profilebiography

LD通級教室の担任となり4年。子どもたちに育てられてきた実感をもっています。そんな日々の実践を残すことで、全国の皆さんと交流出来たら嬉しいです。10日、20日、30日の更新を目標にしています。
読み終えられて、よろしければ左の「ブログ村」アイコンをポチッとお願いします。

にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ
にほんブログ村
最新記事
最新コメント
西風
あいさつ運動de支援 (2010年03月07日)
とん吉
あいさつ運動de支援 (2010年03月06日)
最新トラックバック
特別はイヤです (2010年01月20日)
「見る」ということ (2009年04月11日)
LD通級3年の総括A (2009年04月11日)
RSSアイコン

nagasaki-northstars

18年度よりLD通級教室を担任しています。SENS受講生です。
臨床発達心理士を取得しました。

ブログを見る
プロフィールを見る
バイオグラフィを見る
体験中(4)〜薬物療法と認知行動療法〜 [2010年03月10日(水) ]
ND(ニコチン依存)を克服する西風の人体実験的日々も早いもので1月以上となりました。

これまでの歩みは以下をご覧ください。

http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/

これまでに、禁煙外来でのやりとりや、中枢神経刺激薬「チャンピックス」の素晴らしい効き目、強かった副作用についてまとめてきました。
けして楽ではなかった副作用ですが、これまでなんとか乗り越えてくることができたのはなぜなのか。
今回はまとめてみます。
一気に終末まで書いたので長文です。ご容赦ください。


これまでになんどかお伝えしてきましたが、西風は元々体育学部出身で野球人。いまだにソフトボールを選手として楽しんでいます。いや、ソフトボールのために働いているのかも。

とはいっても、心と身体はうらはらに、しっかり加齢してきました。
走るのが仕事のポジションですが、最近はそれも怪しげに・・・

そんな訳で秋口から週に数回、5キロ程度のジョギングを始めました。
例年、冬場にはトレーニングで体を絞るように心がけていたので、このジョギング自体は特別ではなかったのですが、今年度が違っていたのは、年明けに行われる「町内駅伝大会」に本校PTAチームで走るということでした。
厳正な選手選考を経て、代表入りが打診されたのは2日前だったのですが。

距離にしてわずか2キロ、普段走っている距離からしたらどってことないじゃん

ってたかをくくっていたのが大間違い。レースで走る2キロの長いこと長いこと、しかも近所にある専門学校の20そこらのニイちゃんとずーっと併走。自分の体力を超えてゴールしました。両足のけいれんというおみやげまで丁寧にいただいて


その翌日に、届いたのがこの本でした。



ご存じの皆さんも多いでしょう。「先生が明日からできること」の著者金子晴恵先生の新刊「苦手攻略大作戦」です。

この本では、読み書きや記憶、ソーシャルスキルなどのジャンルで、困りをほのかに感じてる、でもどこにでもいそうな子どもたちが、はるえ先生やドクターMに、困りの原因や、それを解決したり軽くしたりする作戦をレクチャーしてもらうという展開で描かれています。

いわば
@あなたの苦手なことははどんなこと?
Aそれにはこんな理由があるんだよ
B克服するために作戦を立てよう!

という3段構成で分かりやすくまとめてある訳です。

ナイスなタイミングでこれを読んだ西風は、もちろん自分に置き換えて考えました。

@あなたの苦手なことはどんなこと?
 そりゃー最近グラマラスになって、体力も落ちたこと

Aそれにはこんな理由があるんだよ
 怠惰な日常生活と過剰なアルコール摂取が原因なんだね

B克服するために作戦を立てよう
 さてさてここが問題なんですね。
 「怠惰な日常生活」をどんな方法で改善するか、現在細々と続けてる、誰もが「よい」と思える行動。
 
 それは・・・
 「ランニング!」 
これを軸に、生活を立て直していくことにしました。

 でも、かけ声だけで動き出さなかったり、ぐわっと動いてすかっと飽きたり、なんてのは私の得意技。
 もうちょっと具体的にしなくちゃね。

 で、まず掲げたのは目標!
 それは、
 「来年の指宿桜島マラソンを走る」 
 おー、ソフトボールのベースとベースの間を走ってもゼーゼーな西風にそんなことができるのか。って文字ちっちゃいし

 計画倒れにならないよう、トレーニングを続けるためにはツールなどの手だても必要。
 そこで、以下の具体的手だてをとりました。

手だて@
NIKE+SPORTSBAND

 これまでは、体重変化と走った時間をカレンダーに記録してきましたが、ちょっと役不足。
 デジモノ・ガジェット好きの西風としては、なにかおニューツールでモチベーションアップを!
 と、思ってネットで探したら、ありました優れもの!!



 NIKE+SPORTSBANDというこの代物は、すごいです。
 腕にくるっと巻き、センサーを入れた靴を履いて走り出せば(歩きもオッケー)運動した時間、距離、消費カロリーを記録。帰ってPCのUSBにさくっと挿すと、自動でNIKE+サイトが立ち上がってWEB上に保存、これまでの履歴の閲覧や目標の設定も自在にできるし、地球上のランナーと情報を共有して取り組むことができる。普段はおしゃれな時計として使えるし、これで7000円代は買いでしょう

手だてA
エントリー(退路を断つ)

 強制的な関門が必要だと、なかば強迫的に思い詰め、さくっとやっちゃいました。ハーフマラソンのエントリー
 4月4日「佐賀さくらマラソン」

 ネット上のワンクリックでエントリーできちゃうんですね〜

 さあ、これで逃げられなくなったぞ

手だてB
禁煙本の注文

 実はND克服は主目標じゃなかったんです。
 やめたいなーとは思っていましたが、あくまで思うだけ、職場の仲間と「値上がりをするほど社会に貢献できてぼくらいい人だね」なんて話してましたから。

 でも、フルマラソンを気持ちよく走るには、たばこはやっぱりな〜ということで取り組むことにしました。

 いきなり「禁煙!」でなく「禁煙本注文」ってとこがかわいいでしょ。

 さてさて、数日後届けられたのがこの本です。



 まさに、のタイトル。1日100本のスモーカーだった著者が、自分の体験を元に書き下ろし、世界中で多くの禁煙成功者を生み出したという評判の一冊!しかもイラスト版。

 これまでこの手の本は表紙を見るだけで、「けっ」っと思ってたのですが、今回は違います。ちゃーんと読みました。
 むっちゃ斜に構えて読み始めた本著。読めば読むほどまんまと引きずり込まれました。すっごく巧みなんです。

 簡単に紹介しますね。

 この本は8章で構成されています。

1章:本当にたばこをやめたいの?
 と、足下を見るような内容ですが、「禁煙してることを、たばこの存在自体を忘れたときこそノンスモーカー」だと、ゴールを示してくれます。

2章3章:たばこの正体
 ニコチン受容体を2匹の悪魔になぞらえて説明し、たばこを吸い続けるのはあなたが悪いのでなくたばこが悪いのよと、責任の所在を示してくれます。

4章5章:言い訳や不安への回答
 個人的には、この章にずっぽりやられました。

 食後であったり、講演後であったりという至高の一本の存在ってほんと?
 口が寂しいじゃんという気持ちや、習慣化の罠。
 いくら美味しいといっても、食べることはできない矛盾等々

 「あなたの考えなんてすべてお見通しよ」みたいに指摘されます。なんせ「あるある」と思ったら「うへっ」と潰され、それを何度も繰り返す訳ですから、反抗期の子どもなら「もういいっ」って泣き出しちゃうかも?

 でもね、最後に殺し文句。「ホントは、あなたが悪いんじゃなくて、ニコチンが悪いのよ」うーんこりゃしびれるわ

6章7章:具体的な手だて
 ニコチン悪代官を倒すため助太刀いたすとばかり、平素の留意事項やどうしても吸いたくなったときの対処法を、具体的に説明してくれます。
 「すべては、ニコチン悪魔を倒すため」
 この旗印の下、斜に構えて読んでいた私は、いつしか自分防衛軍に入隊していました。

8章:最後の儀式
 ここはお楽しみにしときます。
 しっかし、儀式っつうところがいかにも「消去」とだぶりますねー


 という、この本を読み終えた私は、晴れて「ノンスモーカー」への道を歩む決意をするのでした。
 だってたばこは「吸ってた」のではなく「吸わされてた」ことに気づいちゃいましたから。
 なーんてイチコロじゃん、おれ

 でも、何度か読み返すうち、
 あっこれは、金子先生の「苦手攻略大作戦」とよく似てるんだと思いました。

@現状の理解
Aその根拠や理由の説明
B具体的な手だての提示


 この流れは、物事をスムーズに理解し実行するためにとても大切なことなのですね。

 ややもするとAがないがしろになったり、アバウトになったり、結果を求めるあまりBばかり重視したり、逆に@ばっかり指摘して追いつめたり。

 人として教師として、他者と関わる際、何かを教える際にこのステップを底辺に持ちつつ、接していきたいとあらためて感じました。


 自己犠牲を払いながら社会貢献をすることを生き甲斐としていたマゾヒスティック西風は、
 時折やってくる吸魔に対し、「ニコチンの断末魔よのぉ」と考えるサディスティック西風となりました。

 皆さんと学会等でお会いするのが楽しみです


 このようにブログで紹介、宣言するってのが実は
手だてC
なのでした。

 ND特集はひとまず終了。
 お付き合いありがとうございました。

(注:このシリーズはフィクションの可能性があります


Posted at 16:06 | 禁煙 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
体験中(3)〜薬物療法と認知行動療法〜 [2010年03月02日(火) ]
ND(ニコチン依存症)を克服するために取り組む西風の姿をお知らせしています。

今回の記事が第3弾になりますね。
前回までに、禁煙5日目までの取り組みをまとめてみました。
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/category_10/

今回は、お薬による副作用について書いていきます。
さて、私が服用しているのは「チャンピックス」というお薬です。

この薬がどのような働きをしているのかを理解するためには、喫煙という行為により起こる脳内の反応を知る必要があります。

「タバコは美味い」

いつからそう思うようになったのでしょうか。
思い起こせば、タバコを初めて口にしたのは懐かしい「○学生」時代。
興味本位というか、吸うことで仲間内での地位を確保しようというか、よくあるパターンですね。
その頃感じていたタバコの味は「煙っぽく」て「紙っぽく」てお世辞にも美味しくは感じなかったことを覚えています。

その状態で「○校生」時代は過ぎ、「○学生」に。実はそこで3年間の禁煙生活を過ごします。というか、野球の練習がハードすぎて、吸ってたらたまらなく苦しかったので、美味しくもないタバコのことなんかすっかり忘れていたってのが正確です。

再喫煙は大学3年生の秋。
その頃は私の心肺機能も高まり(練習も先輩の特権で随分融通がつくようになり)、吸っても大丈夫な野球部員となっていました(笑)
というか、卒論研究が始まり、研究室に閉じこもることが多くなり、そのストレスが一番だったように思います。

今とは段違いに喫煙者が多い時代、みんなも吸ってるどこでも吸えるという環境の中で「タバコは美味い」と心から思うようになっていったのでしょう。

と、なると不思議になるのは、当初「煙っぽかった」のがどうして「美味く」なったのかというところなのですが、実はここに「ニコチンの魔力」があるのですねぇ。

前置きのはずが・・・(長くなりすみません)

タバコを吸うと、脳の中のシナプス間隙に「ニコチン受容体」が作られていきます。これがまた厄介で、ニコチンが吸収されるとそのご褒美に「ドーパミン」を放出し気持ちを高揚させ、「セロトニン」を放出し頭をすっきりさせてくれます。加えて味覚野や嗅覚野には「美味しいねタバコ」といった誤情報を送信するという丁寧さ。

純粋な幼少の頃、高揚感は両親とたまに行くレストランや楽しみにしてた運動会で味わい、たくさん遊んでくたくたになった後にぐっすりと眠ることで「すっきり」となっていたはずです。

そんな私に対し、ニコチンはプラスαの快楽刺激をくれるようになるのですね。

いいやんニコチン

と思われた方もおられるでしょう。ですが、プラスαを知ってしまった脳はその後どうなるか。

「もっとα、もっとα」となりますね。

と、なると喫煙→高揚→ニコチン欠乏→喫煙→高揚というスパイラルができていくことになります。そしてニコチン受容体は増殖し、より強く欠乏症状を見せるようになるのです。

ここで勘違いできないのは、プラスαに思えるニコチンによる高揚感は、いつしか「高揚感を得るためにタバコを吸う」という行動に変化していくということですね。本来は「なんらかの出来事で高揚」するのが正しいはずなのに。

つまり、「欠乏を満たすことを『高揚』」と勘違いしていくということになります。

@喫煙前:日常生活+高揚
A喫煙中:日常生活−欠乏+高揚

となっちゃうわけです。

お伝えできてますでしょうか。
@はまさにプラスαですが、Aではけしてプラスαになり得ていないということが。

話を本題に戻します。
「チャンピックス」は、そのニコチン受容体と結合させる「偽物のニコチン」を放出します。

受容体は「ん?ちょっと違うけどまあいいかっ」てな感じで納得し、ご褒美にドーパミンやセロトニンを放出してくれます(喫煙時より少量で)。このことにより吸ったときと似た感覚を味わうことができますし、何より受容体の空きがなくなるので欠乏しないということになるのですね。

その状態でニコチンを摂取すると・・・
受容体と結合できないため、タバコの味は「美味しく」感じられなくなり「煙本来」の味がするようになるという訳です。

そりゃそうだ。
いくら煙をふかすのが好きといっても、焚き火の煙に依存症となることはないですものね。これは「焚き火の煙受容体」が脳内に無いからなのでしょうね。いやあったら大変かも(汗)

というお薬を3日目までは0.5r、4日目から7日目まで1r、その後2rずつ錠剤で摂取していきます。

7日目までは喫煙可なのですが、前回にお伝えしたように見事にチャンピックスの作用を受け無煙生活を始めた西風に、副作用が出始めたのは2週目に入ってからでした。

前述したように2週目からはチャンピックスを朝晩の食後に1rの錠剤を服用します。

まず現れたのは「頭痛とめまい」です。
普段はあまり頭痛を感じることはないのですが、「奥の方がずーんと痛むけど我慢できないほどではない」といった感じの頭痛が、服用後数時間続きます。また、同じ間めまいもありました。「グルグル」と回るほどはありませんが、「ふわーって重力感が無くなる」という感じですね

服用後数時間とは、まさに午前の授業中。

毎時間、なんとか授業はするものの、休み時間は教室のソファーでぐったり、という日が続きました。

そんな倦怠感、イライラが重なると、授業もなかなかうまくいきません。
そうしたらどうなるか。

私は「なんだかやれてない感」から「俺ってだめじゃん感」となり、ひいては「この仕事向いてないかも感」も感じるようになりました

これなんて「抑うつ感」ですよね。
そういえば「鬱」治療の人には処方を慎重にと書いてあったっけ。

副作用で初期に強く表れたのは、この「頭痛」「めまい」「抑うつ感」の3つでした。

最大期は2週目いっぱいだったと思います。

現在は「頭痛」と「めまい」は、ずいぶん軽くなり服薬後1時間程度で収まるようになってきています。「抑うつ」は飛んでいったようです


ただ、実は今まで残っているもの!
それは・・・
「夜中に目覚める」「悪夢を見る」んです。

レム睡眠とノンレム睡眠の周期は90分と言いますが、ホントに90分おきに目が覚める感じ。

加えて毎回見る「悪夢!」
ある時は何者かに追いかけられ、ある時は船から海に転落し、そしてある時は一人砂漠をさまよい・・・

元々寝入ったら、朝までぐっすりだった西風にはこの変化が一番つらいです。

布団に入る時刻も出る時刻も、以前より長くなっているのに、朝が全然すっきりしない。そのまま朝ごはん食べたらすぐに投薬で頭痛、そして授業
このあたりも「抑うつ」に繋がったのでしょう。

保護者さんから相談を受けた際に、就寝時刻などを尋ね「睡眠」についても確認しますが、問題は「睡眠の質」なんだなーと再確認しました。

最近は・・・
深夜の目覚めはあるものの、4週目に入った頃から、若干夢の内容が変わってきたような。
「悪夢」でなく、普通の「夢」になってきたようです。

だって、数日前はそばを打ってたし、その次はどこかで研修会の講師をしてたし、最近気になってるHONDAのCR−Zって車でドライブしてたりってのも出てくるようになりましたから

ある説では、「ニコチンが抜けるまで1週間、タールも抜けるまで1カ月」と聞きますが、頭痛やめまいは完全禁煙1週間くらい、悪夢の退散はちょうど1か月の今くらい。と考えるとばっちりかもですね。


今となれば懐かしくも感じますが、副作用全盛期はあまりのつらさにくじけそうにもなっていました。
その日々をどうして乗り切ることが出来たのか、そしてなぜ今も維持できているのか。

そこには、ある本との出会いがあり、自分の考えの誤りに気付くというプロセスがありました。
いわば「恋人だと思っていた彼女が、実は結婚詐欺だった」的な認識の変化があったのです。

次回はそのあたりに話を進めます。

思えば長文、失礼しました。
Posted at 22:50 | 禁煙 | この記事のURL
コメント(4) | トラックバック(0)
体験中〜薬物療法と認知行動療法(2)〜 [2010年02月20日(土) ]
ND(ニコチン依存症)を克服し、禁煙するための取り組み第2弾になります。


結論から言うと禁煙継続中です。
しかも楽々と・・・
こんなに簡単に禁煙できるなんて、まさに騙された感じがするくらいでもあります。

では、そのためにどんなできごとがあったのでしょうか。
お医者さんは私に何をしてくれたのでしょうか。
時計を巻き戻してまとめていきます。



2月1日(月)禁煙外来初受診 
診察前に問診票記入をします。しかも禁煙外来は特別に2枚。内容は、これまでの喫煙歴や喫煙量、精神疾患の有無、体調について等、中には「朝目覚めて何分以内に喫煙するか」といった喫煙習慣に関する項目もありました。
 禁煙外来は保険診療となり3割負担となりますが、そのためには「ニコチン依存症」である必要があるとのこと。その鑑別の為の調査なんですね。

 診察室に入るとドクターは問診票を確認し、いくつか確認をした上で、やおら一言「立派な依存症ですね」
 そりゃあ「1日40本、2?年間の喫煙、起きて3分で喫煙する習慣・・・」すべてにおいて項目をクリアするため、私は晴れて「ND」の確定診断をいただいたのでした

 インターネットである程度の知識を仕入れ、自分が「ND」であろうとそりゃー思っていましたよ。でもですね、あらためてドクターから確定診断を下されたときカルテに「ND」と書き込まれている様子を目の当たりにしたとき、やっぱり心はざわめきました。だって、これまで毎日付き合ってきた私自身の体について、他人があなたは「○○です」と断定するわけですから。覚悟はしていたとはいえ、やっぱそうよねと思うとはいえ、なんともいえない不快感を感じました。
 「心細い」というかドクターの次の言動が「怖い」というか、ホントに医者の一言は重いんだと実感しました。いや、他者に「批評・断言」されるってこんな気持ちになるのかという気持ちが強かったのかも・・・

 ともあれ確定診断後、本格的な診察になります。D:ドクター N:西風
D:「病院を受診して禁煙に成功する人の割合は6割です」
D:「成功した人としてない人の違いはどうも動機の強さにあるようです」
D:「明確な動機がある人(目標がある、自発的、大病を患っている・・・)は禁煙できやすいですが西風さんはどうですか?」
N:「実は、フルマラソンを走りたいと思っています(これホント)」
D:「立派な動機です。ただ、初めに言ったように成功率は6割です。失敗をしたからと言って命をすぐにとられるわけではない。つい吸ってしまっても、そこで仕切り直しをすればいいんですから、焦らずに取り組んでいきましょうね」

 どうですか!この絶妙なモチベーションの高め方
 「ND」と診断を下されざわついていた心が落ち着いていきました。

D:「保険適用の禁煙法として大きく2種類があります。一つはニコチンパッチを貼ったりニコチンガムを噛んだりして、代替ニコチンを摂取し禁煙習慣を断ち切っていく方法。もう一つは、中枢神経に作用し、煙草を吸いたくなくなるお薬を服用する方法とあります」
D:「前者の成功率は当院では2割5分、後者は6割ちょっとです。前者はパッチを貼る場所がかぶれちゃう人がいます。また、ニコチン自体は摂取するので、パッチ終了後喫煙してしまう方が多いようです。後者は煙草を吸いたくなくなるし、臭い自体も嫌いになる働きがあります。が、頭痛やめまい、便秘などの副作用が強く出る人もあり、そのため継続断念ということがあります」

 なるほど、複数の治療法を提示し、互いのメリットとデメリットを説明してくれるんですね。この段階での「自己選択」はモチベーションアップに必ず繋がります。
 だって「与えられた」のでなく「選んだ」のですから。

 私は副作用というものをこれまでに経験した覚えがなかったことと、薬が「中枢神経に作用する」という説明に興味をもったこともあり、後者の「投薬」による治療を行うことにしました。
 もらった薬はこれです。


 開いてみると、おー分かりやすい!視覚的に構造化されています


『α4β2ニコチン受容体部分作動薬 チャンピックス』
作用としては
@シナプス間隙にある「ニコチン受容体」と結合し、少量のドーパミン等の放出を促すことでタバコを吸った際に近い満足感、高揚感を味わえるようにする。→吸いたくなくなる
Aタバコを吸った際には、すでに受容体と結合しているため、拮抗薬として働き、吸った満足感を味わえなくする。→美味しくなくなる
と、いう働きがあるそうです。

ほんまかいなって感じですね

この薬を3日目までは0.5r×1錠
その後7日目まで0,5r×2錠
2週目から12週目まで1r×2錠
と、服用します。
しかも、一週間目は喫煙可!

なんじゃそりゃというか、タバコ様と今生の別れではなくなるという安堵感からか顔がほころぶ西風でした。



さて、服用開始は同日の夜、食後に0.5ミリグラム錠を一つ服用し、治療が始まりました。

いつものように喫煙していた私に変化が現れたのは2時間後です。
「タバコの味が薄い」
というか、「巻いてる紙のような後味が残る」
むむむ、なんかおかしいぞ。と思いながら、そーんな馬鹿なとおもいながら就寝しました。

翌日2日
やっぱり「薄い」
しかも「まずい」
昨日まで職場だけで20本は吸っていたタバコ、この日は10本しか吸いませんでした。一日量も半減以下に

3日
喫煙所となっている小屋のにおいが耐えられなくなり足が遠のきました。
車にタバコを置くようになり、吸いには行くものの「美味しくない」
この日から一日量一桁に

4日
この日は意図的に職場にタバコを持ち込みませんでした。
それでもセーフ
というか家でも2本だけ、2月2日に買った箱がまだ余ってます。

5日
なんと初の一日ノースモーク。
箱には後2本残っていますが、手を出す気にならずって感じです。


という序盤戦。
気づけば一週間の猶予をまたずに完全禁煙に突入です。

いやいや、すごいぞ「チャンピックス!」
現在禁煙に取り組んで20日。
無事に継続中です。

チャンピックスさまさまではありますが、やはり良いことばかりではなく。
現在はずいぶん収まったとはいえ、副作用に悩まされる日々を経験することになります。

この辺りこそが、我々が理解しておかなくてはいけないことなのでしょうね。
その話は次回に持ち越しです。
Posted at 23:05 | 禁煙 | この記事のURL
コメント(6) | トラックバック(0)
体験中〜薬物療法と認知行動療法(1)〜 [2010年02月09日(火) ]
通級指導教室に通っているお子さんの中には、投薬を受けていたり、療育機関での行動療法に参加しておられる方がおられます。

また、教室自体でも、ソーシャルスキルトレーニングなど、認知行動に指向した学習を取り上げることも多くあります。

しかしながら、私自身は投薬を受けたことも、あらためて認知行動療法を受けたこともないため、手探りで進めているといってもよく、なかなかその効果を実感できないのが事実です。




前置きはこのくらいにして・・・
実は2月1日から、西風は「薬物療法と認知行動療法」を受けています。

病名は
「ND」
聞きなれませんね〜。

英語では「Nicotine Dependence」
日本語では「ニコチン依存症」

さくっと言うと「禁煙」です。

お会いしたことがある方はご存じでしょうが、西風はかなりのヘビースモーカー。1日40本ほどのタバコを煙らせておりました。
そんな私がなぜ「禁煙」に踏み切ったのか、そして医療は私に何をしてくれているのか。ちょっとまとめてみたいと思っています。

「特別支援教育」と関係ないじゃん!って感じをお持ちでしょうが、意外とヒントが見えたりして・・・

さて、

1?歳からのチェーンスモーカーの西風は、けっこう運動が好きだったりします。
でも、加齢は人並みに押し寄せ、思ったようなプレーができなくなったり、走ると息切れがしたりするようになってきました。

咳き込むし、カラオケでは高い音が出ないしとタバコの悪影響を感じてはいましたが、とてもとてもやめることはできませんでした。気づいたら手が伸びているのです。箱に入っている残り本数が少なくなるとすっごく不安になるのです。

これってまさに「依存症」ですよね。加えて「分かっているけど止まらない」であったり、「本質がわかってないので解釈が独りよがり」であったりするとこなどは、通級してくれているお子さんと共通する部分もありそうです。

そう考え始めると、「お医者さんと禁煙ってどうなのよ」ってなるんですねぇ。

これまでにも、「禁煙」ってフレーズが頭をよぎったことはありましたが、まさに他人事。やめれるわけないし、なんておもっていました。
でも、今回はちょっとだけ本気。
思い立ったが吉日と早速病院へ行ったのが2月1日でした。

さて、病院に行って西風はどうなったのか
続きを書きたいのですが、投薬2週目に入り、副作用の頭痛とめまいが強く出るようになっています。
このあたりも、投薬を受けているお子さんの疑似体験なのかなと思いながら過ごしていますが・・・

なんせ画面を見るのがつらいです。
次回までに副作用が落ち着いていますように。
Posted at 21:40 | 禁煙 | この記事のURL
コメント(4) | トラックバック(0)
あいさつ運動de支援 [2010年01月31日(日) ]
先週末(1月22日〜25日)まで、ある研究大会に参加するために山形県へお邪魔しました。

雪の山形!をイメージしていたのですが、幸か不幸か晴天に恵まれ、大変快適に過ごすことができました。



宿泊した天童市は、将棋の駒生産日本一の町。
街中の歩道には、将棋盤が。
よく見ると詰将棋になってるんですね〜。



時間を無理やり開けて、「山寺」にも行ってきました。
山寺、正しくは「立石寺」。
誰しもがご存じだと思われますが、
「閑けさや 岩にしみいる 蝉の声」と、
奥の細道の途中で芭蕉が詠んだ句は大変有名ですね。

約1000段の石段で膝はがくがくになりましたが、山頂からの眺望にすっきりリフレッシュできました。


さて、今回は校内全体での取り組みについてのお話です。

先日、校内の生活指導部会(企画会)で、生活指導担当の先生から、子どもたちの平素のあいさつをよりよくしたいと提案がありました。

概要としては、

@梅の花をかたどったカードを全児童に配布する
A毎日帰りの会で「あいさつが出来たら」花びらに一つ色を塗る
B花びらを全部塗り終えたら、切り抜いて模造紙に貼っていく

という取り組みでした。

「あいさつをしよう」というかけ声だけの取り組みでなく、具体的に成果が見えるようにすることで、全校児童の意欲が高まるようにとの提案で嬉しくなりました。

その後部員によって話し合いを行い、以下のような意見が出されました。

@「あいさつができた」という行為は出来栄えの評価が、主観的になりがちなので、客観的に評価をしたい。
A声が大きなお子さんのみが評価されないようにしたい。
B「あいさつができる」という行動に繋がるためのステップを提示したい。


 多くの場合、帰りの会での振り返りを各学級でなさるはずですが、あまり時間がない中での振り返りとなるため、しっかりと一日全体の評価をすることは難しくなると思われます。また、さほど思いを込めずとも、とにかく大きな声であいさつをすることで、「俺、あいさつしたもーん」となることも予想されます。

 「あいさつ」運動は、機械的にとにかく声を出してあいさつをするのが目的ではないはずですよね。
 他者の存在を認識し、互いを思いやるため、関係を保つために行うものであり、自分が行った「あいさつ」が他者に届き、他者からのフィードバックを受けてこそ、コミュニケーションの入り口として、意味をなすものだと思われます。

 また、教師側からの評価も時に「元気よく」あいさつすることや「目を合わせて」あいさつすることを「よし」としすぎる風潮があり、対人的な緊張が強く近くに近寄ることに抵抗があったり、視線をまっすぐに合わせることを苦手としたりするお子さんの成長をなかなか見いだせてこなかったのではないかと反省してもします。

 これらの要素が積み重なり、このような活動が、なかなか継続しなかったり、「花びらを塗る」ことが目的となってしまったかのような状態になったりしてきたのかもしれません。

 
 そこで、今回は「あいさつ」を要素に分けた一覧表を教師用の資料として提案に付し、各学級でそれらの要素から適切なめあてを判断して設定したり、お子さんによって選択できるようにしたりして取り組むようにしました。

 


 これが、先生方に配布した資料になります。

 学級担任ではない私は、平素の取り組みの中で、めあてをそれぞれの子どもたちと考えたり、達成を喜びあったりすることがダイレクトにはできません。

 ですが、このような形で全校での取り組みに参加させてもらえるのは、とても嬉しいことです。
 あいさつが「できた」か「できなかったか」でなく、あいさつを気持ちよくかわすために子どもたちがめあてを「意識」して過ごしているかを観察したいと思っています。

 「こらっ」でも「あいさつはっ?」でもなく、「あなたのあいさつのめあてを教えてくれる?」と明日から声をかけれることを楽しみにして出勤できそうです♪
Posted at 18:30 | 校内支援 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
ビジョントレーニング一つの成果(2) [2010年01月20日(水) ]
さて、前々回のブログでビジョントレーニングに1年余り取り組みDEMの数値が、生活年齢相当になってきたお子さんの様子をお伝えしました。

http://edublog.jp/nagasaki-northstars/archive/32


今回はその続編です。

綴り始めるにあたり皆さんにお尋ねします。

「漢字を読むのが苦手なお子さんに、振り仮名をつける支援をすることは、お子さんを甘やかすことに繋がると思われますか?」

短い問いですが、学校現場においては時に大きなジレンマを投げかける可能性があるものですよね。

このシリーズでご紹介しているお子さんは、その頑張りの中でこの問いに対する一つの答えを教えてくれたように思います。

このお子さん(Aさんとしますね)は、中学年になると途端に学習に対するモチベーションを失ってしまいました。
前号に記したように、教科書の準備もしない、テストにも名前を書くだけという状態となり、2次的な状態を呈していたといえます。

そんなAさんに、学習への意欲を取り戻してもらうことはけっして簡単ではありませんでした。

もともと、IQはボーダーなお子さん、特に記憶領域でのつまづきがあることで、意欲を持たせようと活動を工夫したとしても、翌日や次時まで継続しにくいのです。学級で毎日出される宿題も、学校で途中まで取り組んだり、質と量を配慮してもらったりしましたが、帰宅するとその存在さえ忘れてしまったかのように取り組めない。

もちろん、記憶の低さが影響しているのか、失敗体験や分かりにくさから意欲の高まりが難しいのか、その両方なのか、まさに「にわとりと卵」のような状態が続きました。



そんな彼にちょっとだけ元気と勇気を与えたかな、と思われた取り組みが2つあります。

<大<太>>一つは、本シリーズで取り組んでいるビジョントレーニング
もう一つは、スケジュールノートの活用です。

ビジョントレーニングの観点から見た彼の成長は前号でお伝えしていますが、彼の頑張りにより変化が起こったのは、彼だけでなく担任の先生を含めた周囲の教師でした。

通級教室の教育課程として設定している中に「教科の補充」という領域があります。
「現時点の教室での学習に直接生きる」というより、「教室での学習を下支えする」内容をできるだけ取り上げたいと思っていますが、音読が苦手なAさんに対しては、数か月先に学ぶ教科書文を拡大コピーし、ルビを振った上での音読練習を行うようにしたのです。

文節区切り線を入れたり、範読の後に読んでもらったりしているうちに、彼の音読には徐々に上達が見られるようになりました。
加えて、型抜き紙を活用し、見える範囲を狭くする操作を自分でできるように働きかけても行きました。

元々、指で追い差しをしながら読んでいた彼にとって型抜き紙はよいガイドとなりえたようで、その使い方も上手になり、読める漢字は隠し、忘れたらちらっと見てまた戻すという操作をしながら音読するようになっていきました。
そうして、音読の家庭学習に対して、保護者さんにも支えてもらいながら取り組むようになったのです。

最近の彼の音読の様子を見ていると、多くの漢字を振り仮名は見えないままで読み進めています。話の筋が分かったことで、前後の関係から思い出せるものも多くなったのでしょう。

「振り仮名があるから読み方を覚えない」
「振り仮名があるから読む抵抗がなくなり、結果的に漢字も読めるようになる」

どちらが、教育的なのか、答えが見えるような気がします。


さて、ある時変化が起こりました。

国語の読み取りテストが学級で行われたときのことです。Aさんの点数は20点でした。

それを見た担任の先生は、そのテストの問題文などにすべてルビを振ってみたそうです。

その上で取り組んだ彼の点数は「90点!」

この出来事は私たちに少なからず衝撃を与えました。
これまでAさんは分かってなかったのではなくて、読めてなかったということが証明されたのですから・・・。

それ以来、担任の先生はAさんが出会う文章にルビを振ることを、積極的に推し進めてくださるようになりました。

また、「特別支援教育支援員」さんの時間割上に、Aさんの教科書やプリントにルビを振る時間を週に1時間位置づけることもできました。

現在ではAさんを含めて4人のお子さんに対して、担任の先生や支援員さんによるルビ振り支援がオフィシャルに行われています。
来年度行われる、全国学力調査(残念ながら抽出に外れても実施するとのこと)では、そのうち該当のお子さんに対して、「振り仮名つき問題用紙」を要請することもできるようになりました。

Aさんには、これまでの負の積み重ねから、まだまだ支援や配慮が必要な部分があります。

ですが、「みんなと同じように読めないから理解できない」訳ではないということを我々教師に教えてくれました
Aさんにも、柔軟に対応をしてくださる先生方にも、感謝の気持ちを感じています。



記憶について、彼を支えている「スケジュールノート」
写真を撮って、紹介をと思っていたので、持ってくるようお願いしていたのですが、残念ながら「忘れて」きたそうです
Posted at 17:30 | 視知覚・ビジョントレーニング | この記事のURL
コメント(4) | トラックバック(1)
出会いに感謝です [2010年01月11日(月) ]
12月30日のアップができず、久しぶりの投稿となります。
もしかしたら、年末年始に訪れてくださった方がおられたかもしれません、ごめんなさい。

今年初めてのアップとなります。
新年の計には時間が経ちすぎましたが、今年も自分の背の高さを見失わず、焦らずにぼちぼちと取り組んでいきたいと思っています。

これまでに本ブログを通して、実に多くの方と出会うことができました。
地方で細々とではありますが、着実に形づくりをし、子どもたちのためによりよい支援ができるよう取り組んでまいります。今年もご指導をよろしくお願いいたします。


さて、年末から年始にかけて、いくつかの学習会でお話をさせていただきました。
どの会場においても、大変あたたかく迎えていただき、参加してくださった皆さんと充実した時間を過ごすことができました。
それぞれの皆さんへの感謝も気持ちを込めて、振り返ってみたいと思います。

@養護学校における自立活動研修会(12月22日)
 勤務校の近くにある養護学校に招いていただきました。
 「自立活動研修会」として、校内研修の一環として行われている取り組みだとのことでした。
 「自立活動」を小学校の教諭が、養護学校の教諭へお話しするなどおこがましくも感じましたが、手探りで行ってきた実践を専門的な立場から、指導していただこうとも思い準備して出向きました。

 これまでの記事でご紹介したように、西風の教室での教育課程は「視・聴知覚」「巧みな動き」「社会性」「教科の補充」をおおよその枠組みとして組んでいます。
 それぞれが養護学校の指導要領、自立活動編の6領域とどう関連するのかについて、以下のような画面でお伝えしています。なお、「T健康の保持 Yコミュニケーション」は教室での活動全体を下支えするものとしてとらえています。



 その後、それぞれの領域でどんな学習を行っているのか動画を交えてご紹介しました。

 今回のプレゼン作成を通して、「自立活動とは」と、深く考えることができました。そのことはいつか別トピックとして取り上げたいと思っています。

 本県では、次年度から「養護学校」が「特別支援学校」へと名称変更がなされます。

 私は「特別支援教育」は「特別な場所で行う個別の支援のみを指すのでなく、全体の中でいかに個に応じることができるように教育を整えることができるか」という点にポイントがあり、そのことがひいては「全体の学力をあげていくことができるはず」ととらえてきました。

 今回の名称変更が、けして名前だけの変更とならず、通常教室、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校が連続し、尊重しあいながら、より連携しあえるようになることを願っています。

A自主学習会in神戸(12月28日)
 神戸市の通級指導教室の先生からお招きをいただきました。
 話題としては、以前ご紹介した「アセスメントの視点」を取り上げさせていただきました。

 この会には、地元兵庫県の先生方や教育支援員さん、保護者さんに加えて、北は北海道、東は横浜に愛知、また、奈良からと各地から素晴らしい実践家の方々がお集まりくださったことで、プレゼンの内容というか私自身がというか、若干役不足な感じを受けるほどでした。

 しかし、プレゼン終盤での「LD疑似体験」では、さすがの方々ばかりであったため、それぞれの困りの背景や支援策など大変ハイレベルで活発な話し合いがなされ、私もとても勉強になりました。

 終了後は皆さんと一緒に夜の学習会へ、H教育大学のT先生もきてくださり、大変アツい論議で盛り上がりました。

B静岡県中部地区講演会:静岡県ことばと心を育む会主催(1月9日)
 LD学会でお会いした、静岡県で発達障害通級指導教室を担当なさっているM先生からお声かけいただきました。

 「グランシップ」というすばらしい会場は、富士山が間近に見える絶好のロケーション!
 間もなく、お台場で話題になったあの巨大ガンダムが目の前に設置されるということで静岡駅にもガンプラショップがあったりと、さすが世界の「TAMIYA」の町だと感心。芝生広場に植えてあるお茶の苗木が10種類以上もあるのに驚き。M先生に「驚くのそこかいっ」と笑われ・・・。


 今回は視機能についての依頼でしたので、「見るを高める」という話題でお話をさせていただきました。

 参加者は驚きの135人(汗)



 静岡の東から西から、通級の先生方や保護者さんだけでなく、通常級の先生方や保育所・幼稚園の先生方までお集まりいただきました。
 参加動員などさぞ大変だったろうと思っていましたが、尋ねてみますとちらし&申し込みファックスによる受付のみだったとのこと。
 
 視機能を切り口に子どもたちを理解していこうと思われる方が徐々に増えてきておられる嬉しい実感と、このような休日の研修会に、自発的に参加なさる方が多い静岡県の風土に感心しました。
 
 講演中に興奮すると方言が出てしまう私の特性を即座につかんでくださった皆さんにノセられ、とても楽しくお話しさせていただくことができました。 


 休日の学習会ということがネックで参加できなかった方もおられるはずです。ご参加いただいた方々がそれぞれの職場において、話題の端にでも今回の内容を用いてくださったらありがたいなあと思っています。

 「静岡県ことばと心を育む会」の皆様と、関わられているお子さん方の健やかな成長を、遠方から祈っています。会長さん、「三嶋大社の絵馬」感激しました。ありがとうございました。

CE-CHAP1月定例学習会:えじそんくらぶ東京E-CHAP主催(1月10日)
 10月に神楽坂の星槎教育研究所でのお話でお会いした、E-CHAP代表のIさんにお招きいただき、調布市において話題提供をいたしました。

 話題は、前日の静岡講演と同じものですが、今回は参加者の大多数が保護者さんということで、できるだけ分かりやすくお話ししようと努めました。

 
 全体を通して、皆さんの熱心さ、いや切実な思いをひしひしと感じる時間となりました。

 教育者と保護者はけっして対立関係にあるものでなく、お子さんの「健やかな成長」という目標を共有しながら、よいパートナーシップを築いていくべきだなあ、いきたいなあとあらためて実感です。
 講演後の質問も実に的を射たものばかりで、お答えしながら私自身も大変勉強させていただきました。

 定例会として粘り強く啓発活動や、自主的な研修会を積み重ねておられる「E-CHAP」さんの平素の取り組みにただただ感心。
 今後も我々教育者のよいパートナーとして、互いに協力して子どもを支えていかせてくださいね。


 それぞれの場所において、いろんなことを学び、刺激をいただきました。
 それらを、目の前で関わらせていただいているお子さんや保護者さんへ、しっかり還元することこそが私の仕事です。 
 明日からの授業も、しっかり楽しもうと思います。

 長文、失礼しました。

追伸
 それぞれの会場で参加いただいた皆さん。拙いお話でしたが、参加されてのご感想などをコメントでお寄せいただけるととてもうれしいです。
 どうぞよろしくお願いいたします。

Posted at 20:40 | 講演関連 | この記事のURL
コメント(13) | トラックバック(0)
ビジョントレーニング一つの成果(1) [2009年12月20日(日) ]
この冬一番の寒波に列島全体が凍えているようです。
西風の地方でも小雪が舞っています。

2学期もいよいよあと1週間、明日からの数日は各学級からジングルベルが聞こえてくるんだろうなあと楽しみにしています。


西風の通級指導教室では、眼球運動の未成熟さから、学習参加の際に十分スキルが発揮できないお子さんに対して、ビジョントレーニングを指導中に取り入れて関わらせていただいています。

今回は、あるお子さんとこれまで関わってきた取り組みを振り返ってみます。
(なお、データ等については一部修正しています。ご了承ください)

Aさんは高学年のお子さんです。
学習意欲に乏しく、内容の定着がみられない。特に記憶を要する部分での著しいつまづきが感じられるという担任からの依頼で、4年前に授業参加の観察をさせていただいたのが出会いでした。

その後担任からの熱心な個別指導を受け、改善の兆しがみられるということでじばらく関わりがなかったのですが、翌年、担任が変わりあらためて観察に入ったところ、授業中なのに教科書を机上に出してもいない、プリントが配られても名前を書いて後は白紙といった状態で、2次的な問題を強く感じるような状態となっていました。

そんな彼と通級指導教室において関わりを持つようになり2年が経とうとしています。

当初は緊張をほぐすために、感覚統合療法をベースにした関わり遊びや視知覚パズル、平易なプリント教材などを組み合わせた指導を行っていましたが、昨年度2学期からビジョントレーニングを毎回の指導で15分程度取り入れてきました(週2回)

◎インフォーマルアセスメント
・日常の所作に問題なし
・言語反応は良好で、同年代の友人もいる。
・音読は逐字読みで指さしながら行う。
・ボールを投げる、受けるなど単純な動作は○、動きの模倣は時間がかかる
・漢字の読みは2年生段階でのつまづき、書きは1年生段階
・注視や追視で眼球のブレ、サッカードは横読みで遅れる

◎フォーマルアセスメント
・WISC‐V FIQはボーダーの下限 注意記憶が他の群指数に対し優位に低い
・DTVP‐2(フロステッグの新版) 目と手の協応が若干落ちるが全般数値は標準域
・読み書きスクリーニング検査 片仮名書きと漢字読み書きでのつまづき

◎ビジョントレーニング内容(抜粋)
・サッカード
 順唱、逆唱、無声などバリエーションをつけながら、テンポ100くらいで


・ローテーション
 追視ですね。ターゲットを上下左右斜めと動かし追視します。

・カーシュナーズアロー
 リズムに合わせて、矢印の向きを唱えたり腕差ししたりします。



・コップ視野
 周辺視野を広げる活動です。

・LDセンタープリント教材
 大阪医科大学LDセンターが作成されたビジョントレーニングプリント集です。以下で購入できます。
 http://www.at-school.jp/shop/index.php


これらの活動を取り入れながらこれまで取り組んできました。

また、眼球運動を測る尺度としてDEMという検査を月に1度ずつ実施してきたのですがその結果が以下になります。



数値的には当該学年の標準域になってきました。

このお子さんの検査上の特徴として、読み飛ばしは比較的少なく、数字想起に時間がかかったり、読み替えてしまったりという誤りが多いことが挙げられることから、眼球運動の躓きと合わせて、実行機能の処理速度の改善なども関連していることが予想されます。

が、この部分の数値が標準域に達したことは本児にとっても自信になったのは間違いありませんし、なにより担任の先生をはじめ周囲の認識が変化したことで、彼への支援がより厚みを増すことになっていきました。

そのことについても次回まとめてみます。

お知らせ
東京E-CHAPさんのご厚意でお話をさせていただくことになりました。
以下にお知らせを掲載します。
今回取り上げたお子さんを含めて、動画を交えお話ししようと思っているところです。
どうぞ、よろしくお願いします。

テーマ:「ちゃんと見えているかな?〜視機能に不具合を重複している子どもの教育的支援」
日時:1月10日(日)午後1:30〜4:30
場所:調布市文化会館たづくり602会議室
京王線調布駅南口下車徒歩2分

主催「NPO法人えじそんくらぶの会 東京「E-CHAP」」
代表 井手籠栄理子
E-mail xeriko-i@h9.dion.ne.jp
・参加希望者は1月5日までに代表の井手籠へメールにて連絡を
・参加料は500円です
・関連ブログアドレスは以下になります
http://edublog.jp/nagasaki-northstars/archive/24
http://blog.goo.ne.jp/littlestar_constellation/e/b078c01a3ded6f1238259ad4e3b082be
Posted at 17:00 | 視知覚・ビジョントレーニング | この記事のURL
コメント(8) | トラックバック(0)
本の紹介です [2009年12月10日(木) ]
先日、「特別支援教育コーディネーターのための実践・新学習指導要領」という本をいただきました。


柘植雅義編集 教育開発研究所


私自身も拙い実践を掲載していただいています。

ブログを書き始めて、自分の文章が、インターネットという媒体を介して、多くの方との出会いへと導いてくれましたが、今回初めて書籍という媒体での発信となります。

出来上がった本をいただき、なんともありがたく、今後も真摯に実践していかなくてはいけないと思いを新たにしました。

実際に原稿を書いている間は、慣れない作業に目一杯でしたが、実際に本を手に取ると、全国の現場の皆さんの実践や、研究者の皆さんの思いが詰まった良書だなあと感じています。

題名に「特別支援教育コーディネーターのための」という文言がありますが、コーディネーターはもちろん、通級指導教室をはじめ、特に通常学級の先生方に、十分ご活用していただける内容だと思いました。


簡単ですが、目次に沿って内容をご紹介いたします。

第1章「特別支援教育コーディネーターの概要」
コーディネーターの現状と今後の課題や養成の実際について述べられています。
また、韓国やイギリス、アメリカのコーディネーター事情についても紹介されています。

第2章「新学習指導要領の概要と特別支援教育」
新学習指導要領を再確認した上で、今後小学校や中学校、特別支援学校の教育がどのような可能性を有しているかまとめてあります。

第3章「小学校・中学校新学習指導要領(総則)における特別支援教育」
実際に特別支援教育を推進するための具体的な方策が示されています。

例えば、年度当初の実態把握の仕方、個別の指導・支援計画の作成と活用、各種連携の在り方、担任への支援など、煩雑なコーディネーター業務を整理して、進めていくための内容が網羅されている印象を受けました。

>第4章「小学校新学習指導要領と特別支援教育の視点を踏まえた指導」
第5章「中学校新学習指導要領と特別支援教育の視点を踏まえた指導」

個人的には、この2章に驚きました。

編者の柘植先生の特別支援教育への思いはきっとこの2つの章を立てられたところにあるのだろうなあと思っています。

内容としては、小・中学校共に全教科、道徳、特活ごとに、2ページずつを使い、それぞれの学習場面で行える支援をまとめてあります。


教室の前面掲示をすっきりすること、視覚的な支援を適切に行うこと、子どもたちの感覚特性に応じた配慮をすることなどは、これまでの諸先生方の実践のおかげで、ずいぶん浸透してきたのではないでしょうか。

いわば、これらのことは、多様な子どもが一緒に学ぶ「教室」で、授業者として進めていく者の「エチケット」とも言えるものになってきたのだと思います。(きっと)

これから必要になるのは、個に応じることで、全体にも必ずよい影響が及び、「学力」が向上するということを明らかにしていくことと言えるのではないでしょうか。

だからこそ、柘植先生は教科や領域ごとに異なる、支援のポイントを、それぞれのジャンルの実践者にあらためて提起を求められたのだろうと思っています。

内容はもちろんですが、「特別支援教育と教科」を具体的に結び付けるこの章を、また、そのスタンスを多くの実践者の方と共有したいものです。

第6章「特別支援学校新学習指導要領(新「自立活動」)の活用
この章では「通常学級における一斉指導上の配慮」「通級による指導における特別な教育課程の編成」「特別支援学級における特別な教育課程の編成」という3部構成になっており、新しい「自立活動」の理念を小・中学校での様々なステージでどう生かすかという観点でまとめてあります。

「通常学級における一斉指導上の配慮」
この論点についてはいろんな方が、それぞれに優れた著書で述べられていますが、本書では、「小1プロブレムへの配慮」や「高等学校への移行に関する配慮」という部分が目を引きました。
また、「個別の指導計画を作成するほどでない児童への配慮」などはまさに現場サイドに立った柘植先生らしいチョイスです。

「通級による指導における特別の教育課程の編成」
18年度より全国的に本格的に展開された、「発達障害に特化した通級指導教室」の取り組みは4年目を迎えました。
これまでに行われていた、難聴・言語・情緒などの通級教室の優れた実践を参考にしながら、より通常教室に近い位置で、より軽いフットワークで取り組みが行われています。そんな各地のLD通級の担当者がそれぞれの視点で、教室運営について「自立活動」を切り口にまとめられています。
私自身も、LD通級の担当者として、他の地区の優れた実践を読み、参考になりました。

「特別支援学級における特別な教育課程の編成」
このセクションでは「通常学級にリンクする支援」など、誌面は多くないものの具体的な内容が書いてあります。


先月、私の地方での研修会に柘植先生がこられました。その際、私が車で送迎をさせていただいたのですが、昼食のために立ち寄った手打ちそば屋さんでおっしゃった一言。

「コーディネーターとして人はあてがった。通級などの箱も整備されてきた。これからは人材育成なんだよ。ぼんやりとした「特別支援教育いいんですよ〜」でなく、「個に応じた支援をしたら、全体の学力がこれだけ向上しました」という結果をこれからは求められるんだよ」

この本から、あの時の声が聞こえるようです。


興味を持っていただけた方がおられたら嬉しいです。



Posted at 23:20 | その他 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
特別支援学級の代教 de 支援 [2009年11月30日(月) ]
入れ代わり立ち代りのインフルエンザ、収束の見通しはまだまだたちませんね。
今週に入り、季節性のインフル罹患者も報告されてんやわんやしています。

西風の通級教室に来ていただいているお子さんの中にも、兄弟児罹患で停止、引き続き本人罹患で停止、DrからのGOが出たかと思うと、学級全体が閉鎖とインフルの荒波に揉まれ、気づけば3週間もの間指導ができなかったお子さんもおられました(汗)


さて、先日特別支援学級の担任の先生がお休みを取られるとのことで、急遽代教を依頼され学級に入らせていただきました。

本来、西風は通級指導教室担当者として国から特別の予算措置により配置されている立場でもあり、他校児童の指導や、校外へ出ることが多いため、基本的に在籍校における校務分掌はほとんどない状態にしてもらっています。加えて、代教や代わりの給食指導などについても、定員どおり配置されている他の先生方で回してもらうようにお願いしているため、普通教室に指導のために入ることは基本的にありません。

元々は学級担任でしたし、普通学級のお子さんとお勉強したくてうずうずするときもあるのですが、この部分は崩すべきではないのだと思っています。

ただ、今回はあまりもの人手不足で、管理職から異例の直接オーダーを受けたもので代教をお引き受けしました(内心はかなり嬉しかったのですが・・・)

ですが準備時間は20分、支援級のお子さんは3人、担任の先生からお預かりしたのは算数のプリントが複数枚。

さて、どうしたものかと考えながら行った支援をご紹介します。

@机の配置をアレンジしました
A必要なお子さんのプリントを4分割し、10問ごとに小分けしました
Bプリントの肩に色シールを貼り、それと対応したカードを渡しました
C必要なお子さんのプリント最下部に「できました」と書き込みました
D次プリントを所定の棚に取りにいくようにしました
E遅延プロンプトを心がけました


ちょっと詳しく見ていきます。

@机の配置をアレンジしました
 教室に入ってみると座席の配置は横一列。指導のしやすさを考えてのことでしょう。
 今回は、ワークシステムを活用し自発的な学習をしてほしかったことと、視覚刺激にひきずられてしまうお子さんもおられるため、机間を空け、ちょっとだけ向きも変えました。加えて、通級教室から衝立を持ってきて、刺激の軽減も図りました。
 いわば、教師に向かって学習するスタイルから、教師が必要に応じて移動して指導するスタイルへアレンジしてみました。



Aプリントを4分割し、10問ごとに小分けしました
 準備されていた算数の計算プリントは、お子さんの実態に即した適切なものであるとおもわれましたが、B4に40問のプリントはさすがに圧迫感があります。
 そこで、4分割し10問ごとに切り分けました。
 これは3人のうち2人のお子さんに対して行いました。



Bプリントの肩に色シールを貼り、それと対応したカードを渡しました
 現在の課題が全体のどのあたりのものなのか、見通しを持って取り組んでもらうことと、Dの「自分で課題を取りにいく」に繋げるために、一枚一枚のプリントの右肩に色シールを貼りました。
 同じように、手持ちできる画用紙に、取り組む順番を色シールで示したものを渡しました。

 所定の量が終わったら、ご褒美シールが貼れるようにもしています。



Cプリント最下部に「できました」と書き込みました
 言語コミュニケーションが適切にとれないことがあるお子さんに対しては、10問目の下スペースに「できました」と記入しました。
 支援Eと一連のものですが、当初は一問解くたびに丸をつけ、徐々に巡視する間隔を空け、4枚目くらいから10問終わったら「できました」の記入をしました。
 最後のプリントには何も書かなかったのですが、「できました」と声をかけてくれました。
 また、このお子さんは関わられすぎることで不安定になる傾向もありましたので、「できました」までは教師や支援員さんは見守る対応を心がけました。

D次プリントを所定の棚に取りにいくようにしました
 これも支援E絡みです。
 当初は一枚終わると次のプリントを教師が渡す形でしたが、途中から教師にもらいに来るようにし、最終的には所定の棚に自分で取りに行くようにしました。

E遅延プロンプトを心がけました
 自分自身はもちろんですが、支援員さんにも心がけていただきました。
 即時強化はとても大切ですし、やる気の維持には有効でもあります。

 ただ、若干関わられることを待ったり、関わられすぎることで行動が安定しなかったりする様子を平素の生活の様子から感じていました。支援員さんもはじめての学校現場で懸命に働いておられます。
 具体的な方法を伝えることで、きっと支援のコツも感じてくださるでしょうし、なにより支援が自発や自立のためにあることを体感してほしいとも思っていました。

 具体的には、関わり当初は方向付けのために少ない問題数で巡視して丸付けを行い、徐々に間隔を広げること。取り組んでる最中には関わらないこと。言語指示よりシールやプリント置き場の明確化など視覚的な支援が有効な場合があることを伝えました。
 また、不要なお喋りに対しては関わらず、「できました」には敏感に反応することなども加えて伝えています。

 べたっと向き合って座ると意識が散漫になるお子さんも、プリントとワークシステムのカードを手がかりに自分の速さで取り組んでくれました。
 支援員さんにもその姿がなんらかのメッセージとなり届いていれば嬉しいです。



授業を終えて
 まず、やっぱり担任は楽しいですね。
 通級指導の存在意義は重々感じていますが、お子さんの育ちとダイレクトに関わらせてもらうことができる喜びを強く感じました。
 また、大切なのは継続だとも感じています。教師によりスタイルは異なって当然ですが、自発を目指す支援を今後も進めていただきたいなあと思いました。

 準備はちょっとばたばたしましたが、とっても心地よい疲労感を感じた1時間でした。
Posted at 22:55 | 参加 | この記事のURL
コメント(2) | トラックバック(0)
| 次へ
カテゴリアーカイブ
2010年03月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
月別アーカイブ
リンク集

http://edublog.jp/nagasaki-northstars/index1_0.rdf