ベガルタ仙台は、J1復帰後の大事な試合を白星で飾りました。
とりあえずはホットしていますが、これからが上位のチームとの戦いが始まるので、“残留”目指して無頑張って欲しいです。
以下、地元河北新報の記事です。
ぜひご一読ください。
J1仙台堂々1勝 粘り強く無失点 開幕戦白星発進
磐田―仙台 前半1分、先制ゴールを決め、イレブンと喜ぶ仙台の梁勇基(中央)
磐田―仙台 前半34分、自陣ゴール前で磐田の攻撃を防ぐ仙台・GK林(中央)
サッカー、Jリーグ1部(J1)が6日開幕、ベガルタ仙台は、静岡県磐田市のヤマハスタジアムで磐田を1―0で下し、7季ぶり復帰のJ1初戦を白星で飾った。
仙台は試合開始直後の前半1分、FW中島裕希からのクロスをMF梁勇基がけり込み先制した。その後は、DF渡辺広大を中心に、磐田の猛攻をしのぎ、逃げ切った。
第2節第1日の13日、仙台は仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で大宮とホーム開幕戦を戦う。
今季はワールドカップ(W杯)開催年のためJ1は5月中旬から約2カ月間、リーグ戦を中断し、7月17日から再開する。
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/03/20100307t14016.htm
仙台 1(1−0 0−0)0 磐田
仙台が先制点を守って逃げ切った。前半開始早々の1分、味方スローインから中島が抜け出し、折り返しを走り込んだ梁勇基が右足でGKのまたを抜いた。
ボールを持たれる時間が続いた。両サイドを起点に攻撃を仕掛ける相手に、渡辺、エリゼウを中心とした守備陣が奮闘。粘り強さを発揮して得点を許さなかった。
◎全員守備ゴール死守
堅守が勝利を呼び込んだ。「手堅い試合運びをしたい」という手倉森監督のプラン通り、全員が献身的な守備で奮闘した。
最も警戒していた韓国代表FW李根鎬を渡辺、エリゼウのセンターバックコンビがシュート0本に押さえ込んだ。ゴール前のプレーでは2人が体を密着させてシュートに持ち込ませない。マークを嫌う相手がサイドに開いてしまうと「怖さを感じなかった」(田村)。
高い技術と速さのある中盤には苦しめられた。後半26分、2008年の入れ替え戦2試合で3点を許した松浦が途中出場すると嫌なムード。だが、富田のインターセプトが光り、サイドでは菅井、田村が体を張って踏ん張った。
試合後の渡辺は「J1のピッチに立ったからには(どんな相手にも)負けられないという気持ちがうまくプレーに出せた」と満足げ。最後尾から味方を鼓舞し続けたGK林も「じれない守備でタフに戦えた」と手応えをつかんだ。
反省も忘れない。「相手のバックパス、長い横パスに対してDFラインのコントロールをよくすれば、中盤での守備をもっと楽にさせられる」と渡辺は振り返る。
「開幕は結果が大事」とも言い、得られた自信と勝ち点3はチームにとって大きな一歩となった。(千葉淳一)
<組織として守れた/仙台・手倉森誠監督の話>
J1は厳しくて、タフ、でも楽しいリーグと感じた。スピードとゲームに慣れれば、成長して戦い抜く力ができてくるだろう。選手には辛抱強く戦い、前半は失点0で帰って来いと伝えたが、1―0にできたことは大きかった。攻め込まれても一人一人が粘り、組織として守れた。攻めではイージーミスがあり、ボールを取った後のプレーを確実にしたい。
<ミスで失点は残念/磐田・柳下正明監督の話>
大事な立ち上がりにミス絡みで失点したのは残念。その後に何度かつくった好機にゴールを奪いたかった。仙台は、奪ったボールを相手ゴール前に持っていくのが速い。押し込んだときのカウンターは注意した。(J2時代から手倉森)監督が指揮し、仙台のスタイルが根づいていると思った。
<中島、攻守で存在感>
中島が前線で存在感を発揮した。決勝点をアシストし、「ワンチャンスをものにできたし、手堅い守備も見せられた」。
わずか26秒の梁勇基の先制点の場面。スローインから右サイドを抜け出すと、「シュートも考えたが、(梁勇基の)声が聞こえたのでパスを出した」。強く、正確なパスで得点を引き出した。
守備でも相手ボランチを追いかけ回し、中盤からの組み立てを許さなかった。攻守で合格点の出来だったが、「次は自陣からのつなぎも大事にしたい」と浮かれた様子はなかった。
<太田「ヤマハでやれてうれしかった」>
古巣相手に太田が後半37分から途中出場。「(自身のJリーグ)復帰戦をヤマハでやれてうれしかった。短い時間だったが、無失点で勝利を飾れた」と笑顔を見せた。
当初は先発起用が濃厚だったが、この日、朝に監督からベンチスタートを伝えられた。「先発だろうが、途中出場だろうが、やることは一緒」と気落ちせず、防戦一方の中、松浦の突破に体を張るなど守備で頑張った。
磐田サポーターから強烈なブーイングを受けたが「仙台サポーターから拍手で迎えてもらい、やりやすかった」と感謝。「この勝利を意味あるものにするためにも、次のホームも勝ちたい」と意気込んだ。
☆ベガルタ仙台 選手ひとこと
FW中原貴之(守備で貢献)「(磐田のボランチ)那須さんにプレスを掛け、前線に自由にボールを供給させないよう心掛けた。ある程度はできたが、きょうは守備しかしていない。次は点を取りたい」
MF関口訓充(1得点に終わり)「カウンターから、あと1、2点は取れたと思う。J1のスピードに慣れてくれば、もっと点は取れるようになるだろう」
MF千葉直樹(J1復帰の初戦で勝利)「梁勇基と立ち上がりに不安はあるかなと話していたが、そんな心配をよそに、みんな伸び伸びとプレーしていた。キャンプの成果で体力的なベースが底上げしていると感じた。あとはゲームにどう生かしていくか」
MF富田晋伍(初めてJ1の舞台でプレー)「やはりJ1は難しい。簡単にはいかない。一つ一つのプレーの精度を上げていかないと厳しい戦いになる。きょうは勝ててよかった」
DF菅井直樹(無失点勝利に)「ブロックを組んで、体を張って守ることができた。ただ、ボールを奪った後のつなぎは雑だった。勝ちはしたが、喜んでばかりはいられない」
DFエリゼウ(相手の攻撃をしのいで開幕戦白星)「チームは精神的に素晴らしい状態でプレーできた。相手は速くて技術も高かったが、組織で対応できた。後半は引き気味になり、プレッシャーがすごくて苦しかった。次に向けてさらに連係を高めたい」
2010年03月07日日曜日