご褒美シールが貼れるようにもしています。



Cプリント最下部に「できました」と書き込みました
 言語コミュニケーションが適切にとれないことがあるお子さんに対しては、10問目の下スペースに「できました」と記入しました。
 支援Eと一連のものですが、当初は一問解くたびに丸をつけ、徐々に巡視する間隔を空け、4枚目くらいから10問終わったら「できました」の記入をしました。
 最後のプリントには何も書かなかったのですが、「できました」と声をかけてくれました。
 また、このお子さんは関わられすぎることで不安定になる傾向もありましたので、「できました」までは教師や支援員さんは見守る対応を心がけました。

D次プリントを所定の棚に取りにいくようにしました
 これも支援E絡みです。
 当初は一枚終わると次のプリントを教師が渡す形でしたが、途中から教師にもらいに来るようにし、最終的には所定の棚に自分で取りに行くようにしました。

E遅延プロンプトを心がけました
 自分自身はもちろんですが、支援員さんにも心がけていただきました。
 即時強化はとても大切ですし、やる気の維持には有効でもあります。

 ただ、若干関わられることを待ったり、関わられすぎることで行動が安定しなかったりする様子を平素の生活の様子から感じていました。支援員さんもはじめての学校現場で懸命に働いておられます。
 具体的な方法を伝えることで、きっと支援のコツも感じてくださるでしょうし、なにより支援が自発や自立のためにあることを体感してほしいとも思っていました。

 具体的には、関わり当初は方向付けのために少ない問題数で巡視して丸付けを行い、徐々に間隔を広げること。取り組んでる最中には関わらないこと。言語指示よりシールやプリント置き場の明確化など視覚的な支援が有効な場合があることを伝えました。
 また、不要なお喋りに対しては関わらず、「できました」には敏感に反応することなども加えて伝えています。

 べたっと向き合って座ると意識が散漫になるお子さんも、プリントとワークシステムのカードを手がかりに自分の速さで取り組んでくれました。
 支援員さんにもその姿がなんらかのメッセージとなり届いていれば嬉しいです。



授業を終えて
 まず、やっぱり担任は楽しいですね。
 通級指導の存在意義は重々感じていますが、お子さんの育ちとダイレクトに関わらせてもらうことができる喜びを強く感じました。
 また、大切なのは継続だとも感じています。教師によりスタイルは異なって当然ですが、自発を目指す支援を今後も進めていただきたいなあと思いました。

 準備はちょっとばたばたしましたが、とっても心地よい疲労感を感じた1時間でした。
Posted at 22:55 | 参加 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
運動会de支援 [2009年05月20日(水) ]
 予定では、通級指導教室の時間割について、考えをまとめようと思っていましたが、春運動会である私の勤務校では、ただいま練習が真っ盛りです。

 そこで、全体練習への参加支援などを通して感じたことや、実際に行ったことをまとめてみることにしました。


 運動会は、儀式行事に負けず劣らず、主体的な参加が難しいお子さんがおられます。それぞれの状態に応じて、勤務校で支援していること、以前に行ったことをご紹介します。

@活動の見通しが持ちにくい
 実感を持って聞いて下さる方が多いと思われますが、運動会の時期は時間割がよく変更になります。また、「出来映えがよいので練習を切り上げる」ということはあまりなく、子どもたちが頑張るほど「もっともっと」を要求されてしまいがちです。
 自分はちゃんとしているのに、よく分からない論理で「もう一回」となってしまうその不条理。子どもたちはどう感じているのでしょうか。

○「見通しのある提示」「やりなおしは極力控える」
 全体指導を行う体育主任の先生には、練習開始時や適宜に、練習の予定や休憩のタイミングを児童に伝えてもらうようにお願いしています。同じように「やりなおし」は可能な限り控えるということも要望をしています。

 視覚的な提示が難しい運動場ですが、できる限りの言葉かけをして下さる体育主任に感謝することしきりです。

○「練習内容の個別配布」
 運動はとっても大好き、リレーの選手でもある活動的なAさん。ですが、今日は朝から大声で泣いていました。

 保護者さんと電話で連絡を取ると、以前から運動会や発表会など通常と異なる取り組みの際に不安定になることがあったとのこと。また、お出かけの際も、目的地や予定が変更となると、いらいらすることが見られたとのことでした。
 この情報から、「見通しのない際に不安定となる」ことが予想されましたので、総練習を前に急いで準備したのが下のシートです。


 他児は総練習を開始しようとしていたので、大急ぎで説明をし、「休憩」の位置の確認と、普段はポケットに直し、いつでも見て良いことを確認して送り出しました。

 どの程度効くかなと思っていましたが、練習中、時折取り出して見てくれていました。


A刺激が多すぎる
 運動場では、並んでいる目の前に色々なものが見えます。大好きなお母さんが見えたり、風にそよぐ木々が見えたり、ぴょんぴょんはずむ虫が見えたり、はたまた、足下の砂が「遊んで−」と声をかけたり(汗)

○「ミニ式次第で刺激減らし(結果として)」
 Bさんは、去年、開閉会式の際に列から移動したり、しゃがんで砂山作りに没頭したりする姿がみられました。

 式次第の視覚提示により見通しを持って参加してもらおうと考えたのが以下のミニ式次第です。


 
 これを手に持ってから、彼は立って参加してくれるようになりました。
 めくった左側に一行アドバイスを書いたこともよかったようです。

 視線は手元にありますが、移動することもなく参加しています。と、いうか手元からほとんど視線を外しません。その状態を見ていると、もしかしてCさんは、「周囲からのあまりに多い視覚刺激に戸惑っていたのではないか」という思いになりました。

 よく見ると校歌斉唱などでは口ずさんでくれたり、周囲と共に小さく礼をしたりしてくれていました。


B刺激が強すぎる
 突如上がる歓声、太鼓、シグナルの「パン」という音、絶えず流れるBGM。聴覚的に過敏なお子さんには、運動会はあまりにハードですね。

○「ホイッスルでいいね」
 Cさんはシグナルの音に強く反応し、叫んだり走り去ろうとしたりします。

 担当の先生は、シグナルを実際に触らせたり、遠くで鳴らして慣れさせようとされたりと創意工夫をなさっていましたが、なかなか難しいようでした。 
 そこで、感覚の過敏さの説明を先生方にさせていただき、当日は運動会全体で、ホイッスルでの出発合図に変更してもらいました。

 実際に終わってみて、来賓の一部から質問はあったものの、参加している子どもたちや我々職員、大多数の保護者に対して、「シグナルのならない運動会」はさして印象に残らないことが分かりました。

 「運動会には○○」のような固定観念って、意外と弱いんだなあと実感してます。これはいろんな場面で考えていきたいですね。

 今年度Cさんの担当になられた先生は、耳かけヘッドフォンでお気に入りの音楽を聴かせるという方法を考えられています。

 結果がどうなるのかは、まだ分かりませんが、そのように工夫して下さる先生が出てこられたことが嬉しいですね。


C暑すぎる
 春運動会の最大のデメリットは、練習すればするほど、本番が近づけば近づくほど、夏も近づき、気温が上がり、日差しが強くなることなのかもしれません(汗)

○「ぴっちりアンダーシャツでクールタッチ」
 Dさんは、運動場で暑い暑いと苦しそうです。休み時間には水を頭からかぶったり、砂を体にまぶしたりと精一杯耐えていました。

 なんとかならないかと考え、提案してみたのは「野球のアンダーシャツ」です。しかもピチッと体に密着するよくプロ選手なども着ている「あれ」を、着てもらいました。
 適度な締め付け感と直射日光を遮ること、また、夏用の長袖は「クールタッチ」や「アイスタッチ」など各社「冷感仕様」となっているのも良かったようで、Dさんも気に入ってくれました。


 保護者さんに連絡し、早速子ども用を購入してもらい当日も、その後も活用しておられたようです。



まとめにかえて
 多くの学校では、運動会実施計画での「実施目的」第一項は、「平素の体育学習の発表の機会とする」とされているのではないでしょうか。

 生活関連体力の向上が叫ばれ、平素の運動習慣の確立が社会的にも求められています。
 それぞれのお子さんの特徴に配慮し、色々なスタイルで参加し、運動への好意を高めることのできるような運動会、またそこにつながる平素の体育学習が行われたらいいなあと、思っているところです。
Posted at 00:18 | 参加 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
儀式行事de支援 [2009年03月20日(金) ]
18日に卒業式が行われました。

学校では節目節目でいろいろな儀式が行われますが、日常で見逃しがちな子どもたちの大事な成長を、そんな儀式的行事で確認することができますね。
「去年の修了式では、隣のお子さんに手を出しちゃってたなあ」とか「1学期の終業式では抜毛がひどくて緊急にプチプチシート持たせたなあ」なんて、定点観察的に思い出すことが出来るのも儀式行事であればこそです。

西風の教室に来室してくれる子どもたちは、全般的に儀式的行事は苦手です。(もちろん得意なお子さんはあまりいないでしょうが(笑))
聴覚的な情報がほとんどの上に、ある程度の時間動くこともままならない、隣のお子さんとの距離も肩が接するほど近い、そして、概して儀式は長い(汗)と、どうしてもハードな環境となってしまいますからねー。

そんな子どもたちに、安定して行事に参加してほしい、儀式参加で誉められる経験をしてほしいと思い、先生方に理解をいただいて行っている支援をまとめてみました。

@式次第を視覚提示
今行われていることを明確にしたり、あといくつで式が終わるのかをつかんだりしてもらうために、パワポを使い、式次第を順次スクリーンに投影しています。画面下方にはニコちゃんマークをプログラム数並べ、画面が変わるたびに一つずつ色が変わるようにしています。
始めて3年になりますが、当初はアニメーションをいれて動きをつけるなど、ちょっとこだわっていましたが、やっぱり支援は「シンプルisベスト」。白無地に黒文字が色んな面でいいようです。

A司会担当からの事前指導
儀式行事の司会担当者の先生と打ち合わせを行い、儀式行事が始まる前に、今日の儀式のプログラムの全体を紹介してもらっています。例えば「今日の修了式は7つのプログラムがあります。1番目は○○で2番目は○○・・・5番目で式は終わりますが、その後に○○と○○の話があります」という具合にですね。

B「ミニチュア式次第」の使用
手元に式次第を持つことで安定するお子さんがおられます。そんなお子さんにはパワポのスライドをミニカードにしてリング留めし持たせています。手元に視線を集中出来る場所があると、周囲の不要な情報への過敏さが抑えられるようで、式中にいらいらすることが随分少なくなりました。

Cその他個人ツールの使用
お子さんによっては、手元にお気に入りのぬいぐるみや、プチプチシートをもつことなどを柔軟に取り組んでいます。


なにより、このような支援を考えたり、協力したりしてくださったりする先生方や、そんな子どもたちを温かく見守ってくださる先生方に感謝することしきりです。
これこそが一番の成果かもしれませんね。
Posted at 17:50 | 参加 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
カテゴリアーカイブ
2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
月別アーカイブ
リンク集

http://edublog.jp/nagasaki-northstars/index1_0.rdf