『教室ツーウェイ』3月号より、松藤司先生(皇學館大學)の記事。詳しくは本誌をお読みください。
(そういえば、齋藤孝先生(明治大学)も、音読や呼吸法について本に書いていたと思う。)
私の経験からいっても、声に出して読むって、とても大切なことだと思う。英語を指導していて、大きな声で読めるクラスは、英語ができるようになる。(怒鳴るような大声ではない。力強い大きな声だ・・・子どもたちは知らず知らずのうちに腹式呼吸で音読しているのだろう。)
(引用)
ずいずい ずっころばし
ごまみそ ずい
1年生の教室から音読をする元気な声が聞こえてくる。校舎に響き渡る1年生の声は1日の活力を教師にも与えてくれる。TOSSが開発した音声言語教材『話す・聞くスキル』を使っている。毎朝、授業が始まる前に唱えているのだ。
「意味、わかってるのかしら」
職員室で隣の先生がつぶやいた。
「意味を考えて唱えちゃだめなんですよ。考えない方が脳にいいんです」
「えっ、藤松先生、どういうことですか」
私は次のような話をした。
□ 脳科学を研究している有田秀穂さんはこう書いています。
子どもたちに大きな声で音読させるのも効果があります。読んで調子がいい文章がいいのです。意味はわからなくてもいいので、万葉集など、難しいものでもいいのです。(有田秀穂著『歩けば脳が活性化する』WAC)
意味を考えないで音読をする(すなわち素読)と脳からセロトニンが出ます。セロトニンは心を安定させ脳を活性化させる脳内伝達物質です。やる気が出て元気になります。
反対にセロトニンが少なくなると、うつ傾向になったり、キレやすくなります。感情のコントロールができなくなるのです。
今、うちの学校で使っている『話す・聞くスキル』には、1年から6年までの教材が載っています。名文、名詩、リズムのある言葉や文が多いので、音読には最適な教材なんです。
音読する場合に、お経などのように、意味がわからないものがいいのです。もちろん新聞や本を音読しても呼吸法にはなりますが、その内容にとらわれると言語脳が動いてしまい、セロトニン神経活性化の効果が薄いのです。(前掲載P187)
はっきりした声で音読すると自然に腹式呼吸になります。腹式呼吸はセロトニン神経を活性化させます。
音読は朝一番にするのがいいんですよ。これから学習や仕事をするのですから、活力がないといけません。朝の音読は1日の活力のもとを作ってくれます。
お遍路さん、知ってるでしょう。お遍路さんはただ歩いているだけではありません。空海の教えである御真言を唱えながら歩いているのです。御真言の意味は考えずにただひたすら唱えています。御真言を唱えながら歩くとセロトニン神経を活性化させ、悩みが消え、若返りますよ。□
「松藤先生は何でもよく知ってますね」
□ お遍路さんみたいでなくてもいいから、友達とおしゃべりしながら15分から30分歩くといいですよ。セロトニンが出ます。若返ります。もちろん、先生は今のままでも十分若くておきれいですがね。□
「あら、藤松先生ったら」
パイポ パイポ
パイポの シューリガン
音読は「寿限無」に変わったようだ。
(引用終わり)
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